中野みどりの紬きもの塾

染織家中野みどりの「紬きもの塾」。その記録を中心に紬織り、着物、工芸、自然を綴ります。

2012年06月17日 | 自然環境・脱原発
中野みどりHP



雨の季節を迎えました。
真夏の日照りを前に大地や木々はたっぷりと水を蓄える時です。
そしてこの時期には青や紫の花が咲き私たちのこころを落ち着かせてくれます。
工房の庭には5種類の紫陽花があります。少し時期を違えて咲き始めますので仕事の合間に目を休め、ひと月以上楽しんでいます。



経継ぎを終えたところの写真。グレー地に藍や緑の細い縞が入ってます。

今、機にかけている着尺も雨というか水を感じさせるものを創りたいと織り始めました。
季節に合わせて仕事をするようにしています。
自然が教えてくれる、導いてくれるように思います。
繊細なたて縞によこはシンプルに草色と赤味の薄茶を配しました。
「早苗」をイメージしてます。

日本は瑞穂の国といわれますが、水をうまく利用した先人の知恵を守りたいです。
安心して食べられるお米を奪わないでほしいです。  

原発がなければ生きていかれないような、脅しとも思える先日の大飯原発再稼働に関する首相の記者会見の発言には唖然としました。
原発事故は限定された地域だけの問題ではなく、空気を汚し、水を汚し、生き物の命を奪うもの。避難訓練をしても始まらない話です。それこそ生きていかれないのです。

前からお伝えしている「さよなら原発1000万人署名」は750万筆を超え、その分は首相あてで衆議院議長に届けられたそうです。

その先頭に澤地久枝さんが単衣の着物姿で立っています。
まだ署名は続いています。オンライン署名もできます。


もう一つの雨は、実践知塾「ドレミから始めよう」でも『あめ』谷川俊太郎作詞、松下耕作曲の練習をしています。

あめがふると つちのにおいがする
 あめがふると あしのうらがくすぐったい
 あめがふると まちがしずかになる
 あめがふると むかしのことをかんがえる

始めは、私のアルトのパートはド、ド、ド、ド、ド、ド、ド、ド…ばかりが続いてヘンな曲だと思ったのですがなかなか奥が深い曲だと感じてきました。
4パートに分かれているのですが、うまくハモれたらすごくカッコいい曲です。
いつの日か、You Tubeに投稿できる日が来るといいのですが。。。。。。。。


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