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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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タタミの上を、ゲタを履いて歩くー(38)

2015-09-03 | やさしい修複歯科(審美修復治療・機能修復
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


同じことが総義歯でも生じているのだ。総義歯全体を一つの吸盤と考える。その総義歯の周囲の辺縁が、歯肉にぴったりと吸着しているのだ。その総義歯で食事をすることになる。さて、ひとくちでは口に入りきれない食材であった場合、前歯でその食べ物をひとくちに噛み切ろうと試みることになる。

その前歯で噛み切ろうとする力は、総義歯の最後方部をむくり上げようとする力となる。その結果、総義歯と歯肉との間に、スッと空気が入り込み、総義歯は後方部からパタッとはずれることになる。

つまり、今まで安定して機能していた総義歯が、前歯で噛み切ろうとした瞬間、アッケなくはずれてしまうことがある。もちろん、同じようにすべての歯を失った口腔内であっても、患者それぞれで千差万別であり、とても総義歯が安定しやすい口もあれば、どのような名医といわれる歯医者が手掛けてもむずかしいと思追われる口まで、一つとして同じ状態はない。


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