夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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高齢者は扇風機が“毒”になる、遅ればせながら74歳の私は学び、やがて微苦笑を重ね・・。

2019-08-23 16:26:32 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】を見ていたら、
『 むしろ心拍数と体温が上昇 高齢者は扇風機が“毒”になる 』、
と見出しを見たりした。

私は年金生活の74歳の身であり、この夏の猛暑の時は、
熱中症対策として、家の中ではエアコンと扇風機も併用して、こよなく愛用してきたので、
《・・高齢者は扇風機が“毒”になる・・》って・・どうしてですか・・と思いながら、
記事を読んでしまった。

この記事は、公式サイトの【 日刊ゲンダイ 】に2019年8月23日に配信され、
無断であるが、記事の大半を転載させて頂く。

《・・むしろ心拍数と体温が上昇 高齢者は扇風機が“毒”になる 

             

熱中症対策に、エアコンは欠かせないが、「エアコンは苦手」という高齢者も少なくない。

「エアコンは、電気代がかさむ、ぜいたく品」、
「すき間からエアコンの冷気が抜けて、室温にムラがあり、気持ち悪い」などが主な理由だ。

そもそも加齢や持病で温度を感じる機能が低下しているため、暑さを感じない人もいる。
「夏は扇風機で十分」という人もいるのだ。

しかし、ここにきて環境により、扇風機の使用が危険な場合があるとの説が浮上している。
本当はどうか? 「北品川藤クリニック」(東京・品川)の石原藤樹院長に聞いた。


「室温が42度を超えた状況では、高齢者は扇風機を使用しないほうがよいことが、
複数の研究で示唆されています。
扇風機を使っても、高齢者の心拍数と深部体温が上昇することが、分かったからです」


若い人だと、扇風機で皮膚表面に噴き出した汗が、蒸発することで、気化熱により体温が下がるが、
高齢者は、そもそも汗腺がふさがり、汗をかく能力が低下している。
そのため、扇風機の有効性も制限されるというのが理由だ。(略)

・・毎日、高温下でずっとこの生活を続けたら結果が大きく異なる可能性があります。
特に高齢者は高血圧や動脈硬化症など、もともと心臓や血管に問題がある人が多い。

深部体温の上昇が心臓に極度の負担を与え、高血圧や狭心症などの症状を悪化させる可能性があり、
多くの研究者が報告しています」

そもそも直腸温や膀胱温、肺動脈温などの深部体温は、
視床下部にある体温中枢の働きで37度前後に設定されている。

この体温が、ヒトの生命を維持するのに必要なさまざまな酵素を
効率良く作用させるのに最適な環境だからだ。

             

例えば、体温が41度を超えると、酵素の変性や細胞内のエネルギー産生工場であるミトコンドリアの機能低下を起こす。
その結果、細胞はエネルギー不足となり、細胞障害が起きる。
これを避けるために、猛暑で気温が上がると、体温を下げるメカニズムが働く。


「深部体温が上がると、内臓の熱を血液が吸収。
熱がこもった血液が皮膚下の血管に集まり、そこから染み出した水分を汗として放出して、血液を冷却します。

若いうちは、このシステムが正常に機能しますが、高齢者は低下する。
そのため深部体温が急上昇して、内臓に異常が起きるのです」


こうしたことから世界保健機関(WHO)も、猛暑から体を守るガイドラインとして、
「気温35度以上の場合、扇風機の使用では、熱中症は予防できない」
と注意を促している。

米国環境保護庁も、室温が32度以上になったら、
扇風機を自分に向けてはいけない、としているという。


              

■重要なのは「気温」より「湿度」


(略)
扇風機が、体の負担や不快感を緩和するか体への害となるかは、
気温よりも湿度に関係していることが分かった。
湿度が低いところで扇風機を使うと、むしろ暑く感じる上に心臓に負担がかかるのだという。

結果は、扇風機を湿度の高い中で使用した場合、
深部体温が下がり、心臓血管への負担が軽減され、快適度も向上した。

一方で、熱指数が低い、乾燥した環境で扇風機を使用した場合は、
深部温度も心臓血管への負担もぞれぞれ上がり、より暑くなったように感じたという。


「この結果を見る限り、夏の湿度が高い日本では、扇風機は欧州などよりもリスクが低いといえるかもしれません。
しかし、高温下の高齢者の扇風機使用には、限界があるのは明らか。
高齢者はやはり、エアコンを使うべきでしょう」


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。

               

私は東京の調布市に住む年金生活の身であるが、 9月下旬の誕生日を迎えると、後期高齢者入門の75歳となる。

こうした中、今年の猛暑に戸惑いながら過ごしてきたが、
午前中に家内から依頼された我が家の買い物、
この後、自宅の周辺3キロ以内にある遊歩道、公園を殆ど毎日散策している。

やがて帰宅後、私はエアコンの冷気は、この世の最上の恵みと思っているが、
家内は冷気が苦手であり、お互いに『冷たい戦争』は回避して、
居間にあるエアコンは26度と設定している。

こうした中、帰宅後に熱気がある私は、エアコンの冷気の中、扇風機も点けて、
過ごす時もあり、ときには居間の片隅に簡易ベットを敷いて、
エアコンの冷気と扇風機のさわやかな風の中、昼寝をしてしまうことも幾たびもあったりした。

               

今回、《・・若い人だと、扇風機で皮膚表面に噴き出した汗が、蒸発することで、気化熱により体温が下がるが、
高齢者は、そもそも汗腺がふさがり、汗をかく能力が低下している。
そのため、扇風機の有効性も制限されるというのが理由だ。(略) ・・

毎日、高温下でずっとこの生活を続けたら・・特に高齢者は高血圧や動脈硬化症など、
もともと心臓や血管に問題がある人が多い。
・・》と学び、動顛したりした・・。

そして《・・湿度が低いところで扇風機を使うと、むしろ暑く感じる上に心臓に負担がかかるのだという。
・・扇風機を湿度の高い中で使用した場合、 深部体温が下がり、心臓血管への負担が軽減され、快適度も向上した。・・》
と学んだりした。

しかしながら少しボケた時もある私は、安全第一として、やはりエアコンの冷気に頼り、
さわやかな風が吹く初秋を迎えることが肝要だよねぇ、と微苦笑を重ねたりした。


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