今週のウォール街は週末が独立記念日で休場なので4日間の取引だ。
先行き住宅価格、製造業、雇用統計と景気の現状を占う景気指標の発表が続く。
それに明日30日は第2四半期の最終日で機関投資家のウィンドウ・ドレッシングを期待する向きが多い。昨日は金融、ハイテクが高かった。来月にはいれば第2四半期の決算発表が始まるが、両業種とも回復に期待が高い。
マイクロソフトに期待する声も強い。先週、米バロンズ誌が新年座談会のメンバーを対象に年央の投資戦略を掲載した。10人のうち最近の人気ストラティジストのフレッド・ヒッキー(ハイテク専門のストラティジスト)は、「最近、ショートはストップした。注目株はマイクロソフト(MSFT)とベライゾン・コミュニケーション(VZ)」とハイテクからは2銘柄を推奨した。ここ3年間、ハイテクには一貫して弱気でヘッジファンドからは大きな信頼を集めた。
昨日はドイツ銀行もマイクロソフトを目標$31で推奨を始めた(引け値は$23.86)。ことしは10月22日に「ウィンドウズ7」を発売する。前回のVistaは不評で人気がなかったが、今回の新製品には専門家の間でも期待する向きが多い。東京市場でも関連株に人気づく銘柄がでるだろう。
昨日は上海株価指数が戻り高値をつけ昨年6月以来の高値、中国の景気上昇が後半は加速するという見方が背景にある。大証に上場している上海株式指数投信(ETF)も戻り新値。
中国株への投資対象として、これまで注目してきた。