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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『異国の丘』の歌、思い馳せるように私が、心の中で唄う時・・。

2011-03-06 18:53:55 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
夕暮れの時、年に数回ぐらい心の中で、口ずさむ歌がある。


♪今日も暮れゆく 異国の丘に
 友よ辛かろ 切なかろ

【『異国の丘』 作詞・増田幸治 補詞・佐伯孝夫 】


私は中小業の民間会社を35年間勤め定年退職をした身であるが、
定年退職した2004(平成16)年の秋の6年前頃から業界全体が縮小し、
それぞれの会社が再構築がよぎなくされ、リストラなども行われた。

私達の同世代は、定年退職時が60歳であり、暗黙として、
お互いに定年退職まで、頑張ろうとする意志は大半であった。
そして、もとより若き入社時代から人生設計の主軸として過ごしてきた・・。

こうした中で、私の知人の多くは50代となり、
組織の見直しによる人事配置転換の人事異動、出向、
そして早期退職優遇制度による退職などの烈風となった・・。
このような形で同じ時代の空気を共にした上司、同僚、後輩などと別離があり、
中には業界から去った人も数多くあった。

私自身も55歳で出向となり、出向先で定年退職を迎えたのである。


この間、本社に残った人達と年に数回、私は親睦会に出席し、交流したりしていたが、
無念ながら退社された人達が、欠席されることが多くなり、
特に地方に帰郷され生活を営まれた方達は、欠けた・・。

私は遠方となった出向先で、疲れ果てて退社し、自宅に向う時、
ときおり『異国の丘』を地方に帰郷され生活を営まれた方に思いを重ねながら、
心の中で唄ったりした・・。


そして私は定年退職後、お互いに年賀状を交わすたびに、
あの人はあの人なりに過ごされている、
と安堵したりしている。

そして、年に数回ぐらい帰郷され生活を営まれた上司、同僚、後輩などに、
共に過ごせた時代に愛惜を重ね、口ずさむひとつの歌となっている。


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啓蟄(けいちつ)』の時節を迎え、春めいた陽射しに恵まれ、そして一雨(ひとあめ)ごとに春に向って・・。

2011-03-06 07:21:00 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む66歳であるが、
今朝、ぼんやりとカンレダーを見ていたら『啓蟄(けいちつ)』と明示され、
微苦笑をしたりしていた。

古人から、地中に冬眠していた虫たちも目覚め穴から這い出しきたり、
一雨ごとに暖かくなってくる時節、
と伝えられている。

我家の庭は、白梅散りはじめ、紅梅は満開となり、群生させた日本水仙が咲いている。
そして庭の外れに、蕗の薹(ふきのとう)が早春の息吹のように日増しに大きくなっている。

手入れを余りしない花壇からは、クロッカス、ヒアシンス、チューリップ等の春の花たちが芽を出したり、
陽当りの良い所は早くも莟(つぼみ)を見せたりしている。

落葉樹の紫木蓮(シモクレン)、無花果(イチジク)等の樹木は、芽吹き前の莟となり、
春の陽射しを待ち焦(こ)がれている。

常緑樹の白玉椿(シラタマツバキ)は清冽な白い花を咲かせ、
そして藪椿(ヤブツバキ)は、淡紅色、濃紅色の彩(いろど)りを少し見せ、
昨年の12月なかばより咲いている。

こうした中で、小鳥たちが定期便のように飛来し、
朝、昼、夕暮れのひとときは、花梨(かりん)、紫木蓮の莟(つぼみ)をついばんで行く。
日中となれば白玉椿の密を吸ったりしている。
そして地上の黒土の上を歩きながら、餌を探し求めて、数羽がいることが多く、
私は微笑んだりしている。

しかし私は、2月の初めに白梅、そして今の時節は紫木蓮の莟となっているが、
余りは食べないで・・と思っているが大半食べられてしまっている。
残り少なくなった莟を思い、ときおり止む得なく小鳥を追っ払っている。


このように、桃の節句を過ぎた頃は、我家の庭の情景となっている。

早朝の6時に日の出となり、気温は数度で寒く感じるが、
日中は10数度の陽気に恵まれることが多くなる。

こうした頃になると、私は本格的に庭の手入れをはじめ、
草むしりをしたり、樹木の剪定をしたりして春本番を迎えたりしている。


今こうして主庭の樹木を眺めながら、綴っているのであるが、
地元の天気情報は朝の6時は3度、昼下りは15度前後、そして夕暮れの6時は12度前後で、
陽春のような暖かい日中を迎えます、と報じていた。

そして明日の月曜日となれば、
朝の6時は5度、昼下りは3度前後、そして夕暮れの6時は5度前後で、
冷たい雨の降る一日となり、大きく変貌する。

しかし何事も良い方向に解釈する私は、
快晴の翌日は雨であるので、樹木、草花は土と陽射し、水が何よりも肝要なので、
一雨(ひとあめ)ごとに春に向って、と思ったりしている。



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