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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

「兵庫口福寄席」リポートー1

2019-04-24 | 「歯福のひととき」レターより転載
歯科医師・山田忠生


2006年から毎年、すこやかな人生を送る上で「笑い」のもつ効用に着目して、『口福寄席』を開催してきました。
それだけに2011年3月の東日本大震災の後、機会があれば直接、被災地に「笑い」を届けたいと翌月の4月から構想を練っていました。しかし、被災地までの距離1.000キロは遠く、落語家さんの手配、資金面での負担など課題が多すぎて半ばあきらめていたのです。
それが、『口福寄席』7回連続出演の五代目「桂文三」さんの”協力します。”との声に後押しされ、一歩を踏み出したのが昨年(2012年)の6月。

兵庫県芸術文化協会の助成も受けられる目途もつき、「宝塚アートサポート」会員、そして私の患者の皆さまからも協力が得られ、昨年11月の『口福寄席』で支援の呼びかけをお願いしましたところ、多額の寄付、協賛金をいただき、資金的にも何とか実現できるようになりました。
そして宮城県の受け入れ先の方々と連絡を取り合い、今年(2013年)の2月に女川町で1回、石巻市で3回、登米市で1回と計5回の「兵庫口福寄席」を開催し、総勢で約600人の方々が参加され、大いに笑っていただきました。

出演された落語家の桂文三さん、桂雀喜さん、笑福亭喬介さんに感謝しますとともに、スタッフをして同行してサポートしていただいた足立静男さん、足立千代さん、南直子さんにも深く感謝します。


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「咬合」について

2019-04-10 | 「歯福のひととき」レターより転載
歯科医師・山田忠生


「咬合」は、「こうごう」と読みます。「咬合」とは、上下顎が閉じたときに生ずる「歯」の接触関係をいいます。
「咬合」は上下顎の「歯」を噛み合わせる動作によって営まわれ、その「咬合様式」については、特に1960年代以降、世界中の歯科医師の中でさまざまなアプローチが提唱されています。
私はDr.スカイラ―、Dr.パンキー、Dr.ドーソンなどの先生方が提唱される咬合様式を参考にしながら、皆さま方の「咬合」の修復を行っています。

下記の写真をみて、ある程度は「咬合」に関心をもっている歯科医師であれば、”半調節性咬合器に装着された研究用模型”と表現できます。
私は、最初の「診査」にあたっては、上下顎の歯型を採取し、噛み合わせの記録を採り、このように半調節性咬合器に歯型を装着して、「診査・診断・治療計画」を立てています。私にとっては、皆さまの「咬合」を診査する上では、無くてはならない必需品であります。





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プラック・バイオフィルムの正体ー2

2019-01-15 | 「歯福のひととき」レターより転載
歯科医師・山田忠生


ブラッシングをした直後に、清潔な指で歯のエナメル質をくすってみると、キュキュと音がしますが、すぐに歯の表面はヌルっとするようになります。これは唾液由来の物質で「ペリクル」と称します。歯、歯肉、舌も、そして粘膜もこのような物質で覆われることで傷つきにくくなるのです。ですから、「ドライマウス」の人はそうでなくなり、歯肉や粘膜、舌が食べ物で傷ついたり、歯が乾燥していつために駆けたりすることがあります。

このペリクルに付着した細菌が繁殖してプラックが形成されます。別名をバイオフィルムといいますが、中々手ごわい相手で、「ムシ歯」や「歯周病」を発症させます。






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プラック・バイオフィルムの正体-1

2018-10-29 | 「歯福のひととき」レターより転載
歯科医師・山田忠生


病理学者であり、歯科医師でなはいバス先生の1943年以降の、画期的な研究成果もあり、その後、いろいろな事実が明らかにになってきました。

未だに、不適切な言葉が使用されていますが、専門家である歯科医師は誤解を招かないように、使用する言葉に十分、留意するべきでしょう。
つまり、「食べカス」とか、「歯垢」という言葉からは、それが複数の細菌の集団であるとは受け取れないのであります。適切な日本語が無い限りは、外来語をそのままにカタカナで表現するのが適切であろうと考えます。

「Plaque」をカタカナに、「プラック」か、「プラーク」とするのが適当なのでしょう。私は、1970年より「プラック」を使用しています。





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口福な笑いー2

2018-10-24 | 「歯福のひととき」レターより転載
歯科医師・山田忠生


まず笑うと、顔の表情筋が頻繁に動き、原綿静脈が伸縮して脳から心臓に戻る血流が増加します。
また、笑っているときは激しく横隔膜を上下させるため、腹筋が運動して全身運動になります。

脳が興奮して酸素が消費されるようになると、脳細胞への酸素の供給量が不足して脳の働きが低下しますが、このときに笑うことによって新鮮な血液が脳に送られます。
脳細胞への栄養供給が増え、情動を司る右脳が活性化され、ストレスで疲れた左脳にリラックス効果が期待できるのです。


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