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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

6月第4週 相場展望と予定

2019-06-16 23:56:53 | 相場展望

          
6月第3週の日経平均は、2週連続で上昇した。5/E以来の21000円台を
固める展開となった。週初の日経平均は、大幅続伸でスタートした。米5月雇用
統計が市場予想を下回り、米利下げ期待が高まり、NYダウの続伸基調が続いて
日経平均を押し上げた格好だった。
米・中貿易摩擦問題を巡っては、両国強気姿勢を崩しておらず膠着状態であった。

結局、日経平均は、週間で232円上昇(↑21.11%)21116円だった。

さて、6月第4週(6/17~6/22)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週明けの東京市場は、週末NY市場の下落を受け、下落スタートになりそうである。
ただ、日経平均は、21000円台をキープし、週末のメジャーSQを通過、SQ
値を上回ってる事から、過度な下値不安は後退している格好。
為替も108円台中盤を言いしており、上値を追う展開があると診ています。

主な経済指標は、国内で、6/20の日銀金融政策決定会合、黒田総裁コメントに
注目です。

海外で、米で6/19FOMC結果とパウエルFRB議長発言に注目です。
米・中の報復関税合戦が燻るものの、月末G20を控えて、6月リバウンドに期待
したい。

一時的に21000円台を割り込んでも、値固めから小幅リバウンドを想定しており
日経平均、6月第4週(6/17~6/21)レンジは、20900円~21500円
程度を想定しています。

1.6月第4週(6/17~6/22)
 6/16
 香港 「逃亡犯条例」改正案に対する大規模デモ実施
 6/17
 日本 5月首都圏新規マンション発売
 日本 ツルハ、西松屋チェ、アークランド 各決算 
  米 4月対米証券投資
  米 6月NY連銀製造業景況指数
  米 USTR、対中関税計画を巡る公聴会
 EU ECBフォーラム、ドラギECB総裁開会演説
 6/18
 日本 6月月例経済報告
 日本 積水ハウスR、プレミア投信 各決算
  米 FOMC(~6/19)
  米 5月住宅着工件数
    米 アドビ 決算
  英 カーニー英中銀総裁、講演
  英 保守党党首選、下院議員による第2回投票
  独 6月ZEW景況感指数
 6/19
 日本 日銀金融政策決定会合(~6/20)
 日本 5月貿易収支
 日本 5月訪日外国人客数
 日本 コーセル 決算
 日本 日本グランデ、Sansan 各IPO
  米 FOMC声明発表、経済予測公表
  米 パウエルFRB議長記者会見
  米 オラクル 決算
  英 5月消費者物価指数
  英 英保守党党首選、下院議員による第3回投票
 6/20
 日本 日銀金融政策決定会合
   日本 黒田日銀総裁記者会見
 日本 5月コンビニエンスストア売上高
 日本 ピアズ IPO
  米 第1四半期経常収支
  米 5月景気先行指数
  米 クローガー 決算
 米加 首脳会談
    英 中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、講演
  英 保守党党首選、下院議員による第4回投票
 EU ECB経済報告
 EU EU首脳会議
 6/21
 日本 5月消費者物価指数
 日本 ブランディング・テクノロジー 
  米 5月中古住宅販売件数
  米 ブレイナードFRB理事、FRBイベント参加

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/14)
 15日のNY市場でドル円は朝方108円20銭前後から108円台半ばまで上昇。その後
   の調整も108円30銭台までにとどまり、午後に入って再びのドル買いで108円50銭台
 まで上昇して週の取引を終えている。
 
 朝方のドル買い円売りは米小売売上高の強めの結果を好感したもの。総合の数字は
 予想よりも若干弱めも、前回値が大幅な上方修正となっており、そこからの比較で
 出る今回の数字も見た目よりも強いとの認識が広がった。また月ごとの変動が激しい
 自動車を除いたコアは前回値の上方修正に加えて、予想よりも強めに出ており、かな
 りの強い数字という印象に。
 
 この数字を受けて、来週18日、19日に開催される米FOMCでの利下げ期待が後退。
 もともと据え置きが大勢であったが、据え置き見通しがもう一段支えられる形に
 なり、ドル買い円売りにつながった。
 
 その後108円台半ばからの売り意欲に押されて少し調整も、欧州通貨はドル買い基調
 が継続。ユーロはイタリアの財政問題懸念がこのところの重石となっており、今日も
 ユーロ買いに慎重姿勢。ポンドは来週18日からの保守党党首選を前に無理をせず。
 
 党首選は来週議員投票で2名の候補者を選び、党員投票にかけられる。ユーロドルは
 1.1280台から1.1203まで。大台は維持もほぼ安値圏での引けに。ポンドドルは1.2660
 前後から1.2580まで。1.25台で引けている。
 https://fx.minkabu.jp/news/106918
 
 NY債券市場で10年債利回りは朝方の2.05%台から一時2.11%に近いところまで上昇
 (債券価格の下落)する場面が見られた。米小売売上高の好結果を受けてリスク警戒の
 動きがやや後退したこと、早期の利下げ期待が若干ながら後退したことなどが背景に。
 
 その後は若干利回りが低下しての揉み合い。2.08%前後で引けており、来週のFOMCを
 前に金利は低下傾向を示して週の取引を終えている。2年債は昨日終値水準よりも利
 回りが上昇するなど、小売売上高を受けての債券売りの影響が大きい。
 イールドカーブはスティープ化がやや鈍化も目立った動きではない。
 https://fx.minkabu.jp/news/106920

3.NY株式市場 結果(6/14)
 NY株式14日
  ダウ平均        26089.61(-17.16 -0.07%)
  S&P500      2887.01(  -4.63 -0.16%)
  ナスダック       7796.66(-40.47 -0.52%)
  CME日経平均      21015    (大証比:-15 -0.07%)
 
 今日のNY株式市場で主要指数は横ばいの動き。一時100ドル超の下げとなり、ダウ
 平均はその後プラス圏を回復。引けにかけての売りでマイナス圏で週の取引を終えてい
 るが、ほぼ木曜日の終値水準。
 
 終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が17.16ドル安の2万6089.61ドル、
 ナスダック総合指数が40.47安の7796.66、S&P500が4.66安の
 2886.98。
 
 ダウ採用銘柄では、ダウインクが朝から弱く3.4%安。シスコシステムズが2.5%
 安と全体を押し下げる展開に。ホームデポが1.7%高と堅調。なお上下ともに変化が
 1%にとどか図、様子見ムードを広げる様子もない。
 
 ファング関連ではフェイスブックが2%を超える上昇を見せた。エヌビディアは逆に
 2%を超える下落。
 朝から大幅高のアーキュール、ブルーグリーンバケーションズなどは夕方に入っても
 上昇の意識買わらず。
 https://fx.minkabu.jp/news/106910

4.NY市場 原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/14)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=52.28(+1.14、+0.04%)
 
 NY原油は総じて小幅続伸。 前日13日はホルムズ海峡付近のオマーン湾でタンカー
 2隻が攻撃を受け、供給懸念が強まり、大幅高となったが、14日は時間外取引から
 方向性を欠き、小安くなる場面があった。米小売り売上高の発表後、ドル高となっ
 たことや、米株の下落が足かせとなった。後半から終盤の取引では地政学的リスク
 への警戒感は根強く、小幅高で推移。石油掘削サービス大手ベイカーフューズが発表
 した週間稼働リグ(掘削装置)が減少したことにも支援され、小高く引けた。  
 https://fx.minkabu.jp/news/106913
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1344.50(+0.80)
 金8月限は小幅続伸。時間外取引では、地政学的リスクや中国経済に対してのリスク
 から欧州時間の取引開始とともにまとまった買いが入り、大幅高となり、1,360ドル
 超えとなった。しかし米小売売上高が強気の数字と解釈され、ドルが堅調な展開と
 なると、日中取引の序盤で上げ幅を縮小。前半から中盤は1,350ドル台で堅調に推移
 した。終盤にかかる午後の取引ではドルが対ユーロで堅調に推移、米債券市場では
 10年債の利回りの上昇から利食い売り先行ムードとなり、一時、小安くなるまで上げ
 幅を削る展開となった。引け前に買いが優勢となり、かろうじてプラスサイドを維持
 して引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/106911


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高島屋通販サイト、化粧品など原産国表示に誤りって本当!?

2019-06-13 23:58:40 | 企業を斬る

          
大手百貨店の高島屋(本社・大阪市)が運営するインターネット通販
サイトで、化粧品など計147品で実際と異なる原産国を表示したのは
景品表示法違反(原産国に関する不当表示)に当たるとして、消費者
庁は13日、再発防止を求める措置命令を出した。同法違反の事例で1社
あたりの商品数としては過去最多。【岡礼子】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190613-00000050-mai-soci

違反と認定されたのは2011/8月~19/4月の表示。シャネルや
ディオールなど25ブランドの正規の化粧品で、韓国産をフランス産、
フランス産をアメリカ産などと表示した。商品はファンデーション、
マスカラ、アイシャドーなどあるようです。

昨年10月、サイトで化粧品を購入した客から、原産国が違うと高島屋
に問い合わせがあり発覚。高島屋の報告を受け、消費者庁が調査してた。
高島屋は「掲載情報の確認や、原産国が変更になった場合に修正する
体制が整っていなかった。再発防止を徹底する」としています。

対象商品の販売数は3920点(計約1500万円)。いずれも商品
自体には正しい表記があった。


今回の事例で救いは、商品自体は正しい表記があった事。ネット販売が
伸びている現在、ネット上の商品説明に不当表示があっては、顧客の信用
信頼、安心が失われてしまいます。現物商品とネット上の販売広告の内容
一致させる仕組み作りをし、再発防止するのは、企業のCSRの基本です。

今回の事例を教訓として、他社も自社点検するといいでしょう。

さて、日経平均は続落して、97円安の21032円の大引けでした。
(出来高 概算11.7億株の商いでした。)

NY市場は、原油相場の下落や米中貿易摩擦や香港の条例改正案を巡る抗議
行動の行方などから小幅下落。この流れから日経平均は、売り先行となった。
商品市況の弱含みや半導体株の軟調もあり、一時21000円台を切る場面
もあったが、節目21000円台をキープして終了した。

日経平均は続落して。25日線を割り込んで終了した。ボリンジャーバンド
-1σ~25日線レンジへ移行し、踏ん張りどころの水準です。

今晩のNY市場、もみ合い強含みスタート。上昇して終了できるかポイント。

明日の日経平均、週末でも、SQ通過し下ヒゲ陽線プラス引けで21000円
節目をキープする展開を想定したい。


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太陽光買い取り終了の検討って本当!?

2019-06-12 23:58:05 | 企業を斬る

         
今日、経済産業省が、太陽光発電など再生可能エネルギーの固定価格買い
取り制度の終了を検討していることが分かった。つくられた電気の全量を
一定価格で電力会社が買い、費用を電気料金に上乗せする仕組みで消費者
らの負担が増したことに対応。再生エネ拡大と負担軽減が両立するような
新制度をつくる方向で議論を進め、2020年度の法改正を目指す。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190612-00000152-kyodonews-bus_all

制度は12年に開始。特に太陽光発電の拡大に貢献。18年末の再生エネ
の設備は、制度導入前の約2.2倍に拡大した。
一方、電気料金に上乗せされる「賦課金」は19年度で約2.4兆円に上り、
一般的な家庭で月767円の負担となる見通し。


7年前、FIT(固定価格買取り制度)を導入した時、脚光を浴び一般家庭
でも、屋根への設置熱が高まった時期がありました。初期設置費用も売電で
償却でき、売電で収益が出るなど歌い文句もありました。

唯、買い取り費用の増加で、一般消費者の負担が高まっており、新たな競争
入札制度を導入してコスト低減を進める様です。
国内では、送電網の整備も課題にあるが、電力自由化もあり、コスト低減に
結び付いていくか注目しています。

さて、日経平均は反落して、74円安の21129円の大引けでした。
(出来高 概算10.5億株の商いでした。)

NY市場は上昇一服、小幅下落。売り先行スタートの日経平均は、戻りを
試す底堅さを示したが、上海市場なども弱含み、21100円台となって
終了した。

日経平均は4日ぶり反落。上ヒゲを残しボリンジャーバンド25線~+1σ
レベル無いにあり、リバウンドの芽は残した格好です。

今晩のNY市場、もみ合い弱含みスタート。引き続き、底堅さを保って終了
できるか、ポイントです。

明日の日経平均、SQ前の底堅さを維持し、陽線引きとなるか、注目です。


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TSUTAYA、出版社から書籍「買い切り」方式で、流通革命!?

2019-06-11 23:58:48 | 企業を斬る

         
大手書店のTSUTAYA(東京都渋谷区)が、出版社から書籍を購入し販売
する「買い切り」方式を始めることを明らかにした。書籍の返品率を
下げるのが目的で、出版社と合意次第、始めたい考えだ。ネット通販
大手の「アマゾンジャパン」(目黒区)が2月、「買い切り」方式を
年内に試験的に開始すると発表しており、これまでの出版流通を変える
動きが加速している。【山口敦雄】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190611-00000080-mai-bus_all

TSUTAYAによると、書籍を買い切る際、例えば書籍の20%だけを返品対象
にするといった「返品枠」を設ける。ただ、それ以外の書籍は返品せず、
値下げ販売もしないという。アマゾンも「返品枠」の設定を検討しており、
この方式が同業他社にも広がる可能性があります。

現在の書籍流通は、出版社が価格を決めて取次店に卸し、取次店が書店に
卸す方式が一般的。書店は書籍が売れ残った場合は、自由に返品できるが、
高い返品率が出版社の経営を圧迫するなど問題視されていました。
出版科学研究所によると、18年の書籍の返品率は36.3%で、高止り
の状態が続く。TSUTAYAの鎌浦取締役は「事前に返品枠を設けた上で買い
切るので、出版社は収益を安定させることができる」と強調してます。


今迄、書籍流通は出版社が価格を決定し、書店に卸す「委託販売方式」に
なっており、書籍を返品できる代わりに、出版社や取次業者が取引条件で
主導権を持ってました。

この「買い切り」方式が主流になると、売れ残り書籍の値引きもあるかも
しれず、アマゾンも検討して書籍流通の変化が起こりそうです。
新刊本も新古書として値引き販売される日、近そうです。

さて、日経平均は3日続伸して、69円高の21204円の大引けでした。
(出来高 概算10億株の薄商いでした。)

NY市場の上昇が織り込まれて、売り先行で始まった日経平均は、底堅さ
から次第に買戻しの流れとなり、上海市場の大幅上昇も好感され、プラス
圏に浮上すると、21200円台となって終了した。

日経平均は3日続伸して5日連続陽線引け。ボリンジャーバンド25線~
+1σレベルに入り、リバウンド基調継続のサインです。

今晩のNY市場、上昇スタート。底堅さを保って終了できるか、ポイント。

明日の日経平均、底堅さから6日連続陽線引けにチャレンジです。


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朝日新聞に不正労働行為があったって本当!?

2019-06-10 23:58:29 | 企業を斬る

         
今日、東京都労働委員会は、労働組合が便宜供与を求めたことに対し、朝日
新聞社が合理的な理由もなく拒否したのは「不誠実な団体交渉に当たる」と
して、不当労働行為に認定し、救済命令を出した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000541-san-soci

都労働委によると、管理職で構成される合同労組「東京管理職ユニオン」が
昨年2月、朝日新聞社が管理する施設設備の貸与、会議室の利用などを求め
る団体交渉を求めた。朝日新聞が拒否したため、労組は3月、労働委に救済
申し立てを行った。

都労働委は「持ち帰って検討する事すら拒否し、拒否する具体的事情を何ら
説明していない」と指摘した上で、「誠実に対応すること」とした命令書を
交付した。

朝日新聞社広報部は、「命令書の内容を精査し、今後の対応を検討する」と
コメントした。


不当労働行為救済制度は、憲法で保障された団結権等を確保するために、
労働組合法に定められている制度ですが、会社側の施設、会議室の利用に
対し、会社が拒否したことにより、「不当労働行為」に抵触したもの。

世相を切ったり、市井に暮らす人々の思いを代弁する「天声人語」を有する
朝日新聞が、労働組合法で保障されている制度を無視したとすれば、何か
理由があったのでしょうか。朝日新聞の反論がありや、なしや注目です。

さて、日経平均は続伸して、249円高の21134円の大引けでした。
(出来高 概算11.6億株の薄商いでした。)

NY市場が続伸した事に加え、トランプ大統領の不法移民対策を巡って、
メキシコと合意したことを明らかにして、メキシコ製品への制裁関税の
発動が停止されたことが好感され、日経平均は、上昇してスタート。
節目21000円を突破して、21100円台を保って推移して引けた。

日経平均は続伸して4日連続陽線引け。チャート形状が良化しリバウンド
継続を示唆しています。ボリンジャーバンド25線を突破して上への余地
残しています。

今晩のNY市場、もみあい上昇スタート。終了時迄プラス圏を保って終了
できるかポイントです。

明日の日経平均、やや円高も、陽線プラス引けとなるか期待したい。


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6月第3週 相場展望と予定

2019-06-09 23:54:09 | 相場展望

         
      
6月第2週の日経平均は、5週ぶりに反発に転じた。NY市場が利下げ期待から上昇
したことが支援材料となって日経平均も上昇した。依然、米・中貿易摩擦問題は燻っ
ている中、週前半は、メキシコへの通商摩擦の拡大に、円高も加わり週初は大幅安。

ただ、パウエルFRB議長が、利下げに動く可能性を示唆した事がインパクトとなり、
NYダウが大幅高となると潮目が変わった。これを好感して5日日経平均は、前日比
367円高と6日ぶりに急反発した格好だった。
週末まで堅調さを保った日経平均は、令和で初の週間上昇となった。

結局、日経平均は、週間で283円上昇(↑1.38%)の20884円だった。

さて、6月第3週(6/10~6/14)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
週明けの東京市場は、週末NY市場の上昇を受け、続伸の展開が想定される。

NY市場が5連騰となった背景は、米雇用統計の予想下振れにより、利下げ期待が
強まった事と、原油相場の上昇であった。

また、週末にメキシコからの輸入品に対する関税上乗せは回避するとのリリースも、
週明け東京市場の追い風になりそうである。

主な経済指標は、国内で、6/10のGDP改定値、6/11の5月工作機械受注
6/12の4月機械受注で、予想が悪いため、それを上回るか、注目です。
また、週末のメジャーSQも注目です。

海外で、米で6/11の5月生産者物価、6/12の5月消費者物価、6/14の
5月小売り売上高、中国での5月小売売上高、5月鉱工業生産など注目です。

ただ、週後半は、NY市場の連騰も一休みになる可能性もあり、もみ合う可能性も。
それでも、G20を控えて、売られ過ぎた景気敏感株、6月相場の切り返しに期待。
日経平均、6月第3週(6/10~6/14)レンジは、20850円~21450円
程度を想定しています。

1.6月第3週(6/10~6/15)主なイベントと予定
 6/10
 日本 4月国際収支
 日本 第1四半期GDP改定値
 日本 5月景気ウォッチャー調査
 日本 学情、ザッパラス、Casa、ピジョン 各決算
  米  4月求人件数
  米  対メキシコ関税発動延期
  中国 5月貿易収支
  露 ロシア・サウジ、エネルギー相会談
 6/11
 日本 5月マネーストック
 日本 5月工作機械受注 
 日本 JPNミート、三井ハイテク、シーイーシー、丹青社 各決算
  米 5月生産者物価指数
  米 ゲーム業界最大の見本市「E3」開催(~6/13、ロサンゼルス)
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
 6/12
 日本 5月国内企業物価指数
 日本 4月機械受注
 日本 神戸物産、Hamee、NEROZ、サムコ 各決算
 日本 ユーピーアール IPO
 日本 安倍首相、イラン訪問(日本の首相としては41年ぶり)
  米 5月財政収支
  米 5月消費者物価指数
  米 週間原油在庫統計
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
 中国 5月消費者物価指数
 中国 5月生産者物価指数
  ト トルコ中銀政策金利
  仏 ルノー株主総会
 EU ドラギECB総裁、講演
 6/13
 日本 第2四半期法人企業景気予測調査
 日本 5月都心オフィス空室率
 日本 ラクスル、鎌倉新書、ヤーマン、正栄食、ドーム 各決算
 日本 トヨタ株主総会
  米 5月輸入物価指数
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  豪 5月雇用統計
  英 英保守党党首選、下院議員による第1回投票
 EU ユーロ圏財務相会合
  世 OPEC月報
 6/14
 日本 メジャーSQ算出日
 日本 星野RR、エイチーム、エニグモ、サンバイオ、梅の花、いちごオフ 各決算
  米 5月小売売上高
 中国 5月小売売上高
 中国 5月鉱工業生産
  露 ロシア中銀政策金利
 EU EU財務相理事会(ルクセンブルク)

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/7)
 今日のNY為替市場はドル売り強まった。朝方発表になった米雇用統計は非農業部門
 雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大きく下回ったほか、平均時給も前年比
 3.1%と前回から鈍化した。NFPが極端に低い数字であることから、特殊要因の
 可能性もあるが、明らかに弱い内容ではあった。今回の米雇用統計を受けて市場では、
 0.5%の大幅利下げのほか、6月利下げの可能性までも指摘されている。
 
 米雇用統計発表後にドル円は売りが強まり107.9円近辺に下落する場面が見られた。
 しかし、売りが一巡すると買い戻しも見られ108円台に下げ渋ってる。米株式市場が
 逆にポジティブな反応を見せており、ダウ平均が一時350ドル超上昇する中、ドル円
 は下値をサポートされた様だ。ただ、米国債利回りも低下する中、ドル円の上値は重い
 印象。
 
 ユーロドルは買い戻しが加速。強い上値抵抗となっていた1.13ドルを突破し、スト
 ップを巻き込んで1.1350ドル付近まで上昇する場面も見られた。今日の上げで、
 100日線を上放れる展開が見られているが、きょうの200日線は1.1370ドル
 付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。ただ、ECBが追加緩和姿勢を強
 める中、今日は上昇しているものの、このまま1.15ドルを目指すとの見方までは、
 まだ強まっていない。
 
 ポンドドルは買い戻しが優勢。ただ、対ユーロや円では上値の重い展開が続いており
 ポンド自体が買われている印象は小さい。きょうはメイ首相の保守党党首の辞任が、
 発表された。後任が決まるまでは首相は続投するとしている。来週以降、メイ首相の
 後任レースが始まるが、市場ではEU離脱強硬派の首相が誕生するのか注目しており、
 その場合、合意無き離脱のリスクが高まるとの連想が働いているようだ。
 
 一部からは、EU離脱強硬派の首相が誕生した場合、ポンドドルは1.24ドルまで
 下落する可能性も指摘されている。ちなみに、報道機関の調査では70%の可能性で
 誕生すると見られているようだ。
 ただ一方で、合意無き離脱に関しては議会がストップをかけるとの期待もある。
 https://fx.minkabu.jp/news/106133
 
 米国債利回り
  2年債        1.847(-0.031)
  10年債      2.081(-0.037)
  30年債      2.572(-0.042)
  期待インフレ率   1.749(-0.011)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。朝方発表になった米雇用統計は非農業
 部門雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大きく下回ったほか、平均時給も前年
 比3.1%と前回から鈍化した。NFPが極端に低い数字であることから、特殊要因の
 可能性もあるが、明らかに弱い内容ではあった。今回の米雇用統計を受けて市場では、
 0.5%の大幅利下げのほか、6月利下げの可能性までも指摘されている。
 
 10年債利回りは一時2.05%台まで低下した一方、2年債利回りは1.78%台迄
 一時低下している。
 2-10年債の利回り格差は24(前日24)
 https://fx.minkabu.jp/news/106132

3.NY株式市場 結果(6/7)
 NY株式7日
  ダウ平均       25983.94(+263.28 +1.02%)
  S&P500       2873.34(  +29.85 +1.05%)
  ナスダック        7742.10(+126.55 +1.66%)
  CME日経平均     21030     (大証比:+110 +0.52%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅に4日続伸。朝方発表になった米雇用統計は非
 農業部門雇用者数(NFP)が7.5万人増と予想を大きく下回ったほか、平均時給も
 前年比3.1%と前回から鈍化した。NFPが極端に低い水準であることから、一時的
 要因の可能性もあるが、明らかに弱い内容ではあった。
 
 ただ、株式市場は買いが先行している。弱い米雇用統計が逆に市場の利下げ期待を裏
 付ける内容となったことが支援しているものと思われる。今回の米雇用統計を受けて
 市場の一部からは、6月利下げや0.5%の大幅利下げの可能性まで指摘さ始めている。
 ダウ平均は寄付きから上昇し、350ドル超上昇する場面も見られ、2万6000ドル
 台を回復した。
 
 米国債利回りが低下しており、銀行株には軟調な動きも見られているものの、エネルギー
 株や産業株、IT・ハイテク株など幅広い銘柄に買いが入った。
 
 ダウ採用銘柄ではマイクロソフトやアップル、インテルが上昇したほか、ユナイテッド・
 ヘルス、ウォルグリーン、ジョンソン&ジョンソンも堅調。一方、JPモルガンが下落。
 
 ナスダックも大幅高。FAANG銘柄をはじめ、エヌビディアやインテルなど半導体も
 しっかり。テスラが下落。
 
 ビデオ会議ソフトのズーム・ビデオ・コミュニケーションズが大幅高。IPO後初の決算
 を発表しており、2-4月期は1株利益、売上高とも予想を上回った。見通しについても
 1株利益、売上高とも予想を上回る見通しを示している。
 
 超大型書店経営のバーンズ・アンド・ノーブルが大幅高。投資会社エリオットが買収する
 ことで合意した。全て現金での買収で金額は負債を含めて4.76億ドルとなる。1株
 6.50ドルが株主に支払われる。
 
 カジノ運営のシーザーズ・エンターテインメントが上昇。同社の株主でもある著名投資家
 のアイカーン氏から身売りを推奨されているが、同業のエルドナラド・リゾーツとの合併
 協議に進展が見られたとの報道が伝わっている。
 
 電子署名ソフトウェアを手掛けるドキュサインが大幅安。2-4月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。通期売上高見通しも上方修正しており、予想も
 上回った。ただ、市場は5-7月期のビリングの見通しが予想を下回ったことが嫌気され
 ているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/106128

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/7)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=53.99(+1.40 +2.66%)
 
 NY原油は大幅続伸。米メキシコ間の貿易摩擦はまだ不透明感が強いものの、サウジ
 アラビアのエネルギー相が6月末で期限を迎える協調減産の期限延長について、石油
 輸出国機構(OPECの中では合意に近づいていると述べたことや、弱気の内容だった米
 雇用統計にも逆に早期利下げ期待が高まるとの見方で、米株が大幅高となったことに
 支援された。加えて、米国の時間帯の午後後半は、米国内の原油の稼動掘削装置(リグ)
 数が急減していたことで一段高となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/106131
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1346.10(+3.40 +0.25%)
 金8月限は続伸。時間外取引では、5月の米雇用統計の発表を控え、買いポジションの
 整理の動きが優勢となり、小反落となった。日中取引開始後は5月の米雇用統計が弱気
 の数字となり、ドル安が進行すると買い意欲が強まり、反発に転じ、直近の高値更新の
 動きとなった。前半で買い一巡後は最近の上昇で高値警戒感が強まっていることや、米
 株の上昇から利食い売りの動きもあり、上げ幅を縮小したが、堅調に引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/106130


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地銀105行の純利益2割減は、統廃合を暗示!?

2019-06-06 23:57:41 | 企業を斬る

         
今日、金融庁は地方銀行、第二地方銀行に埼玉りそな銀行を加えた105行の
2019年3月期決算(単体)の概要を公表した。 低金利や人口減少を背景に、
純利益の合計額は前期比22.9%減の7686億円と3年連続で減少した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190606-00000101-jij-bus_all

低金利の長期化により、貸し出しから得られる収益が引き続き低迷。融資先
の貸し倒れなどに備えた与信関係費用も約3倍に増加した様です。

貸し出しなど本業のもうけを示す実質業務純益は0.4%増の約1,2兆円
と、6年ぶりに増加。人件費抑制や店舗網の見直しなどコスト削減を進めて
貸し出し収益の悪化をカバーした。


今後、人口減少や超低金利継続を背景に地銀の収益力が低下する事は、避け
られない状況です。加えてAI普及となると、余剰行員問題もあり、再編が
加速しそうです。そんな中、地域密着の顧客の立場にたったサービスを提供
できる地銀のみが、生き残る様な気きがします。

3年先に上記105行の内、どれ位の割合で統廃合が進むのか注目です。

 
さて、日経平均は小幅反落して、2円安の20774円の大引けでした。
(出来高 概算10.6億株の薄商いでした。)

NY市場は、続伸したものの、朝方メキシコの移民問題で、合意に達成せず
のリリースが流れ、日経平均の上昇相場になるはずが、水を注した格好。
日経平均はマイナスで始まったが、下値を追うことなく、戻りを試しながら、
膠着感が強い中、わずかにマイナスとなる20700円台をキープして終了。

日経平均は小幅反落し、昨日と同水準の引けとなった格好。ボリンジャー
バンド-1σ上辺り水準に戻し、リバウンドの余地を残しています。

今晩のNY市場、上昇もみ合いスタート。原油高が好感され続伸で終了できる
かポイントです。

明日の日経平均、週末ですが、早速の反発となる展開に期待したい。


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東芝メモリ、上場へ向け踏ん張りどころか!?

2019-06-05 23:57:36 | 企業を斬る

         
東芝メモリHDにファーウェイ・ショックが直撃する。米国による中国
通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止措置などで、
制裁包囲網が構築されつつあり、スマートフォン生産に注目が集まる。
ただ、NAND型フラッシュメモリーの大口顧客として、基幹ネットワーク
を構築する通信装置への影響の方が重大だ。
東芝メモリHDが目指す2019年内の株式上場への踏ん張りどころだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00010001-newswitch-bus_all

ファーウェイは東芝メモリにとって、NAND型フラッシュメモリーの
主要供給先の1社。通常の取引を続けているが、トランプ政権が世界で
旗を振る制裁強化の動きは確実に広がる。米国が神経をとがらせる安全
保障リスクの観点で見れば、通信インフラを支える基幹装置への懸念は
スマートフォンの比ではない。

通信装置は半導体メモリーの搭載量がスマートフォンに対して多く、代替
顧客を探すのも難しい。「通信装置で使う高性能サーバーの約7割はNA
ND型フラッシュメモリーが占める」(業界関係者)という。

ファーウェイの競合は、スウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキア
に限られ、新規開拓は一朝一夕にはいかない。

一方、スマートフォン分野では東芝メモリにも挽回のチャンスがありそう。
米グーグルと英半導体設計大手のアーム・ホールディングスの取引停止は、
ファーウェイのスマートフォン生産に深刻なダメージを与える。

ただ「ファーウェイの高級機種は韓国・サムスン電子に、中級機種は同じ
中国のOPPO(オッポ)とvivo(ビボ)に置き換わる」との見方があり、
東芝メモリも韓中スマートフォンメーカーへの営業攻勢を強める方針です。


NAND型フラッシュメモリーの市況は、最悪期を脱している様ですが、
年内上場に向け、東芝メモリの踏ん張りどころに注目しています。

さて、日経平均は大幅反発して、367円高の20776円の大引でした。
(出来高 概算12.8億株の商いでした。)

NY市場が、パウエルFRB議長の「景気を拡大成長するため、適切な処置を
取る」と言ったコメントを、市場は年内利下げと捉え、期待感から大幅上昇。
日経平均もこの流れを受け、ギャップアップから始めると、終日堅調な展開が
続き、20700円台を回復した大引けとなった。

日経平均は6日ぶりに急反発して、5日線を超えて陽線引け。ボリンジャー
バンド-1σ上辺り水準に戻し、リバウンドを試す展開となっています。

今晩のNY市場、ADP雇用統計は予想に届かないものの、パウエルFRB議長
米金利利下げ期待が継続して続伸スタートです。底堅い上値追いとなるか、注目。

明日の日経平均、トレンド転換となる続伸できるか注目しています。


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メルカリ、トレファクとアマゾンの連携から競争激化で株価が急落!?

2019-06-04 23:58:55 | 企業を斬る

           
今日、株式市場で、メルカリ(東証マザーズ)が急落し、前日比209円安
(-6.67%)の2926円で取引を終えました。値下がり率は東証マザーズで
3位でした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190604-00000088-it_nlab-bus_all

前日、リサイクルショップ運営のトレジャー・ファクトリーがアマゾンと
連携し、アマゾンから申し込める買い取りサービスをトレファクが提供する
と発表しました。アマゾンのアカウントを使ってアマゾンサイト上から簡単
に申し込めるのが売りで、買い取り額の支払いはアマゾンギフト券か、現金
口座振り込みを選べます。

トレジャー・ファクトリーは、関東と大阪等に店舗を展開し、年間100万
件以上の買い取り実績がある様です。リユース市場の拡大が見込まれる一方、
同社とネット販売大手のアマゾンが組む事で、競争が激化するとの懸念から、
フリマアプリ最大手のメルカリが売られた様です。

メルカリの急落に対し、トレジャー・ファクトリーは年初来高値を更新。
終値は42円高(+5.39%)の821円でした。


今日の地合い、悪い底堅さの中で比較的に値を保ってたメルカリが売られた
様で、競争激化は今に始まったことでなく、フリマアプリ市場は、まだまだ
伸びそうです。現在赤字経営で、PBRも高いが、案外、美人投票と同じで、
明日は早速の反発があるかもしれません。

さて、日経平均は5日続落して、2円安の20408円の大引でした。
(出来高 概算12.3億株の商いでした。)

NY市場のダウが下落から自律反発の小幅高で終了した流れから、米・中貿易
戦争が燻る中、日経平均は、自律反発機運から、悪い底堅さで、小幅続落して
終了した。何とか20400円台キープした恰好だった。

日経平均は5日続落で、下ヒゲを残した陰線引け。下降トレンド継続であるが
ボリンジャーバンド-2σ上辺りの売られ過ぎ商状。明日こそ自律反発があっ
て良い状況です。

今晩のNY市場、パウエルFRB議長の講演期待を受け、反発スタート。上値
追えるかポイントです。

明日の日経平均、売られ過ぎで、自律反発に期待したい。


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消費増税凍結で、格下げの覚悟が必要は詭弁か!?

2019-06-03 23:58:27 | 政治に物申す

           
今日の午前、麻生財務相は参院決算委員会で、消費増税の凍結論について
「そのような意見があるのは承知している」としつつ、「国債の格付けに
影響が出る可能性があり、格下げ覚悟も必要」と指摘した。西田昌司委員
(自民)への答弁。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190603-00000037-reut-bus_all

西田氏は今年1~3月の国内総生産(GDP)1次速報が2期連続プラス
維持したものの、主な要因は輸入の減少で消費が弱いとして、増税凍結の
必要性を強調し、麻生財務相に答弁を求めた。

麻生氏は「個人消費と設備投資が伸びてないため、政府支出を増やす事で
GDPを維持しないといけない状況に陥っている」と現状分析。安倍政権
6年間は積極財政政策を展開しており、「財政緊縮という方向でない」と
説明しました。

西田氏はデフレ下など金利が上昇しにくい状況で、国債発行と中央銀行の
国債買い入れの組み合せで、経済安定化可能という現代金融理論の信奉者
だが、麻生氏は「米国にそのような意見があるのは分かってる」としつつ、
「消費増税は、少子高齢化に対応する全世代型社会保障実現のため必要」
との従来見解を繰り返した。

同席した厚労省の藤沢政策統括官は、消費増税は実質賃金を引き下げない
かとの西田氏の質問に対して、「単純計算では押し下げるが、賃上げが、
可能な環境整備を進めたい」と答弁した。


西田氏の主張は、正論だと思う。麻生さんも、国債格下げの詭弁はそれ位
にして、本質を見た方が良いように思う。そもそも、デフレからの脱却を
標榜して日銀は2%の物価目標というインフレターゲットを設定してきた
が、6年経ってもデフレ脱却は実現していません。

米・中貿易戦争が、グローバル経済に悪影響を及ぼし世界経済減速させて
いる現状で、国内消費を活性化させるには、消費税減税する施策が必要。
もし今秋に増税実施すると、デフレ脱却を諦め、景気をさらに悪化させる
日本沈没のトリガーになるかもしれません。
増税を凍結する(踏み込んで5%に戻す)の政府の英断が求められます。

さて、日経平均は4日続落して、190円安の20410円の大引でした。
(出来高 概算12.2億株の商いでした。)

NY市場が続落。米・中貿易戦争で、中国が年間600億ドル相当の米国
製品に対して、追加関税率を最大25%にする報復措置を発動させ、嫌気
された格好でした。日経平均は、世界経済減速を先取りして下げており、
為替の円高傾向も加わり、リスク回避の動きが強まった格好でした。
一時20300円台まで下げたが、何とか20400円台キープして終了。

日経平均は4日続落も、下ヒゲ陽線引け。ただ、下降トレンド継続で
ボリンジャーバンド-2σ辺りで、売られ過ぎ感の台頭です。

今晩のNY市場、ダウ反発スタートももみあいで、ナス弱含んでいます、
底堅い展開で終了できるか、ポイントです。

明日の日経平均、NY市場が弱含んでも、売られ過ぎ。自律反発して良い
水準ですが、為替の動きに注目です。


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