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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(53)

2012-12-06 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



「バークリーデンタルグループ:自立した歯科健康」-2

アーニム先生の研究は、約9日間プラックが歯肉についていると、歯肉のどこかが破れて出血し始めることを指摘しました。さらに、砂糖は急速にプラックに浸透して、30分少々で歯が侵されることを発見しました。口に中に砂糖が入るたびに歯は侵され続け、1日の砂糖摂取回数が多いほど、ムシ歯が早く発生することになります。しかし、プラックがコントロールされ、砂糖の摂取が1日に2回か3階に制限されるなら、ムシ歯は問題視しなくてもよくなります。また、アーニム先生はプラックを着色して、見つけやすくする赤い錠剤も開発しました。

ロー先生も、アーニム先生と同じようにプラックが歯肉に2日か3日付着していると、出欠がおこることを発見しました。驚くべきことには、プラックが1日に1回除去されれば、出欠は5~6日で止まることを、ロー先生は発見したのです。」



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(52)

2012-11-05 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


「バークリーデンタルグループ:自立した歯科健康」-1

「私たちの提供するこのプログラムは、3人の研究者の貢献によるところが大きいのです。その3人とは、チュレーン大学(ルイジアナ州ニューオルレアンス)医学部名誉部長のバス先生、テキサス大学(テキサス州ヒューストン)生体医学部部長であるサムター・アーニム先生、そしてデンマーク・アーバスにある王室歯科大学のハラルド・ロー先生です。

バス先生の研究は、口腔内細菌が歯の表面についたカスの中に入り込んで組織化して、ムシ歯や歯肉への悪影響を引き起こすに違いないことを明らかにしました。ほとんどのムシ歯は、歯と歯の間や、歯の噛み合わせ面の溝の箇所に生じます。

バス先生は、歯ブラシとフロスでこのカス(プラック)をきれいに取り除くと、再び組織化するまでに約24時間が必要であり、このため1日1回のプラック・コントロールで十分であり、従来の食後のブラッシングは古い考えであることを明らかにしました。



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(51)

2012-10-10 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


加えて、Dr.S.アーニムの画期的な研究がありました。そして、1965年以降でしょうか、このプラック・コントロールに関する多くのアイディアがアメリカで発表され、一躍注目を浴びるようになりました。

”Dr.バスと、Dr.アーニムのこれらの業績は、今世紀の、人類の歯の健康に対する最大の貢献である。”と、Dr.R.F.バークリーは語っております。そのバークリー(1930~1977)が、1972年に著した著書の中で記載している患者向けのパンフレットの内容を以下に紹介しましょう。簡潔にこれらを述べております。


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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(50)

2012-09-24 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


またまたアメリカ

一方、目を再びアメリカに向けてみますと、1948年に病理学者であるC.C.バス博士が、現在のプラックコントロールの基礎となる研究と、驚くべきことに博士自身で、それが原因であるカリエスと歯周病を予防するツールとしてのブラシとフロスを開発しております。

1948年:The Necessary Personal Oral Hygiene for Prevention of Caries AND Periodontoclasia

1948年:The Optimum Characteristics of Toothbrushes for Personal Oral Hygiene

1948年:The Optimum Characteristics of Dental Floss for Personal Oral Hygiene



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(49)

2012-08-31 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


この時期こそが、1963年から実施された制約診療である保険診療と、「三種の神器」を契機として実施可能となった現代歯科医学に基づいた診療が、きっちりとさせた関係にするべき時期ではなかったかと考えます。
しかし、目先のあふれるばかりの華やかな量と質に圧倒され、消化不十分なまま、旧来の歯科医学をされている歯医者と一緒になって浮かれすぎたのではないかというのが、今日から振り返っての反省点であります。本当に理解し、吸収することに汲々としていたように思います。


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