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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

佐々木俊尚・著『ネット未来地図』

2008-08-19 19:20:04 | 読書、小説・随筆
過日、偶然に本屋で佐々木俊尚・著作の『ネット未来地図』(文春新書)を見かけ、
副題として、《ポスト・グーグル時代 20の論点》として明示されて折、
論点の20を見たが、
解からないことが多く、購入したのである。

http://www.bunshun.co.jp/book_db/6/60/59/9784166605958.shtml

著作者に関しては、『グーグル~既存のビジネスを破壊する』(文春新書)、
『次世代ウェブ~グーグルの次のモデル~』(光文社新書)を読んできたが、
私は年金生活の63歳の拙(つたな)い身であるが、
解かりやすく綴られているので、信頼できる著作者のひとりとなっている。


『ネット未来地図』は、昨年の10月20日に発刊されていたのであるが、
無知でだったので、遅ればせながら読んだのである・・。

著作者のあとがきで綴られている通り、

【・・
インターネット業界は、ひとときも目を話す余裕はない。
数週間でも目を離せば、知らない用語、知らない枠組み、
知らないサービスが次々と誕生しているという恐ろしいスピードの世界である。
とりあえずは必死でついていくしかないのだ。
・・

と明記されている。

注)著作者の原文より、あえて改行を多くした。


私は民間会社の定年退職し、少しボケた年金生活の身であり、
現役の方と違い、スピード、業務に間接でも係わることがないが、
少しは20の論点に興味があったので、読了したのである。

【論点9 YouTube】に関しては、
「ネタ視聴」というバンドラの箱を開いた、と著作者は明題されていたが、
私自身は音楽の視聴に利用した身としては、
まさにバンドラの箱を開けられた思いは強く感じたりしている。

【論点16 ネット下流】
若者の1部の人たちが、
パソコンが買えず、携帯電話でインターネットを賄(まかな)っている実態。
そして、地方に住む青年が・・
【・・彼らにとっては携帯電話は、確かに見える外界につながる唯一のデバイスだ。・・】
私は全くの無知だったので、衝撃を受けたのである。

【論点18 Respect】
この「リスペクト」が無料経済を収益化する、と副題されているが、
著作者はリスペクトを信頼、敬愛と称している通り、
私はこの論点の章が最も興味が関心を持ったのである。

特にアップルが提供している音楽配信サイト「iチェーンズストア」のアフィリエイト広告は、
私は無知であったが、大いに感心させられたのである。

【・・
150円の曲に対する広告料はわずか6円に過ぎず・・
自分がその曲に持っている思い入れを
多くの人に知ってもらいたいと考え、
その人たちが実際に自分の紹介で曲を買ってくれたことを、
広告料によって確認したいという気持ちがあるからだ。・・


私は著作者が綴られた利用者の心情分析に深く賛意し、
今後の世界でこうした事が躍動すると確信したのである。


いずれにしても、私はサラリーマンを卒業した身であるが、
現役のサラリーマンの方たちは、いずれの専門分野に係わらず、
たとえ一食抜いても、或いは睡眠時間を削っても読む価値は十二分にある、
と少しボケた私は思っているのである。


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