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山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

マークス「完全歯科医業学」:375

2023-03-23 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

「どうして、1本の歯をつめることに関心をお持ちなのですか。それ以外の歯を救うことに気を配るべきだと私は思いますが、この歯だけの治療にこだわられるのはどうしてですか。」

患者の返答が問題となっている個所を十分に指摘していないのであれば、歯科医師は可能性のある理由を示唆するべきである。「多分、歯を治療することに神経質になっておられ、できるだけ歯科治療を少なくしたいと思っておられるのでは。それとも今は、歯の治療にあまりお金を使う状況ではないと考えておられるのではないですか。」

ほとんどの患者は、率直な質問には率直な返答をするものである。隠された理由を引き出すことは患者の不安を解消させ、どのような危険要因があろうともそれを除去するか、コントロールするために心の扉を開けるものである。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:374

2023-02-24 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

恐らくは、歯科医師は患者を置き去りにしたのだ。ある時点で理解不足から患者の関心は、無くなっていたのである。関心をもつことは当然なことであると、見なすことはできないのである。ときどき、”講義”には、「私の話していることがおわかりになっていますか。」とか、「何か質問はありますか。」と、中断して問いかけなくてはならない。あらゆる時点で、患者の反応をしっかりと観察をして、説明はそれに応じて適用するべきである。

一方では、患者は説明を理解はしているが、何かを悩み続けている。1本の歯、あるいはある状態(緊急ではない)を治療するように要求するのは、患者が自分は健全であると思っているということが、通常は根拠になっている。頑なで、強情だと思われる患者に直面したときには、歯科医師は調査を始めなければならない。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:373

2023-01-26 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

20ー2 なおも、1歯への充填のみを希望する患者

經驗豊かな歯科医師、つまりは現代歯科医学の物語を話して、破壊的過程の状況について説明をするような歯科医師に対して、その後ですぐに患者はこのように主張することがある。

「そうですか、先生。でも、私は面倒なことはしたくないのです。どうか、奥の歯をつめるだけにしても+らえませんか。」

歯科医師は提示することにその技術や能力を充ててきたのであるから、無理もないことだがまごつかされることになる。その歯科医師が經驗が少なかったり、あるいはしゃべり過ぎて患者が考えを表明する機会を与えなかったり、教育に時間を充当するには多忙すぎると思っているか、テクニックを記憶しておいて機械的にそれを並び立てるような歯科医師であれば、そのような返答を理解することもあるだろう。しかし、そうではないはずである。それでは、何が生じたのだろうか。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:372

2022-12-08 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

この方法は、うまく機能するだろうか。多分、患者は強い意志、わがまま、緊張、そして強情さを現すことがある。歯科医師がこのような特性を認識して平静に、しかし断固とした対応をするならば、自らを案内人として助言者として確立することになり、患者が侵害しようとする管理についても決して放棄することもない機会をもつことになる。事実、歯科医師の成功とは、どの程度に職業的権威を和らげることができるかによるのである。うまくいかなかったとしても、すくなくとも変えようと試みたのだと納得させて、自らを元気づけることができる。その”来院してきた”患者は教育をされることがなければ、診療に対して価値を認めない患者よりも明らかにさらに劣っていたのである。

 

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:371

2022-11-07 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

「最初に話し合わなければならない事実と方法は、実際の治療そのものと同じほどに大切なことなのです。というのもあなたの信頼と協力があって、最小限の時間内でえあなたに歯科的な最大限の利益をもたらすことができるのです。もちろん、あなたは私を信頼していると言われました。しかし私の歯科に対する姿勢がわからないままで、どうして信頼することができるでしょう。その上、あなたの私への信頼は十分ではありません。これは二人がかりの事業なのです。あなたがご自身のお口について、そしてその機能についてもっと認識されるようになれば、あなたのするべき仕事の分野をあなたは実行できるようになるのです。」

 

 

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