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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

マークス「完全歯科医業学」370

2022-10-17 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

歯科医師は治療だけに責任をもつことはできないのだから、教育が治療そのものと変わらない歯科サービスの一部分であるということを患者に理解させなければならない。さもなければ、患者は共同責任の内の自分の部分を果たそうとはしないであろう。

時間のないことを訴えるビジネスマン(そうとは限らないが)には、基本的に下記のように対話するべきである。

「お忙しいということが、どういうことかはわかっているつもりです。私も忙しくしておりますので。それに、それが非常に大切なことだと考えなければ、話し合いに私の時間を割くようなことはしません。実際のところ、ご説明をするだけではお金はいただけないのですから、でも、十分なご理解が得られてから始めれば、長い目で見て患者さんにとっても、私にとっても時間を節約することになるということが分かっております。」

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:369

2022-09-24 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

20ー1 教育のための時間をもたない患者

患者は歯科医師との最初の出会いの冒頭で、このように話した。「ワタシは勤めていますので、ほとんど時間がとれません。お話にムダな時間を使うよりも、それを仕事に使ってください。先生を十分に信頼していますので、必要な治療をしていただき、その上でご請求ください。」

多くの歯科医師はこのようにしてその気にさせられ、何をすることになるのか。そして互いの責任についてもほとんど患者と話すことなく治療を進めていく。このような外見上からは協力的な冠jあが、可撤性の義歯の装着を拒絶したり、あるいは請求書を受け取ってから、歯科医師がその金額に値するような何をしたのかと知ろうとするときには、歯科医師は驚いてショックをうけることになる。

歯科医師はあまりにも当然のことと思っていたので、気づくのが遅すぎるのである。患者の述べることを表面的にのみ受け止めることで、まさに患者の態度に危険性が含まれていることに気づかないのである。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:368

2022-08-30 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

確かに逆の反応を認識し、それが生じる前に避ける方策を立てることは一層賢明なことである。こうしたことを念頭に置いて一連の3回来院方式というものが、広く教育上の問題を未然に防ぐためにも立案されたのである。予期されない問題が生じても、患者の必要性が必ずしも失われなくても、歯科医師が状態を理解し冷静さを失わないように備える。専門的な権威者は思いやりのある敵意のない状態をしましながら、通常は完遂するのである。

この章では、歯科医師が最も一般的に直面しがちないくつかの難題の取り扱いについて話し合うことにする。

 

 

 

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マークス「完全歯科医業学」367

2022-08-05 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

20 問題のある患者

3回来院診査方法を誠実に取り入れようとした歯科医師は、しばしば好ましくない、あるいは分別の無い患者の反応に直面することがある。これは予測されることである。患者を取り扱うのに、普遍的な成功法といったものはあり得ない、というのも私たち人間そのものを、その人の不安、弱み、そして自己妄想すら扱っているのである。その状況は、さらに歯科医師自身の不確定な要因で複雑化される。

患者が立証されるテクニックに思いがけない反応をすることがある。それは歯科医師の能力不足のためであり、賢明な歯科医師は患者もテクニックも咎めない。咎めるのは自らであると考える――つまり、十分に患者を観察していなかったのかもしれない、危険要因を明らかにしていなかった、あるいは提示した教育について患者が理解し、受け入れているのかどうかを十分に確かめていなかったからであると考えるのである。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:366

2022-07-14 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

19ー2 要約

リコール診査のための患者の再来院は、歯科医師にとって免れえない責務である。このような再来院のための準備は、すでに3回来院の手順から始まっている。それはリコールの目的と、リコール診査費用を患者に提示する最終治療来院時が頂点となる。この費用は、充当された時間に比例したものでなければならない。

リコール診査は少なくても2回来院となる。このことは技術的な必要性に加えて、患者に定期的な再診査の重要性を印象づける。たとえ、結果としてプロフィラキシス以外に治療がなかったとしても、そしてそのプロフィラキシスは明らかに治療の一部であるべきである。

電話や郵送を好むというデータに加えて、リコールカードにはチェックするべき状態と、チェックする日にちが記入され、目的をもったリコールを容易に完了することができる。歯科医師に責任と思慮深さがあれば、患者が適切な時期に再来院するようにできる限りの努力をするのである。

 

 

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