宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
しかし、この”食後3分以内”というのも、おかしな話である。ちょっと、考えていただきたい。一体、”食後”とは、いつのことだろう。人によって、また場合によって、とても早い食事時間もあれば、延々と続く食事もある。
先日も、ある会席の昼食での経験だ。いわゆるフレンチのコース。しっかりと、2時間30分。終わったときには、正直ヘトヘトに疲れていた。もちろん、これは余談。
しかし、データ(もちろん、日本語での説明が誤っているわけだが)では、糖質をとって3分以内に歯は危険な状態になっているので、糖質を含む食事内容のときは、1口食べるごとに歯を磨き、そしてまた1口食べては歯を磨くというようにしなければ、危険な状態を回避できないということになる。あるいは、常に食事を3分以内で終える必要がある。
つまり、糖質をとって3分以内が危険であるということを、”食後3分以内”ということにしてしまった、過ちの上に過ちを重ねてしまったのだ。
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