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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

10月第2週 相場展望と予定

2019-10-06 23:56:23 | 相場展望

         
10月第1週の日経平均は、続落した。週末にかけて米経済指標が弱い内容だっ
た事(ISM製造業景気指数は2か月連続の50割れ)を受けて、米景気鈍化の
警戒感が広がり、NY株式が下落。この流れに加え円高圧力もあり、日経平均は
続落となった格好でした。

結局、日経平均は、週間で468円下落(↓2.14%)の21410円でした。

さて、10月第2週(10/7~10/11)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、米雇用統計を受けて、買いが優勢となりダウは大幅続伸した。
米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が13.6万人増と予想を下回った
ものの、前回分の上方修正も含め、失業率は3,5%と、ほぼ完全雇用に接近して
50年ぶりの水準に低下し、ポジティブに受け止められた恰好だった。

週明け東京市場は、上昇からのスタートになりそうです。

主な経済指標は、国内で10/7に8月景気動向指数、10/8に9月景気ウオッ
チャー調査、10/10に8月機械受注、9月都心オフィス空室率があり注目です。
また3連休の週末はSQ算出日となります。

海外は、米で10/8にパウエルFRB議長の講演、10/10に消費者物価指数
10/11に輸入物価指数等があります。

来週は、10/10~の米中貿易協議に焦点が当てられそうです。トランプ政権は
10/15に2500億ドル(約277兆円)分の中国製品へ制裁関税を25%→
30%に引き上げる構えをみせているが、延期となるか注目です。

また、中国は10/8から国慶節明けの市場再開で上海市場の動向も注視する必要
ありそうです。

週明け以降、米利下げ期待の高まりにより、為替が円高に進むと、日経平均の下方
圧力が強まる事に注意が必要で、日経平均の重石となるかもしれない。

また、明日からノーベル賞ウィークで、日本の受賞があると、個別材料として物色
されることもあるかもしれません。

10月相場入りで、波乱のアノマリー月ですが、日経平均は22000円台に向け、
リバウンドする週となる展開に期待しています。
日経平均、10月第2週(10/7~10/11)は、21150円~21750円
程度を想定しています。

1.10月第2週(10/7~10/12)主なイベントと予定
 10/6
  米 カンザスシティ連銀総裁、講演
  豪 夏時間入り
  ポ ポルトガル総選挙
 10/7
 日本 8月景気動向指数
 日本 クリエイトSDH、WNIウエザー、4℃HD、フジ、トーセイ 各決算
  米 8月消費者信用残高
  米 ミネアポリス連銀総裁、討論会出席
 中国 市場休場
 中国 9月外貨準備高
  独 8月製造業受注
  世 ノーベル医学生理学賞受賞者発表
 10/8
 日本 9月景気ウオッチャー調査
 日本 JフロントHD、パルGHD、ライトオン、イズミ、イオンモール、吉野家 各決算
 日本 HENNGE、AI CROSS 各IPO
  米 パウエルRB議長、講演
  米 9月生産者物価指数
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、討論会出席
 中国 9月財新サービス業PMI
  独 8月鉱工業生産指数
  英 カーニー英中銀総裁、講演
  世 ノーベル物理学賞受賞者発表
 10/9
 日本 8月国際収支
 日本 8月工作機械受注
 日本 コメダ、ローソン、ABCマート、ウエルシア、USMH、リソー教育、ベル24
    サイゼリア、ファミマ、イオン、イオンディライト 各決算
 日本 アンビスHD IPO
  世 FOMC議事録(9/17~18日開催分)
  米 8月求人件数
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
  米 パウエルFRB議長、イベント出席
 EU ユーロ圏財務相会合
  世 IMF世界経済見通し分析部分公表
  世 ノーベル化学賞受賞者発表
 10/10
 日本 8月機械受注
 日本 9月都心オフィス空室率
 日本 ファーストリテイリング、コシダカHD、いちご、ビックカメラ、7&I、久光
    OSG、安川電、良品計画、マニー、松屋、乃村工 各決算
  米 9月消費者物価指数
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
 米中 閣僚級貿易協議(~10/11)
 北朝 朝鮮労働党創建記念日
 EU EU財務相理事会
  独 8月貿易収支
  世 OPEC月報
  世 ノーベル文学賞受賞者発表
 10/11
 日本 オプションSQ算出日
 日本 日本国土、ディップ、JINZ、ニッケ、コスモス薬、クリレス、レナウン
    サインポスト、マルゼン、ベイカレン、コーナン商事、島忠、高島屋、東宝 各決算
  米 9月輸入物価指数
  米 ダラス連銀総裁、講演
  米 ボストン連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、質疑応答
  英 EU首脳会議議題設定期限
  世 ノーベル平和賞受賞者発表
 
2.NY市場、為替/債券 各結果(10/4)
 今日のNY為替市場、この日発表された米雇用統計を受けて買い戻しが優勢となり、
 一時107円台まで上昇する場面が見られた。米雇用統計は非農業部門雇用者数
 (NFP)が13.6万人増と予想は下回ったものの、前回分の上方修正も含めれば、
 ネガティブな数字ではない。失業率は3.5%と50年ぶりの水準に低下した。ただ、
 平均時給は前年比2.9%に低下した。
 
 NFPは予想を下回ったものの、FRBの雇用は力強いとの認識に変化はないで
 あろう。しかし、今週のISM指数を受けて市場は利下げ期待を急速に強めている。
 CMEがFF金利先物の取引から算出しているFEDウォッチでは、10月FOMC
 での利下げ確率を前日の90%超から75%に低下させているが、それでも先週の
 33%からは大きく上昇している。
 
 FOMC内では追加利下げに意見が二分しているとも見られる中、きょうの甲乙
 付けがたい米雇用統計はパウエルFRB議長を悩ませる内容ではある。
 
 午後になってパウエルFRB議長の講演が伝わっていたが、「米経済はリスク抱える
 も総じて良好な状態」と述べていたことから、為替市場は若干ドル買いの反応が見ら
 れた。ただ、反応は小幅に留まっている。それについては、来週9日の全米民間エコ
 ノミスト協会での講演を待ちたいところではある。
 
 ユーロドルは米雇用統計を受けて、一時1.0960ドル近辺まで値を落としたもの
 の、下押す動きも限定的で1.09ドル台後半の水準は維持。ただ、1.10ドル台
 には依然として慎重だ。21日線もその付近に来ている。
 
 ユーロ自体にも強気になれないようだ。域内最大のドイツ経済への懸念が重しとなっ
 ている模様で、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はインタビューで、製造業
 や輸出で問題なのは中国よりも欧州だと述べていた。
 特にドイツに対して、メルケル首相はドイツ経済を再生させるために減税や規制緩和
 を実施すべきだとの見解を述べていた。
 
 今週発表になっていたドイツのPMIは弱い内容で、第3四半期も2四半期連続での
 マイナス成長が予想され、テクニカル的なリセッションも警戒されている中、ユーロ
 の上値は依然として重いようだ。
 
 ポンドドルは買い戻しが優勢となっており、1.23ドル台を回復している。朝方
 発表になった米雇用統計を受けてドル買いが優勢となり、ポンドドルも1.22ドル
 台に値を落としていたが、買い戻される展開。
 
 ジョンソン英首相はEU離脱の合意が成立しない場合、離脱延期を要請することに
 同意したことがスコットランドの裁判所に提出された文書で明らかになった。
 首相は延期を要請しない意向を示していたが、態度を軟化させたようだ。なお、
 欧州議会のサッソリ議長は英国からの提案は受け入れられないとマスコミのインタ
 ビューで述べている。欧州議会の最初の審議の結果は良好ではなかったとも語った。
 ポンドドルは21日線が1.2380ドル付近に来ており、目先の上値メドとして
 意識される。
 https://fx.minkabu.jp/news/119478 
 
 米国債利回り
  2年債         1.406(+0.016)
  10年債       1.529(-0.005)
  30年債       2.016(-0.016)
  期待インフレ率    1.497(+0.018)
              ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場、10年債利回りは小幅に低下。この日発表になった米雇用
 統計で非農業部門雇用者数(NFP)は予想こそ下回ったものの、前回分の上方
 修正も含め、完全雇用の接近している状況下ではネガティブな数字ではない。
 失業率は3.5%と50年ぶりの水準に低下したが、平均時給は前年比2.9%
 に低下。
 
 今週のISM指数を受けて市場は利下げ期待を急速に強めているが、その期待が
 大きく後退している印象もない。
 10年債は1.50%まで一時低下した一方、政策金利に敏感な2年債はプラス
 圏となっている。
 2-10年債の利回り格差は13(前営業日15)にスティープ化が一服。
 https://fx.minkabu.jp/news/119477 

3.NY株式市場 結果(10/4)
  NY株式4日
  ダウ平均       26573.72(+372.68 +1.42%)
  S&P500       2952.01(  +41.38 +1.42%)
  ナスダック         7982.47 (+110.21 +1.40%)
  CME日経平均    21550     (大証比:+230 +1.07%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。この日発表になった米雇用統計を受け
 株式市場は買いが優勢となっている。米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が
 13.6万人増と予想こそ下回ったものの、前回分の上方修正も含め、完全雇用の接近
 している状況下ではネガティブな数字ではない。失業率は3.5%と50年ぶりの水準
 に低下した。ただ、平均時給は前年比2.9%に低下。
 
 NFPは予想を下回ったものの、FRBの「雇用は力強い」との認識に変化はないで
 あろう。しかし、今週のISM指数を受けて市場は利下げ期待を急速に強めているが、
 その期待が大きく後退している印象もない。
 雇用は底堅いものの利下げ期待も温存されており、株式市場にとっては心地よい状況の
 ようだ。
 
 ダウ採用銘柄は全銘柄が上昇。アップルが上昇したほか、メルク、ビザ、ジョンソン&
 ジョンソンも堅調。トラベラーズ、JPモルガン、ゴールドマンも買われている。
 アップルは9月に発売を開始した「アイフォーン11」などの生産台数を上方修正した
 と伝わっていた。2019年末までの生産台数を当初計画から1割程度増やす見通し。
 
 ナスダックも大幅高。テスラ、ロクは下落したものの、アップル、ネットフリックス、
 アルファベットなど主力IT・ハイテク株は買い戻しが続いた。
 
 ソフトウェア・サービスのアバイアとリングセントラルが大幅高。両社はクラウド分野
 での戦略的提携を発表した。HPインクが大幅安。全従業員の最大16%の人員削減を
 発表した。幅広い事業再編の一環。解雇や自主退職制度を通じて7000~9000人
 を削減する。これにより2022年10月期末までに約10億ドルの経費を節減できる
 としている。
 
 ストレージを手掛けるマーベル・テクノロジーが上昇。アナリストが投資判断を「買い」
 目標株価を29ドルでカバレッジを再開した。
 スナップチャットを運営するスナップが7日ぶりに反発。アナリストが投資判断を
 「中立」に引き上げた。目標株価は17ドル。
 
 TモバイルUSとスプリントが揃って上昇。両社の合併案が、米連邦通信委員会(FCC)
 から3人目の賛成票を獲得し、向こう数日間での承認獲得に向けて前進したと伝わった。
 https://fx.minkabu.jp/news/119474

4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果 
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=52.81(+0.36 +0.69%)
 
 NY原油の期近は小反発。期近11月限は時間外取引から小高く推移し、最近の
 下落に対する自律修正高となった。9月の米雇用統計発表後、ドル高から弱含
 みとなる場面があったが、下値は堅く推移。米株の上昇に支援されリスクオン
 (リスク容認)ムードが強まり、地合いを引き締め、一時53ドル超えとなった。
 
 弱気のテクニカル要因や、米国内の在庫増が続いていることが圧迫要因となり、
 上げ幅を縮小し、小高く引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/119482
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1512.90(-0.90 -0.06%)
 
 金12月限は小反落。時間外取引は米労働省から9月の米雇用統計の発表を控えて
 模様眺め気分が強いなか、1510ドルが支持線となった後、強含みとなり、小高く
 推移。
 
 日中取引は、9月の米雇用統計の発表された直後、非農業部門の就業者数が事前
 予想を下回ったことから、ドルが売られたことから急伸した。
 しかし失業率が約50年ぶりの低水準となったことから数分後に一転して軟化。
 1500ドル割れとなる場面があった。前半で売りが一巡し、下値を切り上げたが、
 ドル堅調、米株の上昇が戻りの足かせとなり、小安く引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/119481


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10月第1週 相場展望と予定

2019-09-29 23:59:29 | 相場展望

         
9月第4週の日経平均は、4週間ぶりに下落した。3連休明の日経平均は小幅に
3日続伸となったものの、日米貿易協定の合意締結やトランプ大統領が対中通商
合意の早期実現に言及する好材料と、大統領の弾劾問題で新事実の浮上や米国が
ファーウェイに対する禁輸措置の延長を許可しない見方、また、週末に中間配当
落ち分もあり、吸収できずに下落して節目22000円を割って終了した。

結局、日経平均は、週間で200円下落(↓0.91%)の21878円でした。

さて、10月第1週(9/30~10/4)の主なイベントと予定は下記の通り。

週末NY株式市場は、下落して終了。トランプ政権が米投資家による中国へ投資を
制限する方法を議論していると伝わり、リスク回避の売りが出た格好であった。
週明け東京市場は、下落からのスタートになりそうです。

主な経済指標は、国内で9/30に8月百貨店/スーパーの売上高、10/1に
8月日本版雇用統計、第3四半期日銀短観などに注目です。
また、10/1から消費税増税が実施されます。

海外は、米で10/1に9月ISM製造業景気指数、10/2にADP雇用者数
10/3に9月ISM非製造業景気指数、週末の雇用統計に注目です。

また、中国は10/1に建国70周年で習近平国家主席の演説、国慶節で10/7
まで休場となり、この期間は上海市場の影響を受け難い週となります。

週明け東京市場は、下落スタートも、10/1から消費税増税と軽減税率の導入、
幼児教育・保育の無償化、通信料とスマホなどの端末代を分ける「分離プラン」の
義務化などを定めた改正電気通信事業法が施行されます。増税はあるが、これらの
軽減税率の導入と施策など恩恵を受ける企業は、追い風も想定されます。
実質10月相場入りで、波乱のアノマリー月であるが、下値は限定的と捉えたい。
日経平均は22000円台にリバウンドする週となる展開に期待しています。

日経平均、10月第1週(9/30~10/4)レンジは21650円~22350円
程度を想定しています。

1.10月第1週(9/30~10/4)主なイベントと予定
 9/29
  英 保守党大会(~10/2)
 9/30
 日本 日銀主な意見(9/18~9/19開催分)
 日本 8月鉱工業生産
 日本 8月小売業販売額
 日本 8月百貨店売上高
 日本 8月スーパー販売額
 日本 タキヒョー、象印、アダストリア、ストライク、タカラ印刷、しまむら 各決算
  米 レッドハット 決算
  米 国債償還 2年債(292億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)
 中国 9月製造業PMI
 中国 9月財新製造業PMI
  独 9月ドイツ失業率
  独 9月ドイツ消費者物価指数
  世 国連一般討論演説最終日
 10/1
 日本 消費税率10%に引き上げ
 日本 第3四半期日銀短観
 日本 8月完全失業率
 日本 8月有効求人倍率
 日本 8月新車販売台数
 日本 ダイセキ、ダイセキソリュ、キューピ― 、アヲハタ 各決算
 日本 パワーソリューションズ IPO
  米 9月自動車販売
  米 9月ISM製造業景気指数
  米 ボウマンFRB理事、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
 中国 休場(国慶節で~10/7)
 中国 建国70周年、習近平国家主席 演説
  豪 中銀政策金利
 10/2
 日本 9月マネタリーベース
 日本 9月消費動向調査
 日本 カネコ種、サムテイ、瑞光、ニトリHD 各決算
 日本 レオクラン IPO
  米 9月ADP雇用者数
  米 ペイチェックス、レナー 各決算
  米 NY連銀総裁、講演
  米 リッチモンド連銀総裁、講演
  米 フィラデルフィア連銀総裁、講演
  露 第2四半期ロシアGDP
  英 保守党大会 最終日
 10/3
 日本 エスプール、クリーク&リバ、不二越、ナガイレー、平和堂、北恵 各決算
  米 8月製造業受注
  米 9月ISM非製造業景気指数
  米 ペプシコ、コストコホールセール 各決算
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 クリーブランド連銀総裁、講演
 10/4
 日本 壱番屋、サカタのタネ、サンエー、ネクステージ、三協立山、オンワード、パルコ
    ベルク 各決算
  米  8月貿易収支
  米 9月雇用統計
  米 パウエルFRB議長、金融政策再点検イベントで開会演説
  米 ボストン連銀総裁、講演
  米 アトランタ連銀総裁、講演
  豪 8月小売売上高
  印 インド中銀政策金利

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/27)
 
 今日のNY為替市場でドル円は107円台に値を落とした。序盤は底堅い動きが続き
 108円台で推移していたが、一部報道でトランプ政権が米投資家の中国への資金流入
 の制限を検討と伝わったことで、市場にはリスク回避の雰囲気が一気に広まった。
 
 トランプ政権は米中が貿易戦争の停戦交渉を進める中でその議論は行われており、米国
 からの投資規制は新たな紛争を生み、関税を遥かに超える混乱を引き起こす可能性が
 あるという。米証券取引所に上昇している中国企業の上場廃止や、米投資家による年金
 基金を通じた中国へのエクスポージャーを制限するというのが案として挙がっていると
 伝えている。

 ドル円は100日線を上回る動きが見られていたものの、100日線付近まで戻す展開。
 
 ユーロドルは買い戻しが優勢となり1.09ドル台半ばまで買い戻された。今週のユーロ
 ドルは売り優勢の展開が続き、1.09ドル台は維持しているものの年初来安値は更新
 している。ユーロ売りもさることながら、ドル買いの動きがユーロを圧迫していた。
 企業やファンド勢の売りが活発に出ていたようだが、期末接近で実需のドル買いが大量
 に出ていたようだ。ただ、その動きも一段落しており、ユーロドルは下げが一服している
 状況。
 
 ポンドドルは1.23ドル台を回復する場面も見られたが、米国からの対中投資規制の
 報道で1.22ドル台に伸び悩む展開。ポンドはロンドン時間の序盤に急速に売られる
 場面が見られた。ソーンダース英中銀委員が、EU離脱が順調もしくは延期されたりして
 も、不確実性が成長の重しとなり利下げが必要になる可能性に言及していた。
 来週、第2四半期の英GDP確報値が公表される予定だが、マイナス成長で変わらずと
 見られている。ただ、第3四半期のGDPに関しては、7月の月次GDPが強い内容
 だったことから、マイナス成長にはならず、テクニカル的なリセッションまでは陥らない
 のではとの見方が有力となっているようだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/118675
 
 米国債利回り
  2年債      1.634(-0.022)
  10年債      1.682(-0.010)
  30年債      2.127(-0.015)
   期待インフレ率   1.534(-0.040)
            ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場、10年債利回りは低下。この日発表のPCEコアデフレータが
 上昇傾向が継続していたことや、米中貿易協議への期待などで利回りは上昇して始ま
 った。
 
 しかし、一部報道でトランプ政権が米投資家による中国への投資を規制する方法を議論
 していると伝わり、リスク回避の雰囲気が強まる中、利回りも下げに転じている。
 10年債は1.67%、政策金利に敏感な2年債も1.62%まで一時低下した。
 2-10年債の利回り格差は5(前営業日4)
 https://fx.minkabu.jp/news/118674

3.MY株式市場 結果(9/27)
 
 NY株式27日
  ダウ平均      26820.25(-70.87 -0.26%)
  S&P500      2961.80(-15.82 -0.53%)
  ナスダック       7939.63(-91.03 -1.13%)
  CME日経平均   21735     (大証終:-75 -0.35%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は続落。一部報道でトランプ政権が米投資家による中国
 への投資を制限する方法を議論していると伝わり、リスク回避の雰囲気が強まる中、
 株式市場も売りが優勢となった。
 
 序盤はIT・ハイテク株には売りが強まったものの、銀行株などには買いが入りダウ
 平均は2万7000ドル台を回復する場面が見られた。中国の王毅外相の発言で、市場
 では協議に進展が見られているのではとの期待感が高まっており、10月にワシントン
 で開催予定の米中閣僚級協議への期待感が高まっている。
 
 IT・ハイテク株については、マイクロンの決算が重しとなった模様。マイクロンは
 6-8月期決算を発表して、1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、9-11月
 期の1株利益の見通しが予想を下回っている。貿易問題で半導体業界の低迷が長引く
 可能性があり、最近の受注改善は需要にけん引されたものではない可能性があるとの
 見方を示した。
 
 ダウ採用銘柄ではマイクロソフトやディズニー、ビザが下落したほか、インテル、ボーイ
 ング、アップル、シェブロンが軟調。一方、ファイザー、JPモルガン、ゴールドマンが
 上昇したほか、ウォルグリーン、ユナイテッド・ヘルスが堅調。
 
 ナスダックは大幅安。マイクロンを始めとした半導体関連株が下げをリードしているほか、
 アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックなど主力のIT・ハイテク株は揃って下落。
 カジノのラスベガス・サンズが上昇。S&Pは、S&P500株価指数の算出銘柄に同社
 を採用すると発表した。
 
 ウェルズ・ファーゴが上昇。新CEOにバンク・オブ・ニューヨーク・メロンのシャーフ
 CEOを指名した。
 
 ソフトウエア開発のボックスが下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。
 石油精製のマラソン・ペトロリアムが3日続伸。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)
 によると、大株主のフォスター氏とスティーブンス氏がヘミンガーCEOの解任を求めて
 いると伝えた。
 https://fx.minkabu.jp/news/118671
 
4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=55.91(-0.50 -0.89%)
 NY原油は続落。このところ圧迫要因となっていたドル高進展は一服したものの、サウジ
 アラビアとイエメンのが部分停戦に合意したことが報じられたうえ、サウジの生産能力が
 回復したとの未確認情報が出た事、さらには8月の中国の工業利益が低調だった事などに
 圧迫された。一時大きく下振れし、直近安値をさらに更新したが、その安値からは大きく
 戻して引けた。
 
 一方、米国の時間帯後半は、稼働中の原油掘削装置(リグ)が減少していた事で、下げ幅
 を縮小した。
 https://fx.minkabu.jp/news/118673

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1506.40(-8.80 -0.58%)
 金12月限は反落。時間外取引では、ユーロ圏の景気の先行き懸念や英中銀の利下げの
 見方などによるドル高を受けて軟調となった。日中取引では、米大統領の弾劾に対する
 懸念やドル高一服を受けて下げ一服となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/118670

 

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9月第4週 相場展望と予定

2019-09-23 11:58:28 | 相場展望

         
9月第3週の日経平均は、3週連続で上昇した。日米欧の金融政策発表イベント
を通過して、一時円高に振れる場面もあったが、次第に落ち着きを取り戻して、
節目22000円台をキープして終了した。

結局、日経平均は、週間で90円上昇(↑0.41%)の22079円でした。

週末NY株式市場は、下落して終了。米中通商協議で、トランプ大統領が米国産
農産物の輸入拡大だけでは不十分で部分合意ではなく、完全な合意を望んでいる
と発言した事もあり、早期の合意可能性が後退したとして期待の剥落だった。

主な経済指標は、国内で9/24の黒田日銀総裁の挨拶、9/25の日米首脳会談
9/26の麻生財務相/黒田総裁の挨拶に注目です。

海外は、米で9/24にケースシラー住宅価格、9/26第2四半期GDP速報値
8月中古住宅販売成約指数、9/27に8月耐久財受注、8月個人所得/個人支出
があります。
また、EUで9/26にECB経済報告とドラギECB総裁の講演に注目です。

週明け東京市場は、休場(秋分の日で祝日)なので、週明日は、明け欧米市場の
結果を受けての動きとなる。各国の金融政策が一巡し、下値不安が一服すると
なれば9/Eの配当を中心に、株主優待/株式分割など権利取りの動きが強まる
ことから、下値は限定的と捉えたい。
日経平均は4/25の年初来終値更新にトライする展開に期待している。

日経平均、9月第4週(9/24~9/27)レンジは、21850円~22450円
程度を想定しています。

1.9月第4週(9/23~9/27)主なイベントと予定
 9/23
 日本 休場(秋分の日祝日)
  米 FHFA住宅価格指数
  米 NY連銀総裁、講演
  米 セントルイス連銀総裁、講演
 米韓 首脳会談
  独 8月製造業PMI速報値
 EU 8月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU ドラギECB総裁、議会証言
 9/24
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 ピックルス、あさひ、日本オラクル、スギHD 各決算
 日本 Chatwork  IPO   
  米 7月S&Pケースシラー住宅価格
  米 消費者信頼感指数
  米 7月FHFA住宅価格指数
  米 国債入札 2年債(400億ドル) 
  独 9月IFO景況感指数
  世 国連総会一般討論演説
 9/25
 日本 日銀議事録(7/29、30日開催分)
 日本 配当/優待/株式分割等 権利付き最終売買日
 日本 西松屋チェ―ン 決算
 日米 首脳会談
   米 8月新築住宅販売件数
  米 ナイキ 決算
  米 国債入札 5年債(410億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ダラス連銀総裁、講演
 NZ 中銀政策金利
 タイ 中銀政策金利
  独 10月GFK消費者信頼感
 9/26
 日本 麻生財務相、黒田日銀総裁 挨拶
 日本 8月工作機械受注
 日本 クスリアオキ、ニイタカ、ゲームウィズ、オプトエレ、ヒマラヤ、NaITO
    セキチュー  各決算
 日本 HPCシステムズ IPO
  米 第2四半期GDP速報値
  米 8月中古住宅販売成約指数
  米 マイクロン・テクノロジー 決算
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
  米 ダラス連銀総裁、挨拶
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  比 中銀政策金利
  英 カーニー英中銀総裁、講演
 EU ECB経済報告
 EU ドラギECB総裁、講演
 9/27
 日本 YEデジタル、ハローズ、パレモHD、ハニーズHD、スターマイカ、DCM、
        ミタチ産業、岡山製紙 、日エンター、フィード、ハイデ日高、三益半導、
    ケーヨー、ジャステック 各決算
  米 8月耐久財受注
  米 8月個人所得/個人支出
 中国 工業利益
2.NY市場、為替/債券 各結果(9/20)
 20日のNY市場は108円近辺でのもみ合いから、値を落とし、ほぼ安値圏で取引を
 終える展開となった。
 
 ロンドン市場から続く欧州通貨売りドル買いの動きもあり、NY午前に108円台を回復
 したものの、ドル円は日本勢の三連休を前に大台超えでの積極的な買いが手控えられ、
 少し調整が入って107円90銭前後での推移が続いた。
 
 トランプ大統領のイラン中銀に対する制裁などもリスク警戒感を誘ったが、こちらへの
 影響は限定的。
 
 しかし、トランプ大統領が米中通商協議について米国産農産物の輸入拡大だけでは不十分、
 部分合意ではなく、完全合意を望んでいる。選挙前の合意が必要であるとは考えていない。
 などの発言を行い、早期の合意ではなくあくまで知的財産権などを含めた完全合意を目指す
 姿勢を示したことで市場の合意期待が後退する格好でドル売り円買いが広がった。
 
 ドル円は発言後の107円70銭割れ。その後も戻りが鈍く値を落とし107円50銭台
 まで安値を広げて週の取引を終える展開となっている。
 
 ユーロドルはロンドン朝方に米債利回りの低下などを受けて付けた高値1.1068近辺
 からの売り基調が継続する展開となり、1.1000を割り込む場面が見られた。
 その後はトランプ発言を受けたドル売りもあって値を戻したが1.1010台で週の取引を
 終えており、ユーロ売りが優勢に。
 
 米国の年内追加利下げの思惑が揺れており、緩和を決めたユーロとの温度差につながり
 ユーロ売りドル買いが入っている面も。
 
 ポンドはさらに売りが目立った。ユーロと基本的に同じような動きであるが、寄り売りが
 目立つ展開に。 ブレグジット問題でEU側のバルニエ主席交渉官が英政府がEUに非公式
 に提出した提案について、これまでよりも後退したものであるとの見方を示しているとの
 報道がポンドの重石に。対ドルで安値からは値を戻す動きはユーロと同じ。
 https://fx.minkabu.jp/news/117969

 米長期債利回りが低下(債券価格が上昇)する展開となった。ベンチマークとなる米10年債
 利回りは朝方の1.79%台から1.71%台まで大きく下げる展開となった。
 
 トランプ大統領が米中通商協議について完全合意を目指す姿勢を示したことで、早期合意
 期待が後退する形でリスク警戒を誘った。大統領は来年秋の選挙前の合意を必要なわけで
 はないと、早期の合意ではなく、あくまで完全合意を目指す姿勢を示した。
 農産物の輸入拡大などである程度前向きに進展との期待は後退し形で、株安債券高(利回り
 低下)ドル安の動きに。
 https://fx.minkabu.jp/news?category=commodity_bond

3.NY株式市場 結果(9/20)
 NY株式20日
 ダウ平均      26935.07(-159.72 -0.59%)
 S&P500      2992.07(  -14.72 -0.49%)
 ナスダック       8117.68(  -65.20 -0.80%)
 CME225日経平均  21795       (-115     -0.52% )
 
 きょうのNY株式市場でダウ平均は続落に。終値の前日比は、ダウ工業株30種平均が
 159.72ドル安の2万6935.07ドル、ナスダック総合指数が65.20安の
 8117.68、S&P500が14.72安の2992.07。
 
   朝方はヘルスケア関連などの買いにも支えられて、ダウ平均株価がプラス圏で推移する
 など、比較的しっかり展開が見られた。
 しかし、午後にはいってトランプ大統領が米中の通商協議において、米国産農産物の輸入
 拡大だけでは不十分で、部分合意ではなく、完全な合意を望んでいると発言。
 早期の合意の可能性が後退したとしてドル売りの動きが広がった。
 米長期債利回りが低下するなど、その他市場でもリスク警戒の動きが広がっており、
 米株にも重石となった。
 
 ダウ採用銘柄では10銘柄が上昇、20銘柄が低下と、下げた銘柄が優勢に。朝から強い
 ヘルスケア関連でジョンソンエンドジョンソン、メルクなどが強い。
 一方、昨日は上昇したマイクロソフトが反落。利益確定の動きなどに押された。
 
 ユナイテッド・テクノロジーズ、キャタピラー、インテル、コカコーラなどが軟調。
 
 ナスダックはダウ平均以上に値を落とした。一時から下げ幅を縮めたとはいえ、海外
 での売上が苦戦しているネットフリックスは5%超の下げに。エヌビディア、アマゾンが
 ともに2.4%程度の下げと大きく売りが出ている。
 
 その他個別株では、昨日下げた独立系資源会社カリフォルニアリソーシズが13%高と
 朝からの大幅上昇。一方、エンターテイメント企業ロク、半導体製造セムテックが大きく
 下げている。
 https://fx.minkabu.jp/news/117963

4.NY市場、原油先物11月限/金先物12月限 各結果(9/20)
 NY原油先物11月限(WTI)
  1バレル=58.09(-0.10 -0.17%)
 NY原油の期近は小反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.10~
 0.04ドル安。その他の限月は0.07ドル安~0.25ドル高。
 
 イランによるサウジ攻撃について、トランプ米大統領が新たな対イラン制裁を発表した
 一方で、自制を示すことは強さを示すことになると述べ、軍事行動の予定はないとした
 ことが相場を圧迫した。ただ、今週行われている米中の次官級通商協議など、交渉の行方
 に期待感もあり下値は限定的だった。
 
 時間外取引で11月限は堅調に推移し、通常取引序盤には59.24ドルまで上げた。
 ただ、上値は重く、引けにかけて57.93ドルまで下げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/117961
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1515.1(+8.9 +0.59%)
 
 金12月限は反発。トランプ米大統領が中国との通商協議について求めているのは完全な
 合意であり、部分的な合意を求めていないと繰り返し、交渉の長期化が警戒された。
 今月、トランプ米大統領は譲歩が可能な部分に絞った暫定合意を排除しないと述べていた
 ものの、発言を翻した。
 https://fx.minkabu.jp/news/117962


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9月第3週 相場展望と予定

2019-09-16 11:34:19 | 相場展望

         
9月第2週の日経平均は、2週連続で上昇した。4カ月ぶり、22000円台を
つける場面もあった。米中貿易戦争で中国への追加関税を10/1→10/15
に延期するとの報道から米中貿易協議の高まった格好だった。それに伴い、週末
にかけドル高/円安も進み、ル/円で108円台と、東京市場の追い風となった。

また、9/12のECB理事会で利下げや量的緩和の再開から、EU市場がほぼ
全面高やNYダウも7日続伸となり、日経平均は、3連休前の週末も上昇して、
SQ値(21981.09円)を上回る直地で大引けとなった。

結局、日経平均は、週間で788円上昇(↑3.72%)の21988円でした。

さて、9月第3週(9/16~9/20)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、ダウ/ナスマチマチの状況ですが、ドル/円107円台~
108円と円安傾向で、サウジでの石油施設へドローン攻撃による原油価格高騰も
あるが、為替が一時的に反応しても、円高是正から株式リバウンド継続ありそう。

主な経済指標は、国内で9/16敬老の日休場、9/19日銀金融政策決定会合が
あり、欧米の追加緩和実施に対して、黒田総裁の踏み込んだ施策があるか注目です。
また、9/20に8月消費者物価指数の発表があります。

海外は米で9/17に対米証券投資、9/18FOMCで政策金利決定やパウエル
FRB議長のコメントに注目です。また、中国で9/16に8月鉱工業生産、小売
売上高があります。

外部環境の改善が進んでおり、週末20日ラグビーWC開幕も、日本に注目が向き、
日本株の出遅れ感を意識させる事になると、日経平均は4/25の年初来終値更新
を意識してくることになりそうである。

日経平均、9月第3週(9/16~9/20)レンジは、21700円~22400円
程度を想定しています。

1.9月第4週(9/16~9/20)主なイベントと予定
 9/16
 日本 東京市場休場(敬老の日祝日)
 中国 8月鉱工業生産
 中国 8月小売売上高
 中露 中国首相・プーチン大統領 会談
  EU 欧州議会本会議(~9/19)
 9/17
 日本 大盛工業、ツルハHD、アークランド 各決算
  米 FOMC(~9/18)
  米 7月対米証券投資
  米 アドビ、フェデックス 各決算
  独 9月ZEW景況感指数
  世 第74回国連総会(~9/30)
 9/18
 日本 日銀金融政策決定会合(~9/19)
 日本 8月貿易収支
 日本 8月訪日外国人客数 
 日二 安倍首相・NZ首相、会談
  米 FOMC政策金利
  米 パウエルFRB議長 記者会見
  米 8月住宅着工件数
  英 8月消費者物価指数
  ブ ブラジル中銀政策金利
 9/19
 日本 日銀金融政策決定会合 結果
 日本 政策金利、黒田日銀総裁 記者会見
 日本 9月月例経済報告
 日本 アミファ、サイバー・バズ 各IPO
  米 8月景気先行指数
  米 8月中古住宅販売件数
  NZ 第2四半期GDP豪雇用統計(8月)
 台湾 中銀政策金利
  イネ インドネシア中銀政策金利
 南ア 中銀政策金利
  英 中銀政策金利
 9/20
 日本 8月消費者物価指数
 日本 サツドラHD 決算
 日本 ギフテイ IPO
  米 ボストン連銀総裁、講演
 米中 週内、米中実務者通商協議開催 
  世 ラグビーW杯 日本大会開幕

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/13)
 NY時間の終盤に入ってドル円は108.10円近辺での推移が続いている。
 100日線での神経質な値動きに終始しており、一旦上値に慎重になっている
 様子もうかがえる。本日は利益確定売りで107円台に伸び悩む場面が見られた
 ものの下押しもなくリバウンド相場の流れは堅持。
 
 ここに来て米中貿易協議への期待感が高まっており、景気後退への懸念も緩んで
 いる。きのうECBは金融緩和に舵を切ったことも雰囲気をサポートしている様だ。
 そのような中でリスク回避の円買いの動きが後退している模様。
 
 きょうは米小売売上高が発表されていたが、自動車が好調で予想を上回る伸びを示
 していた。この発表を受けて7-9月期のGDPへの期待感を示す向きもいる様だ。
 市場は来週のFOMCに注目を移している。トランプ大統領は相変わらずFRBへの
 プレッシャーを強めているが、利下げは打ち出すものの、意外にハト派な雰囲気は
 ない可能性もありそうだ。
 
 ユーロドルはNY時間に入って上げが一服し、1.10ドル台に値を落としている。
 前日はECB理事会後の下げから急速に買い戻され下に往って来いの展開となって
 いたが、きょうもその流れが続き1.11ドル台まで上昇していた。ショートカバー
 が活発に出ているほか、前日に売っていたモデル系の買い戻しなども伝わっている。
 
 ただ、21日線が1.1055ドル付近に来ているが、その水準は維持されおり、
 リバウンド相場入りへの期待感は維持している。
 
 きょうはポンドの上昇が目立っている。合意なき離脱への警戒感が緩んでおり、引き
 続きポンドの買い戻しを誘っている。本日ジョンソン首相はブリュッセルを訪問して
 おり、ユンケル欧州委員長と会談を行うようだ。ポンドは高値でのもみ合いから上値
 へのレベルシフトが見られているが、きょうは北アイルランドのニュースがポンド買い
 を誘った面もあったのかもしれない。
 
 英政権に閣外協力する北アイルランドの民主統一党(DUP)が、英離脱後も北アイル
 ランドがいくつかのEU規制に従う案を受け入れる方針と伝わった。最大の障害となっ
 ているアイルランド国境のバックストップ案の代替案になるとしている。
 
 DUPはアイリッシュ海での検査を受け入れる代わりに、関税同盟に留まるべきとの
 EU側の主張を撤回すべきとしている。 
 https://fx.minkabu.jp/news/117236
 
米国債利回り
  2年債        1.802(+0.083)
  10年債      1.903(+0.131)
  30年債      2.377(+0.121)
  期待インフレ率   1.673(+0.049)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で利回り上昇。米中貿易協議の進展への期待感が引き続き
 利回りを押し上げている。きのうECBは金融緩和に踏み切ったが、FRBも
 来週のFOMCで利下げが期待されている。
 
 この日発表の米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数も力強い個人消費を
 示しており、各国中銀の緩和ムードもの中、ここに来て景気後退への懸念が緩ん
 でいるようだ。
 
 債券市場は利益確定売りが加速し、利回りは上昇が加速している。10年債は
 1.9%、政策金利に敏感な2年債は1.8%台まで急上昇。
 2-10年債の利回り格差は10(前営業日5)までスティープ化している。
 https://fx.minkabu.jp/news/117241

3.NY株式市場 結果(9/13)
 NY株式13日
  ダウ平均      27219.52(+37.07 +0.14%)
  S&P500      3007.39(   -2.18 -0.07%)
  ナスダック       8176.72( -17.75 -0.22%)
  CME日経平均   21915     (大証比:+115 +0.53%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は8日続伸。米中貿易協議進展への期待感からの
 買いが続いている。きのうECBは金融緩和に踏み切ったが、FRBも来週の
 FOMCで利下げが期待されており、各国中銀の緩和ムードも株式市場の雰囲気を
 サポートしている模様。
 
 この日発表の米小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数も個人消費の力強さを
 示しており、各国中銀の緩和ムードもの中、ここに来て景気後退への懸念が緩んで
 いるようだ。
 銀行株が上げを先導しているほか、エネルギー株も上昇。産業株も堅調に推移して
 いる。
 
 一方、IT・ハイテク株は軟調な動きが見られている。アップルとブロードコムの
 下げが圧迫している模様。
 
 ダウ採用銘柄ではダウ・インクやユナイテッド・ヘルスのほか、JPモルガン、ゴー
 ルドマンが堅調。キャタピラー、ボーイング、ユナイテッド・テクノロジーズも
 買われている。
 
 一方、アップルが下落したほか、インテル、コカコーラ、ファイザーが軟調。
 アップルはアナリストが目標株価を従来の187ドルから165ドルに引き下げた
 ことが嫌気されている。
 
 ナスダックは反落。アップルの下げが指数を圧迫しているほか、ブロードコムが
 下落しており半導体が軟調。
 
 ブロードコムは6-8月期決算の声明で「需要はボトムアウトした」と述べたもの
 の、「不透明なマクロ環境から需要の反転は見られない」とも語った。半導体市況
 の回復を期待している投資家にとっては期待感を後退させる内容となったようだ。
 
 固体タンタル、多層セラミックなどのコンデンサの製造販売を手掛けるケメットが
 上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を26ドルとした。
 前日終値から40%高い水準。
 
 産銅のフリーポート・マクモランが続伸。インドネシア政府が3月まで最大70万
 トンの銅精鉱の出荷を許可したことが好感されている。
 前日のIPOの取引初日で大幅安となった歯科矯正製品のスマイルダイレクトクラブ
 (SDC)は反発している。
 https://fx.minkabu.jp/news/117238

4.NY市場 原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/13)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=54.85(-0.24 -0.44%)
 
 NY原油は小幅続落。今週これまでの急落地合いを引き継ぎ上値の重い展開だった
 が、米中貿易摩擦に進展の兆しが見えてきたことや、前日付けた直近の安値を下回
 らなかったことで、週末を控えて、売り方の利食いの買い戻しも入りやすくなった。
 
 また、米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)が4週連続で減少したことや、ダウ
 平均株価が8日続伸したことなども下支え要因となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/117242
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1499.50(-7.90 -0.52%)
 
 金12月限は反落。時間外取引では、世界的な金融緩和から買いが先行し、1,515ドル
 超えを試した。しかし日中取引では8月の米小売売上高、9月のミシガン大消費者
 信頼感指数(速報)が事前予想を上回る強気の数字となり、来週17、18日に開催さ
 れる米連公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測に対する警戒感が強まり、売
 りを浴び、急速に軟化。中盤の取引で一段安となり、終盤の戻りは限定的で1,500
 ドルをわずかに下回って引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/117240


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9月第2週 相場展望と予定

2019-09-09 12:34:12 | 相場展望

         
台風15号による停電の影響で、アップが遅れてしまったことをお詫びします。

9月第1週の日経平均は、上昇した。米中貿易戦争の報復合戦で下落したが週末に
かけ、香港での条例改正案の撤回や英国での10月末「合意なきEU離脱」へ懸念
後退も加わり、外部環境の改善から4連騰して、節目21000円台を回復し終了。
また、米中報復関税合戦から議論の余地も再開で、リバウンド機運高まった格好。

結局、日経平均は、週間で495円上昇(↑2.39%)の21199円でした。

さて、9月第2週(9/9~9/13)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、ダウ/ナスマチマチの状況ですが、ドル/円107円台辺り
と円高是正が進んでおり、外部環境の好転とあわせ、リバウンドの芽あります。

週末の米雇用統計は、予想を下回ったものの、平均時給は前年比3.2%と予想を
上回り、3%超の伸びが続いていることを好感し、ダウは上昇しています。

主な経済指標は、国内で9/9に第2四半期GDP改定値、8月景気ウォッチャー
調査、9/10に8月工作機械受注、9/11 内閣改造自民党役員人事、9/12
7月機械受注,9/13メジャーSQがあります。

海外は米で9/11に8月生産者物価指数、9/12に8月消費者物価指数9/13
小売り売上高、中国で9/10に8月消費者物価指数/生産者物価指数がります。
また、EUで9/12にECB政策金利発表とドラギECB総裁の記者会見があり、
注目です。

外部環境の改善が進んでおり、ひどい指標がでなければ、日経平均のリバウンドの
継続もありそうです。

日経平均、9月第2週(9/9~9/13)レンジは、21000円~21600円
程度を想定しています。

1.9月第2週(9/8~9/14)主なイベントと予定
 9/8
 中国 8月貿易収支
 9/9
 日本 第2四半期GDP改定値
 日本 8月景気ウォッチャー調査
 日本 7月国際収支
  日本 アルトナー、学情、Bガレージ、ミライアル、CASA、荻原工業、トーホー 各決算
 北朝 北朝鮮建国記念日
  露 第2四半期ロシアGDP
  英 7月鉱工業生産
  英 議会、EU離脱延期法案成立の見通し
  英 早期総選挙案再採決(議会は9/9~10/13まで閉会)
 9/10
 日本 8月工作機械受注
 日本 7月マネーストック
 日本 東建コーポ、ADR、HEROZ、丹青社 各決算
  米 7月求人件数
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  米 アップル、イベント(新製品発表)開催
 中国 8月消費者物価指数
 中国 8月生産者物価指数
  英 8月失業率
 9/11
 日本 内閣改造自民党役員人事
 日本 7~9月期 法人企業景気予測調査
 日本 テンボスHD.オハラ、コーセル、ドーム 各決算
  米 8月生産者物価指数
  米 国債入札 10年債(240億ドル)
  香港「一帯一路」香港サミット
  世 OPEC月報
 9/12
 日本 8月国内企業物価指数
 日本 7月機械受注
 日本 7月第三次産業活動指数
 日本 アスクル、神戸物産、ケネデイレジ、J.S.B、ラクスル、鎌倉新書、三井ハイテク
    アイモバイル、鎌倉新書、東急RE、日本ロジ 各決算 
 日本 ビー・ビーシステムズ IPO
 日本 東京ゲームショウ2019(~9/15)
  米 8月財政収支
  米 8月消費者物価指数
  米 国債入札 30年債(160億ドル)
  米 オラクル、ブロードコム、クローガー 各決算  
  マ マレーシア中銀政策金利
  ト トルコ中銀政策金利
 EU ECB政策金利
 EU ドラギECB総裁 記者会見
  世 OPECプラス会合
 9/13
 日本 メジャーSQ算出日
 日本 エイチーム、丸善CHI、森ヒルズ、三井不LP、エニグモ、フリービット、サンバイオ
    ヤーマン、プロシード、ギフト、大盛工業 各決算
  米 8月小売売上高
  米 8月輸入物価指数
 中国 休場(中秋節祝日)
 EU ユーロ圏財務相会合

2.NY市場、為替/債券 各結果(9/6)
 きょうのNY為替市場、ドル円は上げが一服し106円台に下落している。朝方
 発表された8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回った
 ことから、米国債利回りと伴に売りが優勢となった。利益確定売りも出て、一時
 106.60円近辺まで値を落とした。
 
 今週は来月の米中協議再開が伝えられるなどポジティブな雰囲気が復活しており、
 ドル円は107円台を回復していた。しかし、107円台での戻り売りも根強い
 中、米雇用統計をきっかけに短期筋の利益確定売りが出たものと思われる。
 
 8月の米雇用統計はNFPが13万人増と予想(16万人増)を下回った。完全
 雇用に接近する中、NFPの伸びは次第に緩くなってきている印象もある。ただ、
 失業率は過去最低水準を維持しており、FRBの力強い雇用の判断に変化はない
 であろう。一方、平均時給は前年比3.2%と予想を上回り、3%超の伸びが続
 いている。
 
 昼にはパウエルFRB議長のスイスのチューリッヒでの講演が伝わり、為替市場は
 ややドル買いの反応を見せた。議長は「米経済は非常に良好で、FRBは景気後退
 を予想してない」と述べた。一方で「FOMCは適切に行動する」とも語っていた。
 今月のFOMCでは利下げが期待されているものの、今回の米雇用統計やパウエル
 FRB議長の講演からは少なくとも、0.5%の大幅利下げ期待は正当化されない
 ものと思われる。
 
 ユーロドルは1.10ドル台で方向感のない展開。前日は1.10ドル台後半に来て
 いる21日線に顔合せしたが跳ね返されて、その21日線が目先の上値目標として
 意識される。
 
 来週のECB理事会を巡って見方が錯綜。利下げでは一致しているものの、債券購入
 再開については、ドイツやフランス、オランダなど中核国からの慎重な発言もあり
 不透明な情勢だ。利下げ幅についても0.1%か0.2%かで見方が分かれている
 ようだが、0.2%という声が若干多いようだ。
 
 ポンドドルは1.22ドル台に下落。きょうは上げが一服し利益確定売りに押され
 ている。今週は英議会が再開し、合意無き離脱を阻止する法案が可決した事で市場
 に安心感が広がった。ジョンソン英首相は早期の解散総選挙の動議を提出したが、
 これは拒否されている。
 
 ただ、ジョンソン首相は総選挙を諦めておらず、9日に改めて議会に動議を提出する
 方向で検討している。しかし、この点で英野党が団結しており、動議が提出されても
 反対で一致しているようだ。
 
 きょうは英上院でEU離脱延期法案を可決した。この法案は10月19日までにEU
 と新たな合意を結べない場合は、首相はEUに対し離脱延期を書面で要請することを
 義務付ける内容。英下院では既に通過しており、エリザベス女王の承認を受け来週に
 も成立する。ジョンソン英首相は就任早々に八方塞の状況に陥っている模様。 
 https://fx.minkabu.jp/news/116471
 
 米国債利回り
  2年債        1.534(+0.008)
  10年債      1.553(-0.005)
  30年債      2.019(-0.031)
  期待インフレ率   1.550(-0.008)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 きょうのNY債券市場で利回りは低下。中国の金融緩和もあって序盤は上昇して始ま
 ったものの、この日発表になった米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想
 を下回ったことから、利回りは下げに転じている。
 
 昼にはパウエルFRB議長のスイスのチューリッヒでの講演が伝わり、為替市場は
 ややドル買いの反応を見せた。議長は「米経済は非常に良好で、FRBは景気後退を
 予想してない」と述べた。一方で「FOMCは適切に行動する」とも語っていた。
 
 今月のFOMCでは利下げが期待されているものの、今回の米雇用統計やパウエル
 FRB議長の講演からは少なくとも、0.5%の大幅利下げ期待は正当化されない
 ものと思われる。
 
 10年債は1.54%まで、政策金利に敏感な2年債は1.51%台まで一時低下。
 2-10年債の利回り格差は2(前営業日3)
 https://fx.minkabu.jp/news/116470

3.NY株式市場 結果(9/6)
 NY株式6日
  ダウ平均      26797.46(+69.31 +0.26%)
  S&P500      2978.71(  +2.71 +0.09%)
  ナスダック       8103.07( -13.75 -0.17%)
  CME日経平均   21215     (大証終比:+15 +0.07%)
 
 NY時間の終盤に入ってダウ平均はプラス圏での推移が続いている。きょうのNY
   株式市場でダウ平均は3日続伸。中国人民銀行が預金準備率を引き下げ、金融緩和
 に動いた事がサポートしてる。きょうは米雇用統計が発表になっていたが、NFP
 が13万人増と予想(16万人増)を下回った。完全雇用に接近する中、NFPの
 伸びは次第に緩くなってきている印象もある。一方、平均時給は前年比3.2%と
 予想を上回り、3%超の伸びが続いている。
 
 ただ、失業率は過去最低水準を維持しており、FRBの力強い雇用との判断に変化
 はなさそうだ。今月のFOMCでは利下げが期待されているものの、今回の米雇用
 統計からは少なくとも0.5%の大幅利下げ期待は正当化されないものと思われる。
 前日、一昨日と大幅に上昇したことから、週末ということもあり、上値で利益確定
 売りが見られるものの底堅い動きを続けている。
 
 昼になってパウエルFRB議長のスイスのチューリッヒでの講演が伝わり伸び悩む
 動きも見られたもののプラス圏はしっかりと維持している。議長は「米経済は非常
 に良好で、FRBは景気後退を予想してない」と述べる一方で、「FOMCは適切
 に行動する」とも述べた。市場は今月のFOMCで利下げを予想しているものの、
 0.5%の大幅利下げまではないとの見方がコンセンサスになっている。
 
 議長の講演はその予想を裏付ける発言内容とも取れる。
 
 ダウ採用銘柄ではインテルが続伸しているほか、ホームデポ、ボーイング、シスコ
 システムズ、ビザが買われている。一方、ウォルマート、マイクロソフト、3Mは
 利益確定売りに押される展開。
 
 ナスダックは横ばい。前日までの上げでIT・ハイテク株には利益確定売りが出て
 いる。フェイスブックやマイクロソフトが下落しているほか、AMD、ネットフリ
 ックスが売られている。一方、インテル、アップル、ロクが上昇。
 
 ヨガウェアのルルレモン・アスレティカが上昇。5-7月期決算を発表して、既存店
 売上高が予想の2倍以上伸びたほか、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期
 見通しも上方修正しており予想も上回った。
 
 食品のケロッグが上昇。独自の植物由来の代替肉製品を投入する計画を発表した。
 傘下のモーニングスター・ファームズは、原料に非遺伝子組み換え大豆を使い、外観
 と風味を肉そっくりにすることを狙ったバーガー用パティ「インコグミート」の販売
 を来年初めに開始する。
 
 電子署名のドキュサインが大幅高。5-7月期決算を発表しており、1株利益は予想
 を下回ったものの、売上高は予想を上回った。特にビリング収入が予想を上回った事
 が好感されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/116469

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(9/6)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=56.52(+0.22 +0.39%)
 
 NY原油の期近は続伸。景気の先行き懸念から売り圧力が強まる場面も見られたが、
 米中の通商協議に対する期待感や米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ見通し等を
 背景に押し目を買われて堅調となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/116468

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1515.50(-10.00 -0.66%)

 金12月限は続落。時間外取引では、ユーロ安一服が下支えとなる場面も見られたが、
 利食い売りなどが出て調整局面を継続した。日中取引では、予想以下の米雇用統計を
 受けて下げ一服となったが、ドル安が一服すると、戻りを売られた。
 https://fx.minkabu.jp/news/116467


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9月第1週 相場展望と予定

2019-09-01 23:56:14 | 相場展望

         
8月最終週の日経平均は、小幅下落し反落した。米中貿易戦争で、中国も報復関税の
発動で、NY株式市場の週末安を受け、日経平均は、大幅安スタート。ただ、為替が
ドル/円で一時105円台割れから週末にかけ106円台と円高是正も働き、戻りを
試して、米中貿易戦争の過度な悲観を織り込みに行った格好。
報復関税合戦から話し合いの余地も再開で進展期待の芽を残しています。

結局、日経平均は、週間で6円下落(↓0.03%)の20704円でした。

さて、9月第1週(9/2~9/8)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末NY株式市場、ダウ/ナス共マチマチの状況。米中貿易戦争で、協議再開の
期待もでてきた。予測できないトランプ大統領の発言には、リスクが付きまとう
が、貿易協議の再開が具体化する様だと、為替のドル高/円安傾向を促す材料に
つながる。余談を許さないが、外部環境の好転頼みと言った状況である。

主な経済指標は、国内で 9/4に日銀黒田総裁の挨拶、9/6に7月景気動向
指数があります。

海外は、米で9/3に8月ISM製造業景況指数、9/4ベージュブック、9/5
8月ADP雇用者数、製造業受注、週末9/6に米雇用統計、パウエルFRB議長
の経済見通しと金融政策について討論
があります。

外部環境の改善が進むようだと、9月相場で、日経平均21000円台回復が期待
できますが、ニュースに一喜一憂せず冷静な対応を取りたいところ。

日経平均、9月第1週(9/2~9/6)レンジは、20450円~20950円
程度を想定しています。

1.9月第1週(9/1~9/8)主なイベントと予定
 9/1 
  米 米国、対中関税「第4弾」発動(総額約3000億ドル相当)
 9/2
 日本 伊藤園、ロック・フィールド、ナトコ、ピープル 各決算
  米 NY市場休場(レーバーデー祝日)
 中国 8月財新製造業PMI
 トル トルコ第2四半期GDP
 9/3
 日本 不二電機、泉州電気 各決算
  米  8月ISM製造業景況指数
 韓国 第2四半期GDP
  豪 中銀政策金利
 スイ スイス消費者物価指数
 EU ユーロ圏生産者物価指数
 9/4
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 モロゾフ、ティーライフ、楽天地、エイケン工業 各決算
    米 7月貿易収支
  米 8月自動車販売
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 NY連銀総裁、講演
  米 シカゴ連銀総裁、講演
  米 ミネアポリス連銀総裁、講演
  米 ボウマンFRB理事、挨拶
  豪 豪州第2四半期GDP
 EU 7月ユーロ圏PMI
 9/5
 日本 麻生財務相、挨拶
 日本 日ハウスHD、積水ハウス、ラクーン、ザッパラス、アルチザ、フジコーポ、
          スバル興 各決算
  米 8月ADP雇用者数
  米 7月製造業受注
  米 8月ISM非製造業景況指数
  米 21世紀フォックス、シエナ 各決算
  独 7月製造業受注
 9/6
 日本 7月景気動向指数
 日本 ベステラ、日駐、くら寿司、ポールHD、アイル、クミアイ化、イトクロ、
    ハイレックス、ファースト住、カナモト、精養軒 各決算
  米 8月雇用統計
  米 パウエルFRB議長、経済見通しと金融政策について討論
  独 7月鉱工業生産
  独 独家電見本市「IFA」開幕
  露 ロシア中銀政策金利
 EU 第2四半期ユーロ圏GDP確報値
 9/7
 中国 8月外貨準備高
 9/8
 中国 8月貿易収支
 
2.NY市場、為替/債券 各結果(8/30)
 30日のNY外国為替市場でドル円は106円台前半でのレンジ取引となった。来週
 月曜日2日は、米国がレイバーデーの祝日で休場となることから、いつもよりも長い
 週末を前に積極的な取引を手控える動きが目立った。

 ロンドン市場朝方に米債利回りの上昇などから106円台半ば超えまで上昇した後、
 調整が入った流れを受けて、NY朝方はドル売りが優勢に。ドル円は106円11銭
 を付ける動きとなった。もっともドル安はそこまで、106円の大台割れをトライ
 するような流れにもならず、いったん揉み合いに。昨日までの流れを引き継いで、
 朝方は米株式市場が堅調な推移を見せたことも、ドル円の支えとなった。
 
  その後トランプ大統領がユーロドルでのユーロ安を揶揄するような発言を行った事で
 ユーロドルは少し上昇も、上値が重く、逆に売りが強まる展開となって心理的な節目
 でもあった1.10を割り込む動きに。
 
  2017年以来の1.09台を付けたユーロドルは1.0963近辺まで。その後少し
 戻したが1.10を回復しきれず、頭の重い展開となった。
 
   ユーロドルでのドル高もあって、ドル円も安値から値を戻す展開となり、106円
 40銭台まで回復。もっとも朝方は堅調地合いとなった米株は、ダウ平均が150
 ドル超の上昇から一時マイナス圏まで値を落とす展開となっており、リスク警戒から
 ドル円の頭を押さえる格好に。株安の動きも続かなかったが、ドル円は106円台
 前半でのもみあいとなり、ロンドン朝の106円台半ばを回復しきれず。
 
   ロンドン市場で上昇が目立った米長期債利回りはNY午後に下落。一時米2年債と
 10年債の逆イールドが解消する場面も見られたが、利回り格差が縮まったものの、
 NY終値時点では逆イールドのままに。この辺りもドル円の重石となっている。
 
   ポンドはNY市場で振幅を見せた。朝方は堅調。英議会休会の動きを抑えようという
 動きが強まったことなどが好感され、ポンド買いに。ポンドドルは1.2220台。
 ポンド円は129円70銭台での推移に。
 しかし、議会閉鎖の暫定措置を求めた動きを裁判所が却下と報じられると、ポンド売り
 の動き。ポンドドルは1.21台台後半へ急落。さらに値を落とし、NY午後には一時
 1.2140近辺まで。ポンド円も129円10銭割れまで値を落としている。
 
   その後ジョンソン首相が財政赤字の削減の方針を示すなどの動きが出たことで少し
 調整が入り安値から値を戻している。
 https://fx.minkabu.jp/news/115680
 
   来週月曜日の米国市場がレイバーデーでの休場となる事もあり、全般に様子見ムード
 が広がる中、リスク警戒感からの米長期債の買い(利回りの低下)にも歯止めがかかり、
 一時米長期債利回りは上昇傾向が見られた。
 
   より期間の長い債券の利回り上昇が目立ったこともあり、2年債と10年債との逆
 イールドが解消される場面も見られた。もっとも、引けにかけて債券利回りは上昇
 分を打ち消す格好。10年債利回りは前日終値水準とほぼ変わらずに。二年債は前日
 終値水準よりも利回りが低下したことで、逆イールド状態は緩んだが、少し10年債
 の方が利回りが低い状況で週の取引を終えている。
 https://fx.minkabu.jp/news/115677

3.NY株式市場 結果(8/30)
 NY株式30日
 ダウ平均      26403.28(+41.03 +0.16%)
 S&P500      2925.72(  +1.14 +0.04%)
 ナスダック     7962.88( -10.51 -0.13%)
 CME日経平均  20665    (大証比:-25 -0.12%) 

 今日のNY株式市場でダウ平均は朝方の上昇からいったんマイナス圏に沈むなど、
 売りが目立つ場面が見られた。終値ベースでは小幅ながら続伸。 
 
 前日の大幅高の流れが継続し、朝方は株高が優勢。ダウ平均は一時26500ドル
  台を回復し、前日比で150ドル超の上昇となった。しかりトランプ発言などを
 きっかけにユーロドルに売りが入るなど、調整の動きが優勢となったこともあって
 ダウ平均はマイナス圏まで下落。ハイテク関連の売りが主導したこともあって、
 ナスダックの下げはダウ以上に厳しいものとなった。
 
   ダウ平均に関してはその後小幅高圏を回復。大引けは41ドル高と比較的堅調も
 高値からは100ドル以上安い水準にとどまっている。総じて株高傾向継続も、
 勢いは見られず。週末のトランプ発言などを警戒した動きに。来週は米雇用統計を
 控える週となっていることも、様子見ムードにつながった。
 
   ダウ銘柄ではユナイテッドヘルス、ウォルグリーン、キャタピラーなどがしっかり。
 シスコシステムズなどが軟調。
 
  FAANG関連では朝からネットフリックスが軟調も下げ幅は1%程度。テスラが
 しっかり。その他は比較的落ち着いた水準でもみ合い。
 
   個別株では、半導体設計のアンバレラ、ビデオサーバのシーチェンジ・インター
 ナショナル、ケーブル放送などのMSGネットワークスが強い。決算が弱かった
 化粧品小売りのアルタ・ビューティーが30%弱の大幅安。
 中国関連株中心にIT・ハイテク株や産業株が上昇しているほか、米国債利回りも
 上昇したことから、銀行株も上げを先導した。
 
   寄り付きから買いが優勢となりダウ平均は一時372ドル高まで上昇する場面が
 見られた。ダウ平均はきょうの上げで100日線を回復しており、チャートは
 200日線でサポートされ反転した格好が示現している。
 
   ダウ採用銘柄ではキャタピラーやインテルが上昇したほかJPモルガン、ゴールド
 マン、ユナイテッド・テクノロジーズが堅調。一方、P&G、ジョンソン&ジョン
 ソンが下落。
 
   ナスダックも大幅高。アマゾン、アルファベット、アップル、マイクロソフトなど
 主力のIT・ハイテク株は揃って上昇。
 ベスト・バイが下落。5-7月期決算を発表しており既存店売上高が予想を下回っ
 たことが嫌気された。
 
   JCペニーが大幅高。同社のゾルタウCEOをはじめ同社の幹部が自社株を購入
 していたことが明らかになっている。
 
   ディスカウントストアのダラー・ゼネラルが上昇。5-7月期決算を発表しており、 
 既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。通期の1株利益
 の見通しも上方修正している。
 
   アパレル販売のバーリントン・ストアーズが大幅高となっており最高値を更新。
 5-7月期決算を発表しており、既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も
 予想を上回った。通期見通しも上方修正して、既存店売上高は2%から2.5%増
 に引き上げている。
 https://fx.minkabu.jp/news/115672

4.NY市場、原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/30)
 
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=55.10(-1.61 -2.83%)
 
   NY原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.61~
 1.56ドル安。その他の限月は1.49~1.11ドル安。
 
   ハリケーン「ドリアン」が発達しつつ米フロリダ州へと向かっているなかで、米原油
 生産量の減少以上に、米国の石油需要の落ち込みが警戒されている。「ドリアン」は
 5段階のうち2番めに勢力の強いカテゴリー4まで勢力を強める見通しで、経済的な
 被害は避けられそうにない。
 
   時間外取引で10月限は軟調に推移した後、通常取引序盤には下げ幅を縮小する場面
 があった。ただ、その後は再び売りが強まると54.55ドルまで下げが加速した。
 https://fx.minkabu.jp/news/115673
 
   NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1529.4(-7.5 -0.49%)
 
 金12月限は続落。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に追加利上げが期待
 されていると同時に、欧州中央銀行(ECB)の金融緩和にも注目が集まるなかで
 ユーロ安・ドル高が加速しつつあり、ドル高が金相場の重しとなった。ユーロドルは
 2017年5月以来の安値を更新し、ドルインデックスは2017年5月以来の高値
 を塗り替えた。
 https://fx.minkabu.jp/news/115674


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8月最終週 相場展望と予定

2019-08-25 23:59:27 | 相場展望

         
8月第4週の日経平均は、上昇した。お盆週間を通過し、米中貿易戦争長期化が懸念
される中、米小売企業の決算が好調で安心感を誘い、また為替もドル/円106円台
と高止まりして、安心感につながりました。

結局、日経平均は、週間で292円上昇(↑1.43%)の20710円でした。

さて、8月最終週(8/26~8/31)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、ダウ/ナス共3ケタの大幅下落。中国が米製品750億ドル
相当に報復関税を発動すると発表。これに対してトランプ大統領が対抗措置を取る
と発表したことから、米中貿易戦争への本格突入するのではと、緊張感を高めて、
ダウは600ドルを超す下落となった。
この流れを受け、週明け日経平均は、ギャップダウンの展開からスタートしそうで
ある。

もっとも、米国は、それまで大きく上昇しており、東京市場が追従していなかった
ことから、日経平均の20000円台キープはするものと思われる。

為替が105円台程度で高止まりする様なら、週を通して、Wボトム形成から戻りを
試す展開に期待したい。

国内企業決算も一巡し、好業績で放置されている個別株物色のチャンスと捉えたい。

主な経済指標は、国内で 8/30に日本版雇用統計があります。
海外は、米で8/27に6月S&Pケースシラー住宅価格指数、8月コンファレンス
ボード消費者信頼感指数、8/29に第2四半期GDP改定値、8/30に7月個人
消費/支出などあります。EUで8/30に7月ユーロ圏雇用統計、8月ユーロ圏消費
者物価指数などあります。

外部環境の影響に左右される振幅の大きい週になろうが、一喜一憂せず冷静に底値を
拾うことが得策になるでしょう。

日経平均、8月最終週(8/26~8/30)レンジは、20100円~20800円
程度を想定しています。

1.8月最終週(8/26~8/31)相場展望と予定
 8/26
 日本 6月景気動向指数
  米 7月耐久財受注
  独 8月Ifo景況感指数
  世 G7首脳会議
 8/27
 日本 企業向けサービス価格指数
 日本 DyDo、タカショー 各決算
  米 6月S&Pケースシラー住宅価格指数
  米 6月住宅価格指数
  米 8月コンファレンスボード消費者信頼感指数
    米 HPエンタープライズ 決算
  米 国債入札 2年債(400億ドル) 
  独 7月小売売上高
  独 第2四半期GDP改定値
  仏 8月消費者信頼感指数
 8/28
 日本 ギガワークス、HIS 各決算
  米 MBA住宅ローン申請指数(~8/23)
  米 週間石油在庫(~8/23)
  米 ティファニー、コティ 各決算
  米 国債入札 5年債(410億ドル)
  独 9月消費者信頼感調査
 8/29
 日本 パーク24、ウチダエスコ、菱洋エレ 各決算
  米 第2四半期GDP改定値
  米 7月中古住宅契約販売
  米 7月卸売在庫
  米 新規失業保険件数(~8/24)
  米 ダラー・ゼネラル、ダラー・ツリー、アルタ・ビューティ、べストバイ 各決算
  米 国債入札 7年債(320億ドル)
  仏 第2四半期実質GDP
  独 8月雇用統計
  独 8月消費者信頼感指数
 EU 8月ユーロ圏消費者信頼感指数
 8/30
 日本 7月有効求人倍率
 日本 7月完全失業率
 日本 7月東京都区部消費者物価指数
 日本 7月鉱工業生産指数
 日本 7月新設住宅着工戸数雇用統計   
 日本 7月百貨店売上高
 日本 7月スーパー売上高
 日本 アイケイケイ、トリケミカル、ダイサン、アインHD、内田洋行 各決算
  米 7月個人消費/支出
  米 8月シカゴ購買部協会景気指数
  米 8月ミシガン大学消費者信頼感指数
  米 キャンベルスープ 決算 
  加  第2四半期GDP
  仏 7月生産者/消費者 物価指数
 EU 7月ユーロ圏雇用統計
 EU 8月ユーロ圏消費者物価指数
 8/31 
 米  国債償還 2年債(268億ドル) 
        5年債(350億ドル)
        7年債(290億ドル) 

2.NY株式市場、為替/債券 各結果(8/23)
 NY時間の終盤に入ってドル円は下げを一服しているものの、105.30円付近と
 本日安値値圏での推移が続いている。きょうのNY為替市場でドル円は105円台前半
 まで急降下した。きょうはジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が行われ、
 議長は「経済は望ましい状況だが、著しいリスクが迫っている」と述べたうえで「景気
 拡大維持へ 適切に行動する」と語った。追加利下げを示唆した発言にも思われ、為替
 市場はドル売りで反応。
 
   ただ、講演内容が伝わった直後はドル売りと同時に米株が上げの反応を見せ、株高・
   円安の動きにドル円は相殺されていたが、次第にドル円は売りを加速させた。
きょうは
   中国が米製品750億ドル相当に報復関税を発動すると発表していた。5078
品目の
 米製品が対象で、9月1日と12月15日に実施するという。これに対して今度は
  トランプ大統領が「きょうの午後に中国の関税措置に対応する」と発表したことから、
  市場は再び米中対立への緊張を一気に高めており、米株も下げ幅を拡大する中、リスク
 回避の円買いがドル円を押し下げている。

 ドル円は見切り売りが強まり105.3円近辺まで下げを加速。今月の前半は105円
 を割り込まずに反転させていたが、きょうの下げで21日線に跳ね返された格好となって
 おり今回は105円割れも警戒される展開となっている。

 ユーロドルは買い戻しが強まり1.1150ドル近辺迄一時上昇。21日線が1.1135
  ドル付近に来ているが、その水準に顔合せしており、来週以降の動きが注目される。
 
 ユーロ買いというよりもむしろドル売りに伴う上昇で、今日はパウエルFRB議長の
 講演やや米中対立の再燃でドルが売られており、ユーロドルを押し上げている。

 ただ、ユーロ自体も難題を抱えており、積極的に上値を試す雰囲気ではない。ドイツを
 はじめとした域内の経済が減速傾向を鮮明にしており、ECBが期待以上の思い切った
 追加緩和策を打ち出してくるのではとの予想もある一方、英国が合意なき離脱に陥った
 場合、英国のみならず、 ユーロ圏経済への影響も不可避な状況ではある。

 目先は1.12ドル台前半に来ている100日線まで戻せるかどうか注目される。100
 日線は、今月前半に強い上値抵抗となっていただけに簡単ではなさそうだ。

 ポンドドルも買い戻しが強まり、1.2290ドル付近まで一時上昇した。ただ、合意
 なき離脱への懸念が依然として根強い。昨日ドイツのメルケル首相が「離脱期限の10月
 31日までにバックストップの解決策を見出せる」と述べたことをきっかけにポンドは
 買い戻しを強めていた。しかし、EUは再交渉のテーブルには着くかもしれないが、
 バックストップ条項削除の実現は難しいとの声も多い。そのような中、先程ジョンソン
 首相の発言が伝わり、EUにスタンスを変更するよう説得するのは容易ではなく、時間が
 かかると」述べた事で、ポンドは上値を重くしていた。
  https://fx.minkabu.jp/news/114887

 米国債利回り(NY時間16:34)
 2年債        1.529(-0.083)
 10年債      1.535(-0.078)
 30年債      2.028(-0.077)
 期待インフレ率   1.542(-0.017)
           ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で利回りは大幅低下。中国が米製品750億ドル相当に報復関税を
 発動すると発表。5078品目が対象で、9月1日と12月15日に実施し、大豆にも
 5%の追加関税を課す。これに対してトランプ大統領が対抗措置を取ると発表した事から、
 市場は再び米中対立への緊張を一気に高めた。
 
 また、きょうはジャクソンホールでパウエルFRB議長の講演が行われた。議長は「経済
 は望ましい状況だが、著しいリスクが迫っている」と述べたうえで「景気拡大維持へ適切
 に行動する」と利下げの可能性を示唆。
  
 10年債は1.50%台まで一時低下し、政策金利に敏感な2年債も1.50%迄一時低下。
 https://fx.minkabu.jp/news/114894

3.NY株式市場 結果(8/23)
   
 NY株式23日
 ダウ平均    25628.90(-623.34 -2.37%)
 S&P500    2847.11(  -75.84 -2.59%)
 ナスダック   7751.77(-239.62 -3.00%)
 CME日経平均 20185     (大証終比:-535 -2.65%)
 
 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。中国が米製品750億ドル相当に報復
 関税を発動すると発表。5078品目が対象で、9月1日と12月15日に実施し、
 大豆にも5%の追加関税を課す。これに対してトランプ大統領が対抗措置を取ると発表
 したことから、市場は再び米中対立への緊張を一気に高めた。
 
 市場は一気に戻り売りを強め、ダウ平均は745ドル安まで一時急落した。産業株や
 IT・ハイテク株などほぼ全面安の様相。
 
 きょうはジャクソンホールでパウエルFRB議長の講演が行われた。議長は「経済は望
 ましい状況だが、著しいリスクが迫っている」と述べたうえで「景気拡大維持へ適切に
 行動する」と利下げの可能性を示唆している。市場では今回の講演はそれほどハト派な
 内容にはならないとの見方も出ていただけに、予想通りではあるが追加利下げの可能性
 を示唆して来たことで、株式市場では買いの反応も見られていた。
 
 ダウ採用銘柄ではボーイングを除く29銘柄が下落。アップルが4%下落しているほか、
 インテル、マイクロソフト、ナイキ、キャタピラーも3%超下落。ボーイングは10月
 までに737MAXの運航再開の可能性が報じられていたことが好感されている模様。
 
 ナスダックも大幅安となっており、再び8000ポイントを割り込んでいる。アップル、
 マイクロソフト、アマゾン、AMDなど主力は揃って下落。
 
 クラウド関連のソフトウエア開発のピボタル・ソフトウエアとサイバーセキュリティーの
 カーボン・ブラックが上昇。VMウェアが2社を計約50億ドルで買収することで合意
 したと発表。VMウェアは大幅安。
 
 HPインクが下落。5-7月期決算は底堅かったものの、経営戦略の先導役だったワイズ
 ラーCEOが家族の健康問題を理由に11月1日付で辞任することが発表されたことが
 嫌気されている。
 
 ナスダックも大幅安となっており、再び8000ポイントを割り込んでいる。アップル、
 マイクロソフト、アマゾン、AMDなど主力は揃って下落。
 
 クラウド関連のソフトウエア開発のピボタル・ソフトウエアとサイバーセキュリティーの
 カーボン・ブラックが上昇。VMウェアが2社を計約50億ドルで買収することで合意した
 と発表。VMウェアは大幅安。
 
 HPインクが下落。5-7月期決算は底堅かったものの、経営戦略の先導役のワイズラー
 CEOが家族の健康問題を理由に11月1日付で辞任することが発表されたことが嫌気
 されている。
 
 セールスフォースが上昇。5-7月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を
 上回ったほか、通期見通しも1株利益、売上高とも上方修正し力強い決算となった。今回
 の決算は同社の急成長が持続するとの信頼感を市場にもたらした模様。
 
 ギャップが下落。5-7月期決算を発表しており既存店売上高が予想以上に減少。
 主力ブランドのオールドネイビーの既存店売上高が予想以上に減少した。
 
 スポーツ用品販売最大手のフットロッカーが大幅安。5-7月期決算を発表しており、
 既存店売上高が予想を大きく下回ったほか、1株利益、売上高とも予想を下回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/114892

4.NY原油先物10月限/金先物12月限 各結果(8/23)
 NY原油先物10月限(WTI)
  1バレル=54.17(-1.18 -2.13%)
 
 NY原油は大幅続落。中国が米国製品に対する報復関税を発表したことや株価急落を受けて
 売り優勢となった。トランプ米大統領が、米企業に対して中国から事業を撤退させることを
 要求し、米中の対立激化に対する懸念が高まったことも圧迫要因になった。
 https://fx.minkabu.jp/news/114891
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1537.60(+29.10 +1.93%)
 
 金12月限は急反発。時間外取引では、ドル高を受けて軟調となった。日中取引では、中国が
 米国製品に対する報復関税を発表したことを受けて地合いを引き締めた。その後はパウエル
 米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受けてドル安に振れたことも支援要因となって急伸し、
 13日以来の高値1540.3ドルを付けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/114889


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8月第4週 相場展望と予定

2019-08-18 23:56:52 | 相場展望

              
8月第3週の日経平均は、続落した。お盆週間で参加者が限られる中、米中貿易戦争
長期化が懸念される中、米政府は中国製品に対する関税を一部延期すると発表したが
為替の円高是正は一部に留まり、106円台。米国の長短金利差に逆転現象が発生し、
2007~8年の金融危機以来の現象で、東京市場は、景気後退を示唆するものさし
として警戒感を強め、上昇日はわずか、下落する時は、先物主導で大きく下げた格好。

結局、日経平均は、週間で266円下落(↓1.29%)の20418円でした。

さて、8月第4週(8/19~8/24)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、ダウ/ナス共3ケタの上昇し大幅続伸。米国イールドカーブ
フラット化も一服する中で、ドイツの財政拡大策への期待感もNY市場をサポート
した形で、景気後退への懸念を一服させた格好でした。

お盆明けの東京市場、上昇スタートが想定されます。
また、為替が106円台への戻りを示し、リバウンドを展開する週に期待したい。
国内企業決算も一巡し、好業績で放置されている個別株物色のチャンスと捉えたい。

主な経済指標は、国内で 8/19に7月貿易収支、8/21に7月訪日外国人客数
日米貿易交渉閣僚協議、8/22に6月全産業活動指数、8/23に7月消費者物価
など注目です。 
海外は、米で8/21にFOMC議事録、8/22~年次シンポジウムで、パウエル
FRB議長が23日にジャクソンホール会合で講演予定となっており注目です。

日経平均、8月第4週(8/19~8/23)レンジは、20300円~20900円
程度を想定しています。

1.8月第4週(8/19~8/23)主なイベントと予定
 8/19
 日本 7月貿易収支
 日本 7月首都圏新規マンション発売
  日本 あいHD、北川精機、日本リート 各決算
 NZ 第2四半期生産者物価指数
 EU 7月ユーロ圏CPI 
 8/20
  米 ホーム・デポ、メドトロニック、コールズ 各決算
  米 クオールズFRB副議長、講演
  独  国際ゲーム見本市「ゲームズコム」(~8/24)
  伊 コンテ伊首相、演説
 8/21
 日本 7月訪日外国人客数
 日米 日米貿易交渉閣僚協議 
  米 7月中古住宅販売件数
  米 FOMC議事録(7/30、31日開催分)
  米 ロウズ、ターゲット、Lブランズ、ノードストローム 各決算
 8/22
 日本 6月全産業活動指数
   日本 6月工作機械受注確報
 日本 INV、JHR 各決算
  米 年次シンポジウム(~8/24、ジャクソンホール)
  米 セールスフォース、インテュイット、HP、ギャップ 各決算
 印ネ インドネシア中銀政策金利
  独 8月製造業PMI速報値
 EU 8月ユーロ圏製造業PMI速報値
 EU ECB議事録
 8/23
 日本 7月消費者物価指数
 日本 キタック 決算
  米 7月新築住宅販売件数
  米 パウエルFRB議長、ジャクソンホール会合で講演
  米 フットロッカー 決算
 8/24
  世 G7首脳会議(~8/26、フランス)

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/16)
 今日のNY為替市場、ドル円は106.30円付近での上下動が続いた。米株や米国債
 利回りが上昇しており、きょうの市場は先行き不安感を後退させている。米中貿易問題
 に関する前日のトランプ大統領のコメントが楽観的なムードにした他、またドイツ政府
 が、景気後退に陥った場合は財政赤字拡大の準備をしているとの報道も流れ、ドイツの
 景気配慮の動きもフォローとなっていたようだ。
 
 きのう米10年債利回りが一時1.5%を割り込んだことで達成感も出ているのか、米
 国債利回りの下げをにらんだリスク回避の円高は一服している模様。
 
 ドル円は一時106.50円近辺まで上昇。しかし、ここ数日の動きと同様に107円
 を目指す動きまでは見られていない。105円台に下落すると買いも入るようになって
 きたようだが、上値では戻り待ちの売りも多く投資家はなお下値模索を続けている印象
 もある。
 
 ユーロドルはNY時間に入って買い戻しが優勢。ドイツのシュピーゲル誌の報道に反応
 した模様。ドイツのメルケル首相とショルツ財務相はドイツが景気後退に陥った場合、
 財政赤字を拡大させる準備をしていると報じた。景気低迷による税収不足を国債の発行
 増で相殺させる可能性があるという。
 
 ドイツはプラス成長時の財政赤字はGDPの0.35%までが上限と憲法で定めている
 が、景気後退に陥った場合は規制を緩和してもよいルールとなっている。
 この報道が伝わるとユーロドルは買い戻しが強まり、一時1.11ドル台まで買い戻さ
 れた。ただ、ユーロドルは次第に上値が重くなってきている。
 
 前日のレーン・フィンランド中銀総裁の発言でECB追加緩和は予想以上の規模になる
 のではとの期待が市場に強まっている。同総裁は「世界経済の減速が、相当かつ十分な
 債券購入をECBに実施させる」と述べていた。米国債のイールドカーブのフラット化
 も一服しており、ドル売りが緩んでいることもユーロドルの売りを誘っている面もあり
 そうだ。きょうは一時1.1070ドル近辺まで下落していた。
 
 ポンドは買い戻しが続き、ポンドドルは一時1.2175ドル近辺まで上昇する場面が
 見られた。今週はポンド買いが目立ち、対ドルのみならず、対ユーロ、円でもポンドは
 買戻しが優勢となっている。ポンドドルは週足で5週間ぶりの陽線を示現しそうな気配。
 
 21日線が1.222ドル付近に来ており、目先の上値レジスタンスとして意識される。
 野党労働党のコービン党首がジョンソン政権に内閣不信任案の投票を求めている。その
 ほか同党首は合意なき離脱を阻止するため自らを首班とする暫定政権を発足させる案を
 提示している。ただ、さすがにそれには抵抗感も出ているようだ。これらの動きに市場
 も合意なき離脱への懸念を緩めており、その確率を35%程度に低下させている模様。
 
 ポンドは先週までの継続的な下げで過熱感も強まっており、下値では買い戻しも出てる
 ようだ。ただ、合意なき離脱への懸念は根強く、あくまで自律反発の範囲ではある。
 https://fx.minkabu.jp/news/114104
 
 米国債利回り
  2年債        1.480(-0.015)
  10年債      1.554(+0.027)
  30年債      2.042(+0.069)
  期待インフレ率   1.551(+0.001)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 今日のNY債券市場で利回りは上昇。この日はリスク回避の雰囲気が一服しており、米株
 も大幅高となったことでリスク回避が後退している。ただ、2年債利回りは午後になって
 下げに転じたことで、今週強まったフラット化の修正が見られた。
 
 10年債は一時1.59%まで上昇し、政策金利に敏感な2年債は一時1.52%迄上昇。
 2-10年債の利回り格差は7(前日3)まで戻している。
 https://fx.minkabu.jp/news/114101

3.NY株式市場 結果(8/16)
 NY株式16日
  ダウ平均      25886.01(+306.62 +1.20%)
  S&P500      2888.68(  +41.08 +1.44%)
  ナスダック       7895.99(+129.38 +1.67%)
  CME日経平均   20570     (大証比:+180 +0.88%)
 
 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅続伸。米国債利回りが上昇しイールドカーブの
 フラット化も一服する中で、きょうの市場は景気後退への懸念を一服させていた。
 ドイツの財政拡大策への期待感も米株式市場をサポートしていたようだ。
 
 ドイツのシュピーゲル誌が、ドイツのメルケル首相とショルツ財務相はドイツが景気
 後退に陥った場合、財政赤字を拡大させる準備をしていると報じている。景気低迷に
 よる税収不足を国債の発行増で相殺させる可能性があるという。ECBは追加緩和姿勢
 を強調してきているが、それとは逆にドイツはこれまで緊縮財政の姿勢を堅持していた。
 その意味では、きょうの報道はポジティブな雰囲気をもたらした模様。
 
 GEが反発したこともフォローとなった模様。前日はマドフ事件の内部告発者として
 有名になったマーコポロス氏による「GEは不適切な会計処理をしている」との見解が
 報じられたのを受け大幅安となっていた。しかしきょうは、その見解に対する否定的な
 コメントがアナリストから相次いぎ市場も懸念を後退させている模様。
 
 金融株やIT・ハイテク株に買い戻しが膨らんでおり、ダウ平均は一時350ドル高迄
 上昇した。
 
 ダウ採用銘柄は全銘柄が上昇。3M、ダウ・インク、アップル、シスコシステムズが
 上昇したほか、JPモルガン、ゴールドマンも買われた。
 
 ナスダックも反発。決算を受けてエヌビディアが上昇したほか、AMD、アップル、
 ネットフリックスなど主力株は揃って買い戻された。
 エヌビディアは5-7月期決算を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 3四半期連続の減収となったものの、ケームPC用の画像処理半導体(GPU)が底
 堅かったほか、データセンターから需要も回復傾向を示しており懸念を和らげている。
 
 世界中でレストランチェーンを運営するブリンカーが上昇。アナリストが投資判断を
 「買い」に引き上げ、目標株価を45ドルとした。
 アプライド・マテリアルズが下落。5-7月期決算を発表しており、1株利益、売上高
 とも予想を上回ったものの、ダーンCFOの電話会見を受け市場はネガティブな反応を
 見せている。
 https://fx.minkabu.jp/news/114099

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/16)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=54.87(+0.40 +0.73%)
 
 NY原油は総じて反発。ドイツの財政拡大策への期待などで米株が急伸したことに支援
 されたが、この日発表された石油輸出国機構(OPEC)の月報が弱気な内容だったことや、
 米国の時間帯の午後に発表された米国内の稼働中の原油掘削装置(リグ)数も増加して
 いたことなどで上げ幅は抑制された。
 https://fx.minkabu.jp/news/114103
 
 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1523.60(-7.60 -0.50%)
 金12月限は反落。時間外取引から、ドル堅調や、高値警戒感を受けて売り優勢となり、
 押し目を形成。日中取引では、米株の上昇からジリ安となったが、中盤からは押し目
 買いで下値を切り上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/114102


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8月第3週 相場展望と予定

2019-08-12 11:49:32 | 相場展望

           
8月第2週の日経平均は、続落した。週前半、米中貿易摩擦の再燃やトランプ大統領
中国の為替操作国の認定など、日経平均は、8/7まで4日続落1000円超の下落
から20%戻しに留まっている。米中の応酬によって、世界経済減速への懸念と懸念
後退が交互に訪れる中、ドル円相場が105円台と、東京市場の重石となっている。
週間を通して猛暑到来から、軟調な相場展開でした。

結局、日経平均は、週間で402円下落(↓1.91%)の20684円でした。

さて、8月第3週(8/13~8/16)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、大幅な下落の後、戻りを試したが下落。米中貿易戦争の再燃
や中国人民元の動きに神経質になっている。
3連休明け東京市場、お盆休暇で参加者が限られる中、下落スタートが想定される。

ただ、為替の105円台迄は、かなり織り込まれており、ここから大きな下落は
限定的と思いたい。

また、国内企業決算もピークを越え、好業績で放置されている銘柄は、押し目の
チャンスと捉えたい。

主な経済指標は、国内で 8/14日米貿易協議事務レベル会合、6月機械受注、
海外は、米で8/13に7月消費者物価指数、中国で8/14の7月小売売上高、
7月鉱工業生産などに注目です。

国内企業決算もピークを超え、円高進行する中、好業績の中・小型株等、個別企業に
注目したい。
日経平均、8月第3週(8/13~8/16)レンジは、2030円~21050円
程度を想定しています。

1.8月第3週(8/12~8/16)主なイベントと予定
 8/12
 日本 休場(山の日祝日の振替休日)
  米 7月財政収支
 8/13
   日本 7月国内企業物価指数
 日本 6月第三次産業活動指数
 日米 日米貿易協議事務レベル会合(~8/14)
 日本 ヨコレイ、日工営、明和地所、GDO、ラクス、そーせい、サイボウズ、
    パンパシHD、フェイス、三光マ、レスターHD 各決算 
  米 7月消費者物価指数
  米 タペストリー 決算
  英 7月失業率
  独 8月ZEW景況感指数
 8/14
 日本 6月機械受注
 日本 光通信、オリコンHD、すかいHD、オープンハウス、オプティム、チェンジ
    アミューズ、出光興産、サイバーダイン、日本プラR、トリドール、アルテリア 各決算
 日米 日米貿易協議事務レベル会合
  米 7月輸入物価指数
  米 シスコシステムズ、メーシーズ 各決算
 中国 7月小売売上高
 中国 7月鉱工業生産
 中国 7月都市部固定資産投資
  英 7月消費者物価指数
  英 7月生産者物価指数
  独  第2四半期GDP速報値
 EU 第2四半期ユーロ圏GDP
 8/15
 日本 日本ビルF、フロンティアRE 各決算
  米  7月小売売上高
  米 7月鉱工業生産
  米 7月設備稼働率
  米 8月NY連銀製造業景気指数
  米 8月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
  米 6月対米証券投資
  米 ウォルマート、エヌビディア、アプライド・マテリアルズ、JCペニー 各決算
  米 国債償還 3年債  (264億ドル)
         10年債(667億ドル)
         30年債(202億ドル) 
  豪 7月雇用統計
 8/16
 日本 総医研、環境管理 各決算 
  米  7月住宅着工件数
  米 7月建設許可件数
  米 ディア 決算
  世 OPEC月報

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/9)

 今日のNY為替市場、ドル円の下値模索が続き、これまで強いサポートとなって
 いた105.50円水準をブレイクする場面も見られたものの、後半に戻しており
 水準は維持した。
 
 きょうはトランプ大統領の発言で米中問題への不透明感が強まっている。大統領は
 9月に予定されている米中貿易協議を延期する可能性に言及した上で、「予定通り
 9月に会合するかどうかは今後分かることだが、会合するのならそれは結構だが、
 しなくても構わない」と述べていた。
 
 米株式市場も一時下げを拡大する中で、リスク回避の円買いがドル円を圧迫。その
 ほかFRBの利下げ期待も高まっており、ドル売り圧力もドル円を押し下げている
 ようだ。二重の逆風にさらされる展開が続いている。尚、トランプ大統領は「ドル
 安に誘導しないし、その必要もない」とも述べていた。
 
 ドル円は一時105.25円近辺まで下落し、大きな心理的節目である105円を
 視野に入れた動きは続いている。昨年も105円割れの局面があったが、跳ね返さ
 れており、少し攻めにくい面もあるのかも。年初のフラッシュ・クラッシュ時も、
 瞬間的に104円台に入ったものの直ぐに買い戻されてた。ショート勢からすれば、
 心理的に嫌な水準ではある。
 
 105円に接近するに従ってショートカバーも出て下値抵抗も強まりそうだが、買
 い戻されたとしても上値の重い展開はしばらく続きそうだ。
 
 ユーロドルは買い戻しも見られた。ドル売りの動きがユーロドルを押し上げている
 面が大きい。しかし、米中問題の悪化により中国経済が更に悪化するようであれば、
 米経済よりもユーロ圏経済への影響のほうが大きい事を考慮すれば、ユーロの上値
 も軽くはなさそうだ。
 
 きのうはドイツ政府が新発の国債を発行し、温暖化対策のための財政刺激策を行う
 と報じられていた。ドイツは財政健全化のため新たな国債発行は控えるという事で、
 メルケル首相をはじめ与党内での合意が形成されているが、もし報道通りであれば、
 合意を破棄する内容ではある。ただ、ドイツのショルツ財務相は、新発国債を発行
 しなくても、大きな投資は可能であることを示唆していた。本日はそれもユーロを
 支援していたようだ。
 
 ポンドの下値模索が続き、ポンドドルは1.20ドル台前半まで下落。2017年
 1月以来の安値水準。米中問題への懸念が再燃する中でドルは軟調な動きも見られ
 ているものの、ポンドはそれ以上に下落している格好。合意なき離脱へのリスクが
 ポンドを圧迫している。今日は第2四半期の英GDPが発表になっていたが、前期
 比マイナス0.2%と2012年以来のマイナス成長に陥った。個人消費は前期比
 0.5%増と力強い内容だったものの、企業投資が0.5%減少し全体を圧迫した。
 
 英中銀はいまの所利下げには消極的だが、経済のファンダメンタルズ面から見ても、
 合意なき離脱が現実化するようであれば、利下げ期待は高まりそうだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/113343
 
 米国債利回り
  2年債       1.639(+0.020)
  10年債      1.736(+0.019)
  20年債      2.254(+0.029)
  期待インフレ率  1.655(+0.002)
           ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で利回りは上昇。株式にらみの展開となった。序盤は利回りが
 下げていたものの後半にプラスに戻している。米中問題の不透明感が根強くきょうは、
 トランプ大統領の発言が不透明感を強めた。大統領は9月に予定していた米中貿易
 協議は行われない可能性に言及していた。
 
 米株が大幅安となる中で利回りも下げたが、後半になって米株が買い戻されたこと
 から利回りも呼応して上昇に転じる展開となった。
 10年債は一時1.67%まで低下後に1.73%に上昇している。2年債は一時
 1.6%を下回っていたが、1.63%まで戻している。
 2-10年債の利回り格差は10(前日10)。
 https://fx.minkabu.jp/news/113342

3.NY株式市場 結果(8/9)
 NY株式9日
  ダウ平均      26287.44(-90.75 -0.34%)
  S&P500      2918.65(-19.44 -0.66%)
  ナスダック      7959.14 (-80.02 -1.00%)
  CME日経平均   20495     (大証比:-155 -0.76%)
 
 今日のNY株式市場、序盤は売りが強まったものの、後半になって買い戻しも見られ
 ている。米中問題への不透明感が根強く序盤は売りが優勢となった。きょうは、また
 してもトランプ大統領の発言が不透明感を強めており、9月に予定していた米中貿易
 協議は行われない可能性に言及していた。きのう、米企業とファーウェイとの取引の
 限定承認を米政府が遅らせているとの報道が伝わっていたことも圧迫。
 
 そのほか、イタリアの政局が再び混迷し始めている事や、英GDPが2012年以来
 のマイナス成長となったことも株式市場を圧迫したようだ。
 
 ダウ平均は一時280ドル安まで下落していたが、下値では値ごろ感からの買い戻し
 も出始めており、序盤の下げを取り戻した。一時プラス圏に上昇する場面も見られた。 
 
 ダウ採用銘柄ではIBM、キャタピラー、インテルが下落しているほか、エクソン
 モービル、ファイザー、ナイキ、シスコシステムズが軟調。一方、マクドナルド、
 メルク、ユナイテッド・ヘルスが堅調。
 
 ナスダックは再び8000ポイントを割り込んだものの、後半に下げ渋る動きも見ら
 れた。アマゾンやマイクロソフト、ネットフリックス、アルファベットが下落。
 一方、AMDが続伸。
 
 ウーバー・テクノロジーズが下落。4-6月期決算を発表しており、1株損益が予想
 以上の赤字だったほか、売上高が予想を下回った。
 ファイル共有のプラットホームを手掛けるドロップボックスが大幅安。4-6月期決算
 を発表しており、有料ユーザー数の伸びが1-3月期から鈍化したことを嫌気している
 模様。
 
 ゴルフ用品の設計開発を手掛けるキャロウェイゴルフが上昇。4-6月期決算を発表
 しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。昨年買収したジャック・ウルフ
 スキンが予想外の強さだった。
 
 ビジネス向けSNSを手掛けるイェルプが上昇。4-6月期決算を発表しており、売上
 高が予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。
 がん治療用の放射線技術を手掛けるビューレイが急落。4-6月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、通期の売上高見通しを8000万ドル
 から9000万ドルに大幅に下方修正しており、予想も下回った。
 
 ITサービスのDXCテクノロジーが大幅安。4-6月期決算を発表して、売上高は
 予想をやや上回ったものの、1株利益は予想を下回った。
 市場ではITインフラ事業の落ち込みを嫌気しており、早期に回復しない可能性も不安
 視されている模様。
 https://fx.minkabu.jp/news/113338

4.NY市場、原油先物12月限/金先物9月限 各結果(8/9)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=54.50(+1.96 +3.73%)
 
 NY原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.91~
 1.96ドル高。その他の限月は0.73~1.80ドル高。
 
 石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が協調減産を強化する可能性が意識
 されるなかで買い戻しが続いた。国際エネルギー機関(IEA)は月報で、今年の
 1月から5月の石油需要は約10年ぶりの低い伸びにとどまった指摘するなど弱気な
 内容だったものの、あまり材料視されなかった。
 
 時間外取引で9月限は小動きだったが、通常取引開始を控えて強含むと次第に水準を
 切り上げていった。通常取引後半には54.92ドルまで上げ幅を拡大。 
 https://fx.minkabu.jp/news/113340
 
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1508.50(-1.00 -0.07%)
 
 金12月限は小幅続落。米中貿易戦争の激化による世界的な景気減速懸念のほか、米
 連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が相場を支えているものの、高値圏での推移
 が続いていることから利益確定の売りが優勢だった。トランプ米大統領が9月の米中
 通商協議が延期される可能性に言及したが、ダウ平均は一時下げ幅を消すなど、主要
 な米株価指数は安値から切り返して引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/113341


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8月第2週 相場展望と予定

2019-08-04 23:58:35 | 相場展望

           
8月第1週の日経平均は、下落した。重要イベントが多く変動の大きな1週間
であった。米FOMCで、大方の予想通り、0,25%の利下げとなったが、
トランプ大統領は、さらなる利下げに向け、圧力をかけた。
また、対中制裁関税第4弾の発動指示で、NY株式市場が下落する中、円高が
進行し、ドル/円で107円割れからさらなる円高進行が燻っている。
週間を通して、梅雨明け後の酷暑到来から、酷な下落と軟調な相場展開だった。

結局、日経平均は、週間で570円下落(↓2.64%)の21087円でした。

さて、8月第2週(8/5~8/9)主なイベントと予定は、下記1.の通り。

週末のNY株式市場、米中貿易戦争の再燃で下落。米企業決算が峠を越す中、
国内は、企業決算のピークを迎えます。
週明けの東京市場は、この流れから下落しての下値模索を試す流れになりそう。

主な経済指標は、国内で8/6に6月家計調査/毎月勤労統計調査、6月景気
動向指数、8/7に「JPX日経インデックス400」構成銘柄の定期入れ替え発表、
8/8に7月景気ウォッチャー調査、7月都心オフィス空室率、8/9にGDP
速報値、オプションSQなどあります。

海外は、米で8/5にISM非製造業景況指数、中国で8/8に7月貿易収支、
8/9に7月消費者物価/生産者物価が予定されています。

国内企業決算も本格化し、1500社発表予定で、円高進行する中、思った程
悪くない決算を発表した個別企業が注目されます。

日経平均、8月第2週(8/5~8/9)レンジは、20650円~21350円
程度を想定しています。

1.8月第2週(8/5~8/9)主なイベントと予定
 8/5
 日本 日水、東洋紡、三菱重工、SUBARU、マルハ二チロ、大成建、サントリー、
    アルフレッサ、ホトニクス、コンコルディア、スズキ、ソフトバンク 各決算
  米 7月ISM非製造業景況指数
    米 マリオット、タイソン・フーズ 各決算
  中国 7月財新サービス業PMI
 8/6
 日本 6月家計調査
 日本 6月毎月勤労統計調査
 日本 6月景気動向指数
 日本 ユニチカ、鹿島、明治HD、キリンHD、SUMCO、沢井薬、ライオン、タカラバ
    ダイキン、SANKYO、ブラザー、ルネサス、横河電、堀場製、ワークマン、
    島津製、ニコン、タカラトミー、三菱地、NTT、カゴメ、スクエニ 各決算、
  米 6月求人件数
  米 ディズニー、リジェネロン、ウィン・リゾーツ、モザイク、チェサピーク 各決算
  米 国債入札 3年債(380億ドル)
  米 セントルイス連銀総裁、講演
  豪 中銀政策金利
 8/7
 日本 「JPX日経インデックス400」構成銘柄の定期入れ替え
 日本 日銀金融政策決定会合の意見(7/29、30開催分)
 日本 大林組、東芝テック、日清食品、JXTG、東芝、森永乳、コムシスHD、昭和電
    電通、日本新薬、三菱マ、三浦工、クボタ、THK、アルバック、IHI、大日印
    丸井G、京急、ソフトバンクG、コカ・コーラ、ホシザキ、MS&AD 各決算
  米 ブッキング、CVSヘルス、AIG、モンスタービバレッジ、Fox Corp
    スカイワークス、マラソン・オイル、トリップアドバイザー 各決算
  米 国債入札 10年債(270億ドル)
  米 シカゴ連銀総裁、朝食会開催
 中国 7月外貨準備高
  印 インド中銀政策金利
 タイ 中銀政策金利
 NZ 中銀政策金利
  独 コメルツ銀行、ミュンヘン再保険 各決算
  伊  ウニクレディト 決算 
 8/8
 日本 7月景気ウォッチャー調査
 日本 6月国際収支
 日本 7月都心オフィス空室率
 日本 日揮、クラレ、DIC、大塚HD、大和ハウス、二プロ、近鉄GHD、国際帝石
    長谷工、DeNA、マクドナルド、ネクソン、ガンホー、メルカリ、テルモ、日ぺ
    トレンド、楽天、富士フィ、資生堂、太平洋セ、住友鉱、ダイフク、平和
    ヤマハ発、バンナムHD、ユニチャーム、ソニー、住友不、東急、セコム、カネカ
    浜ゴム、空港ビル、日本通信 各決算
  米 クラフト・ハインツ、CBS、シマンテック、バイアコム 各決算
  米 国債入札 10年債(190億ドル)
  中国 7月貿易収支
 フィ フィリピン中銀政策金利
 EU ECB経済報告
 8/9
 日本 オプションSQ算出日
   日本 第2四半期GDP速報値
 日本 東レ、石油資源、ショーボンド、協和エクシオ、ミクシー、パーソルHD、エアウォー
    ケネディクス、東和薬、Dガレージ、ブリヂストン、JFE、リクルート、アマダ
    日本郵政、SMC、荏原、かんぽ生命、ゆうちょ、凸版、T&D、サンドラッグ、
    アサヒインテック、第一生、東京海上、東映、博報堂、SOMPO 各決算  
 日本 ステムリム IPO
  米 7月生産者物価指数
  米 アラガン 決算
 中国 7月消費者物価指数
 中国 7月生産者物価指数
  英 第2四半期GDP速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(8/2)
 今日のNY為替市場、前日からのドル売りが続き、ドル円は106.50円付近まで
 下げを加速した。トランプ大統領の対中追加関税の発表で、市場に再び米中対立への
 不透明が強まっており、リスク回避の雰囲気が強まった。米株に戻り売りが強まった
 ほか、米国債利回りも低下する中でドル円も戻り売りが強まった。
 
 今週のFOMCで一旦後退していたFRBの追加利下げへの期待が再び高まりドルの
 戻り売りが優勢となった半面、リスク回避の円買いも出ており、ドル円は二重の逆風
 にさらされている。日本が韓国への輸出規制を閣議決定したことも影響しているとの
 指摘も出ていた。
 
 ドル円はきょうの下げで6月のサポート水準を割り込んだ。21日線を下放れる展開
 が加速し、6月下旬からのリバウンド相場は終了の気配が強まっている。
 早期に戻せないようであれば、心理的節目の105円を視野に入れる可能性も警戒さ
 れそうだ。
 
 なお、朝方に米雇用統計が発表になってたが、非農業部門雇用者数(NFP)は予想
 通りの内容だったものの、平均時給が予想を上回る伸びを示していた。発表直後ドル
 買いの反応も見られ、ドル円は107円台に戻す場面も見られたものの、米株式市場
 が下げて始まると直ぐに戻り売りに押されている。
 
 今回の米雇用統計は、今週のFOMCでのFRBの見方に変化を与える内容ではない
 と思われる。
 
 一方、ユーロドルは買い戻しが続いており、1.11ドル台に再び上昇。ECB追加
 緩和期待が高まる中で、ユーロの上値はなお重いものの、トランプ大統領の対中関税
 の追加措置発表で、為替市場はドル売りの反応を示しており、ユーロドルの買い戻し
 を誘っているようだ。今日は一部報道で、「ECBは中銀預金金利階層的な利下げは
 準備しているものの、量的緩和(QE)に関してはまだない」と伝わった事もユーロ
 ドルの買戻しをフォローしている模様。
 
 ただ、本格的なリバウンド相場との期待は依然として小さく、この所の下げで過熱感
 も出ていたこともあり、値ごろ感からの自律反発の範囲との見方も根強い。
 
 ポンドドルも買い戻し。ただ、ジョンソン首相が10月末のEU離脱に関して合意な
 き離脱の可能性を排除していない中、ポンドの上値は依然として重い。この日は7月
 英建設業PMIが発表になっていた。指数は45.3と最低水準だった前回から反転
 しているものの、依然として景気判断の分岐点である50は下回って推移している。
 
 発表元によると、EU離脱に絡んで不透明感が高まる中で、民間企業がプロジェクト
 を保留しているという。きのうは英中銀が四半期インフレ報告で今年の成長見通しを
 下方修正していたが、きょうの建設業PMIは、英EU離脱巡る政局の混乱が英実体
 経済に悪影響を及ぼし始めている可能性が示されている。
 https://fx.minkabu.jp/news/112491
 
 米国債利回り
  2年債        1.708(-0.026)
  10年債      1.842(-0.052)
  30年債      2.377(-0.066)
  期待インフレ率   1.657(-0.032)
             ※期待インフレ率は10年債で算出
 
 今日のNY債券市場で利回りは低下。トランプ大統領の対中追加関税の発表で、市場
 には再び米中対立への不透明が高まっている。リスク回避の雰囲気も高まる中で逃避
 買いから利回りは下げが続いている。
 
 なお、この日は米雇用統計が発表され、平均時給が予想を上回った事から、利回りは
 上昇する場面も見られたものの維持できなかった。
 
 なお、朝方に米雇用統計が発表になってたが、非農業部門雇用者数(NFP)は予想
 通りの内容だったものの、平均時給が予想を上回る伸びを示していた。今回の米雇用
 統計は、今週のFOMCでのFRBの見方に変化を与える内容ではないと思われる。
 2-10年債の利回り格差は14(前日16)にフラット化。 
 https://fx.minkabu.jp/news/112490

3.NY株式市場 結果(8/2)
 NY株式2日
  ダウ平均      26485.01(  -98.41 -0.37%)
  S&P500      2932.05(  -21.51 -0.73%)
  ナスダック       8004.07(-107.05 -1.32%)
  CME日経平均   20875     (大証比:-135 -0.65%)
 
 今日のNY株式市場も前日の流れを引き継ぎ売りが続いている。トランプ大統領の対中
 追加関税の発表で、市場には再び米中対立への不透明が高まっている。中国も対抗姿勢
 を示しており、株式市場もリスク回避の雰囲気が強まった。
 
 今回の関税発表で逆に、今週のFOMCで一旦後退していたFRBの追加利下げへの
 期待は再び高まっているものの、株式市場の反応は鈍い。半導体関連等IT・ハイテク
 中心に売りが強まった。景気の先行き不安も台頭しており、米国債利回りも下げる中で
 銀行株も軟調。
 
 ダウ平均の下げ幅は一時300ドルを超える場面も見られたが、ここ数日急激に下げて
 おり、週末ということもあって、後半は買い戻しも出ていた。
 なお、朝方に米雇用統計が発表になっていたが、非農業部門雇用者数(NFP)は予想
 通りの内容だったものの、平均時給が予想を上回る伸びを示していた。
 
 今回の米雇用統計は、今週のFOMCでのFRBの見方に変化を与える内容ではないと
 思われる。
 
 ダウ採用銘柄ではシスコシステムズが3%超下落したほか、ダウ・インク、IBM、
 アップル、ゴールドマン、キャタピラー、ナイキが軟調。好決算を発表したエクソン
 モービルも、寄り付きこそ上昇して始まったものの下げに転じた。
 一方、マクドナルド、ボーイングが上昇。
 
 ナスダックも下落。マイクロン、テスラが上昇している以外は、アマゾン、アップル、
 エヌビディアやマイクロソフトなど主力のIT・ハイテク株は揃って下落。
 ソフトウエアのクラウデラが上昇。物言う株主のアイカーン氏が同社株を12.62%
 保有し、株主価値を高めるための協議を要請していることが米当局への届け出で明らか
 になった。
 
 写真などの共有ウェブサイトを展開するピンタレストが大幅高。決算を発表しており、
 それを受けてアナリストからの投資判断と目標株価引き上げが相次いだ。
 モバイル決済システムを手掛けるスクエアが大幅安。4-6月期決算を発表しており、
 1株利益、売上高とも予想を上回ったものの、今回の決算を受け投資判断を2段階引き
 下げるアナリストも出ており、現在の株価は過大評価と指摘された。
 
 通信機器のアリスタネットワークスが下落。まずまずの決算を発表したものの、クラ
 ウド関連でのマイクロソフトといった大口顧客からの伸びが弱いことを嫌気している
 模様。
 https://fx.minkabu.jp/news/112488

4.NY市場、原油先物9月限/金先物12月限 各結果(8/2)
 NY原油先物9月限(WTI)
  1バレル=55.66(+1.71 +3.17%)

 NY原油は急反発。ドル安に支援されるなか、トランプ米大統領が前日発表した中国に
 対する追加輸入関税について、中国が歩み寄りの姿勢を見せれば、発動の延期ないしは
 中止する可能性に言及したことが報じられ、戻り基調を鮮明にした。また、戻り場面で
 米国の原油在庫が7週連続で減少していることも蒸し返された。
 
 さらにリビアで生産停止による石油積出に対する不可抗力条項(フォース・マジュール)
 が発動されていることや、米国の時間帯午後に発表された原油の稼動リグ数が減少して
 いたことも支援材料。
 https://fx.minkabu.jp/news/112487

 NY金先物12月限(COMEX)
  1オンス=1457.50(+25.10 +1.75%)

 金12月限は急反発。時間外取引では、米国の対中追加関税発動を受けて急伸して始ま
 ったのち、ユーロ安を受けて上げ一服となった。日中取引では、ドル安や株安を受けて
 押し目を買われた。
 https://fx.minkabu.jp/news/112485

 

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