夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

私の人生の応援歌のひとつ『旅の夜風』・・♪   《初出2007.5.21.》

2008-05-13 12:54:15 | 音 楽
私は定年後の年金生活の3年生の身であるが、
私は時折、口づさむ歌がある。

現役時代に於いては、業務で苦戦した時、
親戚との確執にさいなまれた時など、ときたま唄ったりした。


♪花も嵐も 踏み越えて
 行くが男の 生きる途(みち)

【 『旅の夜風』 作詞・西條八十 】


私が小学3年の春、祖父が亡くなり、
その前年に父に死去されて、母は私を含め5人の子供が残されたので、
母がよく鼻歌を唄ったりしていた。

この頃は、ラジオからよく流れていた、と子供心に記憶がある。

家内は戦前、戦後の歌謡曲は、私より詳しい。
家内の父が歌謡曲が好きで、唄に自信を深めていたので、
家の中、勤務先の交際の折、よく唄っていたらしい。


♪泣いてくれるな ほろほろ鳥よ
 月の比叡(ひえい)を 独(ひと)り行く


時折、私が鼻歌を唄ったりすると、
家内が、NHKの『素人のど自慢』の鐘の音を真似て、
『カァ~ン』と微笑みながら、云ったりしている。

私は人生の苦節の折、よく鼻歌として唄ったりし、
励まされる貴重な唄のひとつである。

尚、この歌が昭和13年に上映された松竹映画の『愛染かつら』の主題歌であり、
原作が小説家・川口松太郎が雑誌『婦人倶楽部』に連載された、
と知ったのは私はここ数年前であった。



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