博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

宗教で読む戦国時代

2010年02月21日 | 雑記
神田千里『宗教で読む戦国時代』(講談社選書メチエ)の読書メモ。

○「宣教師を保護し、仏教を敵視した」という信長像は、宣教師の残した史料によって作られた虚像。

○日本の支配者層も民衆も諸宗教・宗派の共存を理想としていた。
○そんな中、異教への敵意をむき出しにし、寺院や仏像の破壊に邁進するバテレンやキリシタンはかなりの困ったちゃん。
○で、その攻撃的な布教や協調性のなさにブチ切れた豊臣・徳川政権は禁教を決意。

○島原の乱は農民一揆というより、狂信的なキリシタンによるハルマゲドン。
コメント (2)
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