東京郊外の調布市は、燦燦と照りつける快晴となり、
今年初めての32度前後の真夏日となった・・。
私は年金生活の4年生の身であり、
日常の買物は私の責務となっているが、暑さの苦手な私は2日に1回のペースで、
午前中のひとときが多いのである。
帰宅後、洗面所で顔を洗い、着替えて、
クーラーの冷風に寄り添ったりしているのである。
庭の手入れもあるが、天気予報を眺めて、
曇り日に焦点を合わせて、少しつづしているが、
この所、さぼる気味で草が少し伸びている。
買物で駅前に出た折は、本屋に寄り、
数冊の本を買い求め、遊歩道を散策したりしているが、
これ以外は殆ど家の居間で、
クーラーの冷気の中で過ごすことが多いのである。
そして、愛煙家のひとりの私は、
年金生活後は室内厳禁と自己規制し、
主庭のテラス、樹木の緑陰、玄関庭の軒下などで、
煙草を喫ったりしている。
こうした折は、幼年期の時代が甦(よみが)ってきたりしている・・。
アイス・キャンディーもひとつである。
昭和29年頃、私は小学3年生であったが、
隣の村から田畑の拡がる砂利道の町道の中を、
がっしりした荷台のある自転車で、荷台には青く塗られた大きな木造箱、
そして小旗を風にそよがせて、小鐘を鳴らしながら、
小父さんがやってくる。
私は母にせがんで貰った5円玉を握り締めて、
丘を下り、町道で、
小父さんを待ったりしていた。
汗をたらした小父さんが、自転車を止めて、
青い大きな木造箱を開けて、
何かしら白っぽい冷気の中から、彩り鮮やかなアイス・キャンディを1本取り出し、
私に手渡してくれた。
私は口の中でほおばり、冷たさと甘味、
そしてよだれも交じりながらも、
食べたのである。
このような情景も数年後に消え、
やがて安価なアイス・モナカ、アイス・クリーム時代となり、
街中の食料品店の店頭のボックスで買い求めたのである。
このような思いに馳せたりすると、
あのアイス・キャンディ売りの小父さんは・・
どうされたのだろうか・・
と私は夏のひとときの夢のようだった光景に愛惜を深めたりしている。
今年初めての32度前後の真夏日となった・・。
私は年金生活の4年生の身であり、
日常の買物は私の責務となっているが、暑さの苦手な私は2日に1回のペースで、
午前中のひとときが多いのである。
帰宅後、洗面所で顔を洗い、着替えて、
クーラーの冷風に寄り添ったりしているのである。
庭の手入れもあるが、天気予報を眺めて、
曇り日に焦点を合わせて、少しつづしているが、
この所、さぼる気味で草が少し伸びている。
買物で駅前に出た折は、本屋に寄り、
数冊の本を買い求め、遊歩道を散策したりしているが、
これ以外は殆ど家の居間で、
クーラーの冷気の中で過ごすことが多いのである。
そして、愛煙家のひとりの私は、
年金生活後は室内厳禁と自己規制し、
主庭のテラス、樹木の緑陰、玄関庭の軒下などで、
煙草を喫ったりしている。
こうした折は、幼年期の時代が甦(よみが)ってきたりしている・・。
アイス・キャンディーもひとつである。
昭和29年頃、私は小学3年生であったが、
隣の村から田畑の拡がる砂利道の町道の中を、
がっしりした荷台のある自転車で、荷台には青く塗られた大きな木造箱、
そして小旗を風にそよがせて、小鐘を鳴らしながら、
小父さんがやってくる。
私は母にせがんで貰った5円玉を握り締めて、
丘を下り、町道で、
小父さんを待ったりしていた。
汗をたらした小父さんが、自転車を止めて、
青い大きな木造箱を開けて、
何かしら白っぽい冷気の中から、彩り鮮やかなアイス・キャンディを1本取り出し、
私に手渡してくれた。
私は口の中でほおばり、冷たさと甘味、
そしてよだれも交じりながらも、
食べたのである。
このような情景も数年後に消え、
やがて安価なアイス・モナカ、アイス・クリーム時代となり、
街中の食料品店の店頭のボックスで買い求めたのである。
このような思いに馳せたりすると、
あのアイス・キャンディ売りの小父さんは・・
どうされたのだろうか・・
と私は夏のひとときの夢のようだった光景に愛惜を深めたりしている。