何歳からでも始めたいワケ 』、と題された見出しを見たりした。
齢を重ねるたびに、物忘れが多くなった、と改めて気付き、
独り微苦笑する時もある・・。
たとえば家内とテレビの旅番組を共に視聴したりしている時など、
あそこも行ったよねぇ、と私は家内に言ったりした時、
その地の情景などは、鮮やかに思い重ねることができても、
肝心の地域名が言葉に出来ないことが、もどかしさを感じることがある。
或いは、家内が視聴していたテレビ・ドラマで、私は何気なしに視て、
『この俳優さん・・過ぎし年に亡くなわれた御方であったが、
齢を重ねるたびに深みのある名演技をしていたよなぁ・・』
と私は家内に言ったりした。
しかしながら俳優さんの氏名が言えなくて、内心は苦笑したりする。
やがて亡くなわれた御方は、藤岡琢也(ふじおか・たくや)さんだったことに気付いたりしている。
そして『先程の俳優さん・・藤岡琢也(ふじおか・たくや)さんだったょ・・
俺も少しボケてきたかなぁ・・』
と私は照れながら家内に言ったりした。
『あなたぁ・・10年早いじゃない・・』
と家内は微苦笑しながら私は言ったりした。
このように、ときおり物忘れのある私は、
今回の《・・”たった一言”で「認知症に効く」すごい脳トレを発見・・》、
どのようなことなのですか、と思いながら記事を読んでしまった。
「会話の中で言葉に詰まる」 、「名前が出てこない」 自分自身の実感、
あるいは身の回りにいる人の中で、そんな経験を見聞きしたことはないでしょうか?
なかなか言葉が出てこないのは、「脳の情報処理能力の低下が原因」と指摘するのは
脳トレ博士として知られる川島隆太・東北大学教授。
川島教授は、脳の働きを鍛える手段の一つが、「早口ことば」だと言います。
なぜそんな効用が見込めるのでしょうか?
川島教授と早口ことば芸人・作家の大島隆太さんの共著による
『とっさに言葉が出てこない人のための脳に効く早口ことば』(サンマーク出版)より
一部抜粋、再構成してお届けします。
☆「早口ことば」で脳を鍛えられる
30代男性編集者から聞いた話です。
実家へ久々に帰省して、60代のお母さんとお会いしたら、
「なんだか口数が減っていた」。
おしゃべり好きなはずのお母さんが、以前より無口になり、
彼が理由を聞いたら「最近、なんだか言葉が出てこなくて、
おしゃべりする気にもならなくて・・・」。
これは脳の情報処理能力の低下が原因です。
いわゆる、「頭の回転力」ってやつですね。
加齢は原因の一つです。
脳の働きは、20歳ごろをピークに、徐々に下降線をたどります。
ただし、脳のすごいところは、何歳からでも鍛えられることです。
そして、頭の回転力を簡単に鍛える最良の手段の一つが、「早口ことば」です。
「早口ことば」って、脳にとって最高のごほうびなんです。
試しに次の「早口ことば」を言ってみてください。
堂々登場!(どうどうとうじょう)
相当好評!(そうとうこうひょう)
脳の構造上(のうのこうぞうじょう)
脳の向上(のうのこうじょう)
☆脳が活発に働く
どうですか?
なんだか脳が、活発に動いている感じがしませんか?
それは「早口ことば」などの簡単な文章を声に出して、
早く読むと、脳が活発に働くからなんです。
「早口ことば」を速く読む努力をしているときは、
通常の速度で声を出して読んでいるときに比べ、
前頭前野(思考や感情の制御や記憶の生成に係る)や
側頭連合野(記憶の保持に係る)などが強く活性化します。
☆楽しく鍛えて楽しく続ける
脳のすごいところは、鍛えた分、ちゃんと答えてくれること。
記憶力、滑舌の向上に効果があり、認知機能の数値が上がることも期待できます。
そしてここがポイントですが、脳を鍛えようと思ったら、
継続することが大切です。
筋トレと同じで、続けないと効果がない。
『とっさに言葉が出てこない人のための脳に効く早口ことば』では、
早口ことば芸人の大谷隆太さんが考案した、
ユニークな早口ことばを難易度4段階で、63個集めています。
もう1つ具体例をご紹介しましょう。
難易度は2です。
知事に直々にひじき (ちじにじきじきにひじき)
人間は誰しも三日坊主になりがちですが、
こうしたユニークな「早口ことば」なら、簡単に続けられます。
なぜかというと、それはずばり楽しいから。
人間は、怠け者な一面があるから、面白くないと続きません。
楽しいと続けようと思う。
続けると脳が鍛えられる。鍛えられると、また楽しくなる。
まさに好循環なのです。
川島 隆太(医学博士、東北大学加齢医学研究所教授)・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
早く読むと、脳が活発に働く・・
通常の速度で声を出して読んでいるときに比べ、
前頭前野(思考や感情の制御や記憶の生成に係る)や
側頭連合野(記憶の保持に係る)などが強く活性化します・・》、
と79歳の私は学んだりした・・。
そして学んだこと忘れないように、さっそく実行した・・。
堂々登場!(どうどうとうじょう)
相当好評!(そうとうこうひょう)
脳の構造上(のうのこうぞうじょう)
脳の向上(のうのこうじょう)
こうした例題を素早く読んだりした・・。
そして《・・脳を鍛えようと思ったら、継続することが大切です。
筋トレと同じで、続けないと効果がない・・》と学び、
継続は力なり・・と格言を思い浮かべ、もう一度復誦(ふくしょう)したりしている・・。