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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(68)

2013-12-30 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



片手にハンドピース、片手に歯ブラシ

以上が、Dr.ブラックバーンの「予防的家庭管理」の公演内容であります。そこには、しっかりとバークリー先生についても触れてあります。

私もDr.ブラックバーンの講演を直接その場で聴いた歯科医師の一人でしたが、残念ながらすぐにその重要性は理解できず、その数か月後でしょうか、私の仕事における環境の劇的変化とともに、現在に診療スタイルの原型形成に大きく影響してくるようになりました。

1968年に大学を卒業して今日まで、そのときどきにさまざまな出会いや、影響を受けることがありましたが、この1970年は最も大きく私の歯科医師人生を変える年でありました。



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(67)

2013-12-28 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



これまでに口腔衛生の背景についていくつか述べてきたことは、この世には新しいものばかりではないということを強調するためである。

すなわち、286年前にはレーベンフックが口腔中に発見した”微小生物”の中に、歯の病気と歯周組織破壊症の問題の解答を見つけ出していた。そして、110年前にはパームリーが第一級の口腔衛生プログラムを確立していたのである。今日、Dr.バスと、Dr.アーニムが私たちのために行った業績を忘れてはならない。

私はここで、1986年6月のミシシッピー州の歯科医師会の会合での、イリノイ州マコムの歯科医師ロバート F. バークリーの言葉を引用したいと思う。

”バスとアーニムのこの業績は、今世紀の人類の歯の健康に対する最大の貢献である。”

私は、この言葉を強く支持する。



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(66)

2013-12-09 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



Dr.バスと、Dr.アーニムの2人ともが強調しているように、これは”自分自身がやる作業”であり、各人がそれぞれ独自のテクニックを開発しなければならない。私たちは清掃のできていない個所を指摘して、患者を手伝い、激励するカウンセラーである。

私たちは歯磨剤は必要とは考えない。というのは、現在ではその効用は良い味がすることと、食べかすを洗い流すのに役立つだけだからである。患者がどうしてもというときには、フッ化物を含んだものを使用するように薦めている。



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(65)

2013-10-28 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生



次に毛が柔らかく、毛先の丸いブラシを患者に手渡し歯を磨かせる。その後で、どのようにブラシをもつべきか、最も効果的に磨くには毛をどのような方向に向ければよいかを指導する。Dr.バスのテクニックでは、ブラシの毛を歯肉に45度の角度であて、ブラシの先端を振動させたり、ゆすぶったりすることを薦めている。

ブラッシングの後、フロスを使用する。ナイロン繊維でできているために、フロスは極めてすべりやすく、しっかいrと保持する必要がある。接触点を静かに通して、一方の歯の面に押しつkえ、鈴鹿に上下に動かし、歯肉溝の中まで清掃する。これを2~3回行い、反対側の歯面についても実施する。

そして、患者にブラシ2本、着色錠剤、フロス1個、安価なプラスティックの歯鏡1本の入った容器を渡し、2日後の来院を約束する。



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TOKYO-NEWYORKコンセプト1983-(64)

2013-09-19 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


次に、私にとっても患者にとっても非常に重要な意味を持つ他の手段について論じてみよう。
これまでの話の中でも触れているテキサス大学歯学部の教授であるサムターS.アーニム先生から聞いたのであるが、彼は何度もDr.バスの許を訪れており、Dr.バスの開発した技術を高めるにの役立つものを追加することに成功したのである。

それは患者がブラッシングとフロッシングの効果を見ることができるようにした着色方法である。彼はエリスロシン(F.D.C.No.3red)を含有した錠剤を開発した。それは味が良く、水溶性で、色もそれまでのように強烈なものではない。使用方法は1~2錠を患者に噛ませ、それが溶けた唾液をすべての歯に行き渡らせた後、水ですすがせる。その後、患者に手鏡をもたせて、ミラーとエクスプロラーを使い、患者にプラックを指摘する。着色したプラックをこすり取ることは、これを強調するのに有効である。顕微鏡があれば患者にそのこすり取ったものが含んでいるものを見せることを薦める。
顕微鏡を見た後でも、患者が歯を清潔に保ちたいという欲求を起こさなければ、他に尽くす手立てはないと言える。これに適した顕微鏡は位相差顕微鏡である。




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