先程、ヤフージャパンが配信されている記事の中で、
『 高齢者の入浴に潜む危険とは? 気温が下がる冬場は要注意 』、
と題された見出しを見たりした。
こうした中、我が家のお風呂場は、洗面所と脱衣所の隣接し、近くにはトイレもある。
電気ストーブで温めている対策をしている。
浴室を湯気で温められているので、
そして洗面所で、高齢者は清潔感が大切ょ、と家内から日頃から叱咤されている私は、
髭(ヒゲ)剃り後のクリーム、そして髪の毛にはヘアートニック、わずかなヘアークリームで整髪した後、
下着そしてパジャマを着たりしている。
この後、私は『お先に・・』と居間にいる家内に大きな声で伝え、
まもなく家内の入浴タイムとなるのが、年金生活を始めた当初より、
ここ19年近くの我が家の習(なら)わしとなっている。
今回の記事で、《・・高齢者の入浴に潜む危険とは?・・
気温が下がる冬場は要注意・・》、真摯に学びたく、記事を読んでしまった。
《・・「お風呂に入るとリラックスできる」
「お風呂に入ったあとは、身体が温まってよく眠れる」
入浴にはさまざまな効果がある反面、入浴は危険も多く潜んでいます。
特に高齢者が、冬に入浴する際には注意が必要です。
実は、11月から4月にかけての寒い季節は、
高齢者が入浴中の事故で亡くなることが多く、交通事故の約2倍といわれています。
この記事では、高齢者の入浴で危険なことや注意点などを解説します。
☆入浴の効果
入浴の注意事項の前に、効果について説明します。
入浴の効果としてあげられるものは、主に以下のとおりです。
◎身体をあたためる
◎身体の清潔を保つ
◎感染症の予防につながる
◎心身をリラックスできる
◎眠りの質が向上する
また、高齢者の場合、入浴により要介護リスクの軽減も期待できます。
千葉大学の研究によると、週7回以上の入浴をしている高齢者は、
週2回以下しか入浴しない高齢者に比べて、介護認定される割合が3割ほど低いというデータがあります。
このように入浴は、高齢者の心身に良い影響をもたらしているといえるでしょう。
☆高齢者の入浴で危険なこと
高齢者にとって、さまざまな効果がある入浴ですが、実は危険も潜んでいます。
ここでは3つの危険について解説しますので、チェックしておきましょう。
1.ヒートショック
ヒートショックとは、急激な温度変化による身体へのダメージのことです。
具体的な症状としては、血圧の変動や不整脈、失神などが挙げられます。
冬は気温が下がり、浴室内や脱衣室も室温が低くなりがちです。
この時血管は収縮しており、血圧は上がります。
その状態で、お湯に浸かり体をあたためると、逆に血管が拡張して、血圧が下がるのです。
このような血圧の変化が起こると、脳の血流が低下してしまい、意識を失う危険性も。
お風呂場で意識を失うと溺れる危険もあり、死に至る恐れもあります。
特に高齢者は、血圧を正常に保つ働きが低下している場合があるので、一層注意が必要です。
2.浴室内熱中症
浴室内熱中症とは、入浴により体があたたまることで血管が広がり、血圧が低下して起きる体調不良です。
入浴中に体温が40度を超えてしまうと熱中症の症状が出始め、
意識障害が起き、事故につながる可能性が高くなります。
体温37度の人が、41度のお湯に33分つかると、体温は40度に上がり、
湯が42度なら26分で、40度に達するという研究結果があります。
それぐらいの長い時間お湯につかっていれば、のぼせて汗が大量に出そうですが、
高齢者は「熱さを感じにくく、頭痛や動悸(どうき)といった熱中症の症状も出にくい」
ということも考えられます。
そのため熱中症に気付かぬまま、お湯につかり続けて、
急に意識を失ったり、心臓が動かなくなったりして、溺れる恐れがあるのです。
3.転倒
浴室は、床が濡れていて滑りやすく、転倒のリスクが高い場所です。
せっけんの泡が残っていると、さらに滑りやすくなるので気を付けなければなりません。
それだけでなく、高齢者の場合は、身体機能の低下により、
浴室内での移動動作が不安定になりがちです。
入浴時の転倒は、衣服を着ていない中で起こるため、
衝撃が体に直接伝わり、大けがになりやすいともいわれます。
時には死亡事故につながる危険もあるので、注意が必要です。
☆高齢者が入浴するにあたっての注意事項
ここからは、高齢者が入浴するにあたっての注意事項を、
入浴前・入浴中・入浴後の3つに分けて解説します。
1.入浴前
入浴前には、血圧や体温、脈を測って体調を確認しましょう。
いつもより血圧が高い、熱がある、脈が速いなど体調に変化があれば、
入浴を見合わせます。
頭痛などの自覚症状がある場合も、入浴は控えた方がよいでしょう。
また、食事の直前直後の入浴も控える方が良いでしょう。
空腹時の入浴は、血糖値の低下による体調不良の原因になり、
食事直後の入浴は、消化不良の原因になります。
食後1時間程度経ってから入るようにしましょう。
ヒートショック予防のため、湯船のふたを開けたり、
浴室にシャワーをかけたりして、浴室や脱衣室をあたためておくことも必要です。
同居家族がいる場合は、入浴前に家族にひと声かけましょう。
2.入浴中
浴槽に入る前には、かけ湯をしてください。
急に浴槽に入るよりも、血圧の変動をゆるやかにできます。
心臓から遠い、手や足から先にお湯をかけましょう。
お湯につかると、血管が拡張して、血圧が下がります。
長湯をすると血圧が下がりすぎるうえ、心臓にも負担がかかります。
また、脱水症状や浴室内熱中症の可能性がありますので、
お湯につかるのは、5分程度が望ましいでしょう。
気温が低い方といってお湯の温度を高くしすぎることも避けてください。
適温は38~40度といわれます。
心臓病や高血圧の人は40度以下にすることが望ましいです。
移動に不安がある場合は、浴槽への出入りや立ち上がり、
姿勢保持、浴室内などの移動を補助するため、手すりがあると良いでしょう。
そのほか、入浴用の補助用具を使うこともおすすめします。
下記の入浴補助用具は、介護保険制度により1割負担で購入可能です。
◎シャワーチェアー(浴室用いす、一般の椅子より高さがある)
◎入浴台(座ったまま湯船に入るための台)
◎浴槽台(浴槽内で座るための椅子、足継ぎの役割もある)
◎浴槽用手すり(浴槽のふちに取り付けるタイプ)
介護保険適用ではありませんが、浴室や浴槽に滑り止めマットを敷くのも良いでしょう。
なお、家族は高齢者の入浴中、入浴状況に注意を向けることが大切です。
「入り始めてから、かなり時間が経っている」、「音がしなくなった」、
「急に大きな音がした」など異変があった場合は、迷わず声をかけましょう。
3.入浴後
入浴を終えて身体を拭くときは、足の裏までしっかり拭きましょう。
足の裏が濡れていると滑りやすく、転倒のリスクが高くなります。
服を着るときは、椅子に座って行いましょう。
立った状態で着替えると、バランスを崩して、転倒する危険性があります。
入浴後は水分摂取も忘れずに。入浴により失われた水分を補給して、脱水症状を予防しましょう。
そして充分に休憩してください。
特に高齢者は、自分で思っている以上に、入浴により体に負担がかかっています。
☆まとめ
11月26日は、日本浴用剤工業会が、日本記念日協会に登録して認定された、いいふろの日です。
「1126=いいふろ」と読む、語呂合わせが由来となっています。
寒くなるこれからの季節も安全に、かつ気持ちよくお風呂に入るためにも、
この記事で紹介したポイントに注意してください。
1人暮らしで入浴が不安な方、入浴の見守りや介助が大変と感じているご家族の方は、
デイサービスや訪問介護(ヘルパー)などの介護保険サービスを利用して、
無理なく入浴する選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。 ・・(略)・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
高齢者の入浴に潜む危険、冬場に関する注意事項、具体的に明記されていることに、
79歳の私は学び、多々教示させられたりした・・。
私の入浴している中で、何よりも注意してきたことは、
浴室の洗い場で、石鹸を付けて、身体をくまなく洗っている時、
ときには石鹸の溶けた水で、床に滑る時もある・・。
過ぎし私が40代の中頃、ギックリ腰が悪化して28泊29日間を入院した時、
たまたま最初の一週間は、二人一部屋で、私より6歳年長のある金融機関に勤める部長と
同室になったりした。
何かしら桜見をしてお酒を飲んで、帰宅後にお風呂に入り、
やがて洗い場でシャワーをあびていた時に足元のタイルで滑って、
複雑骨折して、入院している身となった、と私は御当人から教示させられたりした。
こうした教訓を学んだ私は、この当時お酒大好きだった私は、風呂に入った後に
夕食でお酒を飲むこととなり、 そして浴室でシャワーを浴びたり、或いは身体をくまなく洗っている時、
注意一秒、ケガ一生・・と、厳守したりしている。
或いは、私の会社時代の先輩で、70歳少し前に、
入浴している中で脱水症状となり、まもなく死去してしまった、
と私は知人から教えられて、動顛してしまった・・。
このように学んできた私は、浴室内で素肌で救助されることは、
少しボケた私でも、恥ずかしいことであり、湯舟に身も心もゆだねても、
ある面、注意しながら、倖せのひとときを享受している。