東京郊外の調布市に住む私は、
梅雨明け、と昼のニュースで視聴した。
私の地域では、毎年、小学生の学童が夏休みの入る頃、
梅雨明け宣言がされている。
ここ数週間は不安定な天気の梅雨の時節であったので、
何かしら安堵しながら、陽射しが燦燦と照り続ける庭を眺めたりした。
我家の草花の半夏生(ハンゲショウ)は、
平年どおり梅雨の時節、上部の葉が白く染められたり、
唐糸草(カライトソウ)の可憐なピンクの花が、
彩(いろど)ってくれたが、
夏本番となれば、お別れとなる。
数日前から、淡紅色と白色の大輪のアメリカ芙蓉(フヨウ)、
淡紫色の高砂木槿(タカサゴ・ムクゲ)が咲きはじめ、
そして紫露草(ムラサキ・ツユクサ)の群蒼色の花が彩ってくれている。
これから1週間も過ぎれば、
日中は蝉(セミ)が鳴きだし、そして夕方から深夜にかけて、
蟋蟀(コウロギ)と鈴虫の2部合唱となる。
我家の蟋蟀は、鈴虫の盛大な鳴き声に圧倒されているのか、
或いは主(あるじ)の私に似て、気弱で遠慮しながら鳴いているようで、
それなりに私は愛(いと)おしく、夜のひととき聴いたりしている。
こうした中、群生したタマスダレの白い花が彩どりはじめると、
盛夏の季節となる。
梅雨明け、と昼のニュースで視聴した。
私の地域では、毎年、小学生の学童が夏休みの入る頃、
梅雨明け宣言がされている。
ここ数週間は不安定な天気の梅雨の時節であったので、
何かしら安堵しながら、陽射しが燦燦と照り続ける庭を眺めたりした。
我家の草花の半夏生(ハンゲショウ)は、
平年どおり梅雨の時節、上部の葉が白く染められたり、
唐糸草(カライトソウ)の可憐なピンクの花が、
彩(いろど)ってくれたが、
夏本番となれば、お別れとなる。
数日前から、淡紅色と白色の大輪のアメリカ芙蓉(フヨウ)、
淡紫色の高砂木槿(タカサゴ・ムクゲ)が咲きはじめ、
そして紫露草(ムラサキ・ツユクサ)の群蒼色の花が彩ってくれている。
これから1週間も過ぎれば、
日中は蝉(セミ)が鳴きだし、そして夕方から深夜にかけて、
蟋蟀(コウロギ)と鈴虫の2部合唱となる。
我家の蟋蟀は、鈴虫の盛大な鳴き声に圧倒されているのか、
或いは主(あるじ)の私に似て、気弱で遠慮しながら鳴いているようで、
それなりに私は愛(いと)おしく、夜のひととき聴いたりしている。
こうした中、群生したタマスダレの白い花が彩どりはじめると、
盛夏の季節となる。