私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であり、
ときおり小庭の手入れは、原則として私の責務の範疇であるが、
蚊(か)の出る5月下旬頃から10月頃までを除き、体力の衰えた私を見かねて、
家内の支援を受けていることが多くなっている。
そして年末年始に備えて、私たち夫婦は今年最後の樹木の剪定を朝の8時半から午後の4時まで、
昼食抜きで奮戦した・・。
こうした中で午後の1時過ぎから、ときおり北風が吹いてきた。
そして樹木の剪定を終えて、数多くの落ち葉を掃き清めていると、
北風が吹くと、せっかく掃き清めた所が゛落ち葉は舞い飛ばされて、散乱したりし、
私たち夫婦は苦笑したりした。
こうした時、たまたま私が小休憩をしていると、
過ぎ去り年の20数年前『地吹雪体験ツアー』を思い馳せたりした。
この『地吹雪体験ツアー』は、ある旅行会社で実施予告が新聞で掲載されて、
私たち夫婦は申し込んだりした。
こうした私の思いの根底には、私の幼年期には冬の時節、
東京の郊外の調布市でも、積雪30センチ前後が数回は降っていた。
そして 私は長靴に藁(わら)と唐辛子を入れて、
畑、雑木林に積もった雪原の中を駈けずり廻ったりしていた・・。
このような幼年期の思いでもあり、
国内旅行で冬の時節、東北、北海道で温泉のある観光ホテルに数泊し、
家内と付近の里路などの雪道を歩くのが好きなのである。
こうした時は、私たち夫婦は冬季の耐寒フィールド・ジャケット、マイナス20度前後の耐寒性のある軽登山靴、
それぞれ帽子を被り散策している。
確か20数年前前頃だったと記憶しているが、
青森県のある地方都市で『地吹雪体験ツアー』の参加募集があり、
私達夫婦は即急申し込んだが、
結果としては希望枠20名の応募がなく、施行が中止された。
その後、芦の牧温泉に2泊3日で滞在した時、
一晩に50センチ前後の積雪があり、驚きながら付近を散策した。
小高い里山の中腹にある温泉神社に参拝した帰路、
突然に風が舞い、やがて雪が降り、視界は数メートルとなった。
私は家内に、しばらく止まって、と15分前後立ちすくんだのである。
の後、風は弱まり、再び歩き出した。
こうした体験は、湯西川温泉の時も同じであった。
その後の蔵王の樹氷めぐりの時は、雪上車に乗り、山頂の付近で、下車した時、
猛吹雪で、足元は積雪に捕られ、
とてもデジカメで樹氷の情景の撮影どころではなかったのである。
このような状況を体験した私達は、
風が雪がどちらかにして欲しい、などと身勝手な思いとなったのである。
ここ数年の冬の時節、周囲の雪景色を眺め、
風のない積雪が10センチ前後の雪を踏みしめながら歩くのが、
一番のどかで楽しみとなっている。
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蚊(か)の出る5月下旬頃から10月頃までを除き、体力の衰えた私を見かねて、
家内の支援を受けていることが多くなっている。
そして年末年始に備えて、私たち夫婦は今年最後の樹木の剪定を朝の8時半から午後の4時まで、
昼食抜きで奮戦した・・。
こうした中で午後の1時過ぎから、ときおり北風が吹いてきた。
そして樹木の剪定を終えて、数多くの落ち葉を掃き清めていると、
北風が吹くと、せっかく掃き清めた所が゛落ち葉は舞い飛ばされて、散乱したりし、
私たち夫婦は苦笑したりした。
こうした時、たまたま私が小休憩をしていると、
過ぎ去り年の20数年前『地吹雪体験ツアー』を思い馳せたりした。
この『地吹雪体験ツアー』は、ある旅行会社で実施予告が新聞で掲載されて、
私たち夫婦は申し込んだりした。
こうした私の思いの根底には、私の幼年期には冬の時節、
東京の郊外の調布市でも、積雪30センチ前後が数回は降っていた。
そして 私は長靴に藁(わら)と唐辛子を入れて、
畑、雑木林に積もった雪原の中を駈けずり廻ったりしていた・・。
このような幼年期の思いでもあり、
国内旅行で冬の時節、東北、北海道で温泉のある観光ホテルに数泊し、
家内と付近の里路などの雪道を歩くのが好きなのである。
こうした時は、私たち夫婦は冬季の耐寒フィールド・ジャケット、マイナス20度前後の耐寒性のある軽登山靴、
それぞれ帽子を被り散策している。
確か20数年前前頃だったと記憶しているが、
青森県のある地方都市で『地吹雪体験ツアー』の参加募集があり、
私達夫婦は即急申し込んだが、
結果としては希望枠20名の応募がなく、施行が中止された。
その後、芦の牧温泉に2泊3日で滞在した時、
一晩に50センチ前後の積雪があり、驚きながら付近を散策した。
小高い里山の中腹にある温泉神社に参拝した帰路、
突然に風が舞い、やがて雪が降り、視界は数メートルとなった。
私は家内に、しばらく止まって、と15分前後立ちすくんだのである。
の後、風は弱まり、再び歩き出した。
こうした体験は、湯西川温泉の時も同じであった。
その後の蔵王の樹氷めぐりの時は、雪上車に乗り、山頂の付近で、下車した時、
猛吹雪で、足元は積雪に捕られ、
とてもデジカメで樹氷の情景の撮影どころではなかったのである。
このような状況を体験した私達は、
風が雪がどちらかにして欲しい、などと身勝手な思いとなったのである。
ここ数年の冬の時節、周囲の雪景色を眺め、
風のない積雪が10センチ前後の雪を踏みしめながら歩くのが、
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