6月第3週の日経平均は、2週連続で上昇した。5/E以来の21000円台を
固める展開となった。週初の日経平均は、大幅続伸でスタートした。米5月雇用
統計が市場予想を下回り、米利下げ期待が高まり、NYダウの続伸基調が続いて
日経平均を押し上げた格好だった。
米・中貿易摩擦問題を巡っては、両国強気姿勢を崩しておらず膠着状態であった。
さて、6月第4週(6/17~6/22)主なイベントと予定は、下記1.の通り。
ただ、日経平均は、21000円台をキープし、週末のメジャーSQを通過、SQ
値を上回ってる事から、過度な下値不安は後退している格好。
主な経済指標は、国内で、6/20の日銀金融政策決定会合、黒田総裁コメントに
注目です。
海外で、米で6/19FOMC結果とパウエルFRB議長発言に注目です。
したい。
一時的に21000円台を割り込んでも、値固めから小幅リバウンドを想定しており
程度を想定しています。
1.6月第4週(6/17~6/22)
6/16
香港 「逃亡犯条例」改正案に対する大規模デモ実施
6/17
日本 5月首都圏新規マンション発売
日本 ツルハ、西松屋チェ、アークランド 各決算
米 4月対米証券投資
米 6月NY連銀製造業景況指数
米 USTR、対中関税計画を巡る公聴会
EU ECBフォーラム、ドラギECB総裁開会演説
6/18
日本 6月月例経済報告
日本 積水ハウスR、プレミア投信 各決算
米 FOMC(~6/19)
米 5月住宅着工件数
米 アドビ 決算
英 カーニー英中銀総裁、講演
英 保守党党首選、下院議員による第2回投票
独 6月ZEW景況感指数
6/19
日本 日銀金融政策決定会合(~6/20)
日本 5月貿易収支
日本 5月訪日外国人客数
日本 コーセル 決算
日本 日本グランデ、Sansan 各IPO
米 FOMC声明発表、経済予測公表
米 パウエルFRB議長記者会見
米 オラクル 決算
英 5月消費者物価指数
英 英保守党党首選、下院議員による第3回投票
6/20
日本 日銀金融政策決定会合
日本 黒田日銀総裁記者会見
日本 5月コンビニエンスストア売上高
日本 ピアズ IPO
米 第1四半期経常収支
米 5月景気先行指数
米 クローガー 決算
米加 首脳会談
英 中銀政策金利
英 カーニー英中銀総裁、講演
英 保守党党首選、下院議員による第4回投票
EU ECB経済報告
EU EU首脳会議
6/21
日本 5月消費者物価指数
日本 ブランディング・テクノロジー
米 5月中古住宅販売件数
米 ブレイナードFRB理事、FRBイベント参加
2.NY市場、為替/債券 各結果(6/14)
15日のNY市場でドル円は朝方108円20銭前後から108円台半ばまで上昇。その後
の調整も108円30銭台までにとどまり、午後に入って再びのドル買いで108円50銭台
まで上昇して週の取引を終えている。
朝方のドル買い円売りは米小売売上高の強めの結果を好感したもの。総合の数字は
予想よりも若干弱めも、前回値が大幅な上方修正となっており、そこからの比較で
出る今回の数字も見た目よりも強いとの認識が広がった。また月ごとの変動が激しい
自動車を除いたコアは前回値の上方修正に加えて、予想よりも強めに出ており、かな
りの強い数字という印象に。
この数字を受けて、来週18日、19日に開催される米FOMCでの利下げ期待が後退。
もともと据え置きが大勢であったが、据え置き見通しがもう一段支えられる形に
なり、ドル買い円売りにつながった。
その後108円台半ばからの売り意欲に押されて少し調整も、欧州通貨はドル買い基調
が継続。ユーロはイタリアの財政問題懸念がこのところの重石となっており、今日も
ユーロ買いに慎重姿勢。ポンドは来週18日からの保守党党首選を前に無理をせず。
党首選は来週議員投票で2名の候補者を選び、党員投票にかけられる。ユーロドルは
1.1280台から1.1203まで。大台は維持もほぼ安値圏での引けに。ポンドドルは1.2660
前後から1.2580まで。1.25台で引けている。
https://fx.minkabu.jp/news/106918
NY債券市場で10年債利回りは朝方の2.05%台から一時2.11%に近いところまで上昇
(債券価格の下落)する場面が見られた。米小売売上高の好結果を受けてリスク警戒の
動きがやや後退したこと、早期の利下げ期待が若干ながら後退したことなどが背景に。
その後は若干利回りが低下しての揉み合い。2.08%前後で引けており、来週のFOMCを
前に金利は低下傾向を示して週の取引を終えている。2年債は昨日終値水準よりも利
回りが上昇するなど、小売売上高を受けての債券売りの影響が大きい。
イールドカーブはスティープ化がやや鈍化も目立った動きではない。
https://fx.minkabu.jp/news/106920
3.NY株式市場 結果(6/14)
NY株式14日
ダウ平均 26089.61(-17.16 -0.07%)
S&P500 2887.01( -4.63 -0.16%)
ナスダック 7796.66(-40.47 -0.52%)
CME日経平均 21015 (大証比:-15 -0.07%)
今日のNY株式市場で主要指数は横ばいの動き。一時100ドル超の下げとなり、ダウ
平均はその後プラス圏を回復。引けにかけての売りでマイナス圏で週の取引を終えてい
るが、ほぼ木曜日の終値水準。
終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が17.16ドル安の2万6089.61ドル、
ナスダック総合指数が40.47安の7796.66、S&P500が4.66安の
2886.98。
ダウ採用銘柄では、ダウインクが朝から弱く3.4%安。シスコシステムズが2.5%
安と全体を押し下げる展開に。ホームデポが1.7%高と堅調。なお上下ともに変化が
1%にとどか図、様子見ムードを広げる様子もない。
ファング関連ではフェイスブックが2%を超える上昇を見せた。エヌビディアは逆に
2%を超える下落。
上昇の意識買わらず。
https://fx.minkabu.jp/news/106910
4.NY市場 原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/14)
NY原油先物7月限(WTI)
1バレル=52.28(+1.14、+0.04%)
NY原油は総じて小幅続伸。 前日13日はホルムズ海峡付近のオマーン湾でタンカー
2隻が攻撃を受け、供給懸念が強まり、大幅高となったが、14日は時間外取引から
方向性を欠き、小安くなる場面があった。米小売り売上高の発表後、ドル高となっ
たことや、米株の下落が足かせとなった。後半から終盤の取引では地政学的リスク
への警戒感は根強く、小幅高で推移。石油掘削サービス大手ベイカーフューズが発表
した週間稼働リグ(掘削装置)が減少したことにも支援され、小高く引けた。
https://fx.minkabu.jp/news/106913
NY金先物8月限(COMEX)
1オンス=1344.50(+0.80)
から欧州時間の取引開始とともにまとまった買いが入り、大幅高となり、1,360ドル
超えとなった。しかし米小売売上高が強気の数字と解釈され、ドルが堅調な展開と
なると、日中取引の序盤で上げ幅を縮小。前半から中盤は1,350ドル台で堅調に推移
した。終盤にかかる午後の取引ではドルが対ユーロで堅調に推移、米債券市場では
10年債の利回りの上昇から利食い売り先行ムードとなり、一時、小安くなるまで上げ
幅を削る展開となった。引け前に買いが優勢となり、かろうじてプラスサイドを維持
して引けた。
https://fx.minkabu.jp/news/106911
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