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「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

7月第4週 相場展望と予定

2020-07-19 23:57:47 | 相場展望

     歓迎カエル
7月第3週の日経平均は、反発した。週前半、NY株式市場は、新型ウイルス
ワクチンの早期実用化期待で堅調。また中国で、第2四半期経済成長がプラス
で堅調と、世界的コロナ感染者数増の不安台頭の中、経済活動へ期待から上昇。

日経平均も追従する動きとなった。ただ、後半は、東京での感染拡大の動きが
継続、Go To キャンペンも急遽 東京除外と感染拡大への防止と経済活動の
再開というトレードオフのパラドックスが、投資マインドに水を注した格好。

結局、日経平均は週間で405円上昇(↑1.82%)22696円でした。

さて、7月第4週(7/20~7/24)主な予定は下記の通りです。

週末のNY株式市場は、米国南部州やカリフォルニア州での感染増が第2波の
懸念を示す一方、治療薬、ワクチン早期実用化期待があり、ダウが小幅に下落、
ナスダックは、上昇した。

明日からの日経平均は、日本での感染者増がどの程度になるか、また、日米の
決算の本格化と、一喜一憂する場面が多そうである。東京新型コロナ感染者増
指数関数的な増加が無ければ、リスクオン先行の上昇もあるが、東京の感染者
300人超になるようだと、リスクオフとなり、交錯しそうである。

国内もディスコ、日本電産の決算がスタートして、思った程悪くないという評価
得られる様だと、ハイテクが下支えしそうである。

経済回復へ期待感とコロナウイルス第2波懸念の綱引きで、東京の感染者数が
300人弱で収まるようだと、個別材料株や中・小型株が物色される展開に期待
したい。

日経平均、7月第4週(7/20~7/22)は22200円 ~23000円 
程度を想定しています。

1.7月第4週(7/20~7/24)主なイベントと予定
 7/20
 日本 6月貿易収支
 日本 日銀 金融政策決定会合議事要旨(6/15、16分)
 日本 アルインコ、小松ウオ 各決算   
  米 IBM、ハリバートン 各決算
 7/21 
 日本 6月消費者物価指数
 日本 6月工作機械受注
 日本 ディスコ、日本電産、富士通ゼネ 各決算、
  米 コカ・コーラ、テキサス・インスツルメンツ、フィリップ・モリス、
    ロッキード 各決算
 7/22 
 日本 7月定例経済報告
 日本 7月製造業PMI
 日本 ジャフコ、OBC、オービック、サイバーエ、ネットワン、プロロジス、
    岩井コスモ 各決算
  米 6月中古住宅販売件数
  米 マイクロソフト、テスラ、バイオジェン、ラスベガス・サンズ 各決算
 7/23
 日本 休場(海の日祝日)
  米 6月景気先行指数
  米 新規失業保険申請件数(~7/18迄の週)
  米 インテル、AT&T、Dow Inc、トラベラーズ、ツイッター、
    サウスウエスト航空、アメリカン航空 各決算
 韓国 第2四半期GDP
 南ア 南アフリカ中銀政策金利
 7/24
 日本 休場(スポーツの日祝日)
  米 6月新築住宅販売件数
  米 ベライゾン、TモバイルUS、ハネウェル、アメリカン・エキスプレス
    シュルンベルジェ、ロイヤル・カリビアン・クルーズ 各決算
  露 ロシア中銀政策金利
  独 7月ドイツ製造業PMI速報値
 EU 7月ユーロ圏製造業PMI速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/17)
 朝方はロンドン市場からのユーロ高の流れが強まった。18日、19日と
 行われるEU首脳会議への期待感がユーロ買いにつながった。

 ユーロドルはロンドン市場での高値を超え、昨日高値もわずかながら
 上回る1.1444まで。
 その後の戻りも鈍く、ユーロは堅調地合いを維持した。

 ユーロドルでのユーロ高ドル安もあり朝方はそれまでのレンジの中
 ながら若干ドル安円高気味の推移となったドル円は、その後週末を
 前にしたポジション調整などに抑えて円高進行が優勢に。
 ドル円は107円を割り込んで、106円90銭台まで値を落とした。大台
 割れ後も目立った売りが出るような流れにはならず、落ち着いた動き
 となったが戻りは鈍く、106円台後半での推移が続いた。
 
 ユーロ円は当初ユーロ高の流れの中で122円58銭を付ける動き。
 ロンドン市場で121円台から122円台前半まで上昇した流れがNY朝に
 さらに強まった格好。
 しかし、その後は利益確定売りもあって少し値を落とし122円30銭台で
 引けている。

 ロンドン市場で売りが目立ったポンドは東京午後からの下げを解消する
 動きに。
 ベイリー英中銀総裁の慎重な発言などが売りを誘い、ストップロス注文
 を巻き込んでロンドン市場で売りが強まったが下げ一服後は買い戻しの
 動きが強まる格好となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/151747

 米国債利回り
  2年債        0.145(+0.000)
  10年債      0.627(+0.010)
  30年債      1.329(+0.021)
  期待インフレ率  1.447(+0.041)
            ※期待インフレ率は10年債で算出  

 17日の米国債市場は比較的落ち着いた動き。物価上昇期待から物価連動
 国債(TIPS) の商いが活発になるなどの動き。通常の国債に売り圧力が
 ややかかった。もっとも基準となる10年債利回りは、0.627%と前日比
 +0.01%の上昇(債券価格の下落)にとどまっている。
 2年債利回りは前日比変わらず。
 
 ミシガン大学消費者信頼感指数での5-10年インフレ期待が上昇しており、
 こちらも国債には売り材料となったが市場の反応は落ち着いていた。
 https://fx.minkabu.jp/news/151748

3.NY株式市場 結果(7/17)

  NY株式10日
  ダウ平均      26671.95 (-62.76  -0.23%)
  S&P500       3224.73 ( +9.16  +0.28%)
  ナスダック        10503.19 (+29.36 + 0.28%) 
  CME日経平均         22675    (大証比:+0.02%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は続落。午前中に一時プラス圏まで浮上
 する場面も見られたが、石油、金融などの下げが重石となり、ほとんど
 時間は小幅ながらマイナス圏での推移に。ハイテクなどは買いが優勢で、
 ナスダックはプラス圏での推移となっている。

 昨日に発表されたネットフリックスの決算は、業績が予想外に横ばい圏。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で会員数が大幅に増加していただけ
 に、増益を見込んでいた市場の失望を誘う形で大きく売りが出た。
 朝方はこうした売りに警戒感が見られる場面も。

 新型コロナウイルスのワクチン開発において、初期段階でのテストで参加
 者全員に抗体が見つかったことが報じられ、15日市場で大きく買われた
 米バイオ大手モデルナは、今日も大きく買いが入り、16%近い上昇に。
 15日朝に高値を付けた後は、利益確定売りなども出てたが、今日の動き
 で15日の高値をしっかり超える展開となった。

 ダウ採用銘柄ではハイテク、医薬品の買いが目立った。ネットワーク機器
 開発大手シスコシステムズ2.12%高、インテルが1.45%、IBM
 0.89%高という展開。また、医薬品大手ファイザーが1.83%高、
 メルクも買われていた。

 一方で石油メジャーのエクソンモービルが1.72%安、同シェブロンも
 1.32%安。銀行大手JPモルガン1.85%、ゴールドマンサックス
 1.52%安、保険大手トラベラーズ1.11%安と金融関連株は売りが
 目立った。

 GAFA関連では決算を受けて朝から大きく売られたネットフリックスが
 6.52%安。その他ではアマゾンが1.26%安とさえない動き。
 一方ツイッターが1.50%高。
 https://fx.minkabu.jp/news/151739

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/17)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=40.59(-0.16 -0.39%)

 NY原油は期近が小幅続落。 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、
 米国の時間帯序盤にダウ平均株価が下落した事で、下振れする場面もあっ
 たが、その後は米国の稼働中の原油掘削装置(リグ)数が減少していた事
 もあり、小幅安水準まで戻してもみ合いで推移した。この日は、今週焦点
 だった石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産縮小が決定されて、ひとまず
 材料出尽くしとなった事や、来週21日の8月限の納会を控え、ポジション
 調整主体の比較的小幅な値動きとなった。
 https://fx.minkabu.jp/news/151745

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1810.00(+9.70 +0.54%)

 金8月限は反発。時間外取引では、世界的に新型コロナウィルス感染拡大
 に歯止めがかからないことなどに支援され、買いが先行。日中取引では
 複数の米経済指標が弱気の数字となり、ドル安となったことに支援され、
 買い意欲が刺激され、上げ幅を拡大した。中盤の取引で週末を控えた利
 食い売りなどで上げ幅を縮小する場面があった。後半から終盤にかけて
 ジリ高となり、1,810ドルで引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/151742

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7月第3週 相場展望と予定

2020-07-12 23:56:19 | 相場展望

     歓迎カエル
7月第2週の日経平均は、小幅続落した。NY株式市場は、コロナ感染者数増
による経済活動への懸念がある中、経済指標の改善がナスダックを強い動きに
させ、底堅い展開。これを受け、日経平均は堅調スタートであった。また上海
市場が2年ぶり高値を更新すると、日経平均は上げ幅を広げる場面もあった。

一方、国内ETFの分配金捻出から、週末にかけ利益確定売りが優勢となり、
東京で連日感染者数の200人超えも、先行き不安感から相場の重石となった。

結局、日経平均は週間で約16円下落(↓0.07%)22290円でした。

さて、7月第3週(7/13~7/17)主な予定は下記の通りです。

週末のNY株式市場は、フロリダ、テキサス、カリフォルニア州での感染増が
第2波への懸念を示す一方、治療薬でデムレシビルに効果が確認され、これを
好感して、上げ幅を広げた格好であった。

明日からの日経平均は、NY株式市場の結果を受け、東京新型コロナ感染者増
あるものの、上昇からスタートが期待できそうである。

国内は、7/15に日銀金融政策決定会合、6月訪日外国人客数に注目です。

海外は、米での7/14の6月消費者物価指数、7/15のベージュブック、
7/16の6月小売売上高などに注目です。
中国では、7/16の第2四半期GDPに注目です。

感染第2波懸念のある米国では決算発表が始まり、悪い内容をどの程度織り込
んでいるか、注目しています。

景気回復へ期待感とコロナウイルス第2波懸念の綱引きで、東京の感染者数が
300人弱で収まるようだと、IPOなど個別材料株や中・小型株が物色される
展開を期待したい。

日経平均、7月第3週(7/13~7/17)は22250円 ~22950円 
程度を想定しています。

1.7月第3週(7/13~7/17)主なイベントと予定
 7/13
 日本 5月第三次産業活動指数
 日本 コーナン商事、サカタのタネ、クリエイトSDH、サインポスト、
    WINIウエザー、カーブスHD、Olmpic、三光合成 各決算
  米 6月財政収支
  米 NY連銀総裁、オンライン講演
  米 ペプシコ 決算
  英 ベイリー中銀総裁、オンライン講演
 7/14
 日本 日銀金融政策決定会合(7/14~7/15)
 日本 いちご、PAL、クリレスHD、UUUM、SANSAN、Gunosy
    古野電、エコス、サイゼリア、IDOM,イズミ、松竹、東宝 各決算 
  米 6月消費者物価指数
  米 JPモルガン、シティG、ウェルズ・ファーゴ 各決算
  米 セントルイス連銀総裁、オンライン討論会参加
 中国 6月貿易収支
  独 7月ドイツZEW景況感指数
  世 OPECプラス会合
 7/15
 日本 日銀金融政策決定会合結果
    日本 黒田日銀総裁 記者会見
 日本 6月訪日外国人客数
 日本 日置電、北の達人、日本国土、API、串カツ田中、メディアドゥ、
            マネーフォワード、ペイカレント、松屋、大庄 各決算
 日本 アイキューブド システムズ、GMOフィナンシャルゲート、KIYOラー
    ニング 各IPO  
  米 6月輸入物価指数
  米 地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米 ユナイテッドヘルス、ゴールドマン 各決算
  米 国債償還 3年債(245億ドル)
        10年債(323億ドル)
  米 フィラデルフィア連銀総裁、オンライン討論会参加
  加 中銀政策金利
 7/16
 日本 阪急神REIT 決算 
  米 6月小売売上高
  米 新規失業保険申請件数(~7/11までの週)
  米 7月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数 
  米 J&J、バンカメ、アボットラボ、モルガン・スタンレー 
    ネットフリックス  各決算
  米 シカゴ連銀総裁、オンラインサミット参加
  米 NY連銀総裁、オンラインセミナー参加
 中国 第2四半期GDP
 中国 6月小売売上高
 中国 6月鉱工業生産
 韓国 中銀政策金利
     豪   6月雇用統計
  英 6月失業率
 EU ECB政策金利
 EU ラガルドECB総裁 記者会見
 7/17
 日本 ゲンダイAG、アジュバン、パソナ、ユナイテッドU、大和オフィス 
            各決算
  米 6月住宅着工件数
  米 7月ミシガン大学消費者マインド指数
  米 ブラックロック 決算
  英 ベイリー中銀総裁、オンライン講演 
 EU 臨時EU首脳会議
 7/18
  世 G20財務相中銀総裁会議

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/10)
 今日のNY為替市場はドル売りが優勢となり、ドル円は106円台に
 下落した。経済再開への期待と感染第2波への懸念の綱引きの状態の
 中、フロリダ州、テキサス州、カリフォルニア州でのウイルス感染に
 よる死亡者数が過去最多になっており、次第に警戒感が高まって来て
 いるようだ。終盤には米株の上げが加速したことから、ドル円も買い
 戻しが見られたものの、107円台には戻せていない。

 これまで楽観視していた投資家も一旦状況を見極めたい雰囲気になっ
 ているのかもしれない。そのような中で、これまで107円台での
 膠着相場を演じていたドル円は106円台に値を落としている。

 第2波による先行きへの影響は懸念されるものの、米株式市場は相
 変わらず底堅い推移を続けており、それがリスク選好のドル売りを
 呼び込んでいる模様。ただ、そのドル売りを上回るだけの円売りは
 見られず、ドル円は軟調な展開となっているようだ。

 下値では日本の機関投資家などの買いも期待できそうだが、いまの
 ところは全体的なドル売りの流れに押されている。107円の水準を
 あっさり割り込んだことで、ロング勢も様子見姿勢となっているのか
 もしれない。

 きょうの動きが本格的な下値模索になるか、気掛かりな展開となり
 つつあるが、106.70円が1つのポイントと見られているようだ。

 きょうはその水準を一時割り込む動きを見せたものの直ぐに反転して
 いる。106.70円をブレイクするようであれば、5月、6月に
 サポートされた106円ちょうどの水準を視野に入れそうだ。

 ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.13ドル台を再び回復。
 本日の21日線が1.1260ドル近辺に来ているが、その水準が
 サポートされた格好となっており、依然として上向きのトレンドには
 ある。前日高値の1.1370ドルと6月高値の1.14ドル台前半
 が目先の上値メドとして意識される。

 来週はEU首脳会談が予定されており、欧州委員会から提案されている
 復興基金について協議されるものと見られる。一部の加盟国からは不満
 も出ており、それに伴って妥協案も出ているようだが、今回の会談では、
 合意は形成されないと見られているようだ。ただ、今回の協議で合意で
 きなくても、7月後半または9月後半までには合意できると見ている様
 で、ユーロのネガティブな反応はさほどないとの見方も出ている。来週
 のEU首脳会談は17日、18日に予定。

 ポンドドルも買い戻しが優勢となり、1.26ドル台を回復。
 一時1.2660ドル付近まで上昇する場面もみられた。1.2670
 ドル付近が目先の上値抵抗となっているようで、その上には200日線が
 1.27ドルちょうど付近に来ている。

 経済再開により英経済も先行きの見通しに期待感も出始めており、ポンド
 も対ドルで買い戻しが膨らんでいるが、ユーロや豪ドルなど他の通貨に
 比べれば出遅れ感は否めない。200日線を例に取れば、G10通貨の
 中で、対ドルで200日線を回復できていないのは、ポンドとカナダドル
 だけとなっている。やはり、EUとの貿易交渉がポンド買いの障害となっ
 ているようで、今月から集中協議が始まっているが、現段階では進展は見
 られていないようだ。 
 https://fx.minkabu.jp/news/150862

 米国債利回り
  2年債        0.155(+0.004)
  10年債      0.638(+0.025)
  30年債      1.331(+0.017)
  期待インフレ率  1.392(+0.013)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。前半は感染第2波の
 景気への影響が懸念され、市場にリスク回避の雰囲気が強まったこと
 から、逃避買いから利回りは下げて始まった。しかし、米株に買い
 戻しが強まったことで、利回りも終盤に上げに転じている。

 米10年債は0.56%台まで低下後に0.64%付近まで戻す展開
 となった。

 2-10年債の利回り格差は+49(前営業日+46)。
 https://fx.minkabu.jp/news/150861


3.NY株式市場 結果(7/10)
 NY株式10日
  ダウ平均      26075.30(+369.21 +1.44%)
  S&P500       3185.04(  +32.99 +1.05%)
  ナスダック        10617.45(  +69.70 +0.66%)
  CME日経平均先物  22635     (大証比:+345 +1.53%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅反発。終盤にかけて上げを加速し、
 上げ幅は300ドルを超えた。ただ、序盤は上値の重い展開も見られた。

 経済再開への期待と感染第2波への懸念の綱引きの中で、次第に第2波
 への警戒感も高まって来ている。フロリダ州、テキサス州、カリフォル
 ニア州でのウイルス感染による死亡者数が過去最多になる中で、これ迄
 楽観視していた投資家も一旦様子見の雰囲気になっていたのかもしれない。

 7月に入って急上昇が続いていた中国株の上げが一服したことも上値を重く
 していた模様。中国株については国営ファンドの売りが観測されており、
 中国当局が急激な上げを容認していないのではとの憶測に繋がっている。

 しかし、ギリアド・サイエンシズが新型ウイルス向け治療薬「レムデシビル」
 について最新のデータを公表し、投薬した患者の74.4%が14日目迄に
 回復した一方、標準的治療を受けた患者は59%が回復した。一方、死亡率
 については、投与した患者は7.6%、投薬しなかった患者は12.5%が
 亡くなったという。

 この好結果に市場の警戒感も次第に緩み、来週に決算発表を控えた銀行株
 中心に買い戻しが膨らんでいる。大手銀の決算については、第2四半期は
 株式市場が急速に買い戻されるなど市場のボラティリティが上昇した事から
 トレーディング収益は大幅な増収が見込まれている。その半面、貸し倒れに
 備えた引当金が第1四半期以上に積み増されることが予想され、最終利益は
 大幅な減益が見込まれている。

 しかし、ここ数週間、見通しを上方修正する動きも市場から相次いでおり、
 ここに来て市場も期待値を上げているようだ。

 これまで上げを先導して来たIT・ハイテク株も売り先行で始まったものの、
 後半になって買い戻しが強まった。そのほか、産業やエネルギーも上昇。

 ダウ採用銘柄は27銘柄が上昇。JPモルガンやゴールドマンが上昇した
   他、ウォルグリーン、ボーイング、エクソンモービルが上昇。一方、マイクロ
 ソフト、ジョンソン&ジョンソンが軟調。

 ナスダックも終盤になってプラスに転じた。テスラやネットフリックスに
 買いが強まったほか、ロクやアルファベット、ズームビデオが上昇。一方、
 マイクロソフト、AMDが下落。

 テスラは、今週に入って突き当たってた1400ドルの壁を突破し、買いの
 勢いを増してる。テスラ株の空売り残高は株式としては初の200億ドル台
 に達する勢いとなっており、踏み上げ相場になっている印象も。

 ネットフリックスはアナリストが目標株価を670ドルに引き上げた事が
 材料視された模様。ウォール街では最も高い水準。

 海運サービスのマットソンが4日ぶりに反発。4-6月期(第2四半期)の
 ガイダンスを公表しており、1株利益が予想を大きく上回る見通しを示した。
 ハワイ航路が予想以上に好調。

 鉄道車両製造のグリーンブライアー・カンパニーズが上昇。3-5月期決算
 を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/150859

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/10)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=40.55(+0.93 +2.35%)

 NY原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が
 前日比0.93ドル高。その他の限月は0.15~0.92ドル高。

 国際エネルギー機関(IEA)が月報で今年の需要見通しを上方修正した
 ことが手がかり。新型コロナウイルスの流行をリスクと指摘しつつも、
 2020年の石油需要を日量40万バレル上方修正し、同9210万
 バレルとした。

 時間外取引で8月限は38.54ドルまで下落。ただ、下げが一服する
 と買い戻しが優勢となり、通常取引序盤には下げ幅を消した。終盤に
 かけては40.77ドルまで上げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/150856

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1801.90(-1.90 -0.11%)

 金8月限は小幅続落。週末要因もあって、1800ドル到達後の利益確定
 の売りが優勢だった。ただ、世界経済の中心である米国で新型コロナウイ
 ルスの流行は悪化しており、景気回復見通しが不透明であることは引き続
 き支援要因。米国では一日あたりの感染者数が過去最多を更新し続けている。
 https://fx.minkabu.jp/news/150857


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7月第2週 相場展望と予定

2020-07-05 23:56:09 | 相場展望

    歓迎カエル
7月第1週の日経平均は、反落した。NY株式市場は、雇用統計の改善が示
され経済活動再開による期待と感染第2波へ警戒感が交錯する中、経済活動
の再開期待が上回り、底堅い状況であった。
国内は、東京で連日の感染者100人超えと、警戒感から買いマインドより
リスクオフの売り優勢の展開となった。

コロナウイルス感染者数は、世界的に拡大し1千万人超え、死者数50万人
超えと、感染拡大の動きが継続している。国内も東京の感染者数100人超
となっており、第2波への警戒感あり、予断の許さない状況で、相場の重石
となっている。

結局、日経平均は週間で205円下落(↓0.91%)22306円でした。

さて、7月第2週(7/6~7/10)主な予定は下記の通りです。

週末のNY株式市場は、独立記念日休場であり、連休明けのNY株式市場は、
雇用統計の好感から期待できる週明けとなりそうである。

明日以降の日経平均は、東京新型コロナ感染者増あるものの、感染状況が大幅
増加しなければ、小池知事の再選や世界と比較して株式の見直しが入ることも
想定できる。

国内は、/7に5月景気動向指数 速報値や5月家計支出、7/8に5月貿易
収支、6月景気ウォッチャー調査、7/9に日銀地域経済報告や5月機械受注
の発表があり、どの程度悪いのか注目です。

海外は、米での7/6の6月ISM非製造業景気指数、7/9の新規失業保険
申請件数(7/4迄の週)などに注目です。

感染第2波懸念はあるものの、国内は、配当再投資やIPOなど個別材料株に
物色向かい、中・小型株が物色される展開を期待したい。

景気回復へ期待感とコロナウイルス第2波懸念の綱引きで、東京の感染者数が
現在水準で収まる様なら、上昇する展開に期待したい。

日経平均、7月第2週(7/6~7/10)は21900円 ~22900円 
程度を想定しています。

1.7月第2週(7/6~7/10)主なイベントと予定
 7/6
 日本 高島屋、マニー、薬王堂、マニー、ベルク 各決算
    米 6月ISM非製造業景気指数
  独   5月製造業受注
 EU 5月ユーロ圏小売売上高
 7/7
 日本 5月景気動向指数 速報値
 日本 5月家計支出
 日本 Branding Engineer  IPO
 日本 サンエー、U.S.M.H、WINウエザー、イオンモール 各決算 
  米 5月求人件数
  米 ペイチェックス 決算
  米 国債入札 3年債(460億ドル) 
  米 サンフランシスコ連銀総裁、リッチモンド連銀総裁 オンライン討論会
  豪 中銀政策金利
  マレ マレーシア中銀政策金利
  独  5月鉱工業生産指数
 7/8
 日本 5月貿易収支
 日本 6月景気ウォッチャー調査
 日本 ディップ、ウエルシアHD、イオン、ファミリ―マート、イオン
            ディライト 各決算
  米 国債入札 10年債(290億ドル)
 7/9
 日本 黒田日銀総裁、挨拶
 日本 7月日銀地域経済報告
 日本 5月機械受注
 日本 6月工作機械受注
 日本 ローソン、くら寿司、7&I、久光薬、島忠、ファーストリテ 各決算
  米 新規失業保険申請件数(7/4迄の週)
  米 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 決算
  米 国債入札 30年債(190億ドル) 
 中国 5月消費者物価指数
 中国 5月生産者物価指数
 EU ユーロ圏財務相会合
 7/10 
 日本 OSG、アスクル、JINS、コスモス薬、ADEKA、科研薬、安川電
    良品計画、ライフコーポ、USEN、プレナス、タキヒョー 各決算
 日本 Speee IPO
  米 6月生産者物価指数
  米 デルタ航空 決算
  加 6月カナダ雇用統計
 シン シンガポール総選挙
 EU EU財務相理事会

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/2~3)
 きょうのNY為替市場は米雇用統計を受けて目まぐるしい値動きが見られた
 ものの、ドルは買い戻しが優勢となった。ユーロドルやポンドドルは戻り売り
 に押された一方、ドル円はドル売り・円売りの中で107円台半ばで膠着。

 この日発表の米雇用統計が予想以上に強い内容となったことで、発表直後の
 為替市場は素直にドル買いの反応が見られた。その後、米株が大幅高で始まっ
 たこともあり、動きが一巡したあとは、今度はリスク選好のドル売りが出て
 いる。

 しかし、フロリダ州の新規感染者が6.4%増と伝わると、次第にリスク回避
 のドル買いが強まる展開となっている。米株が伸び悩んでいるほか、米国債利
 周りや原油も急速に伸び悩み、原油は一時下げに転じた。

 米雇用統計は励まされる内容となったものの、感染第2波への警戒感も根強く、
 市場には慎重さも見られている。ただ、この日の米雇用統計は予想以上に力
 強い内容となった。非農業部門雇用者数(NFP)は前月比480万人増加し、
 失業率は前月の13.3%から11.1%に改善した。前日ISM製造業景気
 指数も景気判断の分岐点である50を上回る強さを示し、足元の米経済指標は
 急速な改善を示している。

 しかし、感染第2波の拡大が加速する中で、指標の改善が今後も続くかどうか
 に市場は不透明感を感じている模様。また、明日から3連休ということもあり、
 投資家は様子見姿勢になった面もありそうだ。連休中に更に感染が拡大する
 リスクも警戒されている。

 ユーロドルはNY時間に入って戻り売りに押され1.12ドル台前半に下落。
 ロンドン時間に一時1.13ドル台を回復する場面もみられたものの、NY時間
 に入って上値を重くしている。21日線が1.1270ドル近辺に来ており、
 一旦上回っていたものの、NY時間に入って再び下回っている。ただ、1.12
 ドル台が維持されており、上向きのトレンドは続いているようだ。目先は1.12
 ドル台を維持できるか注目される。

 ユーロを巡っては復興基金の動向が注目されているが、一部からはEU首脳が承認
 したとしても、ユーロの上昇は短期的に終わる可能性が高いとの見方も聞かれる。

 今月17、18日にEU首脳会談が予定されているが、市場は過度に織り込み過ぎ
 ている面もあり、むしろ、詳細や実施計画の点でユーロの失望売りを招く可能性も
 留意されることから、上昇局面では戻り売りが推奨されているようだ。

 ポンドドルもNY時間に入って戻り売りに押され、東京時間につけた本日安値の
 1.2460ドル付近に下落。
 きょうは1.25ドル台を一時回復し、1.2520ドル付近の21日線に顔合わ
 せする場面もみられた。ただ、現在は100日線付近に押し戻されている。

 今週からEUとの貿易交渉が再開しているが、予定より1日早く打ち切っている。
 バルニエEU首席交渉官からは「深刻な隔たりが依然存在している」とのコメント
 が発せられ、予想通り交渉は難航しているようだ。貿易交渉について市場からは、
 この先も難航が予想されるものの、10月の期限ぎりぎりまでには合意できるとの
 声も出ている。しかし、その場合、ポンドは短期的にはポジティブな反応を示すかも
 しれないが、安定的なポンド買いにはつながらないとも指摘している。短期間で達成
 された合意は、包括的というよりも必要最低限のものである可能性が高いという。

 米国債利回り
  2年債        0.153(-0.008)
  10年債      0.669(-0.007)
  30年債      1.427(+0.004)
  期待インフレ率  1.395(+0.035)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。この日発表の米雇用統計が予想以上
 に強い内容となったことで、利回りは上昇した。

3.NY株式市場(7/2)
 NY株式2日
 ダウ平均     25827.36(+92.39 +0.36%)
 S&P500      3130.01(+14.15 +0.45%)
 ナスダック       10207.63(+53.00 +0.52%)
 CME日経平均        22355     (大証比:+175 +0.78%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。朝方発表になった6月の米雇用
  統計が予想以上に改善を示した事が買いを誘発した。非農業部門雇用者数
 (NFP)は前月比480万人増加し、失業率は前月の13.3%から
 11.1%に改善した。

 前日のISM製造業景気指数も景気判断の分岐点である50を上回っていた
 が、足元の米経済指標は急速な改善を示している。前日は新型ウイルスの
 ワクチン開発進展のニュースも伝わり、市場のムードは良好なようだ。

 ただ、フロリダ州の新規感染者が6.4%増となるなど感染第2波の拡大
 が加速している中で、指標の改善が今後も続くかどうかに市場は不透明感
 を感じている模様。また、明日から3連休ということもあり、投資家は様子
 見姿勢になっている面もありそうだ。連休中に更に感染が拡大するリスクも
 警戒されている。

 ダウ平均は一時469ドル高まで上昇し、2万6000ドル台を回復する
 場面もみられた。しかし、終盤には戻り売りが加速し、再び2万6000
 ドルを割り込んでいる。目先は200日線が2万6255ドル付近に来て
 おり、来週以降その水準を試すか注目される。

 ダウ採用銘柄はウォルグリーンやファイザー、ダウ・インクが買われたほか、
 キャタピラー、IBM、ナイキが堅調。一方、マクドナルド、ディズニーが
 下落している。

 ナスダックは4日続伸。フェイスブック、ネットフリックスは下落したもの
 の、テスラやマイクロソフト、アルファベットなど主力のIT・ハイテク株
 は上昇した。

 テスラの最高値更新が続いている。4-6月期の出荷台数を公表しており、
 9万650台と予想(8万3017台)を上回ったことが好感されている。

 テスラの最高値更新が続いている。4-6月期の出荷台数を公表しており、
 9万650台と予想(8万3017台)を上回ったことが好感されている。

 家庭用品販売のニュー・スキンが大幅高。4-6月期の暫定決算を公表して
 おり、予想を上回る売上高見通しを示した。

 オンラインでブランド品を割引販売するオーバーストック・ドット・コムが
 上昇。アナリストが、まだ上昇余地があるとし、目標株価を66ドルに引き
 上げた。前日終値から2倍以上になる。

 レンタカーのエイビス・バジェットが上昇。アナリストが投資判断を「買い」
 に引き上げ、目標株価を37ドルに引き上げた。

 ウェブ・コンテンツの高速配信を手掛けるアカマイ・テクノロジーズが上昇。
 アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を150ドルに引き上
 げた。
 https://fx.minkabu.jp/news/149942

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/2~3)

 NY原油 
 7/3時間外取引
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=40.12(-0.53 -1.30%)

 時間外取引 40ドル台前半、前日からは下げての揉み合い
 https://fx.minkabu.jp/news/150056

 NY原油先物8月限(WTI)(7/2)
  1バレル=40.65(+0.83 +2.08%)

 NY原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が
 前日比0.83~0.84ドル高。その他の限月は0.42~0.82ドル高。

 6月の米雇用統計が強かったことから、コロナショック後の石油需要の回復が
 続くことが期待された。米非農業部門雇用者数(NFP)の増加は2カ月連続。

 前日の米エネルギー情報局(EIA)の週報も需給の改善を示す内容で、石油
 市場には楽観的な雰囲気が広がっている。

 ただ、4月にNFPは2000万人超の減少となっており、穴埋めには程遠い。
 米失業保険の継続受給者数が増加に転じたことも懸念要因。米国における新型
 コロナウイルスの一日あたりの新規感染者数が過去最多を更新したことや、米
 独立記念日の振替休日を含んだ連休を控えていることは上値を抑えた。

 時間外取引で8月限は39.46ドルまで軟調に推移した後、まもなくプラス
 圏に浮上した。通常取引開始後は動意が高まり、プラス圏とマイナス圏を行き
 来したが、終盤にかけては40.74ドルまで上値を伸ばした。

 NY金  
 7/3時間外取引
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1787.90(-2.10 -0.12%)

 1788ドル近辺、ほぼ前日から横ばい水準
 https://fx.minkabu.jp/news/150057

 NY金先物8月限(COMEX)(7/2)
  1オンス=1790.00(+10.10 +0.57%)

 金8月限は反発。時間外取引では、利食い売りが出る場面も見られたが、欧州
 時間に入ると、ドル安を受けて押し目を買われた。日中取引では、予想以上の
 米雇用統計を受けて戻りを売られたが、新型コロナウイルスの感染拡大に対す
 る懸念などを受けて押し目を買われて地合いを引き締めた。
 https://fx.minkabu.jp/news/149940

 
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7月第1週 相場展望と予定

2020-06-28 23:56:43 | 相場展望

                         歓迎カエル
6月第4週~の日経平均は、小幅続伸した。経済活動再開の期待と、
感染第2波への警戒感が交錯する中、落ち着かない展開でした。

コロナウイルス感染者数は、世界的に拡大して1千万人超え、死者数は
50万人も通過点になろうとしている。国内も東京の感染者数が5月の
GW頃の水準で、連日で50人超となっており、第2波への警戒感ある。

そんな中、米で6/25に金融当局が、ボルカールールの緩和を承認、
スワップ取引の証拠金要件撤廃などを好感してNYダウが大反発して
週末の日経平均の背中を押し、週末高となり、週間の上昇に寄与した。

結局、日経平均は週間で33円上昇(↑0.15%)225112円でした。

さて、6月最終週~7月第1週(6/29~7/3)主な予定は下記の通り。

明日以降の日経平均は、東京新型コロナ感染状況や米国の感染状況に注視
しながら、日米の経済指標に注目です。

国内は、6/30の日本版雇用統計と7/1の日銀短観に注目です。

海外は、米での6/30の6月消費者信頼感指数、パウエルFRB議長と
ムニューシン米財務長官のコロナ対策について、下院金融委員会で証言に
注目したい。7/1の6月ISM製造業景気指数やFOMC議事録も注目
です。

また、週末は、NY市場が独立記念日振替休場のため、7/2雇用統計の
発表があり、東京市場は、その結果を7/3に受ける事になるので注視。

感染第2波懸念のなか、国内は、配当再投資など需給が下支えし、IPO
など個別材料株に物色が向かう展開を想定している。
大型株が動きづらい中、中小型株に動意づく銘柄ありそうです。

景気回復へ期待感とコロナウイルス第2波懸念の綱引きで、東京感染者数が
現在水準で収まる様なら、底堅い展開に期待したい。

日経平均、7月第1週(6/29~7/3)は21750円 ~22750円 
程度を想定しています。

1.7月第1週(6/29~7/3)主なイベントと予定
 6/29
 日本 5月小売売上高
 日本 ハイディ日高、象印、DCM、Jフロント、あさひ、ナガイレ、
    しまむら 各決算
    日本 エブレン IPO
     米 5月中古住宅販売制約指数
  米 マイクロン・テクノロジー 決算
  米 サンフランシスコ連銀総裁、パネル討論会
  米 NY連銀総裁、ゲオルギエワIMF専務理事 ディスカッション
 EU 6月ユーロ圏景況感指数
 6/30
 日本 5月有効求人倍率
 日本 5月完全失業率
 日本 5月住宅着工戸数
 日本 5月建設工事受注
 日本 5月百貨店売上高
 日本 5月スーパー売上高
 日本 6月消費者態度指数
 日本 6月東京都消費者物価指数
    日本 ダイセキソリ、アダストリア、WNIウエザ―、JDI、ダイセキ 各決算
 日本 グッドパッチ IPO
  米 6月消費者信頼感指数
  米 4月20都市住宅価格指数
  米 NY連銀総裁、オンライン講演
  米 パウエルFRB議長、ムニューシン米財務長官 コロナ対策について
    下院金融委員会で証言
  米 国債償還 2年債(382億ドル)
         5年債(350億ドル)
         7年債(290億ドル)   
   中国 6月製造業PMI
 南ア 第1四半期 南アフリカGDP
 7/1
 日本 第1四半期 日銀短観
    日本 地域新聞 決算
  米 6月自動車販売
  米 6月ADP雇用者数
  米 6月ISM製造業景気指数
  米 FOMC議事録(6/9、10日開催分)
  米 メーシーズ 決算
  米 シカゴ連銀総裁、オンラインフォーラム開催
 中国 6月財新製造業PMI
  独 ドイツがEU議長国に就任
 7/2
 日本 キューピー、クスリのアオキ、平和堂 各決算
  米 6月雇用統計
  米 5月貿易収支
  米 5月製造業受注
  米 新規失業保険申請件数(~6/27迄の週)
  米 債券市場、短縮取引
 7/3
 日本 6月サービス業PMI  
 日本 ネクステージ、ミタチ、エスプール、トシンG、マルカ、ワキタ、
    アークス 各決算
     米 休場(独立記念日振替休日)
 中国 6月財新サービス業PMI
 7/5
 日本 東京都知事選、投開票

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/26)
 きょうのNY為替市場はリスク回避のドル買いが強まっており、
 ドル円は107円台に買い戻されている。一時107.35円
 付近まで上昇する場面もみられた。6月期末が接近する中で、
 それに絡んだ実需売りも確認され、ロンドン時間にドル円は一時
 106.80円付近まで下落していた。

 この日もNY市場は感染第2波への警戒感を強めており、米株式
 市場でダウ平均は一時774ドル下落し、原油も37ドル台に一時
 下落した。
 そのような中で為替市場ではリスク回避のドル買いが強まった格好。

 きょうはフロリダ州が感染者が7.8%増加したと発表。過去7日
 平均の4.1%を大幅に上回った。テキサス州ではアボット知事が
 バーの営業停止を命じたほか、同州のハリス郡は最高水準の緊急
 事態を宣言した。

 先行きに過度に楽観的だった市場もここにきて、感染第2波による
 景気への不透明感を強めている。トランプ政権は否定的だが、経済
 再封鎖への懸念も強まっているようだ。

 ユーロドルも戻り売りが優勢となり、1.11ドル台に下落する場面
 もみられた。ただ、1.11ドル台に入ると買い圧力も強まるようで、
 前日に引き続き1.12ドル台に戻している
 https://fx.minkabu.jp/news/149249

 米国債利回り
  2年債        0.166(-0.020)
  10年債      0.636(-0.049)
  30年債      1.368(-0.066)
  期待インフレ率  1.316(-0.015)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回り低下。米国内で感染第2波の
 拡大が加速しており、米景気への先行き懸念が強まった。米国債は
 逃避買いが先行し、利回りは低下。
 朝方発表された5月の米個人所得・支出で個人消費支出が過去最大
 増加率となったが、予想を下回ったこともあり反応は限定的。 

 10年債は0.62%台まで一時低下した他、2年債も0.16%
 台に低下。

 2-10年債の利回り格差は+48(前営業日+50)。
 https://fx.minkabu.jp/news/149248

3.NY株式市場、結果(6/26)
 NY株式26日
  ダウ平均    25015.55(-730.05 -2.84%)
  S&P500     3009.05(  -74.71 -2.42%)
  ナスダック     9757.22(-259.78 -2.59%)
  CME日経平均 22315      (大証比:-105 -0.47%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は急反落。前日は終盤に上げ幅を
 拡大し、ダウ平均は300ドル近くの上昇となったが、その流れを
 維持できていない。市場は感染第2波による景気回復への不透明感
 を強めており、株価の上値を抑えている。

 トランプ政権は否定的だが、経済再封鎖への懸念も強まっている様だ。
 今日はフロリダ州が感染者が7.8%増加したと発表。過去7日平均
 4.1%を大幅に上回った。

 テキサス州ではアボット知事がバーの営業停止を命じたほか、同州の
 ハリス郡は最高水準の緊急事態を宣言した。

 そのほか、今日は銀行株の下げが市場のムードを抑制した。FRBが
 前日引け後にストレステストの結果を発表し、米大手行に対し少なく
 とも7-9月期まで増配や自社株買い再開の禁止を指示した。

 前日の銀行株は米当局がボルカー・ルールの一部変更を承認した事で
 買いが強まり、相場全体の上げを先導していたが、きょうはその逆と
 なった。

 前日引け後に発表されたナイキの決算が予想外の赤字だった事も重石
 となった模様。

 ワクチン開発や材料が出ている銘柄には買いが見られたものの、ほぼ
 全面安の展開で、ダウ平均の下げ幅は一時774ドル安まで拡大した。

 ダウ採用銘柄ではシスコシステムズを除く29銘柄が下落。ナイキの
 ほか、ゴールドマンやJPモルガンが下落した他、エクソンモービル、
 シェブロンも売られた。トラベラーズ、ユナイテッド・ヘルスも軟調。

 ナスダックも急反落。2%超の下げとなった。フェイスブックの下げ
 が目立ったほか、アルファベット、ネットフリックス、アップル、
 テスラが下落。

 フェイスブックはツイッターとともに下落。ユニリーバが両社の米国
 でのプラットフォームへの広告出稿を年内は取り止めると発表した事
 が売り材料となってる。一部のユーザーからヘイトスピーチや政治的
 に非常に偏った意見が投稿されることが理由と説明している。

 ワクチン開発のヴァクスアートが急伸。ワクチン関連銘柄は日替わり
 で資金を呼び込んでおり人気化している。

 バイオ医薬品のアルティミュンが大幅高。筆頭株主ベンロックが6月
 15日に150万株を追加購入していたことが明らかとなった。

 アパレルのギャップ大幅高。ミュージシャンでファッションデザイナー
 でもあるカニエ・ウェスト氏が手掛けるブランド「YEEZY」と提携
 したことを発表した。

 食品小売りのアルバートソンが本日、NY証券取引所に上場した。
 初値は15.50ドルとなり、IPO価格16ドルを下回った。冴え
 ない開始となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/149245

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(6/26)
 NY原油先物8月限(WTI)
  1バレル=38.49(-0.23 -0.59%)

 NY原油は反落。米経済指標の改善やアジア市場での株高を受けて
 時間外取引で堅調となった。しかし、米国の新型コロナウイルスの
 感染者が過去最多となり、株安に振れたことから戻りを売られた。

 テキサス州やフロリダ州が新型コロナウイルスの感染急増を受けて
 バー営業停止やレストランの入店制限強化等を命じ、ロックダウン
 (都市封鎖)の再導入に対する懸念が出たことが圧迫要因になった。
 https://fx.minkabu.jp/news/149247  

 NY金先物8 月限(COMEX)
  1オンス=1780.30(+9.70 +0.55%)

 金8月限は反発。時間外取引で、米国の新型コロナウイルス感染者
 が過去最多となり、リスク回避のドル高に上値を抑えられた。日中
 取引では、利食い売りなどがでて軟調となったが、株価が急落し、
 ドル安に転じると、押し目を買われて急伸した。
 https://fx.minkabu.jp/news/149244

   

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6月第4週 相場展望と予定

2020-06-21 23:55:54 | 相場展望

     歓迎カエル
6月第3週~の日経平均は、2週間ぶり上昇した。週初は乱高下だった。
週末のNY市場が4日ぶり反発したものの、週明け日経平均は東京都の
感染者数の高水準と警戒感が強まり、3日続落となった。

翌日は、NY市場がFRBの広範な社債買い入れもあり、続伸した。
その流れを受け、日経平均は4日ぶり大幅反発し、週明けの下落を吸収、
一段高となり、その貯金から週末にかけもみ合いも、週間上昇となった。

また、東京市場は、週末にかけ、経済活動全面再開の動きがあり、第2波
懸念よりも、経済活動再開の期待もあり、相場を下支えした格好であった。

結局、日経平均は週間で173円上昇(↑0.78%)22478円だった。

さて、6月第4週(6/22~6/26)主なイベントと予定は下記の通り。

明日からの日経平均は、新型コロナ感染第2波への状況や朝鮮半島の地政学
リスクの高まり、トランプ大統領の支持率低迷など警戒材料は、あるものの
プロ野球の開始や都道府県をまたぐ移動制限が全面解除となり、観光復活。
景気回復へ期待感も増しており、マインドアップが相場を下支えしそうで
ある。

また、半導体関連の復調やIPO銘柄の上場もあり、穏やかな経済活動再開
に期待が高まれば、底堅い展開になるだろう。週末にかけ23000円回復
となるか、注目しています。

日経平均、6月第4週(6/22~6/26)は22000円 ~23000円 
程度を想定しています。

1.6月第4週(6/22~6/26)主なイベントと予定
 6/22
 日本 ツルハHD、岩崎HD、コーセル 各決算
  米 5月中古住宅販売件数
  米 アップル世界開発者会議(~6/26)
 東南 東南ア(ASEAN首脳会議(~6/30)
 EU 6月ユーロ圏消費者信頼感指数 速報値
 6/23
 日本 6月製造業/サービス業PMI
 日本 5月工作機械受注
 日本 チムニー、ガンホー、スギHD 各決算
  米 5月新築住宅販売件数
  米 6月製造業/サービス業PMI 
  米 ボルトン前大統領補佐官の回顧録、発売予定
  独 6月ドイツ製造業PMI速報値
 EU 6月ユーロ圏製造業PMI速報値
 6/24
 日本 4月景気先行CI指数
 日本 国際計測、ナイガイ、エイチ・アイエス、やまや 各決算
 日本 フィーチャ、ロコガイド、コバ・コーポレーション 各IPO 
  米 シカゴ連銀総裁、討論会参加
  米 セントルイス連銀総裁、討論会参加
  米 国債入札 2年債(460億ドル)
         5年債(470億ドル)
 NZ NZ中銀政策金利
 タイ 中銀政策金利
    独  6月ドイツIFO企業景況感指数
  世 IMF経済見通し公表
 6/25
 日本 4月全産業活動指数
 日本 出前館、壱番屋、スカパーJ、ニトリHD 各決算 
  米 第1四半期GDP確報値
  米 新規失業保険申請件数(~6/20迄の週)
  米 5月耐久財受注 
  米 FRB、大手金融機関ストレステスト結果発表
  米 ナイキ 決算
  米 国債入札 7年債(410億ドル)
 中国 端午節のため休場
 香港 端午節のため休場
  比 フィリピン中銀政策金利
  6/26
    日本 会社 四季報 発売
    日本 ハローズ、ハイレックス、ヴィアHD、オークワ 各決算
    日本 コマースOneホールディングス IPO
  米 5月個人所得/個人支出
 中国  端午節のため休場

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/19)
 今日のNY為替市場はドル買いが優勢となったものの、ドル円の上値は
 重い。ロンドンフィキシングにかけて買いが強まり、107円台に戻す
 場面も見られたものの一時的な動きに留まった。基本的には106円台
 後半での狭い範囲での上下動が続いている状況。107円台に入ると、
 売り圧力も強まり上値が重くなるようだ。

 アップルが感染拡大で一部店舗を再閉鎖している事や、今日もフロリダ
 州の感染拡大の加速が見られるなど、感染第2波への警戒感が根強い。
 そのような中で為替市場ではドル買い戻しの動きが続いている。

 目先は今月安値の106.60円が下値サポートとして意識される。
 この水準を割り込むと下げが加速し、5月安値の106円ちょうどを
 試すとの声も聞かれる。
 ただ、米株や原油が底堅く推移しており、上値は重いものの、下値を
 試す雰囲気はまだ見られていない。

 ユーロドルは売り優勢。一時1.1170ドル近辺まで下落した。本日
 21日線が1.1185ドル付近に来ているが、その水準を一時割り込
 んでおり、来週以降の動きが注目される。 
 
 きょうはEU首脳会談が開催されていたが、特に声明も出なかった。
 一部報道では7500億ユーロ規模の復興基金について議論を行った
 模様でドイツとフランスは来月までの合意成立を呼び掛けたという。
 この復興基金について一部からは、承認が予想されるものの、市場は既に
 その大半を織り込んでおり、期待ほどユーロ押し上げにつながらないとの
 見方も出ている。ユーロドルが上昇するとすれば、下半期にかけて世界
 経済が回復を示し、リスク回避のドル買いが弱まれば、ユーロは恩恵を
 受ける可能性があると言う。

 ポンドドルも戻り売りが続いた。きょうは1.2350ドル付近まで下落し
 21日線を下放れる動きが見られたほか、5月安値から6月高値の上昇波の
 フィボナッチ61.8%戻しの水準まで到達している。対ユーロや円でも
 ポンドは下落し、ポンド円は132円ちょうど付近まで一時下落。

 きょうは英政府債務残高がGDP比で100%を突破したことが伝わり
 敏感に反応していたようだ。1963年以来の悪化で財政赤字に対する
 懸念がポンドを圧迫した模様。英財政赤字については以前から言われて
 いた話で特に驚きはない。ドル買い戻しの流れが強まる中で、これまで
 市場も看過していたポンドの悪材料に敏感になっているのかもしれない。 
 https://fx.minkabu.jp/news/148432

 米国債利回り
  2年債        0.186(-0.008)
  10年債      0.690(-0.018)
  30年債      1.460(-0.022)
  期待インフレ率  1.290(+0.027)
             ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは低下。序盤は上昇して始まっ
 たものの、一部の州で感染第2波の拡大加速が伝えられると逃避買い
 が強まり、利回りは下げに転じている。

 10年債は一時0.74%まで上昇していたものの、午後に入ると
 0.68%まで一時低下している。

 2-10年債の利回り格差は+50(前営業日+51)。
 https://fx.minkabu.jp/news/148429

3.NY株式市場 結果(6/19)
 NY株式19日
  ダウ平均     25871.46(-208.64 -0.80%)
  S&P500      3097.92(  -17.42 -0.56%)
  ナスダック      9946.13(   +3.07 +0.03%)
  CME日経平均   22360     (大証比:-150 -0.67%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反落。寄り付きは反発して始まり、一時
 371ドル高まで上昇。200日線を再び回復する場面も見られた。
 先行きへの不透明感はあるものの、市場は株式市場への資金流入を続けて
 いる。

 FRBを始め各国中銀が大胆な金融緩和を実施しており、その影響で
 市場は過剰流動性の状況となっている。各国の国債利回りがゼロ%付近で
 推移する中で投資家も多少の警戒感に目を瞑っているのか、行き場のない
 余剰資金が株式市場に集まっているのかもしれない。

 きょうは、今週ハワイで行われた米中協議を受け、中国が第1段階の合意
 履行のため、米農産物の購入を加速させる計画だと伝わったことを買い手
 掛かりとなった模様。
 合意では、中国は年内に365億ドル相当の米農産物を購入することにな
 っていた。しかし、新型ウイルス感染の影響もあって、1-4月の中国の
 購入額は46.5億ドルと目標の13%に留まっていた。

 しかし、買いが一巡すると戻り売りも活発に出て下げに転じた。今度は
 一時320ドル安まで下げ幅を拡大。きょうはアップルが米国内の11
 店舗を再閉鎖したと伝わり、フロリダやカリフォルニア州の感染拡大が
 加速している。経済再開への期待の一方で感染第2波への警戒感は根強い。

 航空やクルーズ、産業、銀行、エネルギーなどが軟調。IT・ハイテク株
 も利益確定売りに押された。

 ダウ採用銘柄ではアップルのほか、レイセオンやボーイングが下落。
 ディズニー、ナイキ、JPモルガンも軟調。一方、ウォルグリーンやユナ
 イテッド・ヘルス、ウォルマートが上昇。

 ナスダックは1万ポイントを回復して始まったものの、アップルのニュース
 伝わると一時下げに転じた。アップルのほか、アルファベット、インテル、
 テスラが下落。一方、アマゾン、フェイスブック、エヌビディアが上昇。

 電気自動車(EV)のワークホースが大幅高。アナリストが目標株価を従来の
 6ドルから10ドルに引き上げた。

 機能性繊維メーカーのレイヨニアが急伸。アナリストが投資判断を「売り」
 から「買い」に2段階引き上げた。
 
 資源探査のオキシデンタル・ペトロリアムが上昇。アナリストが投資判断を
 「買い」に引き上げ、目標株価を25ドルに引き上げた。

 ビジネスチャットツールを手掛けるスラック・テクノロジーズが下落。
  アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。目標株価は30ドル。

 中古車販売のカーマックスが下落。3-5月期(第1四半期)決算を公表
  しており、既存店売上高が41.8%減と予想以上に減少した。

 不動産投信(REIT)のベンタスが下落。四半期配当を従来0.7925
  ドルから0.45ドルに引き下げると発表した。市場は0.475ドルを
  予想していた。
  https://fx.minkabu.jp/news/148427

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/19)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=39.75(+0.91 +2.34%)

 NY原油は続伸。前日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの共同閣僚
 監視委員会(JMMC)で、減産遵守率100%を目指した取り組みを続け
 る意志が 表明されたことを好感した買いでこの日も上げ幅を拡大
 した。

 ダウ平均株価が米国の時間帯前半に上昇したことも好感されて、直近
 高値をさらに更新したが、その後ダウ平均株価が崩れたことで、原油
 も高値から崩れる展開となった。ただ、米国の時間帯後半は、稼働中
 の原油掘削装置(リグ)数が減少していた事で、安値から再び切り返
 すことになった。
 https://fx.minkabu.jp/news/148433

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1753.00(+21.90 +1.27%)

 金8月限は反発。時間外取引では、アジア、欧州株が上昇したが、
 引き続き、新型コロナウイルス感染の第2波に対する警戒感から
 買いが刺激され、10ドルを超える上昇となった。日中取引では、
 ドルは下値堅く推移したが、1,740ドル台での売りを吸収し、1,750ドル
 超えとなった。

 NYダウが軟化すると、リスクヘッジ実物資産としての側面から
 買いが加速し、上げ幅を拡大した。
 https://fx.minkabu.jp/news/148431

   

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6月第3週 相場展望と予定

2020-06-14 23:55:05 | 相場展望

       歓迎カエル  
6月第2週~の日経平均は、下落に転じた。NY市場がFOMCを境に変化、
週前半の楽観論から、米経済活動の再開に伴う感染者数が増加し第2波への
警戒が出る中、パウエルFRB議長は、低金利政策を継続する旨を表明した。

その流れで、調整売りが出て6/11には、ダウが1800ドル超安となる
ばめんもあり、東京市場へ波及した。またドル/円も107円台前半迄円高
となり、東京市場への下落圧力となった。

ただ、東京市場は、東京がステップ3へ移行。第2波懸念があるも、感染者
数の増加は、積極的検査の表れであり、想定内であった。

結局、日経平均は週間で558円下落(↓2.44%)22305円だった。

さて、6月第3週(6/15~6/19)主なイベントと予定は下記の通り。

明日からの日経平均は、6/15の中国、6/16の米での5月小売売上高の
発表に注目が集まりそうである。北京でのコロナウイルス感染者数増加や米の
各州での増加傾向が、両国のV字回復期待が後退し、リスクオフの展開継続に
なるのかポイントです。感染者数の増加が想定内で、穏やかな経済再開に期待
と診れば、底堅い展開もありえます。

都民に警戒を呼び掛ける「東京アラート」が6/11に解除され、第3ステップ
移行と、日経平均は下値抵抗力を試す展開に転じてくれば、今週上昇もありそう
である。とにかく、経済活動の再開に期待にしたい。

国内での感染者状況が現状水準なら、相場は23000円台に向けた動きを想定
したいところ。

日経平均、6月第2週(6/15~6/19)は22600円 ~23100円 
程度を想定しています。

1.6月第3週(6/15~6/19)主なイベントと予定
 6/15
 日本 日銀金融政策決定会合(~6/16)
 日本 伊藤園、星野RR、積水ハウス、パーク24、いちごオフィ、ケネディ
    オフィ 各決算 
  米 4月対米証券投資
  米 6月NY連銀製造業景気指数
  米 ダラス連銀総裁、オンライン討論会参加
 中国 5月小売売上高
 中国 5月鉱工業生産
 6/16
 日本 日銀金融決定会合
   日本 黒田日銀総裁 記者会見
 日本 インベスコ、CHCAD 各決算
  米  5月小売売上高
  米  5月鉱工業生産
  米 パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に一度の議会証言
  米 オラクル、レナー 各決算
  英 5月失業率
  独 6月ドイツZEW景況感指数
 6/17
 日本 5月貿易収支
 日本 5月訪日外客数
 日本 巴工業、電業社 各決算  
  米 パウエルFRB議長、下院金融委員会で半期に一度の議会証言
  米 5月住宅着工件数 
  米 クリーブランド連銀総裁、オンライン講演
  露 ロシア第1四半期GDP
 ブラ ブラジル中銀政策金利
  世 OPEC月報
 6/18
 日本 東京都知事選告示
   日本 西松屋、プレミア投 各決算
  米 5月景気先行指数
  米 6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
  米 新規失業保険申請件数(~5/13迄の週)
  米 クローガー 決算
  米 クリーブランド連銀総裁、オンライン講演
  NZ 第1四半期GDP
  豪 5月雇用統計
 イン インドネシア中銀政策金利
 EC ECB経済報告
  英 中銀政策金利
  世 OPECプラス共同閣僚監視委員会開催
 6/19 
 日本 5月消費者物価指数 
 日本 凸版印、クミアイ化学、プロシード、ソッフトウエアサー 各決算
  米  第1四半期経常収支
  米 大統領、選挙集会再開
  米 ボストン連銀総裁、オンラインセミナー参加
  米 FRB議長、ビデオ会議参加
  露 ロシア中銀政策金利
 EU EU首脳会議

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/12)
 今日のNY為替市場でドル円は107円台半ばでの小幅な振幅が続いた。
 ただ、市場全体の動きは大きい。前日は感染第2波へと景気回復への不安
 感が強まり、米株式市場でダウ平均が1800ドル急落するなどリスク
 回避が強まっていた。きょうはその反動もあって米株は買い戻しを強めて
 始まったが、買いが一巡すると次第に戻り売りが強まり、上値はなお重い
 印象もある。

 昨日の急激なリスク回避は一服しているものの、その雰囲気は依然として
 続いているようだ。為替市場ではドル高・円高が見られ、その中でドル円
 107円台で安定している状況。

 ドル円は前日の106円台半ばからは買い戻されてるものの、なお上値は
 重い印象。一方、下押す動きもない中で再び107円台のレンジ相場に戻
 っているようだ。目先は21日線が107.85円に来ており、上値メド
 として意識される。

 ユーロドルはNY時間に入って戻り売りを強め、一時1.12ドル台前半
 まで下落。きょうは4月のユーロ圏鉱工業生産が発表されていた。前月比
 17.1%の低下となったが、この結果を受けてエコノミストの一部からは、
 今回の結果は4-6月のGDPが12%縮小することを示唆しているとの
 指摘も聞かれた。前年比では28.0%の落ち込みとなり、1990年代
 半ばの水準に戻ったとしている。

 ポンドドルは戻り売りを加速させ、1.24ドル台に一時下落。きょうの
 下げで200日線を下放れる動きが見られており、1.2540ドル付近に
 来ている100日線も下回る場面も見られている。テクニカル的には来週
 以降の動きが警戒される。

 EUとの貿易交渉に大きな動きが出ており、ゴーブ英国務相は、今年末に
 期限を迎える移行期間の延長を行わないと正式に表明した。英国とEUは
 協議の加速で合意しており、両者は7月に毎週協議を実施するとしている。

 来週はジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長が15日に会談を
 行うが、そのことを確認するものと思われる。

 ただ、ネガティブな見方も少なくない。お互い譲歩は困難と見られており、
 協議は難航が予想される。7月で決着がつかなければ、それ以降も協議は
 継続されるものと思われる。これまでの経緯からすれば、結果が出るのは
 年末ぎりぎりとの見方もあるようだ。それまでは合意なき離脱のリスクが
 常につきまとい、ポンドの上値を圧迫する可能性もありそうだ。
 https://fx.minkabu.jp/news/147575

 米国債利回り
 2年債        0.191(-0.006)
 10年債      0.710(+0.041)
 30年債      1.462(+0.060)
 期待インフレ率  1.203(-0.004)
           ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場、前日に急速に強まったリスク回避の雰囲気は一服し、
 米株も反発する中で米国債利回りも上昇した。ただ、先行きに対する不透明
 感も強まっている中で利回りは上げ幅を縮小する場面もみられた。一方、
 2年債利回りは下げている。

 10年債は0.70%台を回復した一方、2年債は0.18%台に一時低下。
 2-10年債の利回り格差は+51(前営業日+46)にスティープ化。
 https://fx.minkabu.jp/news/147574

3.NY株式市場 結果(6/12)
 NY株式12日
  ダウ平均     25605.54(+477.37 +1.90%)
  S&P500      3041.31(  +39.21 +1.31%)
  ナスダック      9588.81(  +96.08 +1.01%)
  CME日経平均   22260     (大証比:+120 +0.54%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は反発。前日のダウ平均は1800ドル急落
 するなど、過熱感の高まっていた株式市場は一斉に冷水をかけられた格好と
 なっていた。きょうは値ごろ感からの買い戻しが入り、ダウ平均は寄り付き
 直後に800ドル超上昇する場面も見らえれた。ただ、買い一巡後は戻り売
 り圧力も強まり、ダウ平均は一時マイナスに転じる場面もみられている。

 経済再開とその後の回復への期待感だけでダウ平均は3月の安値から50%
 近くも上昇している。ナスダックに至っては1万ポイントを回復し最高値を
 更新していた。急落のきっかけは感染第2波だが、モメンタムだけでファン
 ダメンタルズがない相場だっただけに調整はやむなしといった指摘も聞かれる。

 前日は大幅安となったものの、それでもダウ平均は3月安値から35%高い
 水準にあり、まだ調整余地はあるとの声もあるようだ。
 
 航空やクルーズ、銀行、産業、エネルギーが買い戻された一方、IT・ハイ
 テク株は下げに転じるものもありまちまち。

 ダウ採用銘柄ではボーイングやダウ・インク、レイセオンが上昇したほか、
 ゴールドマン、IBM、シスコシステムズ、シェブロンが上昇。
 一方、ウォルマート、インテルが下落。

 ナスダックも反発。戻り売りに押され下げに転じる場面が見られたものの、
 引けにかけてプラスに転じている。アップルやエヌビディア、AMDが上昇。
 一方、アマゾンやネットフリックス、ズームビデオが下落。テスラも続落。

 アドビが上昇。3-5月期(第2四半期)決算を発表しており、1株利益は
 予想を上回った。クリエイティブおよびデジタルメディア部門の業績が好調。

 ヨガウエアのルルレモンが下落。2-4月期決算を発表しており、1株利益、
 売上高とも予想を下回った。オンライン販売は2倍近くに急増したものの、
 店舗閉鎖の影響を穴埋めできなかった。

 レンタカーのハーツ・グローバルが急伸。同社は破産法11条の適用を申請、
 経営再建を目指しているが、このところの株価上昇の機を捉え、最大10億
 ドル相当の新株発行増資を破産裁判所に要請している。

 天然ガスのONEOKが商いを伴って4日続落。1株32ドルで2600万株
 の増資を発表した。調達した資金は債務返済や設備投資に使用するとしている。

 サウスウエスト航空も上昇。きょうはアナリストの投資判断引き上げも伝わっ
 ており、「買い」に引き上げた。

 アパレルのPVHが下落。2-4月期(第1四半期)決算を発表して、1株
 損益は予想以上の赤字となった。ガイダンスは公表しなかったものの、パンデ
 ミックの影響はかなり続くことが予想され、第2四半期の売上高の減少は第1
 四半期よりも厳しいとの認識を示した。
 https://fx.minkabu.jp/news/147570

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/12)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=36.26(-0.08 -0.22%)

 NY原油の期近は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が
 前日比0.08~0.06ドル安。
 その他の限月は0.46ドル安~0.03ドル高。

 米国の一部の州で新型コロナウイルスの流行が拡大していることが引き続き
 嫌気された。石油需要の回復見通しが曇っている。従来のパンデミックの
 中心地であるNY州では新規感染者が減少傾向にある反面、カリフォルニア
 州やテキサス州、フロリダ州、ノースカロライナ州などで新規感染者が拡大
 している。

 前日大幅安となった流れを引き継ぎ、時間外取引序盤に7月限は34.48
 ドルまで下落したが、その後は売りが一巡し下げ幅を消した。
 プラス転換すると通常取引序盤には36.99ドルまで上昇。ただ、上値は
 重く、マイナス圏に押し戻されて引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/147573

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1737.30(-2.50 -0.14%)

 金8月限は反落。新興国を中心に新型コロナウイルスの流行が強まっている
 事で世界経済の回復期待が曇っているものの、前日に急落した米株式市場の
 下げが続かなかったことから金は売りに押された。ドルインデックスが続伸
 したことも重し。
 https://fx.minkabu.jp/news/147571


     
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6月第2週 相場展望と予定

2020-06-07 23:56:10 | 相場展望

     歓迎カエル
6月第1週~の日経平均は、大きく上昇した。欧米市場の経済再開の
動きで、景気回復が期待される中、世界各国の株式市場が堅調に推移。
その流れから日経平均は、週後半にかけ過熱感あるものの、週を通し
上昇(5連騰)続ける強気相場となった。

米国での黒人差別デモと暴動、コロナ制限解除に伴う2次感染リスク
ある中、期待感が嫌気感を駆逐した格好でした。

また5/Mまでドル円相場が107円台でも、6月に入り109円台
の円安にシフトしており、相場上昇の追い風になりました。

結局、日経平均は週間で985円上昇(↑4.51%)22863円

さて、6月第2週(6/8~6/12)主なイベントと予定は下記の通り。

明日からの日経平均は、週末発表の5月米雇用統計が、予想外の雇用増、
失業率改善となり、米債利回り上昇と共に円安圧力。また、資源国通貨に
とって、原油相場の回復も続きそうで、相場の追い風が期待できそうだ。

ただ、週明け23000円回復も、ここまでの上昇で、経済活動の再開
から期待した動きが先行して押し上げた面も否めない。6/12控える
メジャーSQに向け、スピード調整も想定しておく事も必要と思われる。

国内は、東京の緊急事態宣言解除後の感染者数の増加がみられ、この水準
で落ち着くか注目です。

一方、米では、6/10のFOMCとパウエルFRB議長のコメントに
注目です。

国内での感染状況が一服状態なら、相場は23000円台上のもみあいを
想定したい。

日経平均、6月第2週(6/8~6/12)は22700円 ~23400円 
程度を想定しています。

1.6月第2週(6/8~6/12)主なイベントと予定
 6/8
 日本 第1四半期GDP改定値
 日本 5月企業倒産件数
 日本 5月景気ウォッチャー調査
 日本 学情、ユニプレス、萩原工業 各決算
  米 NY市、経済活動一部再開へ
  米 国債入札 3年債(440億ドル)
  独 4月鉱工業生産指数  
 EU ラガルドECB総裁、欧州議会公聴会参加
  世 世銀、世界経済見通しに関する報告書
 6/9
 日本 日銀、新型コロナウイルス感染症対応の金融支援特別オペ
 日本 5月工作機械受注
 日本 ロック・フィールド、gumi、三井ハイテク、フォーバル、シルバー
    ライフ 各決算
  米 FOMC(~6/10)
  米 4月求人件数
  米 ティファニー 決算
  米 国債入札 10年債(290億ドル) 
 EU EU財務相理事会
  世 OPEC総会
 6/10
 日本 5月国内企業物価指数
 日本 4月機械受注
 日本 RIZAP、アセンテック、アネスト岩田、丹青社、 
  米 FOMC
  米 経済予測公表
  米 パウエルFRB議長記者会見
  米 5月消費者物価指数
  米 国債入札 30年債(190億ドル) 
 中国 5月消費者物価指数
 中国 5月生産者物価指数
  世 OECD経済見通し
 6/11
 日本 4~6月期大企業製造業景況判断
 日本 神戸物産、チムニー、ラクスル、ACCESS、鎌倉新書、ドーム 各決算
  米 5月生産者物価指数
  米 新規失業保険申請件数(~6/6までの週)
  米 アドビ 決算
 EU ユーロ圏財務相会合
 6/12
 日本 メジャーSQ
 日本 4月鉱工業生産
 日本 サイボウズ、高砂熱、NJS、稲葉製、シーアールイー、エニグモ、巴紙
    PI、サンバイオ、ヤーマン、CASA、やまや 各決算
  米  5月輸入物価指数
  米 6月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/5)
 今日もNY為替市場でドル円は買いが強まり、一時109.85円近辺
 まで上昇した。心理的節目である110円をうかがう展開を見せている。
 引き続きリスク選好の雰囲気が強まる中で、朝方発表の米雇用統計が予想
 外に強かったことがドル円を押し上げた。

 非農業部門雇用者数(NFP)は250万人増と予想外に増加に転じた
 ほか、失業率も13.3%と予想外に前回から低下した。各州が段階的
 に経済再開を実施する中で、米新規失業保険申請件数が示す以上に企業は
 採用を早めたようだ。

 特にレジャーやホスピタリティ、バーやレストランの雇用増加が顕著に
 見られる。その分野では約120万人の雇用増が見られ、NFP増加幅の
 約半分を占めた。前回は750万人減少していたが、その反動が出た様だ。

 今回の予想外に強い米雇用統計を受けて、米株式市場は大幅に上昇し、
 リスク選好の雰囲気を加速させている。ダウ平均は一時1000ドル超
 上昇する場面も見られた。ただ、その状況下で為替市場に一部ドル買いの
 動きも見られた。きのうまではリスク選好のドル売りだったが、この所の
 ドル安に過熱感も出ている中で、米雇用統計をきっかけにドルの買い戻し
 が出たのかもしれない。

 米経済が他国以上に早期回復を見せ、FRBの緩和姿勢も他国の中銀より
 も早期に解消されるとの期待感が出ているのかもしれない。
 ドル円にとっては円安とドル高の二重の追い風となる。

 ユーロドルは1.12ドル台に伸び悩む動き。市場はリスク選好の雰囲気
 を加速させているが、ドル買いの動きも出てユーロドルは上値の重い展開
 が見られた。特にユーロの悪材料は見当たらないが、対ポンドでの売りも
 ユーロ圧迫した面もあったようだ。

 前日にECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を予想以上
 に拡大させた。 
 ECBの積極的な行動に市場はポジティブな受け止めをして、為替市場で
 ユーロ買いの反応が見られていた。ただ、一部からはユーロドルは年末に
 かけて1.05ドルに下落するとの予想も出ている。市場の地合いがいずれ
 悪化し、安全資産とされるドルに投資資金が逃避すると見ているようだ。

 また、この日の米雇用統計から米国のほうが回復が早く、いずれ、ECBと
 FRBとの金融政策の方向感の格差がユーロドルを圧迫するとの見方も出て
 いる。

 逆にポンドは買いが加速。ポンドドルは一時1.2730ドル近辺まで上昇。
 対ユーロや円でも買いが強まり、ポンド円は一時139.75円付近まで
 上昇した。

 ポンドドルはきょうの上げで200日線を一時上回って来て、来週以降の
 動きが注目される。

 気掛かりとなっていたEUとの貿易交渉だが、市場の懸念通り交渉に進展は
 無かったようだ。EUのバルニエ首席交渉官は「英国はEU離脱の際に交わ
 した約束を守っていない」と非難した。

 「全てにおいて英国は約束したコミットメントを撤回し続けている」と不満を
 あらわにしていた。ただ、リスク選好の雰囲気の中でポンドは無反応だった。
 この動きを見て、逆に交渉を警戒してショートを形成していた向きからの買い
 戻しが活発に出たようだ。

 月内にジョンソン首相とフォンデアライエン欧州委員長の会談が今月下旬に
 予定されているが、年末までの移行期間延長も含めて行方が注目される。
 ジョンソン首相はなお、延長の可能性を除外しており、ジョンソン首相がもし、
 延長しないと決断すれば、「合意なき離脱」のシナリオが再び現実化して来る。
 https://fx.minkabu.jp/news/146788

 米国債利回り
 2年債        0.204(+0.010)
 10年債      0.887(+0.063)
 30年債      1.661(+0.029)
 期待インフレ率  1.259 (+0.047)
           ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日発表の5月の米雇用
 統計が予想外の強さだったことがリスク選好の雰囲気を加速させた。新型
 ウイルス感染による米労働市場への悪影響は一時的で、今後、経済再開が
 本格化し、感染も後退が予想される中で、米労働市場は予想以上に早期に
 回復するとの楽観的な見方も出ていた。

 10年債は0.95%まで一時上昇したほか、2年債も0.23%台まで
 上昇する場面も見られた。

 2-10年債の利回り格差は+68(前営業日+62)。
 https://fx.minkabu.jp/news/146787 

3.NY株式市場 結果(6/5)
 NY株式5日
 ダウ平均        27110.98(+829.16 +3.15%)
 S&P500       3193.93(  +81.58 +2.62%)
 ナスダック       9814.08(+198.27 +2.06%)
 CME日経平均先物  23140  (大証比:+270 +1.17%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は大幅に5日続伸。寄り付きから買いが先行
 し、ダウ平均の上げ幅は一時1000ドルを超えた。取引開始前に発表にな
 った5月の米雇用統計が予想外の強さだったことがリスク選好の雰囲気を
 加速させている。非農業部門雇用者数(NFP)は250万人増と予想外の
 増加となったほか、失業率は13.3%と予想外に前回から低下した。

 各米州が段階的に経済再開を実施する中で、予想以上に企業の採用が数多く
 出たようだ。特にレジャーやホスピタリティ、バーやレストランの雇用増加が
 顕著に見られている。その分野の雇用は約120万人増加しており、NFPの
 増加幅の約半分を占める。前回は750万人減少していたが、その反動が出た
 面もあったようだ。

 新型ウイルス感染による米労働市場への悪影響は一時的で、今後、経済再開が
 本格化し、感染も後退が予想される中で、米労働市場は予想以上に早期に回復
 するとの楽観的な見方も出ていた。

 引き続き航空株や銀行株、産業株など新型ウイルス感染で苦戦が伝えられてた
 セクターを中心に買い戻しが膨らんでいる。IT・ハイテク株も総じて堅調だ
 が、外出規制から恩恵を受けていた銘柄には利益確定売りも見られた。

 ダウ採用銘柄は28銘柄が上昇。ボーイングが2桁の上昇となったほか、エク
 ソンモービル、レイセオン、ユナイテッド・ヘルス、JPモルガン、シェブロン
 キャタピラーが上昇。一方、ウォルマートが軟調。

 ナスダックも大幅高となった。ズームビデオは下落したものの、その他の主力
 IT・ハイテク株は総じて上昇。
 アップル、マイクロソフト、テスラ、エヌビディアが上昇。

 ビジネスコミュニケーションツールを手掛けるスラック・テクノロジーズ大幅安。
 決算を発表していたが、事業の先行き不透明を理由に通期ビリングの見通しの
 公表を見送ったことが嫌気されている模様。
 
 ワクチン開発のノババックスが上昇。
 治験中の新型ウイルス向けワクチン候補「NVXーCoV2373」に関して、
 米国防総省から契約を勝ち取ったと発表した。

 レンタカーのハーツ・グローバルが急騰。同社は破産法11条の適用を申請し
 経営再建に乗り出しているが、中古車価格が回復の兆候を見せていることが買
 戻しを誘っている模様。

 レストランの宅配を手掛けるグラブハブが上昇。欧州のデリバリーヒーロー社
 とジャスト・イート社の2社から買収提案を受け取ったと伝わった。
 https://fx.minkabu.jp/news/146785

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/5)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=39.55(+2.14 +5.72%)

 NY原油は大幅続伸。米雇用統計の発表後に、米株が急伸してリスクオンの
 動きになったことや、週末に石油輸出機構(OPEC)プラスの会合で減産延長
 に合意するとの期待から買われる展開となった。直近の高値を抜けたことで、
 チャート面からの買い意欲も強まった。また、米国の時間帯後半は、稼働中の
 原油掘削装置(リグ)数が減少していたことも好感された。
 https://fx.minkabu.jp/news/146784

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1683.00(-44.40 -2.57%)

 金8月限は急反落。時間外取引では、株高などを背景に戻りを売られて軟調と
 なった。日中取引では、米雇用統計の予想以上の改善を受けて急落し、4月
 21日以来の安値1671.7ドルを付けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/146782


   
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6月第1週 相場展望と予定

2020-05-31 23:57:47 | 相場展望

     歓迎カエル  
5月最終週~の日経平均は、月間で2か月連続上昇した。米欧での経済
活動再開への動きが広がる中、週明け国内で緊急事態宣言が全面解除見
通しとなり、また第2次補正予算への期待が先行して上昇傾向が継続し
相場の好材料となった。また、円高一服も相場を下支えした。

世界の多くの市場、株式相場は経済活動再開から、上昇トレンドだった。

結局、日経平均は週間で1489円上昇(↑7.31%)21877円。

さて、6月第1週(6/1~6/5)主なイベントと予定は下記の通り。

明日からの日経平均は、5/E迄の上昇で、スピード調整によるもみあい
になる可能性が大きいと思われる。経済活動の再開から、期待した動きが
先行して押し上げた面も否めない。コロナ暴落の買い戻しが、継続するか
バリュー株の動向が注目されます。
まず、2/26以来の22000円台への回復が期待されます。

国内は、緊急事態宣言解除後の感染者数の推移が、このまま維持できるか
東京、北海道、北九州市の動向に注目です。

一方、米経済指標で、6/1の5月ISM製造業景況指数、6/3の5月
非ISM製造業景況指数、5月ADP雇用統計と週末の雇用統計に注目。

米中のコロナを巡る争いのある中、香港の国家安全法制導入が全人代で可決
された事をきっかけに、米国から通商面の制裁と中国の対応が相場懸念材料
として意識されそうである。

国内での感染状況が一服状態なら、首都圏の休業要請していた業種の解除も
増え、相場は、22000円台を挟んでもみ合いしそうである。

日経平均、6月第1週(6/1~6/5)は21700円 ~22300円 
程度を想定しています。

1.6月第1週(6/1~6/5)主なイベントと予定
 6/1
 日本 オリバー、ワットマン 各決算   
    日本 5月製造業PMI
  米 5月ISM製造業景況指数
 中国 5月財新製造業PMI
 6/2
 日本 日精工 決算
  米 5月自動車販売
 韓国 第1四半期GDP
  豪 中銀政策金利
 6/3
 日本 5月サービス業PMI
 日本 ウチダエスコ、内田洋 各決算 
  米 5月ADP雇用統計
  米 4月製造業新規受注
  米 5月ISM非製造業景況指数
  加 ティフ・マックレム氏、カナダ中銀総裁に就任
 中国 5月財新サービス業PMI
  豪 第1四半期GDP
  独 4月ドイツ失業率
 EU 4月ユーロ圏失業率
 6/4
 日本 ピジョン、積水ハウス、ケーヒン、アインHD,空港ビル 各決算
  米 4月貿易収支
  米 ブロードコム 決算
 EU 4月ユーロ圏小売売上高
    EU 5月ユーロ圏サービス業PMI
 EU ラガルド総裁の記者会見 
 6/5
 日本 4月家計支出
 日本 4月景気動向指数 速報値
 日本 東芝、日駐、鳥貴族、トップカルチャ 各決算 
  米 5月雇用統計
  米 ティファニー、ギャップ 各決算

2.NY市場 為替/債券 各結果(5/29)
 NY市場は午前中ドル安円安の動きが広がった。ドル円は東京市場で
 107円台前半に落とした流れを受けてNY朝に107円09銭を付ける動きが
 見られたが、昼頃には107円80銭超えまで上昇。
 クロス円の買いも優勢で、ポンド円がロンドン市場での131円70銭台
 から133円46銭まで大きく上昇。

 ユーロ円もロンドン市場で付けた118円80銭台から119円90銭近辺までと、
 120円を意識するところまで買いが入った。

 月末のロンドンフィックスにかけての外貨買い円売りが入ったとみられ、
 ポンドドルはロンドン市場の1.2290近辺から1.2394まで上昇。
 ユーロドルはやや頭が重かったものの、1.11台前半でのもみ合い。

 ロンドンフィックス時間を過ぎると一転してクロス円は調整が入る展開。
 ポンド円は132円70銭台まで一気に落とすと、その後のもみ合いを経て、
 一時132円50銭割れまで。ユーロ円も119円50銭台まで値を落とす場面が
 見られた。
 
 一方NY午後はドル買いも優勢に。パウエルFRB議長が改めてマイナス金利
 を否定した事、中国に対する厳しい姿勢を示すと見られたトランプ大統領、
 中国への批判はしながらも即時かつ具体的な制裁には踏み込まなかった事
 などが、ドルの買いを誘った。

 ユーロドルは1.1080近辺までユーロ売りドル買いが進行。
 ポンドドルは1.2290台までと高値から100ポイントの下げとなった。

 ドル円はロンドンフィックス後のクロス円の売りにも下げが限定的で、
 下値しっかり感を示すと、引けにかけてドル買い円売りが広がり、
 107円80銭台の高値圏で週の取引を終えた。
 https://fx.minkabu.jp/news/146011

 米国債利回り
   2年債           0.160(-0.010)
 10年債      0.653(-0.037)
 30年債      1.406(-0.046)
 期待インフレ率  1.143(-0.035)
           ※期待インフレ率は10年債で算出

 米中対立の激化への懸念などから、米国債は若干買いが優勢となった。
 ベンチマークとなる10年債利回りはNY朝の0.68%台から0.6412%まで
 下落し、0.65%台で引けている(利回り低下=債券価格上昇)。

 パウエルFRB議長のWEB討論会では、これまで同様にマイナス金利について
 米国にとっては適切ではないと否定的な姿勢を示した。今後について、
 財政支援が必要で、金融政策だけでは不十分という姿勢を示し、債券価格
 を支える格好に。 
 
 トランプ大統領の会見では、中国への不満が見られたものの、即時の制裁
 発動には至らず慎重な姿勢が見られ、影響は限定的に。
 https://fx.minkabu.jp/news/146012

3.NY株式市場 結果(5/29)
  NY株式29日
  ダウ平均     25383.11( -17.53 -0.07%)
  S&P500      3044.31( +14.58 +0.48%)
  ナスダック    9489.87(+120.88 +1.29%)
  CME日経平均   21950   (大証比:+140 +0.64%)
 
 
 ダウ銘柄数ではプラスが優勢に。ゴールドマンサックスが昨日に続いて
 大きく売られた。JPモルガンチェースも大きな下げに。航空宇宙大手
 レイセオン・テクノロジーズは4%超の下げに、航空大手ボーイングも
 値を落としている。
 ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツなどが上昇。

 ナスダックは前日終値を挟んでの振幅が続いたが、夕方にかけて買いが
 広がる展開となった。
 GAAFA関連では朝から比較的強かったエヌビディアとテスラが大きく
 上昇。一昨日、トランプ大統領が自身のツイートに対して真偽を確認する
 ようにとのチェックが入り、強い批判を浴びせたツイッターは今日も売りが
 優勢に。

 その他銘柄で、昨日のダラーツリーに続いて、米国版百均大手ダラーゼネラル
 4%の上昇。シトリクスやキーサイトなど情報関連も強い。傘下のジェフリー
 の閉店などで昨日値を落としたシアトルが本部の百貨店大手ノードストローム
 10%を超える大幅安に。
 https://fx.minkabu.jp/news/146001

4.NY市場 原油先物7月限/金先物8月限 各結果(5/29)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=35.26(+1.55 +4.60%)

 NY原油は時間外取引では米中の対立からリスクオフの動きが先行し、
 軟調に推移。日中取引の開始後もその流れを引き継いだ。しかし中盤
 から押し目買いが優勢となり、午後にトランプ米大統領が会見を行っ
 たが、中国への即時経済制裁についての表明をしなかったことで買い
 安心感が広まった。また米国内の掘削装置の稼動数の減少継続から地
 合いを引き締め、終盤にかけて一段高となり、期近7月限は35ドル台
 半ばから後半での取引となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/146005

 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1751.7(+23.4 +1.35%)

 金8月限は大幅続伸。時間外取引では、米中の対立に対する懸念が強く、
 買いが優勢となり、10ドルを超える上げ幅を維持。
 日中取引で、トランプ米大統領が中国に関する会見を午後に控えている
 ことから一段と緊張が高まり、金のリスクヘッジからの買いが強まった。

 ドル安警戒感も買いを促した。5月の最終商いで買い戻しの動きもあり、
 1,750ドルの節目を試し、この日の高値圏で引けた。
 https://fx.minkabu.jp/news/146003

 
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5月最終週 相場展望と予定

2020-05-24 23:56:32 | 相場展望

     歓迎カエル
5月第4週18日から日経平均は、上昇した。米欧主要国でロックダウン
の緩和・解除の動きが相次いでおり、経済再開への期待感が広がった事が
相場に好材料となった。また、円高一服も相場を下支えした格好だった。

世界の多くの市場で、株式相場は経済再開から、前週比上昇していた。

結局、日経平均は週間で350円上昇(↑1.75%)20388円でした。

さて、5月最終週(5/25~5/31)主なイベントと予定は下記の通り。

新型コロナウイルス対策に関する緊急事態宣言で、先の39県に続いて京都、
大阪、兵庫の関西3府県で緊急事態宣言を解除した。宣言が継続してる東京、
埼玉、千葉、神奈川の首都圏4都県と北海道は、新たな感染者数、医療体制
検査体制を総合的に判断すると、期限前の25日に解除される可能性が高い。

3/6以来の21000円台へタッチする場面があるように思います。

一方、米中のコロナを巡る争いや中国での全人代で、経済成長見通しを示せ
ない事、香港へ介入する法案を可決する懸念が新たに浮上しています。

ただ、日米共に経済活動の再開ピッチが速まってきた事、国内での2次補正
予算案方針も相場上昇の牽引役となるように思います。

日経平均、5月最終週(5/25~5/29)は20350円 ~21000円 
程度を想定しています。

1.5月最終週(5/25~5/31)主なイベントと予定
 5/25
 日本 緊急事態宣言の解除予定
 日本 3月景気動向指数 改定値
 日本 郵船、清水建設、王子HD、味の素、THK、H20リテイル、名鉄
    ベネッセ、特殊陶、日立化成、モスフード 各決算  
  米  休場(メモリアルデー祝日)
 中国 全人代(~5/28)
  独 5月IFO景況感指数
  英 休場(バンクホリデー祝日)
 5/26 
 日本 3月全産業活動指数
 日本 コニカミノルタ、出光興産、DOWA、東芝テック、いすゞ、スズキ
    ヤマハ、西武HD、理ビタミン、DyDo 各決算
  米 4月シカゴ連銀全米活動指数
  米 4月新築住宅販売件数
  米  3月20都市住宅価格指数
  米 5月消費者信頼感指数
  米 ミネアポリス連銀総裁、討論会参加
  独 6月GFK消費者信頼感
 5/27
 日本 第2次補正予算案を閣議決定
 日本 ダイセル、電通、三菱マ、リクルート、KYB、ワタミ 各決算
  米 ベージュブック
  米 HPインク、ラルフローレン 各決算
  米 国債入札 2年債(440億ドル)
         5年債(450億ドル) 
 中国 4月工業利益
 5/28
 日本 メニコン、東レ、大塚HD,DMG森精、住友重、日立建、丸井G
    ヒロセ電、小糸製、二コン、三谷商 各決算
  米 第1四半期GDP改定値
  米 新規失業保険申請件数(~5/23日までの週)
  米 4月中古住宅販売仮契約
  米 セールスフォース、ダラー・ゼネラル、ダラー・ツリー、ノードストローム
    コストコ 各決算
  米 国債入札 7年債(380億ドル)
  米 NY連銀総裁、討論会参加
 台湾 第1四半期GDP
 韓国 中銀政策金利
  EU 5月ユーロ圏業況判断指数
 5/29
 日本 4月有効求人倍率
 日本 4月完全失業率
 日本 4月住宅着工戸数
 日本 4月建設工事受注
 日本 4月小売売上高    
 日本 4月百貨店売上高
 日本 4月スーパー売上高
 日本 5月消費者態度指数
 日本 5月東京都消費者物価指数
 日本 LIXIL、三井金、グローリー、日立、ヤマハ発、オリンパス
    洋缶HD、戸田建、住友林、トリケミカル 各決算
  米  4月個人所得/個人支出
  印 第1四半期GDP
 ブラ 第1四半期ブラジルGDP
 5/31
 中国 5月製造業PMI
 中国 5月非製造業PMI
 中国 5月コンポジットPMI
 
2.NY市場、為替/債券 各結果(5/22)
 NY時間の終盤に入ってドル円は107.60円近辺での推移となっている。
 今日のNY為替市場でドル円は、これまでと変わらず107円台でのレンジ
 取引に終始している。東京時間107.35円付近まで値を落としたものの、
 NY時間にかけてやや買い戻されている。ただ、情勢に変化は見られず、
 108円台を試そうという動きまでは見られていない。

 今日も米株式市場は上げが一服。ここに来て香港問題が再浮上している様だ。
 中国では今日から全国人民代表大会(全人代)が始まったが、李克強首相は、
 新型ウイルスの情報を中国が隠蔽したとするトランプ政権に反論したほか、
 香港で国家安全を維持するため国家安全法案を提議した。報道で5月28日
 に採決が行われる見通しのようだが、法案が成立すれば、香港のデモを抑制
 する中国政府の取り組みが大幅に強化される。

 この動きを米国がけん制しており、トランプ大統領は「香港に関して適切な
 時期に声明を発表する」と述べていたほか、米上院議員らが香港を巡り中国
 に制裁を科す法案を提出するとも伝わっている。香港を巡って米中対立が更
 にエスカレートするようであれば、市場もネガティブな反応が警戒される。

 今日は日銀が臨時会合を開き、中小企業支援のため、30兆円規模の新たな
 資金供給策を決定した。すでに実施している社債購入等を加え、日銀の資金
 繰り支援策は最大75兆円規模になる。基本的には信用保証協会の保証認定
 を受けた融資を手掛ける金融機関が対象だが、信用保証のない中小企業向け
 融資の一部も対象。中小企業取引が多い系統金融機関も利用できる。今回の
 支援策への評価は高い様だが、事前に報道が伝わっていた事で、新たな材料
 もなかったことから、ドル円の反応も限定的だった。

 ユーロドルは戻り売りに押され1.08ドル台に下落。ドイツとフランスから
 提案で5000億ユーロ規模の復興基金設立への期待から、今週ユーロドルは
 買い戻しが優勢となっていた。強い上値抵抗となっている1.10ドルを瞬間
 的に回復する場面も見られたが、結局、上昇トレンドは形成できずに伸び悩む
 展開となっている。21日線が1.0870ドル近辺に来ており、目先の下値
 サポートとして意識される。

 きょうはECBが4月理事会分の議事要旨を公表していた。理事らは、迅速
 な回復はもはやあり得ず、6月に入手できる新たな情報次第で追加措置が必要
 になるとの認識で一致した。
 ただ、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が負の連鎖に進む可能性
 を抑えたとの考えを示してる。6月の理事会での新たな情報から必要であれば
 追加緩和の可能性にも言及した。次回会合は6月4日に開かれる。

 ポンドドルは下値模索が続き1.2160ドル付近まで下落する場面も見られた。
 ポンドについては2つの重要な重石がある。1つは英中銀で、6月に追加の量的
 緩和(QE)が予想されている。英中銀も否定していない。また、6月可能性は
 低いかもしれないが、マイナス金利の採用も視野にあるようだ。ベスリー英中銀
 総裁は今週の議会証言で否定はしていなかった。

 もう1つはEUとの貿易交渉。6月末でEU離脱の移行期間延長の締め切りが迫
 っている。最終期限である12月まで延長するものと思われるが、それまで何ら
 かの進展が期待されている。しかし、協議は難航している様で、場合によっては、
 「合意なき離脱」のキーワードが再浮上しそうな情勢だ。
 https://fx.minkabu.jp/news/145253

 米国債利回り
  2年債        0.168(+0.002)
  10年債      0.659(-0.013)
  30年債      1.371(-0.016)
  期待インフレ率  1.110(-0.015)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で10年債利回りは小幅に低下。きょうはリスク選好動きが
 一服しており、利回りも下げている。米中対立激化への懸念も重石に。

 なお、今日はメモリアルデーの3連休を控えて、午後2時迄の短縮取引となった。

 2-10年債の利回り格差は+49(前営業日+51)。 
 https://fx.minkabu.jp/news/145259

3.MY株式市場 結果(5/22)
 NY株式22日
  ダウ平均       24465.16(  -8.96 -0.04%)
  S&P500      2955.45( +6.94 +0.24%)
  ナスダック      9324.59(+39.71 +0.43%)
  CME日経平均   20555     (大証比:+195 +0.95%)

 今日のNY株式市場でダウ平均は横ばい。明日から3連休を控えて、今週の
 上げのポジション調整が出ている模様。そのような中で米中対立への懸念が
 強まっており、週前半に見られた経済再開への期待感に伴う買いは一服してた。

 中国ではきょうから全国人民代表大会(全人代)が始まっているが、李克強
 首相は、新型ウイルスの情報を中国が隠蔽したとするトランプ政権に反論した
 ほか、香港で国家安全を維持するための国家安全法案を提議した。

 報道では国家安全法は5月28日に採決が行われる見通しの様だが、国家安全
 法が成立すれば、香港のデモを抑制する中国政府の取り組みが大幅に強化される。

 この動きを米国がけん制しようとしており、トランプ大統領は「香港に関して
 適切な時期に声明を発表する」と述べていたほか、米上院議員らが香港を巡り
 中国に制裁を科す法案を提出するとも伝わっている。香港を巡って米中対立が
 更にエスカレートするようであれば、株式市場もネガティブな反応が警戒される。

 一方、経済再開への期待は根強く、先行きは不透明ながらも、今のところ感染
 第2波までは確認されておらず、市場には楽観ムードが温存されている。売り
 一巡後はIT・ハイテク株中心に買い戻しも入り、ナスダックはプラス圏を回復
 したものの、ダウ平均は前日付近までの戻りで止まっている。

 ここ数日、利益確定売りに押されていたワクチン開発のモデルナが反発。
 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が同社の開発する新型ウイルス向け
 のワクチンに楽観的な見方を示したことが買い手掛かりとなっている模様。

 ダウ採用銘柄では、シェブロン、キャタピラー、ボーイングが下落したほか、JP
 モルガン、アメックス、ジョンソン&ジョンソンが軟調。一方、トラベラーズ、
 P&G、ユナイテッド・ヘルスが堅調。

 ナスダックはプラス圏。決算を受けてエヌビディアが上昇した他、アルファベット、
 アップルが堅調。一方、テスラ、ネットフリックス、アマゾンが軟調。

 エヌビディアは2-4月期決算を発表し、売上高は予想の範囲内だったものの、
 1株利益は予想を上回った。ネットインフラへの投資が急拡大し、データセンター
 部門が好調だったことや、ゲーム部門の需要も急増した。四半期配当は維持して
 いる。

 ウェブデータ分析用ソフトウエア開発のスプラングが大幅高。2-4月期決算を
 発表し、1株利益は予想範囲内ではあるが赤字となり、売上高は予想を下回った。
 決算発表直後は時間外で株価は下落していたものの、クラウド部門の売上高が前年
 比で80.7%急増しており、買い戻しが膨らんでいるようだ。

 クラウド電話APIのトゥイリオが上昇。ニューヨーク市の情報技術通信局が、
 新型ウイルス感染追跡プログラムで、クラウドベースでの「トゥイリオFlex」
 を使用し、ショートメッセージと音声通話を使ったコミュニケーションセンターを
 展開すると、同社が発表したことが買い手掛かり。

 HPエンタープライズが大幅安。2-4月期決算を発表して、1株利益、売上高
 とも予想を下回った。

 会員制倉庫店のBJ’sホールセールクラブが。2-4月期決算を発表して、既存店
 売上高が前年比27%増と予想を大きく上回った。
 https://fx.minkabu.jp/news/145255

4.NY市場 原油先物7月限/金先物6月限 各結果(5/22)
 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=33.25(-0.67 -1.98%)

 NY原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月が前日比0.69~
 0.67ドル安。その他の限月は0.67~0.21ドル安。

 22日から始まっている中国の全国人民代表大会で、香港に対する国家安全法が
 整備される見通しであることから中国と主要国の対立懸念が高まり、石油需要の
 回復見通しを曇らせた。国家安全法によって香港の民主主義や人権がさらに失わ
 れようとしており、トランプ米大統領はこれが導入されるなら強力に対処すると
 しているほか、英国、豪州、加の外相は懸念を示す共同声明を発表した。週末から
 メモリアルデーを含めた3連休となる事も調整売りを誘った。ただ、安値からは
 大きく切り返し引けた。

 時間外取引で7月限は急落。一時30.72ドルまで下げた。ただ、売りが一巡
 すると下げ幅を縮小し、通常取引開始後も安値からの切り返しが続いた。
 https://fx.minkabu.jp/news/145257

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1735.50(+13.60 +0.79%)

 金6月限は反発。中国が香港に対する国家安全法の制定を進め、民主主義や人権が
 さらに失われようとしているなかで、主要国と中国との摩擦が強まっている事から
 逃避的な買いが入った。トランプ米大統領は国家安全法が導入されるなら、強力に
 対処するとして居るほか、英国、豪州、カナダの外相は懸念を示す共同声明を発表
 した。

 米国の制裁を無視して、イランから燃料を積載したタンカーがベネズエラに向かっ
 ており、近日中に到着する予定であることから米国と反米国家の対立が先鋭化する
 可能性がある事も金相場を押し上げた。報道によると、ベネズエラ領海に入った後
 同国の戦艦がイランからのタンカーを護衛するもよう。
 https://fx.minkabu.jp/news/145258


 
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5月第4週 相場展望と予定

2020-05-17 23:56:35 | 相場展望

     歓迎カエル
5月第3週の日経平均は、下落となった。新型コロナのパンデミックは、
欧米で高止まりして、経済再開が一部で始まった。パンデミックの波は
南半球の国々へ移動する傾向が見られた。新型コロナウイルス責任を巡り
米中関係の緊張が高まり、感染第2波に対する警戒感の高まっている。

NY株式市場は弱含みの傾向で、日経平均は5/14に節目20000円
を割り込んだが、緊急事態宣言が39県で解除と、経済の再開という希望
もあり、週末に何とか、節目20000円台を回復して終了した。

結局、日経平均は週間で141円下落(↓0.70%)20037円でした。

さて、5月第4週(5/18~5/22)主なイベントと予定は下記の通り。

5/14に緊急事態宣言の39県の解除があり、5/21に北海道、首都圏
京阪神での一部解除があるか、注目されます。第2波に注意しながら、自粛
要請の一部解除は、経済再開の狼煙となり、閉塞感からの脱却に繋がります。

また、第2次補正予算の編成方針を示した事で、経済活動の正常化への期待
感が東京市場の相場の下支えになり、新型コロナウイルスの感染数の減少が
進み、8都道府県で規制緩和が実施されれば、マーケットムードに日差しが
差し込むかもしれません。

日経平均、5月第4週(5/18~5/22)は19900円 ~20600円 
程度を想定しています。

1.5月第4週 主なイベントと予定
 5/18
 日本 第1四半期DP速報値
 日本 3月第三次産業活動指数 
 日本 ソフトバンクG、パナソニック、SUBARU、テルモ、コマツ、太陽HD、
    住友ペ、日本ユ二、栗田工、各決算
  米 5月NAHB住宅市場指数
 5/19
 日本 3月鉱工業生産・確報値
 日本 シャープ、日揮、住友電、ソニーFH、古河電、三菱自 各決算
  米 4月住宅着工件数
  米 パウエルFFRB議長・ムニューシン米財務長官、上院銀行委員会で証言
  米 ボストン連銀総裁、オンライン討論会参加
  米 ウォルマート 決算
  露 第1四半期ロシアGDP
  英 4月失業率
  独 5月ZEW景況感指数
 EU 5月ユーロ圏ZEW景況感指数
 EU 財務相理事会
 5/20
 日本 4月訪日外国人客数
 日本 3月機械受注
 日本 4月首都圏マンション発売
 日本 スカイラーク、光通信、JXTG、東京海上、東急不、太平洋セ、アマダ
    アズビル、堀場製、島津、バンナム、SOMPO、MS&AD 各決算
  米 FOMC議事録(4/28、29日開催分)
  米 MBA住宅ローン申請指数(5/15迄の週)
  米 セントルイス連銀総裁、オンライン討論会参加
  英 4月消費者物価指数
 EU 5月ユーロ圏消費者信頼感指数 速報値
 5/21
  日本 8都道府県の緊急事態宣言見直し期日
  日本 4月貿易統計
  日本 日東紡、マキタ、オリックス、コスモエネ、すかいHD 各決算、
   米 4月景気先行指数
   米 5月フィラデルフィア連銀景況指数
   米 新規失業保険申請件数(~5/16迄の週)
   米 4月中古住宅販売件数
   米 パウエルFRB議長、挨拶
   米 エヌビディア、ヒューレット・パッカード 各決算
   米 NY連銀総裁、オンラインセミナー参加
   英 5月製造業PMI 速報値
   ト トルコ中銀政策金利
 南ア  アフリカ中銀政策金利
 5/22
  日本 4月消費者物価指数
  日本 富士フィルム、デサント、前田建、科研薬、東急、明治HD、カシオ、リロG
     博報堂DY、浜ゴム、アトム、コロワイド、三菱Uリース 各決算
 米 債券市場短縮取引
 中国  第13期全国人民代表大会(全人代)開幕
 中国  アリババG 決算
 NZ  第1四半期小売売上高
 アル  アルゼンチン債務再編案に関する期限
 英   4月小売売上高
 独   5月製造業PMI 速報値
  EU 5月ユーロ圏製造業PMI速報値

2.NY市場 為替/債券 各結果(5/15)
 NY時間の終盤に入ってドル円は上げを一服させているものの、107円台
   での推移を続けている。きょうのNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢と
 なり、一時107.35円近辺まで上昇した。この日発表の米経済指標は、
 小売売上高は過去最大減少となったものの、その後の鉱工業生産やミシガン
 大消費者信頼感指数が予想を上回り、ドル円は買い戻しの動きが出ている。

 特にミシガン大指数は、米政府が先月に救済策として実施の給付金が消費者の
 センチメント低下を防いだと見られ、前回から上昇したことは驚きとなった。

 きょうは米中対立激化を示す動きや報道が出ており、市場は懸念を強めている。
 ただ、下落して始まった米株式市場も買い戻しの動きを見せており、ドル円の
 フォローとなっている。本日ロンドンフィキシングにかけて実需のドル買いが
 強まったこともドル円を押し上げた。

 ユーロドルは1.0850ドル付近迄一時上昇する場面も見られ、1.0845
 ドル付近に来ている21日線に顔合わせする場面が見られた。ただ、ロンドン
 フィキシングにかけドル買いの動きが強まったことから、ユーロドルは上値を
 止められている。

 エコノミスト一部から、ユーロ圏の主要国はさらに国債を増発する必要に迫ら
 れるとの指摘が出ている。全体で1.05兆ドル追加発行が必要になるという。
 従来は8500億ユーロが見込まれていた。背景には、失業給付や税収の減少、
 追加支出といった高水準の自動安定装置が作動するためだとしている。
 ドイツは2780億ユーロ、フランス2130億ユーロ、イタリア1910億
 ユーロが追加で必要になるという。これにより、ECBはそれをファイナンス
 するため、現在の7500億ユーロの資産購入枠を拡大する可能性が高いと、
 指摘している。

 ポンドドルは1.21ドル台前半まで下げ幅を拡大し5日続落。今日の下げで
 4月安値を下回り、21日線から下放れる動きが出てる。チャートは三尊天井
 を形成しており、テクニカル的には下値警戒感を強める動きが見られている。

 ポンドの上値を重くしている要因の一つにEUとの貿易交渉がある。きょうは
 フロスト英交渉官とバルニエEU首席交渉官の会談が行われたが、フロスト氏は
 「交渉の主な障害は英国をEU規則に拘束する、いわゆる「平等な競争条件」に
 関する一連の奇抜で不均衡な提案がEUから出されていることだ」と語った。

 一方、バルニエEU首席交渉官は、「3回目の会談は期待外れで、EUは英国の
 利益のために、我々の価値を投げ売りするつもりはない」と語っていた。
 ジョンソン政権はEU離脱の期限延長を改めて否定しており、ポンドの重石と
 なっているようだ。

 ポンドドルはきょうの下げでフィボナッチ38.2%の水準を下回っており、
 早期に回復できないようであれば、1.2ドル台前半に来ているフィボナッチ
 38.2%の水準を試す可能性も高まる。
 https://fx.minkabu.jp/news/144414

 米国債利回り
  2年債        0.149(+0.002)
  10年債      0.643(+0.021)
  30年債      1.324(+0.033)
  期待インフレ率  1.090(+0.032)
            ※期待インフレ率は10年債で算出

 きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。この日の4月の米小売売上高は
 過去最大の落ち込みとなり、予想も下回ったものの、その後に発表された5月の
 ミシガン大消費者信頼感指数が予想に反して改善したことから利回りは上昇に転
 じた。
 米中対立が激化しているにもかかわらず、米株が底堅く推移したこともフォロー。

 10年債利回りは0.64%台まで一時上昇する一方、2年債は横ばい。
 2-10年債の利回り格差は+49(前営業日+47)。
 https://fx.minkabu.jp/news/144422

3.NY株式市場 結果(5/15)
 NY株式15日
 ダウ平均       23685.42(+60.08 +0.25%)
 S&P500        2863.70(+11.20 +0.39%)
 ナスダック        9014.56(+70.84 +0.79%)
 CME日経平均    20045      (大証終比:+5 +0.02%)

 今日のNY株式市場でダウ平均はプラス圏で終了している。序盤は反落して始ま
 った。米中対立への懸念が強まっており、株式市場を圧迫している。米国が中国
 のファーウェイに対する事実上の禁輸措置を強化した。米商務省は米国技術を使
 って外国で製造した半導体をファーウェイに輸出する場合に許可を求める規則に
 変更。申請は原則却下するため輸出は事実上難しい。一方、中国側も動いている
 ようで、中国の環球時報によると、クアルコムやシスコシステムズ、アップルと
 いった米ハイテク企業を規制もしくは調査すると伝えた。

 トランプ大統領がテレビのインタビューで「習主席といまは話をしたくない。
 中国と完全に断交することが可能か、断交した場合に何が起きるか」思案してる
 と述べていたが、それに対抗した措置と見られている。

 半導体関連株中心にIT・ハイテク株に売りが先行し、ダウ平均は271ドル安
 まで下落する場面も見られた。しかし、きのう同様に下値では値頃感からの買い
 も入り、その後は終盤にかけて買い戻しが活発化している。

 取引開始前に4月の米小売売上高が発表になっていたが、予想以上の減少となり、
 過去最大の落ち込みとなったものの、その後に発表された鉱工業生産やミシガン
 大消費者信頼感指数は予想を上回る内容となっていた。 特にミシガン大指数は、
 米政府が先月救済策として実施した給付金が消費者のセンチメント低下を防いだ
 と見られ、前回から上昇したことは驚きとなった。

 銀行株や産業株は下げが見られたものの、IT株や消費関連の買いがサポート。

 ダウ採用銘柄ではホームデポやディズニー、ユナイテッド・ヘルスが上昇した他、
 ウォルマート、コカコーラ、ビザも買われた。一方、レイセオン、インテル、JP
 モルガンが下落。

 ナスダックもプラス圏に戻した。ハイテク株は半導体中心に売りが強まったものの、
 IT株への押し目買いがサポートした。マイクロソフト、フェイスブック、ネット
 フリックスが上昇する一方、アップル、AMD、クアルコムが下落。

 半導体製造装置のアプライド・マテリアルズが下落。2-4月期(第2四半期)
 決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を下回った。

 オフィス・デポが上昇。B2BソリューションとITサービス事業支援、そして、
 コスト改善のための再編計画を発表した。再編計画には、流通センターと小売店
 の閉鎖および統合と、2023年末までに約1万3100人の従業員削減が含ま
 れるとしている。

 資源探査のラレド・ペトロリアムが下落。5株から20株の間の普通株式を1株に
 株式併合することが、株主総会で承認された。

 医療機器のアボット・ラボラトリーズが下落。FDAが、同社の新型ウイルス検査
 装置「ID NOW」で間違って陰性の結果が多く出ている事を示すデータについて
 注意喚起した。ただ、トランプ大統領は懸念してないと述べていた。

 ノースフェイスやVANなどアパレルブランドを多数保有するVFが下落。1-3月
 期決算(第4四半期)を発表しており、1株利益が予想外の赤字だったほか、売上
 高も予想を下回った。4-6月期の販売に関して、半分以下への落ち込みを予想し
 ている。
 https://fx.minkabu.jp/news/144420

4.NY市場 原油先物6月限/金先物6月限(5/15)
 NY原油先物6月限(WTI)
  1バレル=29.43(+1.87 +6.79%)

 NY原油の期近は続伸。国際エネルギー機関(IEA)の月報で在庫減少見通しが
 示されたことや、4月の中国の鉱工業生産指数が上昇し、経済活動再開に対する
 期待感が支援要因になった。日中取引では、米リグ稼働数の減少も支援要因とな
 って上値を伸ばした。
 https://fx.minkabu.jp/news/144419

 NY金先物6月限(COMEX)
  1オンス=1756.30(+15.40 +0.88%)

 金6月限は続伸。時間外取引では、上げ一服となる場面も見られたが、景気低迷
 見通しや米中関係の悪化に対する懸念などを受けて押し目は買われた。日中取引
 では、米経済指標の悪化などを受けて堅調となった。
 https://fx.minkabu.jp/news/144415

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