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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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デンタル・コミュニケーション:112

2021-08-28 | デンタル・コミュニケーション

歯科医師・山田忠生

 

「なぜ」という質問には、「なぜなら」という返事になる。私たちはいつも、自分の行動を意識しながら行っているとは言えないのであるから、「なぜなら」という返事は、まず常識的なものでしかない。つまり、それは口実や言い訳であり、専門用語では”合理化”である。合理化については関心をもっている人もいるが、専門職業上のインタビューや、相互関係にはほとんど価値のないものである。

「なぜ」という質問に代わるものとしては、以下のように患者に話しかけることである。「はっきりとしないのですが…」、あるいは「状況がよく呑み込めないのですが、もう少しお話をしていただけますか」。このような問いかけは患者を刺激することなく、反感を抱かせることもない。つまり、患者への関心や支持の姿勢を表していることになる。合理化を引き起こすかもしれないが、直接的な「なぜ」という質問に比べて、患者は防御姿勢をとることは少ないはずである。

 

 

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