博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『倚天屠龍記』その2

2019年03月22日 | 武侠ドラマ
『倚天屠龍記』第5~10話まで見ました。

楊逍に攫われてしまった紀暁芙ですが、楊逍は実のところ明教徒の父母を亡くした雁児の世話係を求めていたようで、1ヶ月という約束で彼女の面倒を見ることになりますが、紀暁芙は次第に楊逍に惹かれていきます。


そして楊逍は紀暁芙の求めに応じ、元軍に奪われていた蛾眉派の宝・倚天剣を取り戻し、こっそり蛾眉山に放置します。そしてそうと知らず倚天剣が戻ってきたと喜ぶ滅絶師太……


一方、氷火島では張翠山&殷素素の子の無忌君がすくすくと成長し、島で父親とスキーに興じたり、義父の謝遜の過去の因縁話におびえたりしてます。この子役、とても愛らしいのですが、おびえたり泣いたりしてる場面が多いんですよね……

で、父母とともにイカダに乗って中土に戻ることになった謝無忌改め張無忌君ですが、途中で遭遇した船上で父の兄弟子の兪蓮舟と母方の伯父殷野王が対立しているところに立ち会います。そして自分は謎の達人に攫われて玄冥神掌を身に受け、長く生きられない身となり、父母は過去の因縁の成算と謝遜をかばうために自害しと、島を出た途端に江湖の恩讐やら悪意を一身に背負うことに…… 不憫な身の上ですが、武当派の面々や母方の祖父の殷天正からは思い切りかわいがられているのが救いです。


武当派の開祖・張三丰とともに内傷を治す旅に出る無忌君。その途中で後にヒロインとなる周芷若(子役)や、後の明朝建国の功臣となる常遇春と出会い、更にはその常遇春の紹介でマッド神医の胡青牛のもとで治療を受けることになります。しかし胡青牛に恨みを持つ金花婆婆の差し金で彼のもとに難病奇病の患者が多数押し寄せ……というあたりで次回へ。

基本的に原作に忠実な作りで、その隙間をオリジナルのエピソードを埋めていくという、脚本的には手堅く丁寧な仕事をしています。非難囂々のスローモーション問題を見てると、このドラマで別にアクションをやりたいわけではないんだろうなという気が何となくしてくるわけですがw
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする