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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

判断力が衰えた私の身分証明書は、住基カードとなり、早や8年・・。

2015-01-15 14:31:07 | ささやかな古稀からの思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の高齢者の70歳の身であり、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に築後37年の古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中で、私は『住基カード』と略称されている『住民基本台帳カード』を
確かな身分証明として愛用し、早や8年が過ぎている。

私が保有している住基カードは、氏名、生年月日、住所が記載され、
ほぼ住民票と同じような内容がICカードとなり、恥ずかしながら写真も明示されている。
                 

私は民間会社の中小業に35年近く奮戦して2004年〈平成16年〉の秋に定年退職したが、
私は長きの期間のペーパー・ドライバーだった・・。

結婚する30歳の前は生家に住んでいた期間は、生家の自動車を利用して、
若気の勢いで、盛んにドライブし、軽井沢、蓼科、伊豆半島などの各地に行ったりした・・。

そして結婚して三年目に生家の近くに一軒家を建てた後、住宅ローンの返済て、
とても自動車を購入できる余裕はなかった。

やがて40代を過ぎても会社の業務が多忙で、家内とのんびりドライブすることなどは、
夢のひとつであった。
こうした思いが根底に秘めていたので、定年後には自動車を買い求めて、
家内と共に国内旅行を自在にドライブ旅行をしょうと思ったりしていた。

そして2004年(平成16年)の秋に定年退職後、多々の理由で年金生活を始めたが、
無念ながら齢を重ね、判断力も鈍り、今頃から再び自動車を運転して、
人身事故でも起こした場合、何よりも相手方に対して、いつまでも心痛な思いが残ると思われた。

その上に何かと小心者の私は、慙愧に苦しみ、心身痛みを生じ、たとえ金銭上の賠償責任を終えても、
交通刑務所に服役の場合も考えられ、私の残された人生が大幅に狂うと妄想を重ねた結果、
やがて免許証の更新時に、自主的に更新を取り止めたのは62歳の時であった。
                 

私は世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域に住み、
最寄駅としては、京王線の場合は、『つつじが丘』、『仙川』の両駅は徒歩15分である。
そして小田急線の場合は、『喜多見』、『狛江』の両駅は徒歩20分となっている。

或いは私が長年通勤で利用した『成城学園前』駅は徒歩30分となっているが、
何かしら京王線と小田急線にサンドイッチされたかのような辺鄙(へんぴ)な地域に住んでいる。

いずれも路線バスの利便性は良いが、年金生活を始めてから原則として散歩も兼ねて、
根がケチの為か路線バスを利用することなく、ひたすら歩いたりしている。
              

そして冠婚葬祭、都心に買物、旅行、知人・友人と懇親会などがない限り、
季節のうつろう情景に享受しながら、齢を重ねた私は歩くことは健康の第一歩、
と確信を深めながら歩いたりしてきた。
                 

しかしながら私は普通運転免許証の更新を中止した時、何かしらの身分証明証が欲しかった。
私は現役サラリーマン時代には、会社の旅行として台湾、或いはハワイに行ったりし、
もとよりパスポートは所有して遊学していた。

しかしながら私は幾たびか家内に海外旅行を誘っても、
家内は何かと苦手意識があり、国内旅行の方は気楽だわ、と結論に達して、
やがて私のパスポートは期限切れとなったりし、これといった身分証明書がなくなってしまった。


もとより年金生活の私たちは、お互いに『国民健康被保険者証』は所有しているが、
写真入りの証明証でなく、万一、『国民健康被保険者証』を落とした場合は、悪用される確率が高くなる。

私が現役サラリーマン時代の頃は、外資系の会社であったので、定年の10年前の頃から
写真入りのIDカードを常時持たせられた。

このような状況であったので、市役所に問い合わせると、
『住民基本台帳カード』の写真入りであったならば、
市役所、公共施設、銀行、郵便局、パスポートの申請の際、本人の確認に使える知り、
私は即急に申請して、その後の私は『住基カード』を持ち歩いたりしている。
                    

やがて65歳を過ぎた日、都立の『神代植物園』に訪れた時、
入園料は大人500円、65歳以上の高齢者250円と明記されているので、
こうした時に、年齢の提示を求められた時、高齢者の私は『住基カード』を取りだしたりし、
俺も若く見られている、と微笑んだりした。

或いは市立の『(武者小路)実篤公園』に行った時、
入園料は市民は無料となっているので、『住基カード』を提示したりしてきた。
                  

昨今、高齢者の一部の方が信号無視、高速道路を逆走したりするニュースを知り、
私は社会の迷惑と怒りながら、やがて悲嘆したりしている。

何よりの難題は、地方に住み、公共の交通機関がまばらな地域の方は、
日常生活に自動車が欠かせない実態であるので、どのような施策を自治体、或いは家族が対応を取れば、
解決策になるか、悩ましいこともあるが・・。

しかしながら私は自身の判断力、感覚の衰えを認めなく、自動車の運転をすることは、
走行する凶器と思ったりし、まして衆人をまきこみ、死亡させる行為には、どのように償(つぐな)えるの、
と他人の行為ながら、悲嘆したりしてきたのである。

こうした中で、私は冠婚葬祭、国内旅行、緊急の用事などで、タクシーを利用する場合もあるが、
昨年も月平均としては、樋口一葉さんが描かれた5000円のお札を超えることなく、
残された人生に安全を基軸に過ごしている。
                

ここ3年前の頃から、高齢者の認知症の中には、数多く行方不明の方がいる、
とニュース記事で知り、私は憂いたりしている。

そして私は外出する時の殆どは、お守り代わりに『住基カード』を持ち歩いているので、
お気の毒に認知症になられた方は、働いて下さる諸兄諸姉の写真入りのIDカードと同様に、
『住基カード』をお持ちになる習性すれば、何より自身、ご家族の第一歩、
と高齢者の私でも、確信を深めたりしている。

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