5/19~週の日経平均は、前半にNY市場の高値圏からの一服や中国株の
下げなどや、為替の101円台前半の中、5/21に14000円割れする場面も
ありましたが、終値で14000円台をキープ。週末にかけて、日銀金融政策決定
会合のノーサプライズも、かんぽ生命の日本株保有比率を高める報道や6月の
成長戦略の期待感から、先物主導で買戻しが入り、リバウンド基調となりました。
ウクライナ情勢やタイ情勢も耐性が出てきた格好です。
結局、日経平均は、週間で365円上昇(↑2.59%)14462円の大引けでした。
5月最終週(5/26~5/30)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。
週明けのNY市場が休場となっても、25日線を上回り、リバウンドの継続の週
明けになりそうです。
経済指標では、米で、5/27に4月耐久財受注、3月FHFA住宅価格指数、
3月ケース・シラー住宅価格指数、5月消費者信頼感指数、5/28にMBA
住宅ローン申請指数、5/29に1~3月GDP改定値、4月中古住宅販売成約
指数、5/30に4月個人消費支出、5月ミシガン大学消費者指数などあります。
国内では、週末に日本版雇用統計などあります。5ヶ月ぶり月足陽線にチャレンジ、
相場転換の上放れに期待したい。
日経平均、5月最終週(5/26~5/30)レンジは、14350円~14750円
程度を想定しています。
1.5月最終週(5/26~5/30)主なイベントと予定
5/26
日本 日銀議事録要旨(4/30付)
日本 大手生保各社、ダイドードリンコ、プラネット 各決算
米 メモリアルデー休場(株式・債券市場)
印 インド、モディ氏が首相に就任
英 バンクホリデー休場(株式市場)
5/27
日本 5月末 株式分割/優待/配当 権利付最終売買日
日本 内田洋行、アインファーマシーズ、ウチダエスコ 各決算
米 4月耐久財受注
米 3月S&Pケースシラー住宅価格指数
米 5月コンファレンスボード消費者信頼感指数
米 3月FHFA住宅価格指数
米 アトランタ連銀総裁、講演
EU EU首脳トップ人事で会議
5/28
日本 黒田日銀総裁 講演
米 オバマ米大統領、演説
中国 4月工業利益
独 5月雇用統計
5/29
日本 4月商業販売統計
日本 TOPIXリバランス(西武HD 組入れ)
日本 パーク24、菱洋エレク、東和フード 各決算
米 第1四半期GDP改定
米 4月中古住宅販売成約件数
米 新規失業保険申請件数(~5/24の週)
米 カンザスシティー連銀総裁、講演
5/30
日本 4月有効求人倍率
日本 4月完全失業率
日本 4月全国消費者物価
日本 4月鉱工業生産(5、6月予測)
日本 安倍首相 講演
日本 MSCI指数入れ替え
日本 日駐、アイケイケイ、ACCESS等 決算
米 5月ミシガン大学消費者信頼感指数
米 4月個人所得
米 4月個人支出
米 SF連銀総裁 講演
米 フィラデルフィア連銀総裁 講演
米 リッチモンド連銀総裁 講演
5/31
米 クリーブランド連銀・ピアナルト総裁 退任
米 国債償還 2年債(350億ドル)
5年債(362億ドル)
6/1
中国 5月製造業PMI
米 クリーブランド連銀総裁にメスター氏就任
2.NY市場、為替/債券 各結果(5/23)
今日のNY市場、ドル円は一時102円台をつけている。地政学的リスクもある中、
米国債利回りは低下していたものの、米株堅調に推移しており、円売りの動きが
ドル円をサポートした。
ただ、下値を見ているショート勢もまだ多く見受けられる中、102円台の売り圧力
も強く、突破とまでは行かなかった。102円台のレジスタンスとしては、5月13日
高値102.35や100日線が来ている102.50付近が意識される。
この日発表の米新築住宅販売戸数は市場予想を上回ったが、為替市場の反応は
限定的となった。在庫水準の改善も見られていたものの、本格的に回復軌道に
戻せるか、まだ確信を持てないといったところのようだ。
一方、ユーロドルはNY時間に入って下げ一服となっていたものの戻りは鈍い。
ECBの行動を待てずに、ショート勢が仕掛けている模様。過熱感を示す指標で
あるRSIは30付近まで下げてきている。さすがに過熱感も出てきているが、
きょうの終値で200日線を若干下回っており、来週以降も警戒される。
現在、欧州議会選挙が行われており、25日が投票最終日となる。反EU勢力が
躍進しそうな勢いで、ユーロにとってはこちらも懸念材料となりそうだ。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=219432
米国債利回り
2年債 0.342(0.000)
10年債 2.532(-0.018)
30年債 3.393(-0.033)
期待インフレ率 2.219(+0.002)
*期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、利回りは低下。ウクライナ大統領選を25日に控え逃避
買いが優勢となり、利回りは低下した。きょうの米新築住宅販売戸数は市場
予想を上回ったが、反応は限定的。
10年債利回りは一時2.52%台、30年債は3.38%付近まで低下。
2-10年債の利回り格差は+219(前日+219)。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=219430
3.NY株式市場 結果(5/23)
NY株式23日
ダウ平均 16606.27(+63.19 +0.38%)
S&P500 1900.53( +8.04 +0.42%)
ナスダック 4185.81 (+31.47 +0.76%)
CME日経平均 14560 (大証比:+140 +0.96%)
今日のNY株式市場、ダウ平均は続伸。この日発表された米住宅指標が予想を
上回ったこともあり、買いが優勢となっている。再び最高値圏を目指す動きも
出る中、利益確定売りをこなし、じり高の展開となった。S&P500は終値
べースでの最高値を更新している。
ダウ採用銘柄ではナイキやビザ、ディズニーが上昇。一方、ファイザー、
マクドナルドが軟調。
HPが上昇。前日は冴えない決算を発表したものの、追加の人員削減などコスト
カット策も発表されたことが好感されている。
10代向けカジュアル衣料のエアロポステイルが大幅安。損失が大きく、早ければ
来年にも現金が尽き、経営危機に陥る可能性があるとのアナリストの指摘が嫌気
されている。
ナスダックも続伸。アップルやグーグルなど主力株は堅調。一方、ギリアド・
サイエンシズは反落した。
モバイル・ネットワークのアルバが下落。アナリストの投資判断引き下げが
嫌気されている。低価格と高価格戦略が裏目に出ており、粗利益率が圧迫して
いると指摘。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=219429
4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(5/23)
NY原油先物7月限(WTI)
1バレル=104.35(+0.61 +0.59%)
ブレント先物7月限(ICE)(終値)
1バレル=110.54(+0.18 +0.16%)
ブレント-WTI 6.19(前回 6.62)
今日のNY原油先物相場は反発。今週発表になった米週間在庫統計での原油在庫の
減少が引き続き材料視されている。25日のウクライナ大統領選やリビアの混乱も
続いており、地政学的リスクが相場を押し上げている。
7月限は一時104.50付近まで上昇。
WTIの上げ幅がブレントより大きかったことから、ブレントとの価格差は縮小
している。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=219424
NY金先物8月限(COMEX)
1オンス=1291.90(-3.30 -0.25%)
今日のNY金先物相場は反落。この日発表になった米新築住宅販売戸数が市場
予想を上回ったことで、逃避買い需要が後退している。ただ、地政学的リスク
もある中、下値では買いも見られている。
8月限は1286ドルまで下落後、1295ドル付近まで戻す場面も見られた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=219426
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個人的には、日経平均・NYダウ・円安
ともう少し3高が続くと嬉しいのですが・・・。
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日経平均、続伸しました。そろそろ相場のトレンド変わるサインになればと・・・。
お互い、前向きに相場を見て行きましょう!
それでは、また。