宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生
チラッではない期間とは
話は、10年前の件にもどる。といって、まったく別の話題のことだというのではない。私が日ごろから拝見している患者さんについて言えば、治療終了後の半年など、一瞬の期間である。自分が治療をした患者さんの半年後の結果など、結果ではなく最初の途中経過だ。
それをもって、このような成果があったなどと言えるようなものではない。いくらなんでも半年という期間は短かすぎる。私の臨床経験から言えば、自分の行った治療の結果の是非を判断するには、少なくとも3~5年を要すると考えている。そこまで、問題なく経過していれば、臨床的にはうまくいっていると言えるのではないかと思う。