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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

12月第3週 相場展望と予定

2019-12-15 23:59:11 | 相場展望

          
12月第2週の日経平均は、3週連続の上昇となった。週初の日経平均は3日連続
続伸スタートした。週末の米雇用統計が予想以上に良く交換された格好だった。
週末にかけ、米中貿易協議の進展と英選挙の行方をめぐり、底堅い展開も疑心暗鬼
でもみあい。ただ、週末にかけ、米中貿易協議の第1弾の合意報道や英総選挙では
保守党が勝利見込みと、来月末ブレグジットに必要な過半数を確保し、英国の合意
なき離脱の可能性が後退すると、不確定要素が払拭して、一時600円朝の上昇と
昨年10月以来の24000円台回復して終了した。

結局、日経平均は、週間で668円上昇(↑2.86%)の24023円でした。

さて、12月第3週(12/16~12/21)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末のNY市場は、小幅続伸で終了。明日からの日経平均は、週末大幅高の反動から
利食い優勢ながら底堅い展開スタートを想定したい。

ここから上値追い材料待ちながら、米国の主要3指数は過去最高値を更新しており、
日本株は出遅れている。外部環境リスク後退の方向性が見えてきた事で、先行きの
不透明感の解消が期待されるので、円安が進行してリスクオンに傾斜する条件が、
整ってきた。年末年始高に向けての期待感が高まってきます。

また、個人の中・小型株の物色に加え、IPOラッシュを迎えます。個人の需給が
改善される中、師走ラリーへ進んで、年初来高値更新を目指す展開を期待したい。

日経平均、12月第3週(12/16~12/20)レンジは、23750円 ~
24350円程度を想定しています。

1.12月第3週(12/16~12/21)主なイベントと予定
 12/16
 日本 パーク24、アークランド 各決算
 日本 ランサーズ、JMDC、ベース 各IPO
  米 10月対米証券投資
  米 12月NY連銀製造業景気指数
  米 フェデックス 決算
 中国 11月小売売上高
 中国 11月鉱工業生産
  独 11月PMI
  英 中銀金融安定報告公表
 12/17
 日本 アスクル、プレミア投信 各決算
 日本 ウイルズ、フリー 各IPO  
  米  10月求人件数
  米 11月住宅着工件数
  米 11月鉱工業生産
  米 NY連銀総裁、講演
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  豪 中銀議事録
  英 11月失業率
 12/18
 日本 11月貿易収支
 日本 ツルハHD、コーセル 各決算
 日本 Buysellテク、ユナイトアンドグロー、JTOWER 各IPO
  米 マイクロン・テクノロジー、ペイチェックス 各決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  英 11月消費者物価指数
  独 12月Ifo景況感指数
 12/19
 日本 日銀会合
 日本 黒田日銀総裁 記者会見
 日本 11月工作機械受注
 日本 ランディックス、SREホールディングス  各IPO
 日本 日本ヘルスケア 決算
  米 ナイキ、アクセンチュア 各決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  豪 11月雇用統計
 NZ 第3四半期GDP
  英 中銀政策金利
 12/20
 日本 11月消費者物価指数
 日本 サツドラHD 決算 
 日本 INCLUSIVE、スペースマーケット 各IPO
  米 11月個人所得
  米 11月個人支出
  米 第3四半期GDP確報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/13)
 
 今日のNY為替市場、ドル円は米中貿易協議を巡る発言などで上下動の末、戻り売り
 が優勢となった。トランプ大統領がツイッターで、「中国との合意を巡るウォールス
 トリート・ジャーナル(WSJ)の報道は完全に間違い」と述べた。ウォールストリ
 ート・ジャーナル(WSJ)はきのう、関係者の話として、米国側の関税引き下げ案
 は3600億ドルの中国輸入品に対して、最大50%関税を引き下げる案を提示して
 いると伝えていた。

 トランプ大統領の発言を受けドル円は急速に売りが強まり、109.25円近辺まで
 下落した。しかし、その後に中国政府が会見し、「第1段階の貿易交渉は大きな進展
 があった。米国とは文書を巡って合意が成立。米中は15日の関税発動しないことで
 一致」などと述べたことから、今度は急速に買い戻されている。WSJが報じていた
 関税引き下げの部分については「段階的に引き下げる」と述べるに留めている。

 今度はトランプ大統領が「追加関税発動は取り止めるものの、25%の関税は維持」と
 述べたことに敏感に反応し、再び下値模索になる展開とった。ただ、ドル円は109円
 台を維持しており、底堅い動きは続いている。
 
 結局、追加関税が見送られたものの、米国による関税引き下げや、中国による米農産物
 購入拡大については、それぞれの行動を確認し合いながらというところのようだ。

 USTRのライトハイザー代表は1月第1週のワシントンでの署名を想定している事を
 明らかにし、米農産物購入に関して中国から、2年間のコミットメントを確保したとし
 て いる。合意は署名後30日で発効されるとしている。ただ、今回の合意は首脳で無
 く、自身レベルでの署名になる可能性が高いと述べていた。

 ユーロドルは戻り売りが優勢となっており、1.11ドル台前半に下落。特にドルを
 買う材料もユーロを売る材料もなく、前日の動きの調整が出ているものと思われる。
 英総選挙で保守党が圧勝したことで、ポンドが急伸し、ユーロも対ドルで連れ高し、
 1.12ドル付近まで急上昇していた。しかし、ポンドも利益確定売りに押されて
 おり、ユーロも伸び悩む動きとなったようだ。

 米中貿易協議も第1段階の合意が発表され、追加関税も見送られる運びとなった。
 重要イベントが市場の期待通りに通過したことで、このところ買い戻しが強まって
 いたユーロドルは上げが一服している模様。

 ポンドドルは1.33ドル台前半まで伸び悩んでいる。英総選挙で与党・保守党が
 圧勝し、ジョンソン首相は1月31日の離脱を明言した。市場の期待以上の勝利だ
 ったことから、秩序ある離脱をほぼ確実視している。ポンドドルも1.31ドル台
 前半から一気に1.35ドル台まで急伸する場面も見られたが、さすがに戻り売り
 も出ている状況。

 市場の注目は離脱後に移っている。特にEUとの自由貿易協定の行方には関心が高い。
 もし、来年中に協定を締結できない情勢であれば、ポンドはネガティブな反応を示す
 可能性もありそうだ。また、EU離脱による英経済への影響に関しても未知数の部分
 が多い。市場の関心がファンダメンタルズに回帰すれば、ポンド安の材料との見方も
 出ている。ただ、しばらくは買い戻しの動きが続くのではとの見方も少なくない。
 https://fx.minkabu.jp/news/127052

 米国債利回り
  2年債        1.606(-0.052)
  10年債      1.821(-0.071)
  30年債      2.253(-0.057)
  期待インフレ率   1.720(-0.012)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米小売売上高が予想を
 下回ったことや、米中貿易協議で追加関税は見送られたものの、前日に報道で流れて
 いた最大50%までの関税引き下げは合意に盛り込まれなかったことから、利回りは
 下げている。

 米10年債利回りは1.81%台まで低下し、政策金利に敏感な2年債も1.6%を
 下回る場面も見られた。
 2-10年債の利回り格差は+21(前営業日+23)に縮小している。
 https://fx.minkabu.jp/news/127051

3.NY株式市場 結果(12/13)
 
  NY株式13日
  ダウ平均       28135.38(  +3.33 +0.01%)
  S&P500       3168.80(  +0.23 +0.01%)
  ナスダック        8734.88(+17.56 +0.20%)
  CME日経平均    23925      (大証比:-35 -0.15%)
 
 今日のNY株式市場は、米中貿易協議を巡る発言で上下動した。トランプ大統領が
 ツイッターで、「中国との合意を巡るウォールストリート・ジャーナル(WSJ)
 の報道は完全に間違い」とツイートした。WSJはきのう、関係者の話として、
 米国側の関税引き下げ案はこれまで課した3600億ドル全ての中国輸入品に対し、
 最大50%関税を引き下げる案を提示していると伝えていた。
 
 この報道で売りが先行し、ダウ平均は反落して始まったものの小幅な下げに留まり、
 直ぐにプラス圏に戻し上げが加速した。中国政府が会見しており、「第1段階の
 貿易交渉に大きな進展があった」と述べた。只、今度はトランプ大統領が「15日
 の追加関税発動は取りやめるものの25%の関税は維持」と述べたことで戻り売り
 が強まっている。
 
 ダウ平均は一時158ドル高まで上昇後に103ドル安まで下落。結局、前日付近
 に戻して終えている。
 
 米中貿易協議に関しては、追加関税は見送られたものの、米国による関税引き下げや、
 中国による米農産物購入拡大については、それぞれの行動を確認し合いながらという
 ことのようだ。USTRのライトハイザー代表は1月第1週のワシントンでの署名を
 想定していることを明らかにしており、米農産物購入に関して中国から、2年間の
 コミットメントを確保したとしている。合意は署名後30日で発効されるとしている。
 ただ、今回の合意は首脳ではく、自身レベルでの署名になる可能性がいと述べていた。
 
 ダウ採用銘柄ではアップル、マイクロソフト、アップルが上昇したほか、ビザ、アメッ
 クスも堅調。一方、ダウ・インク、ベライゾン、ウォルグリーン、ファイザーが軟調。
 ナスダックも上下動後にプラス圏で推移。アップル、マイクロソフト、エヌビディア、
 アドビが上昇。一方、AMD、ブロードコムが下落した。
 
 アドビは9-11月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 同社のクリエイティブ及びマーケティングのソフトへの需要が力強いことが示された。
 
 ブロードコムが8-10月期決算を発表しており、好決算ではあったものの、スマホ
 メーカーからの受注を一部失ったことで、WIFI用チップ部門が減収となる見通し
 を示したことが嫌気されている。
 
 オラクルが下落。9-11月期決算を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの
 売上高は予想に届かなかった。
 
 発電など公益事業を手掛けるPPLが上昇。同社はペンシルベニア州のほか英国でも
 電力供給を手掛ける。英総選挙で与党・保守党が大勝し、野党・労働党が大敗した事
 が材料視されている。
 
 スナップチャットを運営するスナップが3日続伸。きょうはアナリストが投資判断を
 「買い」に引き上げ、目標株価を20ドルに引き上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/127049

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/13)

 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=60.07(+0.89 +1.50%)

 NY原油は続伸。米中の貿易交渉の「第一弾」が合意に達したことで、さらに戻り
 高値を更新したが、米国の時間帯に入ると、トランプ米大統領の発言で二転三転する
 展開となり、1ドル幅以上の乱高下を繰り返す激しい値動きとなった。また、この日
 発表された国際エネルギー機関(IEA)の月報で、石油輸出国機構(OPEC)と
 非加盟国の協調減産でも来年第1四半期が需給緩和見通しになった事は上値抑制要因
 となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/127045

 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1481.20(+8.90 +0.60%)

 金2月限は反発。時間外取引では、米中の通商協議で第1段階の原則合意に達した事
 を受けて下落したが、ドル安などを背景に押し目は買われた。日中取引で、米大統領
 が米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道は「完全に誤り」と述べ、
 通商合意に対する不透明感が残ることを受けて堅調となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/127044

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12月第2週 相場展望と予定

2019-12-08 23:58:21 | 相場展望

          
12月第1週の日経平均は、2週連続の上昇となった。週初の日経平均は3日ぶり
反発でスタートした。週半ばは、米中貿易協議の進展期待が後退するなど、為替も
やや円高にシフトし株価が下がる場面も、週後半は、中国の11月製造業PMIが
予想を上回り、持ち直し23300円台をキープした。

個別も中・小型株の見直し買いも散見され、師走相場の期待も高まった格好だった。
結局、日経平均は、週間で60円上昇(↑0.26%)の23354円でした。

さて、12月第2週(12/8~12/15)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末の米雇用統計は、景気動向を示す非農業部門の就業者数が季節調整済み前月比
26.7万人増(予想:18万人増)と予想を大きく上回り、失業率は2カ月ぶり
約550年ぶりとなる3.5%に低下。景気を支える堅調な雇用が維持されている
事が確認され、NY株式市場のダウは、337ドルの上昇となった。

これを受け、日経平均は、続伸スタートになりそうである。

主な経済指標は、米で12/11にFOMCとパウエルFRB議長声明、12/13
11月小売売上高、および12/15の対中関税の発動の可否があります。

また、12/12はECB理事会と政策方針、及び英選挙が注目されます。

国内は、週末の日銀短観、メジャーSQを迎え、週末高となるか注目です。

また、個人の中・小型株の物色に加え、IPOラッシュを迎えます。個人の
需給が改善される中、師走ラリーへ進んで、日経平均は、年初来高値更新を
目指す展開を期待しています。

日経平均、12月第2週(12/9~12/13)レンジは、23150円~
23850円程度を想定しています。

1.12月第2週(12/8~12/14)主なイベントと予定
 12/8
 中国 11月貿易収支
 12/9
 日本 第3四半期GDP改定値
 日本 アルトナー、学情、Bガレージ、日東網、CASA、荻原工業、泉州電 各決算
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
 中国 マネーサプライ
  独  11月貿易収支 
 12/10
   日本 11月工作機械受注
 日本 ベステラ、グッドコムA、サムコ、トーホー、シーイーシー 各決算、 
 日本 SOSiLA物流リート投資法人、ALiNKインターネット、テクノフレックス
    各IPO
  米 FOMC(~12/11)
  米 国債入札 10年債(240億ドル) 
 中国 11月消費者物価指数
 中国 11月生産者物価指数
 中国 任天堂の家庭用ゲーム機スイッチ発売 
  独 12月ZEW景況感指数
  英 11月鉱工業生産指数
 アル アルベルト・フェルナンデス氏、アルゼンチン大統領に就任
  世 ゲオルギエワIMF専務理事、講演
 12/11
 日本 11月企業物価指数
 日本 シーアールイー、JPNミート、アセンテック、神島化 各決算  
 日本 マクアケ IPO
  米 11月消費者物価指数
  米 FOMC政策金利結果
  米 パウエルFRB議長会見
  米 経済予測公表
  ブ  ブラジル中銀政策金利
 2/12
 日本 くら寿司、トーエル、クスリのアオキ、ラクスル、オハラ、鎌倉新書、アイ
         モバイル、 小林産業、エイチ・アイエス 各決算
 日本 メドレー IPO
  米 11月生産者物価指数
  米 オラクル、アドビ、ブロードコム、コストコ 各決算
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  ト トルコ中銀政策金利
  英 総選挙
 EU ECB政策金利
 EU ラガルドECB総裁会見
 EU 首脳会議
 12/13
 日本 メジャーSQ
 日本 第3四半期GDP
 日本 日銀短観
 日本 「会社 四季報」発売

 日本 日本ハウスHD、アイ・ケイ・ケイ、プラス、神戸物産、エニグモ、ネオジャパン
    クミアイ化、ヤ―マン、梅の花、フジコーポ、ナイガイ、ファースト住建 各決算
  米 11月小売売上高
  米 11月輸入物価指数
  米 NY連銀総裁、講演
 12/15
 日本 安倍首相がインド訪問(~12/17)
  米 対中追加関税発動予定
 中国 対米追加関税発動予定

2.NY市場、為替/債券 各結果(12/6)
 今日のNY為替市場はドル高・円高の展開の中、ドル円は上値の重い展開となった。
 朝方発表の米雇用統計が強い内容となったことで、ドル円は発表直後に買いが強まり
 108.90円付近まで上昇した。本日の200日線は108.85円付近に来てい
 るが、その水準を一時回復。しかし、買いが一巡すると直ぐに戻り売りが強まり、
 109円及び200日線を維持できずに失速している。
 
 米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が26.6万人増と予想を大きく上
 回った。前回分も上方修正され、失業率も3.5%に低下し、平均時給も前年比
 3.1%上昇と3%超の伸びを維持した。力強い雇用を示す数字と言えよう。
 
 市場の一部では景気後退への不安感が高まっているが、きょうの米雇用統計を見た
 限りでは、その懸念は後退しているものと思われ、米経済のファンダメンタルズは
 底堅さが続いている。
 
 米株式市場でダウ平均は300ドル超の上げ幅となっているものの、ドル円は素直
 な反応を示していない。米中貿易協議に関心が集中する中、15日(日)に対中
 追加関税の期限を向かえ、そのイベントリスクを巡って来週は重要な週とも言える。
 その前にロングポジションを調整しておきたいといったニーズがドル円の上値では
 多いのかもしれない。目先の下値サポートは108.50円が意識される。
 
米国債利回り
 2年債       1.615(+0.023)
 10年債      1.838(+0.028)
 30年債      2.280(+0.020)
 期待インフレ率   1.716(+0.030)
           ※期待インフレ率は10年債で算出

きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表になった米雇用統計が
予想外に強い内容となったことで利回りは上昇。非農業部門雇用者数(NFP)は
26.6万人増と予想を大きく上回る強い数字となり、前回分も上方修正されている。

失業率も3.5%に低下し、平均時給も前年比3.1%上昇と3%超の伸びを維持
している。力強い雇用を示す文句のない数字となった。

市場の一部では景気後退への不安感が高まっているが、きょうの米雇用統計を見た
限りでは、その懸念は後退したものと思われる。

 米10年債利回りは1.86%台まで一時上昇し、政策金利に敏感な2年債は1.64%
台まで一時上昇した。
2-10年債の利回り格差は+23(前営業日+21)にスティープ化。
https://fx.minkabu.jp/news/126243

3.NY株式市場 結果(12/6)
 NY株式6日
  ダウ平均      28015.06(+337.27 +1.22%)
  S&P500      3145.91(  +28.48 +0.91%)
  ナスダック       8656.53(  +85.83 +1.00%)
  CME日経平均   23520     (大証比:+100 +0.42%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。朝方発表になった米雇用統計が予想外
 に強い内容となったことで買いが優勢となっている。非農業部門雇用者数(NFP)
 26.6万人増と予想を大きく上回る強い数字となり、前回分も上方修正された。
 
 失業率も3.5%に低下し、平均時給も前年比3.1%上昇と3%超の伸びを維持
 している。力強い雇用を示す文句のない数字と言えよう。ただ、FRBが利上げに
 転じる気配はない。
 
 市場の一部では景気後退への不安感が高まっているが、きょうの米雇用統計を見た
 限りでは、その懸念はないものと思われる。米中貿易協議への警戒感はあるものの、
 米株式市場はファンダメンタルズの追い風が吹いている様。金融やIT・ハイテク、
 産業株など幅広い銘柄が買われ、ダウ平均は一時340ドル高まで上昇。
 
 ダウ採用銘柄では、3M、ゴールドマン、JPモルガン、ダウ・インク、アメックス、
 シェブロン、アップルが上昇。3Mはドラッグデリバリーシステム事業の10億ドル
 での売却を模索してるとの報道が材料視されている。一方、ウォルグリーン、P&G、
 ユナイテッド・ヘルスが軟化。
 
 ナスダックも大幅高。テスラやアップル、マイクロソフトなど主力のIT・ハイテク
 株は概ね上昇。一方、ロクは利益確定売りに押された。
 テスラは、アナリストが目標株価を従来の440ドルから500ドルに引き上げた
 事が好感されている。電動ピックアップトラック「サイバートラック」が好調で、
 中国での 販売ペースが上向けば、株価は500ドルに上昇の可能性があると指摘。
 
 化粧品販売のアルタ・ビューティが大幅高。8-10月期決算を発表しており、既存
 店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。米国での化粧品産業は
 厳しい環境にある中、期待以上の成長を示している。
 
 経営管理システムのDOMOが上昇。8-10月期決算を発表しており、1株損益は
 予想ほど赤字が拡大しなかったことや、売上高は予想を上回った。
 
 ウェブ会議サービスのズームビデオが商いを伴って大幅安。8-10月期決算を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。11-1月期の見通しも予想を上
 回り、通期も1株利益、売上高とも上方修正してる。好調な決算ではあったが、今回
 の決算にアナリストからは厳しい見方も多く見受けられた。
 
 電子署名のドキュサインが商いを伴って上昇。8-10月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。通期売上高見通しについても上方修正し、
 予想を上回っている。 
 https://fx.minkabu.jp/news/126242

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/6)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=59.20(+0.77 +1.32%)
 NY原油は上昇。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.76
 ~0.77ドル高。その他の限月は0.38ドル安~0.72ドル高。
 
 総会を行った石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量50万バレルの追加減産で
 合意に至ったほか、サウジアラビアが減産枠を越えて生産量を絞る予定であると表明
 した事が相場を押し上た。11月の米雇用統計が強かったことは、米景気減速や石油
 需要の下振れ懸念を後退させた。
 
 時間外取引で1月限は売り買いが交錯したが、通常取引開始を控えて57.70ドル
 迄軟化。ただ、その後は買いが優勢となり59.85ドルまで上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/126239
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1465.10(-18.00 -1.21%)
 
 金2月限は反落。11月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)の伸びが
 堅調だったことが米経済の減速懸念を緩和し、金の逃避需要を後退させた。来年以降
 米追加利下げ観測は高まっていない。ドルインデックスは約1ヶ月ぶりの安値圏から
 反発している。
 https://fx.minkabu.jp/news/126240

 

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12月第1週 相場展望と予定

2019-12-01 23:57:47 | 相場展望

          
11月最終週の日経平均は、3週ぶりに反発した。米中通商協議の進展期待や香港を
めぐる動きで、民主派が勝利した事を受け疑心暗鬼あるものの、為替が109円台の
円安にシフトして、日経平均の下支えとなった格好であった。

また、個別で中・小型株でバリュー株の見直しも見られ、年末高へ師走相場の期待も
あり、反発した。

結局、日経平均は、週間で181円上昇(↑0.78%)の23203円でした。

さて、12月第1週(12/2~12/7)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、高値圏から利益確定もあり下落。ただ、ブラックフライデーは
好調である旨伝えられ、週明けサイバーマンデーへ期待もある。米中貿易交渉も懸念
あるものの、進展期待がある。週明け日経平均は、名実とも師走相場入りで上昇して
スタートがあるかもしれない。

主な経済指標は、国内で12/2に7~9月期法人企業統計、11月自動車販売台数、
12/3にマネタリーベース、11/6に家計調査、10月景気動向指数の発表など
あります。

海外は、米で12/2に11月ISM製造業景況指数、サイバーマンデー、12/4
11月ADP雇用統計、12/5に10月貿易収支、10月製造業受注、12/6に
7~9月期GDP確定値、週末に11月雇用統計の発表と目白押しです。

引き続き、香港情勢が気がかりですが、12月は、個人の中・小型株の物色に加え、
12月のIPOラッシュとなります。季節アノマリーから新興市場の銘柄も注目を
浴び、東京市場は師走ラリーへ進み、日経平均も年初来高値を更新して行く展開に
期待したい。

日経平均、12月第1週(12/2~12/7)は、23100円~23700円
程度を想定しています。

1.12月第1週(12/2~12/7)主なイベントと予定
 12/2
 日本 7~9月期法人企業統計
 日本 11月新車販売
 日本 伊藤園、ロック・フィールド、ザッパラス 各決算
 日本 名南M&A IPO
  米 11月ISM製造業景気指数
  米 フランスのデジタル課税巡る調査結果公表
 中国 11月財新製造業PMI
 香港 10月小売売上高
 トル 第3四半期トルコGDP
 EU 10月ユーロ圏製造業PMI
 EU ラガルドECB総裁、欧州議会で証言
 12/3
 日本 11月マネタリーベース
 日本 アインHD 決算
  米  11月自動車販売
 香港 小売売上高(10月)
 韓国 第3四半期DP
  豪 中銀政策金利
 ブラ 第3四半期ブラジルGDP
 南ア 第3四半期GDP
 NA MATO首脳会議(~12/4、ロンドン)
 12/4
 日本 10月サービス業PMI
 日本 オリバー、モロゾフ、ティーライフ、不二電機、楽天地 各決算 
  米 11月ADP雇用統計
  米 11月ISM非製造業景気指数
  米 下院司法委員会、大統領弾劾調査の公聴会
  米 クオールズFRB副議長、下院委で証言
  加 カナダ中銀政策金利
 中国 11月財新サービス業PMI
  豪 第3四半期GDP
 EU ユーロ圏財務相会合
 12/5
 日本 10月対外・対内証券投資
 日本 ラクーンHD、スバル興 各決算
  米  10月貿易収支
  米 クオールズFRB副議長、上院委で証言
  豪 10月小売売上高
  印 インド中銀政策金利
 EU 財務相理事会
  世 OPEC総会
 12/6
 日本 10月景気動向指数
 日本 10月毎日勤労統計
 日本 10月家計調査
 日本 鳥貴族、ポールHD、アイル、gumi、巴工業、トップカル、丹青社 各決算
 日中 ソフトバンク孫社長と中国アリババ創業者ジャック・マー氏、対談
  米 11月雇用統計
  独 11月鉱工業生産指数 
   世 OPECプラス会合
 12/7
 中国 11月外貨準備高

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/29)
 29日のNY市場は感謝祭翌日ということもあり、取引参加者の少ない閑散な相場と
 なった。
 NY州は一応平日となっているが、株式市場、債券市場が短縮取引。米国の他の複数
 の州では感謝祭から連休となっており、休みではない州でも、木曜日から休暇に入る
 人が多いだけに、若干お休みムードに。
 
 ロンドン市場からドル高が強まったこともあり、ある程度値幅は見られたが、方向感は
 生じず。ロンドン市場からNY市場朝にかけてのドル高進行で、ドル円は109円67銭、
 ユーロドルは1.0981まで。ドル円が27日NY市場、29日東京朝の高値を超えてくる等、
 ドル買いの動きが広がったが、新規材料に欠ける中で、やや勢いに欠ける動き。
 
 NY昼頃からは週末を前にしたポジション調整の動きが広がり、ロンドン市場からの
 ドル高分を打ち消して、ドル円は109円40銭近辺、ユーロドルは1.1028近辺と、逆に
 ドル安圏を付ける動きに。
 
 月曜日から水曜日まで上昇を続け、史上最高値を更新していたダウ平均株価が、休み
 明けの市場で利益確定売りに押されて0.40%安に。ナスダックも同様の動きとなる等、
 株式市場でも調整ムードが広がっていた。
 
 ロンドン市場で売りが目立ったポンドドルは、ユーロドルの買い戻しに合わせて上昇。
 直近世論調査で保守党と労働党の支持率の差が縮まったことなどがポンド売りの材料と
 され、ロンドン市場で28日の動きでサポートとなった1.2900を割り込み1.2879を付け
 たが、その後1.2942まで回復している。 
 https://fx.minkabu.jp/news/125475
 
 米国債利回り
  2年債        1.612(-0.014)
  10年債      1.776(+0.010)
  30年債      2.205(+0.015)
  期待インフレ率   1.633(-0.013)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 29日の米債券市場は感謝祭翌日ということもあり短縮取引に。米10年債利回りは
 ロンドン市場からNY市場朝にかけて低下(債券価格が上昇)、米国の香港人権法案成立
 を受けて中国が報復を検討との報道に、リスク警戒感が広がった面も。
 
 しかし、その後いったん上昇して、値を戻す等、その後は不安定な動き。取引参加者が
 かなり少ない中で、月末がらみでの需給が加わり、不安定な動きに。結局NYクローズ
 10年債で1.776%前後と、水曜日クローズと大きく変わらずに。
 https://fx.minkabu.jp/news/125467

3.NY株式市場 結果(11/29)
 NY株式29日
  ダウ平均          28051.41(-112.59 -0.40%)
  S&P500          3140.98(  -12.65 -0.40%)
  ナスダック       8665.47(  -39.70 -0.46%)
  CME日経平均   23175     (大証比:+45 +0.19%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は小幅安。昨日は休場、月曜日から水曜日に
 かけて毎日上昇し、史上最高値を超える展開となっていたところから、若干の
 調整が入った。
 
 昨日が感謝祭、今日も週によっては祝日で、そうでない州でも休暇を取る人が
 多い日となっており、取引参加者が少なく、動きは限定的に。
 
 終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が112.59ドル安の2万8051.
 41ドル、ナスダック総合指数が39.70安の8665.47、S&P500
 が12.65安の3140.98。
 
 ダウ30種平均は23種が値を落とす展開に。一方で1%を超える下げを記録
 したのはダウインクとホームデポのみで総じて小幅安に。上昇した7社は最大
 でも0.51%高のウォルマートと、総じて小幅高。
 
 ハイテク関連株も、総じて動きは限定的。FAANG関連でアマゾン0.97%
 安、ツイッターが0.83%安に。
 その他買収関連でSORLオートパーツ、バイオ関連ノババックスなどが高い。
 https://fx.minkabu.jp/news/125465

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(11/29)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=55.17(-2.94 -4.90%)
 
 NY原油は大幅続落。短縮取引の中、おおむね欧州の時間帯までは、米サンクスギビンク
 デー(感謝祭)と土日の谷間の取引で閑散もみ合いで終わるとみられていたが、米国の
 時間帯に入ると、一転して崩れる展開となり、ほぼ一方的な棒下げとなった。下落場面
 では、中国が米国の香港人権法に対する報復措置を検討していることが報じられた事で、
 米中貿易交渉に対する不透明感が増したことや、イラクの首相が辞意を表明したことも
 同国の反政府デモが鎮静化するとの見方から売り口実となった。 
 
 また、騰勢の続いた米株が月末の利食い売りに下押されたことも、市場をリスクオフの
 動きに傾けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/125474
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1472.7(+11.9 +0.80%)
 金2月限は反発。時間外取引では、米国の感謝祭明け待ちムードの中、小高く推移。
 日中取引では、28日にトランプ米大統領が「香港人権・民主主義法案」に署名した事
 を受け、米中貿易協議の不透明感から買い優勢となった。中盤から後半の取引で一段
 高となり、1,470ドル台を回復して引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/125471
 
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11月最終週 相場展望と予定

2019-11-24 23:55:40 | 相場展望

          
11月第4週の日経平均は、続落した。米中通商協議や香港をめぐる米中の動きに
神経質に反応した。米議会で香港人権法案が可決した。トランプ米大統領は拒否権
を発動するための議会の十分な賛同を得れらない情勢とあって、中国からの反発が
強まり、米中貿易協議の進展に水を注すのではとの懸念から、円高傾向もあり相場
の重しとなった。

ただ、個別で中・小型株でバリュー株の見直しも見られ、年末高へも彷彿させ実質
師走相場となる来週へ反発が期待されます。

結局、日経平均は、週間で190円下落(↓0.82%)の23112円でした。

さて、11月最終週(11/25~11/30)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、上昇した。米中両国が貿易交渉の合意が進んでいるとの発言が
あり安心感が広がった格好でした。
週明けの東京市場、上昇からのスタートが期待できそうです。

主な経済指標は、国内で11/28黒田日銀総裁の講演があります。また週末には
日本版雇用統計の発表があります。

海外は、米で11/25にパウエルFRB議長の講演、11/26に10月新築住宅
販売件数、S&Pケースシラー住宅価格指数、10/27に9月個人所得/個人支出
第3四半期GDP改定値、9月耐久財受注、中古住宅販売制約指数、ベージュブック
があります。

香港情勢が気がかりですが、週明けには、香港選挙結果の大勢が判明し、民主派が
優勢の様で、どこまで票を伸ばすか注目です。
また、米は10/28感謝祭のためNY市場は休場の中、クリスマス商戦突入と、
ブラックフライデーに向かいます。経済の勢いありだと、東京市場も師走ラリーへ
期待も出てきます。

日経平均、11月最終週(11/25~11/29)は、22900円~23700円
程度を想定しています。

1.11月最終週(11/25~11/30)主なイベントと予定
 11/25
 日本 国際通貨基金(IMF)が対日4条協議(経済審査)で記者会見
  米 パウエルFRB議長、講演
  米 国債入札 2年債(400億ドル)
  独 11月IFO企業景況感指数
 11/26
 日本 企業向けサービス価格指数
 日本 DyDo 決算
  米 10月新築住宅販売件数
  米 9月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米 消費者信頼感指数
  米 国債入札 5年債(410億ドル)
 香港 アリババ、香港市場に上場
 11/27
 日本 プラネット、タカショー 各決算
  米 9月個人所得/個人支出
  米 第3四半期GDP改定値
  米 9月耐久財受注 
  米  9月中古住宅販売制約指数
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
 中国 10月工業利益
 11/28
 日本 黒田日銀総裁、講演
 日本 10月小売売上高
 日本 ギグワークス、菱洋エレ 各決算 
  米 株式・債券市場は休場(感謝祭祝日)
  独 10月消費者物価指数
 11/29
 日本 10月有効求人倍率
 日本 10月完全失業率
 日本 10月消費者物価
 日本 10月鉱工業生産速報
 日本 トリケミカル、ウチダエスコ、アクセス、内田洋行 各決算 
  米  株式・債券市場は短縮取引(感謝祭翌日のため)
  印 第3四半期GDP
   独 11月ドイツ失業率
 EU 10月ユーロ圏失業率
 11/30
  米 国債償還 2年債(274億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)
 中国 11月製造業PMI
 EU トゥスクEU大統領、任期終了 

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/22)
 NY時間の終盤になってドル円は108.65円近辺での振幅が継続。ロンドン
 時間には108.50円を割り込む場面も見られたが、サポートされている。
 ドル円は米国債にらみの動きも見られており、ロンドン時間に発表になったユーロ
 圏や英国の景況感指標が弱い内容となったことで、欧州債や英国債利回りの低下と
 共に米国債利回りも下げたことから、ドル円が圧迫されたものと思われる。
 
 ユーロドルは売りが優勢で1.10ドル台前半に下落。この日発表になったユーロ
 圏PMIがユーロ売りを誘発したようだ。製造業のPMIは下げ止まりを示してい
 たものの、今度はサービス業が弱かったことが失望的感を強めた模様。
 
 また、この日発表の英PMIが弱い内容となり、ポンドに連れ安した面もあった様だ。
 きょうはラガルドECB総裁の講演が伝わっていた。新たなポリシー・ミックスが
 必要としており、財政政策を組み合わせることでECBの目標達成が早まるだろう
 といった趣旨の内容だった。ドイツを始めとした加盟国の政府をラガルド総裁が説得
 できるかが鍵となりそうだが、少なくともいまのところは、ドイツ政府は財政刺激策
 の拡大には消極的な姿勢を示している。
 
 ポンドは売りが目立ち、ポンドドルは1.28ドル台前半まで下落。きょうの下げで
 21日線を完全に下回って来ており、来週以降の動きが警戒される。この日発表の
 11月の英PMIが弱い内容となったことで先行き不透明感が強まっている模様。
 総合PMIは48.3と2016年7月以来の低水準に低下した。
 
 発表元のIHSマークイットによると、EU離脱を巡る不透明感が影響したとしており、
 12月12日の総選挙が決まったことも先行き不透感を強めたという。同社によると、
 今回のPMIは10-12月期の英GDPが前期比マイナス0.2%になることを示唆
 しているとし、市場では利下げ期待が高まっているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/124764
 
 米国債利回り
  2年債       1.626(+0.021)
  10年債      1.771(-0.002)
  30年債      2.220(-0.011)
  期待インフレ率  1.634(-0.003)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは横ばい。序盤はこの日発表のユーロ圏や
 英国のPMIが弱い内容だったことで、欧州債や英国債の利回りの下げに米国債
 も連動し、利回りは下げて始まった。しかし、きょうの市場は米中貿易協議への
 不安感が後退しており、米株も買い戻されたことから、10年債利回りは序盤の
 下げをほぼ解消している。
 
 10年債利回りは1.74%まで低下していたが、1.77%付近まで戻している。
 政策金利に敏感な2年債も1.58%台から1.63%付近まで一時上昇。
 ただ、2-10年債の利回り格差は+15(前営業日+17)とフラット化は進んだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/124768

3.NY株式市場 結果(11/22)
 NY株式22日
  ダウ平均          27875.62(+109.33 +0.39%)
  S&P500          3110.29(    +6.75 +0.22%)
  ナスダック       8519.89(  +13.68 +0.16%)
  CME日経平均       23175     (大証比:+45 +0.19%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。米中貿易協議に市場が神経質になる中、
 トランプ大統領からの「合意に近づいている」といった発言や、中国側も合意に
 向けて取り組んでいる点を強調しており、市場にはひとまず安心感が広がった。
 ただ、市場からは年内の合意は難しく、来年にずれ込むとの声も出ている。ただ、
 12月15日に予定している中国製品への追加関税は延期されるとも見られてる
 ようだ。
 
 きのう、中国が更なる交渉のためにムニューシン米財務長官とライトハイザーUSTR
 代表を北京に招待したとの報道が流れていたが、米国側が招待を受け入れたかどうか
 不明。中国側が知的財産権の保護や技術移転の強要、農産物の購入などの問題ついて
 約束しない限り訪中には消極的とも伝わっている。
 
 著名投資家のダリオ氏が2020年3月までに世界の株式市場の下落を見込んだポジ
 ションを10億ドル超作ったとの報道が流れていたが、特に市場は気にしていない様だ。
 
 ダウ採用銘柄ではジョンソン&ジョンソンやファイザーが上昇したほか、JPモルガン、
 ゴールドマン、3M、ナイキも買われた。一方、インテル、シスコシステムズ、アップル、
 ウォルマートが軟調。
 
 ナスダックも反発。テスラの下落が目立ったほか、AMD、ネットフリックス、アルファ
 ベットが軟調。
 
 テスラは待望の新型電動ピックアップトラック「サイバートラック」を発表した。ただ、
 デザインが奇抜過ぎるとして、市場の評判は今ひとつのようだ。
 
 百貨店のノードストロームが大幅高。8-10月期決算を発表しており、1株利益、
 売上高とも予想を上回った。通期の利益見通しも若干上方修正され予想も上回っている。
 
 ギャップが上昇。創業家一族のフィッシャー暫定CEOが、うまく機能していない部分
 を積極的に見直すと説明するとともに、「オールドネイビー」のスピンオフ計画は維持
 すると表明した。
 
 ウェブデータ解析用ソフトウエア開発のスプランクが大幅高。8-10月期決算を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 
 スポーツ用品小売販売のフットロッカーが下落。8-10月期決算は好調だったものの、
 通期見通しを下方修正したほか、今後は通期見通しのみで、四半期の見通しは公表しな
 いと述べたことが嫌気されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/124766

4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(11/22)
 NY原油先物1月限(WTI)
  1バレル=57.77(-0.81 -1.38%)
 
 NY原油は反落。石油輸出国機構(OPEC)の減産延長の可能性や、米中の通商協議に
 対する懸念が後退したことを受けて堅調となった。ただ米大統領は通商協議は順調に
 進んでいるが、最終的な取りまとめを望むかどうかはまだ判断していないと述べて
 おり、第1段階の合意は来年にずれ込むとの見方から、利食い売りが出て上げ一服と
 なった。
 
 NY金先物2月限(COMEX)
  1オンス=1470.50(変わらず)

 金2月限は変わらず。時間外取引では、米中の通商協議に対する懸念が後退したが、
 ドル安などを受けて押し目を買われて堅調となった。日中取引で、ユーロ圏や英国
 の購買担当者景気指数(PMI)が悪化し、ドル高に振れたことや、米大統領が米中の
 通商協議は順調に進んでいると述べたことなどを受けて戻りを売られた。
 https://fx.minkabu.jp/news/124762

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11月第4週 相場展望と予定

2019-11-17 23:57:02 | 相場展望

          
11月第3週の日経平均は、6週ぶり反落となった。米中の貿易交渉でトランプ大統領
対中関税の段階的撤廃について、合意を否定した事が週末まで尾を引き、香港デモ激化
からアジア株が総じて軟調推移や為替109円台割れから円高傾向も日経平均の追い風
にならなかった恰好でした。

ただ、個別で中・小型株でバリュー株の見直しも見られ、年初来高値圏での熱冷ましの
足踏みと捉えることもできそうです。

結局、日経平均は、週間で88円下落(↓0.38%)の23303円でした。

さて、11月第4週(11/18~11/23)の主なイベントと予定は下記の通り。
週末NY株式市場は、最高値更新し28000ドル台に上昇。米中貿易協議の行方に
神経質になる中、クドローNEC委員長が「両国は合意に近づいている」との発言で
安心感を与えた格好でした。

週明けの東京市場、上昇からのスタートが期待できそうです。ただ、NY株式市場の
上昇ほど、シカゴ日経先物が上がっていない事や、為替の円高傾向のため、期待する
程、上昇しないことも想定しておく必要がありそうです。

主な経済指標は、国内で11/20に10月通関ベース貿易収支、10月訪日外国人
客数、10月コンビニエンスストア売上高、11/21に全産業活動指数、10月
スーパーマーケット売上高、9月工作機械受注があります。また、10/22日韓
軍事情報包括保護協定(GSOMIA)失効期限を迎え、その動向に注目です。

海外は、米で11/18にNAHB住宅市場指数、米政府による中国ファーウェイへ
制裁措置の一部猶予期限を迎えます。 11/19に10月住宅着工件数、10月住宅
建設許可件数、11/20にFOMC議事録要旨、11/21に10月景気先行指数、
10月中古住宅販売件数などあります。

香港情勢が気がかり要因ですが、11/8のSQ値23638円超え展開となれば、
先週のもたつきを払拭することも可能です。週末11/23は祝日で、5日取引の
週であるが、もみ合いから上昇する展開に期待したい。

日経平均11月第4週(11/18~11/22)は、23100円~23850円
程度を想定しています。

1.11月第4週(11/18~11/23)主なイベントと予定
 11/18
 日本 森トラストRE、レカム 各決算
  米 9月対米証券投資
    米  NAHB住宅市場指数
  米 米政府による中国ファーウェイへの制裁措置の一部猶予期限
  米 ロサンゼルス自動車ショーのプレスデー   
  米 クリーブランド連銀総裁、講演 
 香港 失業率(10月)
 11/19
 日本 東京海上、日本賃貸、SOMPO HD、MS&AD
    米 10月住宅着工件数
  米 10月住宅建設許可件数
  米 ホーム・デポ、コールズ 各決算
  米 NY連銀総裁、講演
 11/20
 日本 10月通関ベース貿易収支
 日本 10月訪日外国人客数
 日本 10月コンビニエンスストア売上高 
 日本 安倍首相の通算在職日数2887日、歴代1位
  米 MBA住宅ローン申請指数 
  米 FOMC議事録(10/29~30日開催分)
  米 ロウズ、ターゲット、Lブランズ 各決算
  米 ワールドビジネスフォーラム、イエレン前RB議長ら講演
 11/21
 日本 9月全産業活動指数 
 日本 10月スーパーマーケット売上高
 日本 9月工作機械受注
 日本 トゥエンティフォーセブン IPO
  米 10月景気先行指数
  米 10月中古住宅販売件数
  米 ギャップ、ノードストローム、メーシーズ 各決算 
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
 香港 10月消費者物価指数
   EU ECB月報
 EU OECD経済見通し
 11/22
 日本 10月消費者物価指数
 日本 日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)失効期限
 日本 G20外相会合(~11/23、名古屋) 
  独 11月製造業PMI速報値
 EU 11月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU ラガルドECB総裁、講演
 11/23
 日本 ローマ法王、来日(~11/26)

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/15)
 今日のNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となり、一時108.85円付近
 まで上昇し21日線を回復した。きょうは米国債利回りの下げも一服しており、
 米株も最高値を更新していることで、ドル円も買い戻されたようだ。
 

 市場が米中貿易協議の行方に神経質になる中、クドロー米国家経済会議(NEC)
 委員長の発言が安心感を与えている。「両国は合意に近づいており、建設的な
 協議が行われている」と述べていたこともあり、きょうの市場は警戒感が緩んだ
 模様。
 
 前日は見切り売りからストップを巻き込んで108.25円付近まで下落して
 いたが、21日線を完全に回復し、109円ちょうど付近に来ている200日線
 を試すか注目される。
 
 ユーロドルも買い戻しが強まり、1.10ドル台半ばまで上昇。前日は心理的節目
 の1.10ドルを割り込む場面も見られたが、サポートされたことでショートカバー
 の機運が高まっている模様。11月に入ってからの下降波のフィボナッチ38.2%
 戻しが1.1060ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。
 
 前日第3四半期のドイツGDPが発表され、予想外のプラス成長と、リセッションは
 回避されている。ただ、ドイツの景気刺激策に対する期待は高い。しかし、それに対
 するユーロの反応はネガティブとの見方も出ている。ドイツが刺激策を拡大した場合、
 ユーロ圏の経常黒字を削減する可能性が高いという。さらに、欧州の抱えてる問題は、
 米国が直面している問題よりも遥かに大きく、米経済がそれほど悪い状態でもない中、
 ECBとFRBの金融政策の格差拡大が予想され、ユーロドルを圧迫すると見ている
 ようだ。
 
 ポンド買いが強まっており、ポンドドルは1.29ドル台を回復。対円やユーロでも
 買いが優勢となった。英テレグラフによると、総選挙でブレクジット党が、与党保守
 党が議席を逃している43選挙区に候補者を立てない方針と報じたことが材料視され
 ている。
 
 2017年の総選挙では、その43選挙区のうちの17選挙区で保守党は2位だった
 という。
 
 報道通りであれば、保守党の優位が益々強まる内容でもあり、ジョンソン首相がEU
 と結んだ協定案通りに、秩序あるEU離脱への期待感からポンドは買われている様だ。
 ポンドドルは21日線を再び上回って来ており、上昇トレンドを維持している。
 https://fx.minkabu.jp/news/123984
 
 米国債利回り
  2年債        1.610(+0.019)
  10年債      1.833(+0.014)
  30年債      2.305(+0.006)
  期待インフレ率   1.638(-0.004)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。米中貿易協議に関心が注目する中、
 クドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言が安心感を与えたようだ。
 委員長は「両国は合意に近づいており、建設的な協議が行われている」と述べてた。
 
 ただ、米小売売上高や鉱工業生産など、この日の指標が予想を下回る内容だった事
 から、利回りは上値を抑えられている。
 10年債利回りは1.83%、政策金利に敏感な2年債は1.61%台で推移。
 2-10年債の利回り格差は+22(前営業日+23)。
 https://fx.minkabu.jp/news/123983

3.NY株式市場、結果(11/15)
 NY株式15日
  ダウ平均      28004.89(+222.93 +0.80%)
  S&P500      3120.45(  +23.82 +0.77%)
  ナスダック       8540.83(  +61.81 +0.73%)
  CME日経平均   23380     (大証比:+40 +0.17%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は最高値更新し、2万8000ドル台に上昇。米中
 貿易協議の行方に神経質になる中、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長の
 発言が安心感を与えたようだ。委員長は「両国は合意に近づいており、建設的な
 協議が行われている」と述べていた。
 
 取引開始前までに発表になった決算では半導体製造装置のアプライド・マテリアルが
 好決算を発表したことから、半導体関連株中心にハイテク株が上げをリード。ただ、
 エヌビディアは冴えない見通しを示したことで軟調に推移。
 
 ただ、最高値を更新が続く中、同時に過熱感も強まって来ており、次第に上値には
 慎重になりつつある面もある。取引開始前に小売売上高やNY連銀景気指数、鉱工業
 生産が発表になっていたが、まちまちの内容だったこともあり、それ自体への反応は
 限定的となっている。
 
 ダウ採用銘柄ではユナイテッド・ヘルス、ファイザー、ジョンソン&ジョンソンなど
 ヘルスケアが上昇している。トランプ大統領が「ヘルスケアの価格透明性の法案に署名
 した。法律は病院に価格公表を義務づける」と述べたことに反応している模様。その他
 ダウ・インク、キャタピラー、ボーイングが堅調。一方、ウォルマート、ディズニー、
 トラベラーズが下落。
 
 ナスダックも最高値更新。エヌビディアは決算を受けて下落しているものの、アルファ
 ベットやネットフリックス、アップルが上昇。アマゾンは小安い。
 エヌビディアは8-10月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 
 ただ、11-1月期の見通しが予想よりも若干低く、ゲーム用画像処理半導体(GPU)
 の需要回復が予想よりも鈍いことを示唆した点が重石となっている模様。
 アプライド・マテリアルズが上昇。8-10月期決算を発表しており、1株利益、売上
 高とも予想を上回った。また、11-1月期についても、1株利益、売上高とも予想を
 上回る見通しを示している。
 
 家具インテリア販売のRHが上昇。著名投資家のバフェット氏率いるバークシャー・
 ハサウェイが121万株購入し、持ち株比率約6.5%を保有したことがSECへの
 提出文書で明らかとなった。
 
 動画配信機器とソフトウエア開発を手掛けるロクが6日続伸。先週の決算発表後の下げ
 を完全に取り戻し、10月30日に付けた直近高値を上回ってきている。
 きょうはアナリストが目標株価を引き上げており、従来の150ドルから160ドルに
 引き上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news?category=stock
 
4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/15)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=57.72(+0.95 +1.67%)
  
 NY原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.95ドル高。
 その他の限月は0.44~0.92ドル高。
 
 米中通商協議の警戒感が後退し、景気減速に伴う石油需要の下振れ見通しを後退
 させた。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が第1段階の合意取りまとめに
 近いとの認識を示したほか、ロス米商務長官は第1段階目の合意に到達する可能性
 はかなり高いと述べた。ロス米商務長官は詳細を詰めている最中であるとも語った。
 時間外取引で12月限の上値は重く、56.43ドルまで軟調に推移した。ただ、
 通常取引開始後は買いが強まり57.97ドルまで上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/123978
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1468.50(-4.90 -0.33%)
 
 金12月限は反落。米中通商協議についてクドロー米国家経済会議(NEC)委員長
 が第1段階の合意取りまとめに近いとの認識を示したことが警戒感を後退させ、金の
 重しとなった。米株式市場では主要な指数が最高値を更新した。
 https://fx.minkabu.jp/news/123979


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11月第3週 相場展望と予定

2019-11-10 23:57:06 | 相場展望

          
11月第2週の日経平均は、5週連続高となった。米中の貿易交渉の報道が飛び交う
中、「米中が段階的に関税撤廃合意」といったリリースも流れ、半信半疑のリスクを
取る動きが広がり、NY株式市場は、高値更新。為替もドル/円で109円台前半と
日経平均の追い風となった格好。
日経平均は、節目23000円台をキープして先高感を暗示する取引で週末を迎えた。

結局、日経平均は、週間で540円上昇(↑2.36%)の23391円でした。

さて、11月第3週(11/11~11/16)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、引き続き好決算企業が散見される中、米中貿易協議への期待感
高まっており、ダウは最高値更新で終了。週明けの東京市場、上昇からのスタートが
期待できそうである。

主な経済指標は、国内で11/11に9月機械受注、10月景気ウオッチャー調査、
11/12に工作機械受注、11/13に10月国内企業物価指数、11/14に
第3四半期GDP速報値、11/15に10月鉱工業生産などあります。

海外は、米で11/13に10月財政収支、消費者物価指数、パウエルFRB議長
議会証言、11/14に10月生産者物価指数、11/15に10月小売売上高、
10月鉱工業生産、10月設備稼働率など、目白押しです。

また、中国で、11/11にアリババ「独身の日」セール、10月小売売上高、
10月鉱工業生産など、イベントや経済指標に注目です。

米企業決算が峠を超え、国内企業も決算は、11/15で一巡する。割安株や好決算
企業は、見直しに向かう事が想定できます。ただ、騰落レシオは、130%を超え、
どこかで熱冷ましが入ることもありそうである。

米長期金利の上昇や為替相場が円安維持であるなら、もみ合い底固めから上昇継続が
期待できる週になりそうである。

日経平均、11月第3週(11/11~11/15)は、23050円~23650円
程度を想定しています。

1.11月第3週(11/11~11/15)主なイベントと予定
 11/11
   日本 10月国際収支
 日本 9月機械受注
 日本 10月景気ウォッチャー調査
 日本 大林組、住友ペ、安藤ハザマ、東急、東和薬品、エスケー化研、三井金属、
    栗田工業、堀場製作所、ホトニクス、栗田工業、凸版印刷、ユー・エス・エス
    博報堂DY 各決算 
    米   債券市場、ベテランズデー祝日で休場
    米 ボストン連銀総裁、講演
  中国 アリババ「独身の日」セール
  英 第3四半期GDP速報値
  英  10月鉱工業生産指数
 11/12
 日本 10月工作機械受注
 日本 日揮HD、鹿島、清水建設、大塚HD、浜ゴム、ヤクルト、クレセゾン、協和エク
    パーソルHD、GMO PG、ペプチド、富士フィ、JFE、SMC、NOK
    大日印、ソニーFH、住友不、カネカ、日産自、  
  米 タイソン・フーズ、DRホートン 各決算
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  独 11月ZEW景況感指数
 11/13
   日本 10月国内企業物価指数
 日本 大王紙、光通信、近鉄G、マツキヨ、応化工業、ロート、リクルート、荏原
    THK、東芝、京急、三井住友、ヤマハ発 各決算
    米  10月財政収支
    米  10月消費者物価指数
  米 パウエルFRB議長、上下両院合同経済委員会で証言

    米 ミネアポリス連銀総裁、質疑応答
  米 トランプ米大統領、エルドアン・トルコ大統領 会談
  米  下院情報特別委員会、ウクライナ疑惑を巡る公聴会開始
  米 シスコシステムズ 決算 
 NZ 中銀政策金利
    露 ロシア中銀政策金利
    英  10月消費者物価指数
  英 10月生産者物価指数
 EU 10月ユーロ圏鉱工業生産指数 
 11/14
 日本 第3四半期GDP速報値
 日本 DIC、スカイHD、ガンホー、電通、日ペ、出光興産、日本郵政、かんぽ
    ゆうちょ、みずほ、T&D HD、アサヒインテック、第一生命 各決算  
  米 10月生産者物価指数
  米 ウォルマート、エヌビディア、アプライド・マテリアルズ、バイアコム 各決算
  米 NY 連銀総裁、講演
    米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 クラリダFRB副議長、講演
  米 サンフランシスコ連銀総裁、挨拶
 中国 10月小売売上高
 中国 10月鉱工業生産
  豪 10月雇用統計
  比 フィリピン中銀政策金利
  独 第3四半期GDP速報値
  世 OPEC月報
 11/15
 日本 10月鉱工業生産
 日本 ケネディ商、JRE 各決算
  米 10月小売売上高
  米  10月鉱工業生産
  米 10月設備稼働率
  米 10月輸入物価指数
  米 11月NY連銀製造業景況指数
  米 国債償還  3年債(292億ドル)
        10年債(710億ドル)
 EU EU財務相理事会

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/8)
 
 きょうのNY為替市場でドル円は戻り売りに押される展開となった。一時109.
 10円付近まで値を落としている。序盤は米国債利回りの上昇に追随して、昨日
 に引き続き109.50円を試す動きも見られたが、トランプ大統領の「米国は
 中国と関税撤廃で合意していない」との発言をきっかけに戻り売りが優勢となった。
 また、大統領は米国内での調印にこだわっているようだ。
 
 きのう中国商務省の報道官が「関税を段階的に撤廃することで両国は合意した」
 と発表したが、ホワイトハウスの対中関税撤廃計画が米政権内で強い反対に直面
 しているとの報道も流れていた。市場では、期待感は依然として高いものの、少し
 様子を見たい雰囲気も出ている模様。
 
 本日の200日線は109.05円付近に来ており意識されたが、200日線の
 水準は堅持した。
 
 ユーロドルは売りが続いた。10月初めから11月初めにかけての上昇波のフィボ
 ナッチ50%戻しが1.1030ドル付近にあるが、きょうはその水準を下抜ける
 展開が見られている。ここ数日のオプション市場では、ユーロドルのプットオプシ
 ョン(売る権利の売買)の需要が高まっており、市場では更なる下落を見込む向き
 が増えているようだ。
 
 今週のユーロドルは下げが続き、チャートはダブルトップを形成している。下値警戒
 感が強まりそうな気配も出ており、10月からのリバウンド相場終了に向けた転換点
 との見方も台頭しつつある模様。
 
 ポンドも売りが強まり、ポンドドルは一時1.2770ドル付近まで下落した。昨日
 は英中銀が金融政策委員会(MPC)でハト派色を強調したことから、ポンドは売り
 が強まっていたが、きょうもその流れは続いている。ポンドドルは21日線を下放れ
 る展開を見せ、チャートもダブルトップを形成。
 10月からのリバウンド相場は正念場を向かえているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/123230
 
 米国債利回り
  2年債        1.676(+0.009)
  10年債      1.938(+0.021)
  30年債      2.421(+0.023)
  期待インフレ率   1.727(+0.020)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。トランプ大統領の発言で利益確定が
 強まり、利回りは一時下げに転じたものの、後半にはプラス圏に戻している。
 大統領は「米国は中国と関税撤廃で合意していない」と述べたほか、米国内での
 調印にもこだわっているようだ。
 
 10年債利回りは一時1.9%を下回っていたが、1.93%に戻している。政策
 金利に敏感な2年債は1.63%台まで低下後に1.67%まで戻している。
 2-10年債の利回り格差は+26(前営業日+25)とスティープ化が続いている。
 https://fx.minkabu.jp/news/123228 

3.NY株式市場 結果(11/8)
 NY株式8日
  ダウ平均       27681.24( +6.44 +0.02%)
  S&P500       3093.08( +7.90 +0.26%)
  ナスダック          8475.31(+40.80 +0.48%)
  CME日経平均先物  23485     (大証比:+105 +0.45%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は小幅高。市場では米中貿易協議への期待感が高まっ
 ており、ダウ平均は最高値更新が続いていたが、さすがにきょうは上げ一服となった
 模様。トランプ大統領の発言が戻り売りのきっかけとなったようだ。
 
 大統領は「米国は中国と関税撤廃で合意していない」と発言。また、米国内での調印
 にもこだわっているようだ。きのう中国商務省の報道官が「合意を巡る進展の中で、
 関税を段階的に撤廃することで両国は合意した」と発表したが、一方で関税撤廃計画が
 ホワイトハウス内で強い反対に直面しているとの報道も流れていた。市場では期待感
 こそ依然として高いものの、少し様子を見たい雰囲気も出て来ているようだ。
 
 企業決算は8割方発表を終え、S&P500採用銘柄のうち430が終えている。概ね
 75%が予想を上回る決算を発表している。ディズニーが前日の引け後に決算を発表
 しており、ポジティブな反応が見られた。
 
 ダウ採用銘柄ではディズニーのほか、ウォルグリーン、メルク、ジョンソン&ジョンソン、
 マイクロソフトが上昇。一方、ベライゾン、エクソンモービル、シェブロンが下落して
 いるほか、3M、ボーイングが軟調。
 
 ディズニーは7-9月期決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 「ライオンキング」などの映画作品やテーマパークが好調だった。また、新動画配信
  サービス「ディズニー+」について、アマゾンやサムスン、LGの端末でも提供する
  ことで合意したと発表した。
  ナスダックはプラス圏での推移。きのう決算を受けて急落していたロクが反発している
  ほか、フェイスブック、ネットフリックス、クアルコムが上昇。一方、アマゾンが軟調。
 
  クラウドストレージ大手のドロップボックスが下落。7-9月期決算は好調だったものの
  売りが強まっている。成長は10%台後半に留まっていることや、粗利益と営業利益は
 僅かに改善したものの、設備投資の増加によってフリーキャッシュフローが昨年水準を
 下回り続けていることなどが嫌気されている可能性もありそうだ。ただ、アナリストの
 評価は概ね高い。
 
 アパレルのギャップが下落。ペックCEOの退任が発表された。8-10月期の暫定決算
 も公表しており、既存店売上高が4%減少した。
 
 資源探査のオキシデンタル・ペトロリアムに買いが膨らんでいる。物言う株主として知ら
 れる著名投資家のアイカーン氏が、来年の株主総会に向けてプロキシー・ファイト(委任
 状争奪戦)を計画しているとの報道が伝わった。
 https://fx.minkabu.jp/news/123227
 
4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/8)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=57.24(+0.09 +0.16%)
 
 NY原油は小幅続伸。この日発表された10月の中国の原油輸入は過去最高となって
 いたが、週末を控えてこのところの上昇に対する利食いが出やすいなか、トランプ
 米大統領が対中関税撤回に合意していないと発言し、米中貿易交渉に対するこれ迄
 の楽観的な見方が後退したことで、ダウ平均株価が軟化して、原油も一時大きく下
 振れした。しかし、米国の時間帯後半に発表された稼働中の原油リグ(掘削装置)が
 さらに減少していたことを好感して、安値から大きく切り返して結局小幅ながら
 プラス引けする限月が多くなった。
 https://fx.minkabu.jp/news/123225
 
 NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
  1オンス=1462.90(-3.50 -0.24%)
 
 金12月限は小幅続落。時間外取引では、前日7日の大幅安でテクニカル要因の悪化、
 ドル堅調から売り優勢となり、1,460ドル割れまで売り込まれた。日中取引では、
 ドル高地合いは引き継がれたが、トランプ米大統領が「米国は中国と関税撤廃で
 合意していない」と発言したことから、下げ幅を縮小の動きとなった。しかし1,470
 ドルが抵抗線となり、戻りは抑えられた。
 https://fx.minkabu.jp/news/123223


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11月第2週 相場展望と予定

2019-11-04 11:45:58 | 相場展望

          
10月最終週の日経平均は、小幅ながら4週連続高となった。また月間で2か月
連続高と投資マインドは向上した。米中の貿易交渉の「第1段階」の合意が最終
段階に入ったと伝わり、NY市場が反発した流れやEUが英国のEU離脱期限の
延長を認めた事などを好感して日経平均は、国内企業決算を見極めたいとの思惑
あり上値追いは限定的も、小幅上昇した格好であった。日経平均は、昨年10/
18以来、約1年ぶりに、22800円台で引けた。

結局、日経平均は、週間で約51円上昇(↑0.22%)の22850円でした。

さて、11月第2週(11/4~11/10)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、好決算企業が散見され、上昇して終了した。3連休明け東京
市場、明日にかけてのNY市場の動向次第も、下値不安も少なく23000円台に
向けての動きを想定したい。

主な経済指標は、国内で11/5に10月マネタリーベース、11/6に9月日銀
会合議事要旨、11/8に9月景気動向指数、9月毎月勤労統計調査などあります。
また週末にオプションSQ算出があります。

海外は、米で11/5に10月ISM非製造業景況指数、11/8に11月ミシガン
大学消費者マインド指数などあります。

米企業決算が峠を超え、国内企業も決算がピークを迎える中、好決算企業は、株価
見直しに向かうことも想定できます。ただ米長期金利の低下と共に為替相場が円高
方向に振れる場面があると、日経平均の調整幅が大きく触れる可能性もあることは
頭の隅に置いておきたい。

日経平均、11月第2週(11/5~11/8)は、22700円~23100円
程度を想定しています。

1.11月第2週(11/4~11/9)主なイベントと予定
 11/3
  米 NY市場、夏時間終了し冬時間へ移行
 11/4
 日本 休場(文化の日振替休日)
  米 9月製造業新規受注
  米 アンダーアーマー 決算
  米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
 EU ラガルドECB総裁、講演
 11/5
 日本 10月マネタリーベース
 日本 ソフトバンク、日水、王子HD、三菱ガス、持田薬、丸紅、マルハニチロ、寿ス
    アサヒ、サントリーBF、不二製油、ニチレイ、ニチアス、三浦工、ブラザー
    横河電、日光電、スズキ、ワークマン、アコム、東京建物、京王、NTT、
    ベネッセ、パイロット 各決算
  米 9月求人件数
  米 9月貿易収支
  米 10月ISM非製造業景気指数
  米 アラガン、タペストリー、マリオット、マイラン、モザイク 各決算
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
 中国 10月財新サービス業PMI
 中国 国際輸入博覧会(~11/10)
 中国 習近平国家主席、演説
   豪  中銀政策金利
11/6
 日本 日銀議事録(9/18、19日開催分)
 日本 Gウイン、デサント、旭化成、三井化学、SUBARU、味の素、日触媒
    三菱商事、京阪HD、スズケン、国際帝石、DeNA、サッポロHD、アルフレッ
    SUMCO、コロプラ、昭和電工、日本新薬、参天、ライオン、東海カ、ニッパツ
    ダイキン、東芝テック、シスメックス、パンパシHD、オリンパス、日ユニシス
    ソフトバンクG、住友ゴム、三菱自、カカクコム 各決算
  米 クアルコム、エクスペディア、CVSヘルス、ヒューマナ、エクスペディア
    Fox Corp、ロク、ウィン・リゾーツ 各決算
  米 国債入札 10年債(270億ドル)
  米 NY連銀総裁、質疑応答
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  独 9月製造業受注
  仏 ソシエテジェネラル 決算
 EU 9月ユーロ圏小売売上高
 11/7
 日本 10月都心オフィス空室率
 日本 リンナイ、DMG森精、メイテック、日清食品、トヨタ、森永乳、ニチユ、ニプロ
    キリンHD、三越伊勢、東レ、ネクソン、エアウオータ、テルモ、楽天、資生堂
    三菱マ、クボタ、ミネベアミツミ、ルネサス、カシオ、ゼンショー、ニコン
    バンナム、丸井G、三井不、三菱地所、西武、TBS、日テレ、ヤマダ電
    ジャストシス、コカ・コーラ、ホシザキ、スクエニ 各決算、
  米 ザ・ウォルト・ディズニー、シマンテック、ラルフローレン、モンスタービバレッジ
    シマンテック、ラルフローレン 各決算
  米 国債入札 30年債(190億ドル)
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
 中国 10月外貨準備高
  英 中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁 記者会見
  独 ミュンヘン再保険、コメルツ銀行 各決算
  伊 ウニクレディト 決算
  仏 ナティクシス 決算
 EU ECB経済報告
 EU 欧州委員会経済見通し
  EU ユーロ圏財務相会合
  11/8
 日本 オプションSQ
 日本 9月景気動向指数
 日本 9月毎月勤労統計調査 
 日本 アリアケ、戸田建、デンカ、丸一管、住友林、JXTG、リンテック、大成
    長谷工、大和ハウス、明治HD、岩谷産、空港ビル、コムシス、NIPPO
    森永製菓、マクドナルド、スシロー、日産化、沢井薬、関西ぺ、ブリヂストン
    住友鉱、いすゞ、ホンダ、島津、ユニ・チャーム、セコム、サンドラック
    三菱リース、サンドラック、ダイフク、りそな 各決算
  米 ブッキング 決算
  米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
 中国 10月貿易統計
  独 アリアンツ 決算
  仏 クレディ・アグリコル 決算
 EU 財務相理事会
  11/9
 中国 10月消費者物価指数
 中国 10月生産者物価指数
 11/10
 日本 祝賀御列の儀
  西 スペイン総選挙
  ル ルーマニア大統領選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(11/1)
 今日のNY為替市場はリスク選好の雰囲気が強まる中、ドル円は108円台に戻した。
 ただ、21日線が来ている108.30円付近は上値抵抗となっている模様。
 
 円安の動きが見られるものの、ドル売りがドル円の上値を抑えているようだ。9月に
 リスク回避のドル買いが見られていたが、10月以降その動きが巻き返されおり、
 11月相場に入ってもその流れが続いている模様。
 
 英EU離脱も総選挙待ちの状況となっているが、合意なき離脱への懸念は大きく後退
 しており、米中貿易協議に進展の気配も見せていることから、ドルロングのポジション
 の調整が出ているものと思われる。
 
 朝方に米雇用統計が発表になっていたが、非農業部門雇用者数(NFP)はGMのスト
 などで前回から落ち込んだものの予想は上回った。今週のFOMCを受けた12月の
 追加利下げ期待の後退を裏付ける内容だった一方、この日発表のISM製造業景気指数
 米製造業のセンチメント低下が続いていることを示しており、時期は後退しているもの
 の追加利下げ期待そのものは温存している状況。
 
 きょうは米中が閣僚級の電話協議を行っており、米商務省が「原則コンセンサスに達
 した」との声明を発表したこともフォロー。
 
 ユーロドルはリバウンドの流れを続けている。1.1170ドル近辺まで上昇しており、
 直近高値の1.1180ドルが意識されるほか、1.12ドル手前に200日線が来て
 おり、注目の水準に差し掛かっている。
 
 2019年の財政スタンスが既に景気を支援している可能性があるという事実を見落と
 しているとの声も聞かれる。ユーロ圏の財政は拡大し始めており、ユーロ圏全体の20
 18年の単年度の財政赤字はGDPの0.5%だったのに対し、2019年は約1%へ
 の増加が設定されている。増加は2010年以来。
 
 ドル売りが優勢となっているもののポンドドルは上げ一服感も出ている。1.30ドル
 に慎重になっている雰囲気もあるようだ。ただ、下押す動きまではなく、1.29ドル
 台は維持している。
 
 12月12日に予定されている総選挙を巡って様々見方が出ている。ジョンソン首相率
 いる保守党が政権を維持すれば、ポンド買いの反応が強まるとの見方も多いが、一方で
 ポンド買いは短期的なものに終わるとの見方もあるようだ。英経済にとっては、EU
 離脱が明確になることが最大のリスクとの指摘もある。ジョンソン首相はEUの単一
 市場や関税同盟からの完全な離脱を目指している。EU離脱後は2020年末まで移行
 期間に入り、次はEUとの交易条件を交渉する必要がある。長期的に見た場合、英国が
 EUの単一市場や関税同盟から完全に抜けた場合、GDPの約7%が恒久的に英経済を
 圧迫するとの試算もあるようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/122498

 米国債利回り
  2年債        1.554(+0.030)
  10年債      1.717(+0.026)
  30年債        2.199(+0.020)
  期待インフレ率   1.594(+0.044)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。朝方発表になった米雇用統計が
 予想を上回ったことでリスク選好の雰囲気が強まっている。米中が閣僚級の電話
 協議を行っており、米商務省が「原則コンセンサスに達した」との声明を発表した
 こともフォローとなった。
 
 きょうの米雇用統計は、今週のFOMCを受けた12月の追加利下げ期待の後退を
 裏付ける内容だった一方、この日発表のISM製造業景気指数は米製造業のセンチ
 メント低下が続いていることを示しており、追加利下げ期待そのものは温存してい
 る状況。
 
 10年債利回りは1.74%まで一時上昇し、政策金利に敏感な2年債は1.58%
 台まで上昇。
 2-10年債の利回り格差は+16(前営業日+16)。
 https://fx.minkabu.jp/news/122497

3.NY株式市場、結果(11/1)
 NY株式1日
  ダウ平均      27347.36(+301.13 +1.11%)
  S&P500      3066.91(  +29.35 +0.97%)
  ナスダック     8386.40(  +94.04 +1.13%)
  CME日経平均   22955      (大証比:+105 +0.46%)
 
   今日のNY株式市場でダウ平均は反発しており、ナスダックは最高値を更新。
 この日発表になった中国の製造業PMIが4ヵ月連続で上昇したほか、朝方発表に
 なった米雇用統計が予想を上回ったことで、株式市場もリスク選好の雰囲気が強ま
 っている。
 
 米中が閣僚級の電話協議を行っており、米商務省が「原則コンセンサスに達した」
 との声明を発表したこともフォローとなった。
 
 きょうの米雇用統計は、今週のFOMCを受けた12月の追加利下げ期待の後退を
 裏付ける内容だった一方、この日発表のISM製造業景気指数は米製造業のセンチ
 メント低下が続いていることを示しており、追加利下げ期待そのものは温存している。
 
 株式市場にとっては好都合な指標と言えるのかもしれない。決算発表は続いており、
 S&P500採用銘柄のうち356社が発表を終え、75%以上が予想を上回ってる。
 しかし、来年にかけての見通しについては下方修正している企業が多い状況。
 
 ダウ採用銘柄ではウォルグリーンやキャタピラー、ダウ・インク、3Mが上昇した他、
 決算を発表したエクソンモービルも上昇。JPモルガン、アップルも買われた。一方、
 メルク、シスコシステムズ、マクドナルドが下落。
 
 エクソンモービルは7-9月期決算を発表し、1株利益が予想を上回った。ただ、
 アナリストの一部からは、3億ドルの税効果があったことや、市場がここ数週間、
 事前に予想を下方修正していたことも見た目好調な決算につながったとの指摘も
 出ている。
 
 ナスダックは最高値更新。アップルやアマゾン、フェイスブックが買われたほか、
 AMD、エヌビディアも上昇。一方、テスラ、ネットフリックスが下落したほか、
 ロクも続落。
 
 USスチールが大幅高。7-9月期決算を発表しており、1株損益の赤字が予想ほど
 拡大しなかったことや、EBITDAも予想を上回った。
 
 ワイヤレスのウェアラブル・フィットネス機器を手掛けるフィットビットが大幅高。
 週初に観測報道が伝わっていたが、グーグルが1株7.35ドルの現金で買収と伝
 わっている。
 
 画像検索共有のSNSを運営するピンタレストが大幅安。1株利益やEBITDAは
 予想外の黒字だったものの、売上高が予想を下回ったことに失望感を感じている模様。
 通期の売上高見通しに関しても予想を下回った。
 
 通信機器のアリスタネットワークスが大幅安。7-9月期決算を発表しており、1株
 利益、売上高とも予想を上回ったものの、通期の売上高見通しが予想を大きく下回っ
 たことで失望感が広がっている。
 https://fx.minkabu.jp/news/122494

4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(11/1)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=56.20(+2.02 +3.73%)
 NY原油は急反発。この日電話協議された米中貿易交渉の結果、米中が基本合意に
 達したと新華社通信が伝え、米国側もさまざまな分野で進展したと述べたことなど
 で米株が騰勢を強めて、原油も大幅高となった。また、米国の時間帯の午後に発表
 された稼働中の原油リグ(掘削装置)数が減少していたことで、後半さらに上げ幅
 を拡大した。
 https://fx.minkabu.jp/news/122495

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1511.40(-3.40 -0.22%)
 金12月限は反落。時間外取引では、買い一巡後に上げ一服となったが、欧州時間に
 入ると、押し目を買われた。日中取引では、予想以上の米雇用統計を受けて戻りを
 売られたのち、予想以下の米ISM製造業景気指数を受けて押し目を買われたが、買い
 一巡後は上げ一服となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/122492


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10月最終週 相場展望と予定

2019-10-27 23:58:59 | 相場展望

          
10月4週の日経平均は、5日続伸した。週末にかけ、ドル円がやや円安に動き、
東京市場を下支えした。背景は、米企業本格化して、好決算企業が散見された事、
加えて、国内企業も決算が本格化するが、米中貿易摩擦を受けても、思ったほど
悪化せず、決算期待がある。また、米中貿易協議の進展期待もあった。それに加え
英のEU離脱先送りも、合意無き離脱は回避される見通しも不安を緩和した格好。

日経平均は、昨年10/18以来、約1年ぶりに、22800円台に乗せた。

結局、日経平均は、週間で307円上昇(↑1.37%)の22799円でした。

さて、10月最終週(10/28~11/1)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、好決算企業が散見され、上昇して終了した。週明け東京市場、
日米の金融イベントを控えて、一服商状が想定される中でも、堅調な展開が期待さ
れそうである。直近3週間で約1389円の上昇幅を見ていることから、スピード
調整があってもおかしくないが、23000円台へチャレンジする週と診たい。

主な経済指標は、国内で10/29に9月企業向けサービス価格指数、10/30
商業動態統計などがあり、10/31に日銀金融政策決定会合と雇用統計がある。

海外は、米で10/30にADP雇用統計、10/31にFOMC、週末に米雇用
統計がある。米企業決算がたけなわに加え、国内企業も決算が本格化する。思った
ほど悪くない決算でアク抜け、23000円台に向けた週となる事に期待したい。

日経平均、10月最終週(10/28~11/1)は、22650円~23050円
程度を想定しています。

1.10月最終週(10/28~11/1)主なイベントと予定
 10/27
 アル アルゼンチン、大統領選挙第1回投票
 ウル ウルグアイ、大統領選挙第1回投票
  独 旧東ドイツのテューリンゲン、州議会選挙
 EU 欧州、夏時間終了し冬時間に移行
 10/28
 日本 松井証、OBC、不二家、マクニカ富士、野村不、JSR、日立化成、大日住薬
    オービック、ミルボン、日立建、アマノ、スタンレー、ファナック、キヤノン
    オリックス、JR東、関西電、レザーテク、日東電工、JR東海、東電、ミスミ
    Vコマース、ミスミ 各決算
 日本 セルソース IPO
  米 アルファベット、AT&T、アムジェン、Tモバイル、AMD、エレクトロニック・アーツ
    各決算
  中国 共産党4中総会(~10/31)
  独 ドイツ証券取引所 決算
 10/29
 日本 9月企業向けサービス価格指数
 日本 邦ガス、HOYA、山崎パン、カルビー、協和キリン、オムロン、NEC、富士通
    シマノ、日立ハイテク、コメリ、野村HD、ANA、ドコモ、日清製粉、ゼンリン
    カプコン、大坂ガス 各決算
 日本 ジェイック IPO
  米 FOMC(~10/30)
  米 10月消費者信頼感指数
  米 9月中古住宅販売制約指数
  米 8月ケースシラー住宅価格指数
  米 アップル、フェイスブック、マスターカード、メルク、ファイザー
    スターバックス、コノコフィリップス、GM、メットライフ、ケロッグ 各決算
 サウ サウジアラビア投資会議(砂漠のダボス会議(~10/31)
 10/30
 日本 日銀金融政策決定会合(~10/31) 
 日本 9月商業動態統計
 日本 インフォコム、エーザイ、大正薬、JPX、積水化学、塩野義、ニフコ、田辺三菱
    三井物産、東京ガス、東海理化、きんでん、M&A、SMS、グリー、住友化学
    花王、サイバーエー、ファンケル、ポーラオル、小林製薬、AGC、オークマ
    コマツ、日立、エプソン、ソニー、アドバンテ、日野自、ケーヒン、大和証券
    日立物流、SCSK、マキタ、OLC、スクリーン、LINE、SBI 各決算
 日本 恵和 IPO
  米 FOMC
  米 パウエルFRB議長 記者会見
  米 10月ADP雇用者数
  米 第3四半期GDP速報値
  米 GE、ヤム・ブランズ、ウィン・リゾーツ 各決算
  ブ ブラジル中銀政策金利
  独 ドイツ銀行 決算 
  西 サンタンデール銀行 決算
 10/31
 日本 日銀金融政策決定会合
 日本 黒田日銀総裁 記者会見
 日本 トクヤマ、ALSOK、三和HD、川重、デンソー、豊田織機、東洋水産
    アステラス、小野薬品、郵船、第一三共、東芝プラ、日本ハム、東ソー
    CTC、三菱電機、三菱重工、アイシン精、小田急、日通、山九、ジェイテクト
    プリマハム、東亜合成、LIXIL、ローム、東武、京成、豊田合、九電工
    インフォマート、セリア、カゴメ、JT、ココカラファイン、ワコール
    大陽日酸、武田、コーセー、TOTO、フジクラ、住友重機、セガサミー
    富士電機、パナソニック、TDK、京セラ、村田製、メディパル、アスワン
    トプコン、東エレ、JAL、東北電、コナミ、ガイシ、ベネワン、洋缶
    キーエンス、任天堂、豊田通、サンリオ、中部電力、イビデン、グリコ、
    ZOZO、NTN、マブチ 各決算
  米  9月個人所得/個人支出
  米 ブリストル・マイヤーズ スクイブ、アラガン、クラフト・ハインツ、エクソン
    モービル 各決算
  米 国債償還 2年債(413億ドル)
         5年債(616億ドル)
         7年債(290億ドル)
 中国 10月製造業PMI
 香港 第3四半期GDP
 台湾 第3四半期GDP
  英 EU離脱期限
  仏 BHPパリバ 決算
  蘭 INGグループ 決算
 EU 第3四半期ユーロ圏GDP速報値
 EU ドラギECB総裁、任期満了
 EU ユンケル欧州委員長、任期満了
  11/1
 日本 日銀展望レポート 
 日本 9月有効求人倍率
 日本 9月完全失業率
 日本 9月東京都区部消費者物価指数
 日本 9月鉱工業生産指数
 日本 9月新設住宅着工戸数
 日本 10月自動車販売
  日本 太陽HD、帝人、双日、キッコーマン、三菱ケミカル、ダイセル、伊藤忠
    オカムラ、住友商、ハウス食、TIS、宇部興、ZHD、コニカミノルタ
    日本製鉄、住友電、シャープ、アズビル、マツダ、三菱食、リコー、ヤマハ
    KDDI、NTTデ、ヒロセ電、長瀬産 各決算
  米 10月雇用統計
  米 10月自動車販売
  米  10月ISM製造業景気指数
  米 シェブロン、アッヴィ、アメリカン・インターナショナル・グループ 各決算
  米 クラリダFRB副議長、講演
 中国 10月財新製造業PMI
 EU クリスティーヌ・ラガルド氏、ECB総裁に就任
 EU ウルズラ・フォンデアライエン氏、欧州委員長に就任
 11/2
  米 バークシャー・ハサウェイ 決算
 11/3
  米 夏時間終了し冬時間に移行

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/25)
 
 今日のNY為替市場でドル円はやや買いが見られた。前日はぺンス米副大統領が
 講演で中国政府の香港への行動を非難していたが、副大統領は貿易問題とのバラ
 ンスを取る発言も行っており、中国側も中国外務省の報道官が反論を述べていた
 程度で落ち着いた対応だった。
 
  そのような中、米中がきょう、閣僚級の電話協議を行っており、USTRが「米中
 は合意の一部事項で最終的な詰めに近づく」と発表したことで、市場は期待感を高
 めている。協議には中国による米農産物の追加購入も含まれている模様で、11月
 のAPEC首脳会合での署名に向けて安心感か広がっているようだ。
 
 ただ、ドル円は全体的に方向感はなく、200日線と21日線の間での上下動が
 続いている状況に変化はない。
 
 ユーロドルは戻り売りに押され1.10ドル台に下落。ユーロ圏経済に関しては
 相変わらず良い話は少ないが、きょうはドイツIfo景況感指数が発表され、前回
 と変わらずとなっていた。依然としてドイツ企業のモメンタムは高まらない状況が
 続いているが、先行きを示す期待指数はやや上昇を見せるなど、ここに来て下げ止
 まりの兆候も見せ始めている。ラガルド次期ECB総裁が財政刺激策を打ち出す様
 ユーロ各国の政府を説得できれば、ユーロは回復すると見ている向きもいるようだ。
 
 ポンドドルも戻り売りが優勢となった。英EU離脱問題は暗礁に乗り上げており、
 今週に入ってポンドは調整の動きが続いている。英国からの離脱延期申請に対して
 
 EUは、延期自体には原則了承したものの、期間についての決定は29日以降に見
 送った。28日にはジョンソン首相が総選挙の動議を提出する意向を示しており、
 この問題は来週以降に持ち越されそうだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/121719

 米国債利回り
  2年債        1.622(+0.044)
  10年債      1.796(+0.030)
  30年債        2.286(+0.024)
  期待インフレ率   1.658(+0.033)
               ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場、10年債利回りは上昇。きょうは米株式市場も上昇するなど
 リスク選好の雰囲気も出ていた。米中が電話で閣僚級協議を行っておりUSTRが
 声明で、協議は前進とした上で、「米中は合意の一部事項で最終的な詰めに近づく」
 と発表したことで株式市場は期待感を高めた様だ。協議には中国による米農産物の
 追加購入も含まれている模様。
 
 10年債利回りは一時1.81%まで上昇し、政策金利に敏感な2年債は1.64%
 まで戻した。
 2-10年債の利回り格差は+17(前営業日+19)。
 https://fx.minkabu.jp/news/121718

3.NY株式市場、結果(10/25)
 NY株式25日
  ダウ平均        26958.06(+152.53 +0.57%)
  S&P500        3022.52(  +12.23 +0.41%)
  ナスダック       8243.12(  +57.33 +0.70%)
  CME日経平均   22840     (大証比:+70 +0.31%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。ダウ平均は一時200ドル超上昇し、2万
 7000ドル台を回復する場面も見られた。また、S&P500は終値ベースでの
 最高値を一時突破する場面も見られている。
 
 米中が電話で閣僚級協議を行っておりUSTRが声明で、協議は前進としたうえで、
 「米中は合意の一部事項で最終的な詰めに近づく」と発表したことで株式市場は期待
 感を高めたようだ。協議には中国による米農産物の追加購入も含まれている模様。
 決算に関心が集まる中、アマゾンは冴えない決算を発表したものの、インテルが好
 決算を発表し、半導体の底堅い需要も示したことから、他の半導体関連を中心に
 今日はハイテク株への買いが目立っている。
 
 ダウ採用銘柄ではインテルが8%上昇したほか、キャタピラーも4%の上昇。3M、
 ダウ・インク、ゴールドマン、アメックス、JPモルガンも買われている。一方、
 コカコーラ、ボーイング、P&Gが下落。
 
 インテルは7-9月期決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 10ー12月期及び通期の見通しも予想を上回っている。データセンター向けの収益
 性の高いサーバー用チップの需要が好調だった。高額チップが好調で販売量は減少
 したものの売上高は伸びた。
 
 ボーイングはインドネシア当局が737MAXの設計・認証上の問題やパイロットの
 ミスが重なったと指摘。
 
 ナスダックも上昇。アマゾンは下落したものの、インテルのほか、エヌビディア、
 AMD、マイクロンといった半導体関連が連れ高。テスラ、フェイスブック、ロクも
 買われた。
 
 アマゾンは7-9月期決算を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は
 予想を下回った。配送コストの増加が響き、約2年ぶりの減益となった。
 配送コストは46%増の96億ドルに拡大した。
 
 ケーブルテレビのチャーター・コミュニケーションズが上昇。7-9月期決算を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想範囲内ではあったものの、インターネットの
 会員が35.1万人増となっており、この4年で最も高い伸びを示した。
 
 ノースフェイスやVansといった有名アパレルブランドを複数保有するVFが下落。
 7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を下回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/121714

4.NY市場、原油先物12月限/金先物12月限 各結果(10/25)
 NY原油先物12月限(WTI)
  1バレル=56.66(+0.43 +0.76%)
 
 NY原油は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月が0.43~0.44ドル高。
 その他の限月は0.24~0.47ドル高。
 
 米通商代表部(USTR)の声明で、「特定の問題で進展があった。米中双方は
 通商合意の一部で仕上げに近づいている」と発表され、来月のアジア太平洋経済
 協力会議(APEC)で米中首脳が会談し、第1弾の合意に署名される見通しが
 強まった。世界経済の悪化見通しがやや後退している。
 
 時間外取引で12月限は軟調に推移し、通常取引序盤には55.60ドル迄安値
 を塗り替えた。ただ、その後は買いが優勢となり、56.74ドルまで上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/121716
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1505.30(+0.60 +0.04%)
 
 金12月限は小幅続伸。世界的な景気減速懸念や、来週の米連邦公開市場委員会
 (FOMC)で追加利下げが期待されていることによるドルの先安感から堅調に
  推移する場面はあったが、米通商代表部(USTR)の声明で米中通商協議が
 さらに前進したと発表されると、この問題に対する警戒感が後退し上げ幅を削った。
 https://fx.minkabu.jp/news/121717
 

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10月第4週 相場展望と予定

2019-10-20 23:58:50 | 相場展望

         
10月3週の日経平均は、反発した。週末にかけ円安の動きが広がり、東京市場を
後押しした格好であった。米中貿易協議について、中国商務省はフェーズ1文書化
作業を進めて、次のフェーズ2の段階についても協議しているとリリースされた事、
EU首脳会議で英国の離脱修正案について合意したことなど、外部環境の改善が、
日経平均を上昇させた格好です。

結局、日経平均は、週間で693円上昇(↑3.18%)の22492円でした。

さて、10月第4週(10/21~10/25)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、中国7~9月期GDPの伸びを嫌気して下落した形だった。

明日の東京市場は、この影響から弱含みのスタートが想定されるが、チャート良化し
下値を売り込む展開は限定的と思われる。週末に向け22500円台を底固めに昨年
10月以来の23000円台を目指す展開に期待したい。

主な経済指標は、国内で10/21に貿易収支、10/25工作機械受注などがあり
また、10/22に天皇即位の儀で祝日、台風19号の洪水災害で、パレードは延期
される事態となっている。

海外は、米で10/24に9月耐久財受注、9月新築住宅販売件数があります。また、
米企業決算がたけなわに加え、国内企業も決算が本格化します。一喜一憂する場面も
あるかもしれません。
英離脱修正案について10/19の英議会採決は否定されており、今後の動向に注視
する必要ありそうです。

経済指標に一喜一憂する展開となっても、上昇トレンドを示唆する中、日経平均は
23000円台に向かう動きに期待しています。

日経平均、10月第4週(10/21~10/25)は、22400円~23000円
程度を想定しています。

1.10月第4週(10/21~10/25)主なイベントと予定
 10/19
  英 EU離脱案に関する英議会採決 否決
 10/20
  ス スイス総選挙
 10/21
 日本 9月貿易収支
 日本 エンプラス、Genky、ナガワ 各決算
  米 ハリバートン 決算
  加 カナダ総選挙
 10/22
 日本 東京市場休場(「即位礼正殿の儀」で祝日)
  米 9月中古住宅販売件数
  米 P&G、マクドナルド、TI、ユナイテッド・テクノロジーズ、バイオジェン
    トラベラーズ 各決算
  米 国債入札 2年債(400億ドル) 
 10/23
 日本 ベクター、森トラホテル、日本高純度、日鋳造、日電産、小野測器 各決算
  米 MBA住宅ローン申請指数
  米 FHFA住宅価格指数
  米 米週間原油在庫
  米 マイクロソフト、ボーイング、イーライリリー、キャタピラー、イーベイ
    ザイリンクス 各決算
  米 国債入札 5年債(410億ドル) 
  米 フェイスブックCEO、リブラについて下院金融委員会 証言
 10/24
 日本 DNAチップ、モノタロウ、レッグス、中外薬、石塚硝、東京製鉄、ディスコ
    鉱研工業、A&T、ネットワン、信越ポリ、菱鉛筆、総合メデHD 各決算
 日本 インティメート・マージャー IPO 
  米 9月耐久財受注
  米 9月新築住宅販売件数
  米 アマゾン・ドット・コム、インテル、3M、ギリアド・サイエンシズ
    アフラック、フォード・モーター、Dow Inc、PG&E 各決算
  米 国債入札 7年債(320億ドル) 
  韓 第3四半期GDP
 イネ インドネシア中銀政策金利
  ト トルコ中銀政策金利
  独 10月ドイツ製造業PMI速報値
 EU 10月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁 記者会見
 10/25
 日本 9月工作機械受注
 日本 エムスリー、カワチ薬品、信越化、積水樹、野村総研、栄研化、環境管理
    東映アニメ、富士通ゼ、FDK、幸楽苑HD、キヤノン電、キヤノンMJ
    千趣会、岩井コスモ、京阪神ビル、サカイ引越、杉村倉 各決算
 日本 BASE IPO
  米 ベライゾン、グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー 各決算
  独 9月IFO企業景況感指数
  露 中銀政策金利

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/18)
  18日のNY市場でドル円は頭の重い展開となった。ロンドン市場でリスク選好の
 動きなどから108円70銭台を付けたドル円は、週末を前にした調整の動きもあ
 って、NY午後には108円39銭を付ける動きに。
 
 19日の英下院で行われるEU離脱修正案の採決動向が依然不透明で、ぎりぎりの
 攻防を続けていることに対する警戒感や、米中通商問題がもう一段紆余曲折ありそ
 うな中で、週末の政治リスクなどが意識され、ドル買い円売りポジションの調整が
 強まった格好。
 
 ユーロドルが1.1170台を付けるなど、ユーロ買いドル売りの動きも。ユーロに
 関しては前回9月に行った包括的金融緩和に対する反対意見が広がる中で、来週の
 ECB理事会をにらんだユーロ買いに。
 
 ポンドはカーニー英中銀総裁がEU離脱修正案についてジョンソン政権とEUとが
 合意したことについて、グッドニュースを肯定したことなどが好感され、もう一段
 の上昇に。態度を表明していない無党派議員への追い風という期待も。
 https://fx.minkabu.jp/news/121047
 
 米国債利回り(NY時間16:40)
  2年債       1.574  (-0.015)
  10年債      1.749  (+0.02)
 
 18日のニューヨーク債券市場で長期債相場は横ばい。長期金利の指標となる表面利率
 1.625%の10年物国債利回りは前日と同じ1.75%で取引を終えた。英国の欧州連合
 (EU)離脱を巡って、英国とEUが合意した新離脱案の英議会での採決を19日に控え、
 様子見ムードが強く動意に乏しかった。
 英国のEU離脱を巡って双方が18日に合意した新たな離脱案が英議会で19日に採決。

 米長期債利回りはロンドン市場からNY市場朝にかけて上昇が目立つ展開に。ベンチ
 マークとなる10年債利回りは1.77%台に乗せる展開となった。
 
 しかし、その後は週末の英下院によるEU離脱修正案採決の動向が不透明になって
 いることなどを警戒して、一旦利回りが低下する展開。10年債利回りは1.73%
 を割り込む動き。米中通商問題の先行き不透明感なども米債利回りの低下要因となっ
 ている。
 
 もっとも、NY午後に入って債券利回りは持ち直し。ある程度の警戒感も楽観ムード
 は継続しており、利回りが大きく低下するような流れにはならず。
 https://fx.minkabu.jp/news/121042
 
3.NY株式市場 結果(10/18)
 
 NY株式18日
  ダウ平均      26770.20(-255.68 -0.95%)
  S&P500      2986.20( -11.75 -0.39%)
  ナスダック      8089.54 ( -67.31 -0.83%)
 
  今日のNY株式市場、寄り付きは小幅安圏。その後下げが拡大する展開に。ダウ
 平均採用銘柄で下げが目立ったのは航空大手ボーイングとヘルスケア関連大手
 ジョンソン・エンド・ジョンソン。当初はジョンソン・エンド・ジョンソンの下げが
 目立つ展開。
 ベイビーパウダーの回収関連報道が市場の警戒感を誘い、朝から売りが目立った。
 その後ボーイングが大きく下げて、ダウ平均の下げ幅拡大に寄与。2016年の内部
 レポートでの737MAXの安全性警戒などが売り材料とされた。
 ボーイングが6.79%、ジョンソン・エンド・ジョンソンが6.22%の大幅安と
 なり、全体を押し下げる格好に。
 
 その他銘柄ではアメックス、ビザ、マイクロソフト、ウォルグリーンなどの下げが優勢。
 一方コカコーラ、ベライゾン、メルクなどがしっかり。
 
 ナスダックは決算後の買いが一服した後、調整が目立つネットフリックスが6%超の
 下げに。フェイスブック、エヌビディア、テスラ、アマゾン、ツイッターなどテック
 株全般に売りとなり大きな下げに。
 
 主要銘柄以外では、バイオ関連で治験後期第二相の進捗レポートが好感されたデルミラ
 が25%超の上昇。UBSが投資判断を買いに引き上げたフリューダイムが9.7%高
 と力強い動き。増資計画のナビオス・マリタイム・アクイジョンが14%安と大きく下
 げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/121041

4.NY市場 原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/18)
 
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=53.78(-0.15)
 NY原油の期近は反落。中国や米国の製油が増加するとの見方を受けて押し目を
 買われる場面も見られた。ただ中国の国内総生産(GDP)が過去最低となり、景気
 減速懸念に対する懸念が残ることや株安、英議会の欧州連合(EU)離脱協定案の
 採決を19日に控えて手じまい売りが出たことが圧迫要因になった。
 https://fx.minkabu.jp/news/121038
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1494.10(-4.20)
 金12月限は反落。時間外取引では、英議会での欧州連合(EU)離脱修正案の採決を
 19日に控えるなか、手じまい売りなどが出て軟調となった。日中取引では、ドル安
 や株安を受けて押し目を買われたが、上値は限られた。
 https://fx.minkabu.jp/news/121037



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10月第3週 相場展望と予定

2019-10-14 12:27:30 | 相場展望

            
10月2週の日経平均は、反発した。週末にかけて、米中貿易協議での部分合意へ
期待があり、これに英EU離脱案へ合意期待が加わり、欧米株式市場が底堅い上昇
となった、また、為替の円高一服により、3連休前の週末でも3ケタの上昇となり
体育の日祝日明け、10/15以降の大台22000円台への回復期待で終了した。

結局、日経平均は、週間で388円上昇(↑1.81%)の21798円でした。

さて、10月第3週(10/14~10/19)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、米中貿易協議の決裂という最悪の事態は回避され、来週の関税
引き上げは見送られて、部分合意の着地となり、ダウ、ナスダック共3ケタ超の大幅
高で終了している。

連休明け東京市場は、これを好感して上昇からのスタートになりそうです。また
週明けNY株式市場が底堅いと10/15は日経平均22000円台回復から
大台を終日維持できるか、注目です。

主な経済指標は、国内で10/15にさくらレポートと黒田日銀総裁のコメント、
10/16に9月訪日外国人客数、10/17に9月首都圏新規マンション販売
10/18に9月消費者物価などあります。

海外は、米で10/15に10月NY連銀製造業景況指数、10/16にベージュ
ブックや9月小売売上高、10/17に9月住宅着工件数や9月鉱工業生産、週末
景気先行指数など、指標が目白押しです。

また、中国では、10/15に9月消費者物価指数/9月生産者物価指数、週末に
第3四半期GDP、9月鉱工業生産、9月小売売上高があり、注目です。

10/18に設定されているEU報復関税の発動予定日になっているが、延期ある
のか注目です。また、10/19英のEU離脱案合意期限もあり、要注意です。

経済指標に一喜一憂する展開となっても、上昇トレンドを暗示する中、日経平均は
22000円台から、上乗せする展開に期待しています。

日経平均、10月第2週(10/7~10/11)は、21700円~22300円
程度を想定しています。

1.10月第3週(10/14~10/18)主なイベントと予定
 10/14
 日本 休場(体育の日祝日)
 中国 9月貿易収支
  世 APEC財務相会合
  世 ノーベル経済学賞受賞者発表
 10/15
 日本 日銀支店長会議、10月地域経済報告(さくらレポート)
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 ブロンコB、日置電、キャンドゥ、北の達人、ドトール日レス、ヒューリックRE
    NMF、メディアドゥ、Gunosy、ベクトル、近鉄百、松竹 各決算 
  米 10月NY連銀製造業景況指数
  米 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、ジョンソン・エンド・ジョンソン
    ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、GS、IBM、Alcoa Corp 各決算
  米 国債償還 3年債(240億ドル)
  米  2020年大統領選挙に向けた民主党候補者討論会
  米 2500億ドル相当の中国からの輸入品に対する追加関税の延期
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 サンフランシスコ連銀総裁、講演
 中国 9月消費者物価指数
 中国 9月生産者物価指数
  独 10月ZEW景況感指数
  英 カーニー英中銀総裁、議会証言
  世 IMF世界経済見通し
 10/16
 日本 9月訪日外国人客数
 日本 GLP、福岡RE 各決算 
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 9月小売売上高
  米 8月対米証券投資
  米 10月NAHB住宅市場指数
  米 バンカメ 決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
 韓国 中銀政策金利
 香港 林鄭月娥行政長官、施政方針演説
  英 カーニー英中銀総裁、IMFイベント出席
  英 9月消費者物価指数
 EU 9月ユーロ圏消費者物価指数
 10/17
 日本 9月首都圏新規マンション販売
 日本 オリックスJRE、ハウスリート 各決算
  米  9月住宅着工件数
  米 9月鉱工業生産
  米 フィリップ・モリス・インターナショナル、モルガン・スタンレー 各決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  豪 9月雇用統計
 EU EU首脳会議(~10/18)
 10/18
 日本 9月消費者物価指数 
 日本 モバファク、アルインコ 各決算
 日本 浜木綿、ワシントンンH 各IPO
  米 9月景気先行指数
  米  75億ドル相当のEUからの輸入品に対する報復関税発動
  米 コカ・コーラ、アメリカン・エキスプレス 各決算
 中国 第3四半期GDP
 中国 9月鉱工業生産
 中国 9月小売売上高
  世 IMF世銀年次総会
 10/19
  英 英離脱延期法が定めるEUとの離脱案合意期限
 10/20
  ス スイス総選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(10/11)
 今日のNY為替市場でドル円は買い戻しが加速しており、一時108円台に上昇
 した。
 今日から閣僚級の米中貿易協議が始まっているが、様々な報道が錯綜する中、市場
 には楽観的な雰囲気が広がったようだ。
 
 全面合意はさすがに難しい情勢で、部分的合意に留まりそうな気配だが、決裂と
 いう最悪の事態は回避でされそうで、株式市場も買いが強まる中、ドル円もリスク
 選好の上げを続けている。もともと市場は全面合意までは期待していない。
 
 一方で、FRBの利下げ期待やリスク回避のドル買いの巻き返しもあり、いまの所
 108円台には慎重な姿勢が見られるものの、今日の上げで21日線と100日線
 の水準を回復して来ており、リバウンド相場の流れに再度復帰できるか注目の展開
 が見られている。
 
 ユーロドルはここ数日、強固に上値を拒んできた1.10ドルの水準を回復し、一時
 1.1035ドル付近まで上昇。21日線も上回って来ており、リバウンド相場に
 入れるか注目の展開が見られている。
 
 ただ、きょうの上げはあくまで米中貿易協議に対する楽観的な雰囲気の中、リスク
 回避のドル買いが後退しているためであり、ユーロ自体の強さでは決してない。
 ドイツ経済の低迷をはじめ域内の経済が減速傾向を鮮明にしており、更にトランプ
 政権によるEU自動車関税の懸念もなお残る中、ユーロ買いを押し進める説得力は
 ない。
 
 きょうはポンド買いが加速し、ポンドドルは1.24ドル台半ばまで上昇。今日は
 英EU離脱交渉での合意に向けた楽観的な雰囲気が広がっている。
 
 ジョンソン英首相とアイルランドのバラッカー首相が会談しており、英EU離脱に
 関して、「合意可能な道筋があることで一致した」と伝わったことに反応。また、
 一部報道でバラッカー首相が、合意は今月に可能との発言が伝わりポンドを押し上
 げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/120132
 
 米国債利回り(NY時間16:40)
  2年債        1.589(+0.047)
  10年債      1.729(+0.061)
  30年債      2.196(+0.034)
  期待インフレ率   1.561(+0.038)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回りは上昇。閣僚級の米中貿易協議が2日目を
 むかえ、前日に引き続きリスク選好の雰囲気が広がる中、利回りは上昇している。
 この日のミシガン大学消費者信頼感指数が予想を上回ったことも利回りの上げを
 サポートした。 
 10月第3週 相場展望と予定結局、部分合意に至ったものの、ファーウェイは今回の
 合意には含まれなかったようだ。
 
 10年債利回りは一時1.76%付近迄上昇、2年債は1.63%まで上昇した。
 2-10年債の利回り格差は+14(前営業日13)とスティープ化が続いている。
 https://fx.minkabu.jp/news/120307

3.NY株式市場 結果(10/11)
 NY株式11日
  ダウ平均      26816.59(+319.92 +1.21%)
  S&P500      2970.27(  +32.14 +1.09%)
  ナスダック       8057.04(+106.26 +1.34%)
  CME日経平均   22060     (大証比:+260 +1.18%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は一時500ドル近くまで上昇した。前日に引き
 続きリスク選好の雰囲気が広がる中、株式市場も買いが優勢となった。閣僚級の
 米中貿易協議が2日目をむかえるが、市場には何らかの合意に向けて楽観的な
 ムードが広がっていた。
 
 終盤になってトランプ大統領の発言が伝わり、「中国とフェーズ1の合意に達した。
 合意には知財、農産物の購入、金融サービスを含まれる」と述べていた。また、
 ムニューシン米財務長官は「中国人民銀行との協議は順調に進んでおり、為替の
 透明性で合意があった。来週の関税引き上げは見送り」と述べている。ただ、今日
 の合意にはファーウェイは含まれておらず、引け際にハイテク株中心に伸び悩む
 動きも出ていた。
 
 さすがに全体合意は難しい情勢で、部分的合意に留まったが、決裂という最悪の
 事態は回避され、来週の関税引き上げは見送られている。もともと市場は全面合意
 までは期待していなかった。
 
 ダウ平均は寄り付きから大幅に上昇し、一時500ドル近くまで上げ幅を広げ2万
 7000ドルに迫った。
 
 ダウ採用銘柄はダウ・インク、キャタピラー、3Mなど中国関連が上げをリード
 したほか、ゴールドマン、JPモルガン、インテルも上昇。一方、マクドナルド、
 コカコーラが軟調。
 
 ナスダックも大幅続伸し、8100ポイント台まで一時上昇。主力のIT・ハイテク
 株が揃って上昇。アップル、フェイスブック、エヌビディア、AMDが上昇したほか、
 ロクも上昇。アップルはマイクロソフトの時価総額を抜き、再び1位となっている。
 ロクはアナリストが投資判断を「買い」に再び引き上げ、目標株価を155ドルに
 上方修正した。
 
 建設用ファスナーなどを販売しているファスナルが大幅高。7-9月期決算を発表
 しており、1株利益が予想を上回ったことが市場に安心感を呼び込んだ。
 
 経営管理ソフトウエアのワークデイが上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き
 上げた。目標株価は223ドルに据え置いている。
 
 ビジネス用コミュニケーションのプラットフォームを手掛けるスラック・テクノロ
 ジーズが4日ぶりに反発。9月の1日あたりアクティブ・ユーザー数(DAU)が
 1200万人を突破したと発表したことが買い手掛かり。前年比で37%増加。
 
 サイバーセキュリティのクラウド・ストライクが逆行安。アナリストが投資判断を
 「売り」に引き下げ、目標株価を66ドルに下方修正した。
 https://fx.minkabu.jp/news/120303

4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(10/11)
 NY原油先物11月限(WTI)(終値)
  1バレル=54.70(+1.15 +2.15%)
 NY原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.15~
 1.22ドル高。その他の限月は0.47ドル安~1.38ドル高。
 
 イラン国営石油(NIOC)の石油タンカーがサウジのジッダ沖でミサイル攻撃を
 受けたことが中東の緊迫感を高めたほか、米中通商協議の前進期待が相場を押し上
 げた。一方で、景気見通しの不透明感を背景に、国際エネルギー機関(IEA)は
 需要見通しを下方修正した。
 
 時間外取引から11月限は54.87ドルまで堅調に推移。通常取引開始を控えて
 伸び悩む場面はあったが、その後は買いが盛り返し54.93ドルまで高値を更新。
 https://fx.minkabu.jp/news/120306
 
 NY金先物12月限(COMEX)(終値)
  1オンス=1488.70(-12.20 -0.81%)
 
 金12月限は続落。米中通商協議の前進が期待されていることが資金の逃避先で
 ある金の魅力を弱め、利益確定の売りが優勢だった。米景気減速が懸念されるが、
 10月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が96.0まで上昇したことも
 金の重し。
 https://fx.minkabu.jp/news/120305

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