夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

老いを加速させる『やりがちな』7ヶ条、79歳の私は学び、微苦笑して・・。

2024-08-05 14:53:34 | 喜寿の頃からの思い

 

こうした中で、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、

☆「命の回数券」テロメア

そもそも「老化」とはどのような現象なのか。

今年92歳を迎えてなお現役の、女子栄養大学副学長・香川靖雄氏が解説する。

「細胞内の遺伝を担う染色体の両端についている、
紐のような構造『テロメア』が、老化と深く関わっています。

細胞分裂のたびに短くなっていき、ある程度までテロメアが短くなると、細胞分裂が止まる。
こうして分裂しなくなった細胞が、老化細胞となります。
老化細胞ばかりになれば、寿命が尽きますから、テロメアは『命の回数券』と呼ばれているんです」

長寿の人が持つテロメアは長い。
それをなるべく短縮しないことが、老化を遅らせるカギだ。

 

たとえば、喫煙や高血圧、肥満などで、細胞が慢性炎症を起こしている場合、
それを修復しようと分裂を繰り返すことで、テロメアが短くなる。

このテロメアの短縮を遅らせる効果があるのが、ビタミンの葉酸だ、と香川氏は強調する。

「葉酸は、テロメアを含むDNAの合成や修復に不可欠なものですが、
日本人の6割は、葉酸が欠乏しやすい遺伝子を持っている。
そこで葉酸の含まれる食品を積極的に摂取することが重要です」

たとえば、ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜が挙げられるが、
気軽に摂取できる緑茶も良い。

ただし、注意点があると香川氏は語る。
「葉酸は、光に当たると徐々に分解されるので、
ペットボトルに入ったお茶では、ほとんど摂取できません。

また、サプリで大量摂取すると、健康被害につながることが報告されています。
私がお勧めするのは、ネットでも販売されている、穀類に葉酸を加えた葉酸米を食べることです」



☆糖はできるだけ避ける

慢性炎症以外にテロメアの短縮を促すのは、「酸化」と「糖化」である。

ビタミンCやビタミンEなどを含む抗酸化作用のある食べ物が
老化のスピードを抑えるのはよく聞く話だが、
過剰な糖質により、たんぱく質を劣化させる「AGEs」がつくられてしまう「糖化」にも気を付けたい。


みぞぐちクリニック院長の溝口徹氏が語る。

「体内にあるたんぱく質に、糖がくっつき、
その機能が落ちることが『糖化』であり、老化のスピードを速めます。

果物に含まれる果糖は、他の糖類と比べ糖化させやすく、過剰摂取はお勧めできません。
菓子パンや清涼飲料水などに含まれる果糖ブドウ糖液糖は、
できるだけ避けることが大事です」

そう語る溝口氏は、夏に食べたい『そうめん』に含まれるグルテンも、
肥満や疲れに関係し、老化を進めることがわかってきたと警鐘を鳴らす。

『そうめん』や『うどん』、『パン』よりも
『十割そば』や『納豆』、『豆腐』を食べると良い。



後編記事「サンダルよりスニーカーを履いたほうが寿命は延びます」
老化スピードを遅らせるために、今すぐできる「生活習慣」
へ続く


こうした記事の後に、総体的に一覧した
【表】老いを加速させる「やりがちなこと」掲載され私は読んだりした。

 
 
 
  

「週刊現代」2024年8月3日号より・・ 》

注)記事の原文に、あえて改行など多くした。


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