夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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 「キレる老人」にならないための習慣、高齢者の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2017-11-20 15:35:38 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.(ドット)】を見ている中、
【 テレビも原因? 「キレる老人」にならないための習慣とは 】と見出しを見てしまった。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。

私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、程ほど貯金を取り崩しながら
ささやかに過ごしている。

こうした中で、平素の私は、年金生活を始めた当初から、家内から依頼された品を求めて、
私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、或いは最寄駅までひたすら歩いて、
数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている買物メール老ボーイとなっている。

過ぎし一週間前、最寄駅に近いドラック・ストアで、レジ待ちで私は並んでいる時、
60代と見られる女性が販売員に、大声でクレームを言ったりしている情景を見たりした。

或いはスーパーの店内で、お客さんが混雑する中、私と同世代の男性が
販売員を捕まえて、『どうして補充をしないのか・・品切れが多すぎるょ・・』
と怒り心頭で叱責していた。

販売員の御方は、お詫びを重ねていたが、私と同世代の男性が、
この後もネチネチと嫌味を言ったりしていた。

こうした情景を私は見たりしてきたので、今回の標題『「キレる老人」にならないための習慣とは・・』
の記事を読んだりした・・。

この記事の原文は、週刊朝日の2017年11月24日号より抜粋され、
【AERA dot.】に於いて11月20日に配信され、無断であるが転載させて頂く。

《・・テレビも原因? 「キレる老人」にならないための習慣とは

       

理性の中枢が衰え、生命の中枢の働きも低下し生まれる「オールドボンバー」=「老爆」。
できることなら、そうはなりたくないもの。


では、ブチ切れ老爆にならないためには、
どんなことに気をつけて暮らしていけばいいのだろうか。


「まず身体機能を正常に保ち、生命の中枢(第一層)=脳幹に負担のかからない生活を心がけることです。
毎日の睡眠時間はきちんと確保しましょう」

と、脳神経外科専門医の築山節さん。

築山さんは今まで1万人以上の、脳の病気の患者の診察治療に携わってきた。

そして次に大切なのは、規則正しい生活リズムにのっとって暮らすことだ。

「生活リズムを崩すと、その崩れたところから、感情が崩れてくるものです。
何歳になっても、朝起きる時間、夜眠る時間は、一定にしたほうがいいですね。

決められた時間の中で、余裕を持って行動することも大事です。
今の時代、定年してからも働く方が多いと思いますが、
日々たくさんの仕事を抱えたりしないことです。

若いときと同じように仕事しようとしても、体力が違うのです。
それを無理して、いろいろ考えようとするから
『もういい加減にしろよ』という気持ちが湧いてきて、キレてしまう。

定年後は、一日にこなす仕事は三つくらい。
そのくらいの気持ちで、生きていきましょう」


       

また、社会性を失わないために理性の中枢(第三層)=大脳新皮質を鍛えていくことも必要だ。


「感情の中枢(第二層)=大脳辺縁系をうまくコントロールするには、
大脳新皮質の力が必要です。

大脳辺縁系の異常興奮に対しては、大脳新皮質の一部である前頭葉を活性化することで
その興奮を抑えることができることがわかっています」


では大脳辺縁系を制御できる前頭葉の活性化には、どんなことをすればいいのか。

一番いいのは瞑想や座禅、マインドフルネスなど、「今、この場だけを感じる」トレーニングだ。
「休みなくクルクルと考えを巡らせている前頭葉を活性化するには、
なにもその回転数を増やすことに躍起にならなくていいのです。

それよりもあえて活動を抑え『デフォルト・モード・ネットワーク』という、
脳が本当にリラックスして、ボーッとしている状態を瞬時に作り出すトレーニングをすることです。

すると情報が整理され、脳がすっきりするので、キレにくくなります」


       

最後に最も大切なことは、「一日の行動ノート」をつけること。
【冴えた脳をキープするためにオススメ!「一日の行動ノート」はこちら】

「このノートは、自分の中にある情報を時間軸で整理するためにつけるのです。
活動の記録を毎日簡潔に書き記していくと、いろいろな気付きが生まれます。

たとえば病院に行ったときも、診察が済んでから会計まで30分かかったと記しておく。
そうすると次からは、『この病院は診察後、会計まで30分はかかる』という予測ができます。
予測を持って行動をすれば、人はキレないものです」


ノートをつけることは、理性の中枢(第三層)を鍛え、感情の中枢(第二層)を制御する上で大切な手段。

「ぜひ、多くの方にやってみてほしいと思います。
感情の中枢(第二層)は、急にはしつけることはできません。
若いうちから、自分がキレない暮らし方を身に着けることです。

       

感情の中枢(第二層)=大脳辺縁系がストレスなどで異常興奮し、感情が抑えきれなくなってしまうと、
人は社会の中で、正しく冷静な対処ができなくなってしまいます。

普段からストレス解消につながるような手段はなるべく多く持ち、
こまめに意識して実行していきましょう。

コーヒーの香りを嗅いだり、音楽を聴いたりといった手軽な方法でいいんですよ。
これは『ストレス・コーピング』といって、
脳の疲弊を防ぐ合理的な方法として新しく注目されています」


精神科医の立場からは、should thinking(べき思考)を捨てることが、
ブチ切れ老爆にならないことにつながると和田秀樹さんは言う。


「自分はこうあるべきだ、こうでなくては、という思い込みがあると、
それができなかったとき、自分に腹がたつでしょう? 

それと同じように、まわりもこうあるべきとガチガチに考えていると、
それが自分の思い描くレベルでないと、ムカつき、キレてしまう。

should thinking(べき思考)は、自分で自分を追い込むことになります。
こういう『べき思考』は持たないよう、心がけましょう」


そして和田さんは、テレビの見すぎにも注意を呼びかける。

       

「テレビ番組というものは、結論を急ぎますし、物事の白黒をつけたがりますよね。
それに慣れてしまうと、人は普段の生活の中でも『待つ』ということができなくなってしまう。

でも実生活の中では、なかなか結論が出ないことも多いでしょう? 
待ちきれない→キレる→人間関係をめちゃくちゃにして、孤独になる。

そんな負のスパイラルに陥らないためにも、テレビの視聴は適度にすることです」



それでも人間、イライラするときもある。
そんなときは「7秒間深呼吸」をすることだ。


「イライラしているときの脳は、酸素が不足していて窒息状態にあるのです。
そこで、脳に酸素を送ることを、意識してみましょう」


具体的には、7秒間の深呼吸をする。
窓を開けるか、ベランダに出るなどして、外の新鮮な空気を7秒間吸う。


そしてイライラした感情を吐きだすイメージで、7秒間息を吐きだすのだ。

「これだけでも、気分がリフレッシュできますよ。
また、イライラしてキレそうになったときは、やはり甘いものを食べることです」


甘いものを食べると、血糖値が上がり満足感を覚える。

「胃を刺激することで副交感神経が働き、イライラも抑えられるのです。
食べている間は、食べるという行為に意識が向きますから、
気持ちを落ち着かせ心をフラットな状態に戻せるのです」


年をとって怒鳴ったりする人は、自己愛が満たされていない場合も多い。
「自分は、まわりから大事にされていないという飢餓感から、
感情が暴走してしまう高齢者も多いのですよ。

年齢と共に自分の気持ちを上手にコントロールしていくことも大事ですが、
自分と同年代の人にちょっと気をつかってあげること、
お互いにいいところを褒め合って、互いの存在意義を認め合うことも
キレる老人を増やさないためには、大事なことなのです」


老爆問題は、他人事と思ってはならないのだ。(エディター・赤根千鶴子)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした

          

私は民間会社の中小業に35年近く勤めて2004年〈平成16〉年の秋に定年退職となり、
最後の5年半はリストラ烈風の中、あえなく出向となり、やがて出向先で定年時となった。

こうした中、何かと無理難題なども幾たびも体験し、悪戦苦闘も多かった半生だったので、
定年後は年金生活を始めたひとりである。

やがて年金生活をすると、予測した以上に安楽な日々を過ごせて、
私たち夫婦は経済的に贅沢な生活は出来ないが、働らなくても何とか生活ができるので助かるわ、
と家内がときおり、 呟(つぶや)くように私に言ったりするので、私は苦笑する時もある。

このような私は、ときおり怒りを感じたことは、
テレビのニュースで、国会中継などを視聴した後、
まじめに審議しなくて、国家議員は給料泥棒だよなぁ、と思いながら憂いたりしてきた。

私は何かと定年前の悪戦苦闘も多かった半生を思い浮かべれば、
世の中の出来事には、程んど苦笑して過ごしてきた。

          

しかしながらたった一度だけ、私はクレームをしたことがあった。

平素の買物の際、我が家では、家内が新聞に添付されているスーパーのチラシを見たりし、
そして赤のサインペンで丸印を付けたりすることが多い。

この赤丸が我が家の本日の必須の購入品とし、
あとは私が店頭の商品で魅了された品を買い求めてくるのが、我が家の鉄則となっている。

過ぎし3年前の頃、最寄のあるスーパーに行き、家内が指定した食材を店内で探し、
15分過ぎても判らず、チラシを見せながら販売員に尋ねた。

そして結果として、3名の販売員が探し求めて、御手数をお掛けして、
チラシに掲載されている写真、そして明記されているメーカー名、食品名称とが
差異があったりした。

やがて私は、帰宅後にこのスーパーの30数店有する本社に電話して、
チラシを作成している担当者に、クレームをした。

『チラシを見て、買物に来る人もいて、肝要なメーカー名、食品名が誤りがあって・・
各店の販売員も、お客さんから尋ねられても困惑するし、よく注意してチラシを作成して下さいょ』
とこのような意味合いの言葉を私は言ったりした。

          

今回、記事の記事を読み終わって、多々教示されたりした。
特に、《・・イライラした感情を吐きだすイメージで、7秒間息を吐きだす・・》ことを学び、
今後、何かと小心者の私が、イライラした時は、
こっそりと7秒間ぐらい深呼吸をしょう、と微苦笑したりしている。


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