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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

マークス「完全歯科医業学」:350

2021-10-08 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

19・リコール

患者が型通りのリコールの通知や、ハガキに応じようとしないときには、しばしば歯科医師は”責任からの免除”を要求することがある。通知が無くても歯科医師の許に行くことは、――確かに”1年に2回は歯科医師に診てもらいましょう”というテレビからの指令に駆り立てられた――患者の責任であると考えている歯科医師さえいる。

責任はさておいても、両者ともにきわめて近視眼的である、というのはリコールでの再来院が高いということは、管理の行き届いた、そして生産的な診療を意味するからである。しかし、それでも歯科医師は責任をもっている――そして、よく耳にする”しつこくリコールで再来院を強要することは商業主義的に見られる”という理由付け(しばしば、これはものぐさをごまかすためであるが)で弁解され得るものではない。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:349

2021-09-13 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

4・次回が最終となるときには、口腔内を再診査して、口腔内にカリエスがなく、歯周疾患も管理下にあることを説明する。

5・最終来院のときには、家庭管理指導を再確認して、リコールの日にちと目的を設定する。

 

他者への教育はあらゆる機会を利用して、患者に歯科治療から得られた恩恵、一般的に知識が欠如していること、新しく得た知識を他の人々に伝えることは義務であるということを、患者が思い出すように提示する。”他の人の場合”について話し合うことは、「先生がそのような治療をされているとは知りませんでした。」と応答させることで、”その週の話”は価値のある宣伝媒体となる。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:348

2021-08-30 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

18ー4 要約

患者教育は治療中も継続していかなくてはならない。

患者が、(完全に)治療中に落伍をする必然的な理由にはその地域からの転居、あるいは死亡しかないので、歯科医師は治療期間中のどのような中断についても徹底して調べなくてはならない。

落伍をしてしまう最も頻度の高い理由は、興味の喪失である。

1・各来院時の初めに予定されている治療、その目的、完全な計画との関連性について話し、治療中の危険性を説明、期待できる効果について指摘する。

2・各来院の最後に、実施された治療と、治療後の危険性について簡潔に見直し、家庭管理を指導し、次回来院の治療について説明する。

3・治療の各段階の完了ごとに、患者にそのことを知らせ、将来の危険性について再確認する。

 

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:347

2021-08-09 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

最適なコントロールについて話すように勧められた患者というものは、新しい患者の来院という流れを刺激するものである。その行動というもには、それ以上のものになるであろう。つまり、地域社会全体が歯科治療をさらに受け入れるように、そしてその可能性をさらに自覚するように作用して、――歯科医師を選択するにあたっては――質の高い診療を求める方へと一層傾斜していくようになる。

治療中の熱意を持続させるための基本的な原則は、簡単に定義すれば”患者が歯科医師に代わってはなすことができるような事柄を患者に話し続ける”ことが必要であるということである。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:346

2021-07-26 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

関連したアプローチに、”その週の話”というのがある。隔週ごとに(それぞれの重複をさけるため)、興味のある項目――なるべくなら歯科の進歩や改良を示している一つを――さまざまな情報から選択し、患者がその週に来院したときにその話をする。「先日、興味を覚えるものを読んでみたのですが、多分あなたも関心があると思います。」しばしば患者から、「私の先生」からの興味のあることを繰り返し話されると、必然的にその恩恵を受けられるだろうと人々はその情報に向かおうとするようになるものである。私たちは患者に思い出させるためにいくつかの方法を提示してきた。つまり、(a)歯科治療から得られる恩恵であり,(b)ある一部の人々がもっている特別な知識の欠如であり、(c)自分が新しく得た知識を他の人々に伝えようとするのが本来の義務である、ということである。歯科医師はそれ以外にも、自分のために方法を開発することになる。

 

 

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