東芝メモリHDにファーウェイ・ショックが直撃する。米国による中国
通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)への輸出禁止措置などで、
制裁包囲網が構築されつつあり、スマートフォン生産に注目が集まる。
ただ、NAND型フラッシュメモリーの大口顧客として、基幹ネットワーク
を構築する通信装置への影響の方が重大だ。
東芝メモリHDが目指す2019年内の株式上場への踏ん張りどころだ。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00010001-newswitch-bus_all
ファーウェイは東芝メモリにとって、NAND型フラッシュメモリーの
主要供給先の1社。通常の取引を続けているが、トランプ政権が世界で
旗を振る制裁強化の動きは確実に広がる。米国が神経をとがらせる安全
保障リスクの観点で見れば、通信インフラを支える基幹装置への懸念は
スマートフォンの比ではない。
主要供給先の1社。通常の取引を続けているが、トランプ政権が世界で
旗を振る制裁強化の動きは確実に広がる。米国が神経をとがらせる安全
保障リスクの観点で見れば、通信インフラを支える基幹装置への懸念は
スマートフォンの比ではない。
通信装置は半導体メモリーの搭載量がスマートフォンに対して多く、代替
顧客を探すのも難しい。「通信装置で使う高性能サーバーの約7割はNA
ND型フラッシュメモリーが占める」(業界関係者)という。
ファーウェイの競合は、スウェーデンのエリクソンとフィンランドのノキア
に限られ、新規開拓は一朝一夕にはいかない。
一方、スマートフォン分野では東芝メモリにも挽回のチャンスがありそう。
米グーグルと英半導体設計大手のアーム・ホールディングスの取引停止は、
ファーウェイのスマートフォン生産に深刻なダメージを与える。
ただ「ファーウェイの高級機種は韓国・サムスン電子に、中級機種は同じ
中国のOPPO(オッポ)とvivo(ビボ)に置き換わる」との見方があり、
東芝メモリも韓中スマートフォンメーカーへの営業攻勢を強める方針です。
NAND型フラッシュメモリーの市況は、最悪期を脱している様ですが、
年内上場に向け、東芝メモリの踏ん張りどころに注目しています。
さて、日経平均は大幅反発して、367円高の20776円の大引でした。
(出来高 概算12.8億株の商いでした。)
NY市場が、パウエルFRB議長の「景気を拡大成長するため、適切な処置を
取る」と言ったコメントを、市場は年内利下げと捉え、期待感から大幅上昇。
日経平均もこの流れを受け、ギャップアップから始めると、終日堅調な展開が
続き、20700円台を回復した大引けとなった。
日経平均は6日ぶりに急反発して、5日線を超えて陽線引け。ボリンジャー
バンド-1σ上辺り水準に戻し、リバウンドを試す展開となっています。
今晩のNY市場、ADP雇用統計は予想に届かないものの、パウエルFRB議長
米金利利下げ期待が継続して続伸スタートです。底堅い上値追いとなるか、注目。
明日の日経平均、トレンド転換となる続伸できるか注目しています。
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