夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

【掌(たなごころ)未来小説】  2018年 日本の悪夢(上)

2011-08-19 21:42:00 | 掌(たなごころ)小説
この小品は、『小説 10年後の悪夢(上)』の原題で、2008年9月14日にこのサイトに公表した作品である。


2018年の晩秋、岩手県の水沢市の郊外の里山で、
ひとりの80前後の男が、落胆した容姿で、
『このようになるはずは・・なかったんであるが・・』
と呟(つぶ)くように自分に言いきかせるように独り言を云った。


あの頃は地方の多くは疲労感がたたよい活性化もなく、
都心に戻れば、70代の婦人の一部は『生活が大変よ・・・』
と洒落た高価なブラウスを召した方に云われた。

与野党が伯仲し、お互いに、
団塊世代が退職後、急激に社会保障費が増大していたが、
清き一票を獲得するために、大都市、地方に係わらず、
財源を無視し、景気対策はもとより、
高齢者を更に優遇するバラマキ政策が多く実施された。

以前、時の政府は2011年までには、
基礎的財政収支を正常にしたい、と目標としていたが、
与野党議員は選挙民より一票を獲得し、晴れて国会に戻りたい為、
バラマキ合戦となっていたのである。


野党の一部の党は、社会福祉の充実こそ何より大事で、
新テロ対策の給油活動は反対し、自衛隊の予算を疑り、
果ては無駄な存在と公言されたりした。

ある一部の野党も、何より憲法第9条は大事とばかり、念仏のように大事し、
防衛費にも険悪としたりしていた。

自民党、民主党は、お互いにこの中の野党を取り込み、
連立政権として与党になりたく、
党の基本方針の政策を曲げてまで、安易に妥協したのである。
怜悧な面からすれば、野党の一部の党に与党へのワッペンを握られ、
更に政局は混迷したのである。

民主党は、旧・社会党系議員と若手の保守系議員のごった煮で、
党内は妥協を繰り返し混迷していたが、
豪腕と定評のある小沢一郎・代表の凄みで、
党の政策を政局に応じて変化させてきた。


このような時、日本の国として根幹となる政策が揺らいできたので、
民主党の前原誠司、野田佳彦、岡田克也など、
この3人に同調する若手の議員は民主党を離脱し、
自民党の渡辺喜美、石原伸晃ら数10名は共鳴し、新党を結成し、
たちまち第一党の自民党の議員数に迫る勢いとなった。

しかし、与党となるためには、野党の一部の党と連立しなければならず、
肝要の政策に決断するのに、苦悩が迫まわれたのである。

                        (つづく)

下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天上の気候の神々は、たった一雨(ひとあめ)で猛暑から涼しい秋に変貌させ・・。

2011-08-19 17:36:51 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
午前の9時半過ぎから、地元の天気予報より早く雨が降りだして、
風も伴い大雨となり、ときおり雷鳴を響かせていた。

都心でも午前9時10分に30・9度あった気温が、
2時間後の11時20分に22・6度まで下がった、
とNHKのテレビニュースは報じていた。

私はここ1週間は連日の猛暑で、34度前後の残暑厳しい日が続き、
昨日は36度の今年一番熱い日となり、
節電の風潮の中の上、勘弁して欲しい、と燦々と照らす陽差しを
恨めしげに見たりしてきたひとりである。

こうした昨今の中で、たった一雨(ひとあめ)の強い雨で、
私の住む地域でも、朝の30度から昼には涼しげな24度となり、
乾ききった地面、樹木、そして草花も潤(うるお)し、清々しい情景に変貌してくれ、
改めて天上の気候の神々の確かな力に、私は敬意したりした・・。

何かしら秋雨前線の影響と専門家の方たちは発言しているが、
政治の舵取りしている混迷を深めている国家議員の諸兄諸姉よりも、
誰しもが実感できる猛暑から涼しい情景をもたらしてくれる天上の気候の神々に、
確かに力があります、と無力な私は、小雨降る空を見上げたりしている。


下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京郊外に存在する天上の気候の神々は、せっかちな性格に変貌・・!?

2011-08-19 11:51:44 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

家内は独り住まいの家内の母宅に行き、大掃除を兼ねて5泊6日で孤軍奮闘し、
昨夕に帰宅し、我が家は平常の『おふたりさま』の生活に戻った。

今朝、地元の天気情報を見たりしていると、
朝の6時は28度、昼下がりは31度前後、夕方の6時は25度前後であり、
午前中は快晴の後は、曇り空となり、午後3時過ぎから小雨が降りだして、
夜の7時頃から強雨となり、久しぶりに涼しげな夜になるでしょう、
と報じていた。

我が家の日常の買物は、私は定年後から自主的に専任担当となっているので、
雨の降る前の午前中に買い物をした後、散策しょうと、
朝の8時過ぎから、心身一新していた。

家内は早朝から、掃除をする合間に、洗濯物を洗濯機にセットし、
洗濯後の外干しとなり、淡い陽射しの中で、おだやかな空気につつまれていた。

過ぎし一週間は、早朝から燦々と照らす熱い陽射しとなり、
昼下りには34度前後で、昨日は36度の今年一番の暑さとなり、
何よりも暑さに苦手な私は、残暑の厳しさも程ほどにしてねぇ、
と空を見上げて、天上の気候の神々に祈願したりしていた。


我が家の最寄にあるスーパーは、開店時間が10時であったので、
買い物の事前準備、着替えも終えた私は、玄関の軒下に下り立ち、
樹木を眺めたりしながら、蝉(セミ)の元気な鳴き声を聴いたりしていたのが、
9時半過ぎであった。

そして何故かしら大粒の雨がポッリ、ポッリと空から舞い降り、
『XXちゃん!・・雨が降りだしたょ!』
と私は居間にいる家内に大声で叫んだ。

家内は外干ししている洗濯物を取り込み、私は家の中の戸締りをした。
まもなく薄暗くなり、小雨から本降りになった。

この後、私は庭に降る本降りの雨を眺めて、
『この辺の・・天上の気候の神々は・・午後の三時から雨降る予告だったのに・・
こんなに早くから降りだして・・せっかちに性格に変わったのかしら・・』
と私は苦笑しながら、家内に言ったりしていた。

『私だって・・昼過ぎまで洗濯物は乾く予定だったし・・』
と家内は微苦笑しながら私に言ったりした。


まもなく雷鳴を響かせ、風が吹きはじめ、強い雨が降ったり、ときおり止んだりし、
めまぐめしい天気となったりしているが、爽やかな空気につつまれた・・。

朝の7時半過ぎは、30度ぐらいの少し汗ばんだりしていたが、
先ほど気温を眺めたら、27度ぐらいとなっていた。

そして、夕方には25度前後の9月気温になる、とテレビのニュースは報じていた。

私は買い物、散策もできず予定は大幅に変わってしまったが、
昨日の36度の猛暑から、10度ばかり下がった涼しい昼下りのひとときを迎えることができるので、
天上の気候の神々の突然のプレゼントに戸惑いながら、私は微笑んだりしている。


下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする