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日本は、賢く孫子の兵法を厳守すべき!

2014-06-24 21:45:10 | 日中
2500年前中国、春秋時代に呉国の王、闔閭(BC514~496)に仕えた名将、孫武が書いた兵書と言われています。当時周という統一王朝がありましたが、権力を失って、国が乱立、互い領土を奪い合っている状況でした。
 
その中で、国王等に、こうすればあなたの国はもっと豊かになります、あなたの国の兵隊はもっと強くなります、と売り込む人たちおり、彼らを諸子百家と言われていました。
諸子百家には、孔子・孟子・荀子、韓非子、老子、荘子等と著名人がいました、孫子はその中の一人で、一学派、兵家と言われています。
 
 孫子の兵法(The Art of War)は諸子百家の中でも合理的、科学的な考え方と言われています。抽象的概念、表現を避け、物事は明確な基準を持って検討すべきと説いています。
 
 孫子の兵法とは、以下の13編から出来ています。   
 *計篇―序論、戦争を決断する以前に考慮すべき事項等
* 作戦―戦争準備計画
* 謀攻―実際の戦闘に拠らずして、勝利を収める方法
* 形篇―攻撃、守備の態勢
* 勢篇―態勢から生じる軍勢の勢いについて。
* 虚実篇―戦争において、いかに主導性を発揮するかについて。
* 軍争篇―敵軍の機先をいかに制するか。
* 九変篇―戦局の変化に臨機応変に対応する9つの手立てについて。
* 行軍篇―軍を進める上での注意事項
* 地形篇―地形によって戦術の変更について。
* 九地篇―9種類の地勢について、応じた戦術を説く。
* 火攻篇―火責めの戦術
* 用間篇―間とは、間謀、敵情偵察(スパイ)の重要性  

一言で言えば、、、

「戦いは避けよ!」
「戦争は簡単、軽率に始めないこと。」
「相手等の情報収集等、綿密な情勢判断が極めて重要」
「勝算のない戦略構想等は考えない。」
「戦略構想具現化のため、最も効率的な戦略計画等の立案」

 現在も世界の各国語で翻訳され、世界の軍人将校以上に必ず読まれる必読書中の必読書であると言われています、軍人以外でも、世界各国のリーダー、企業経営者等、、、の必読書でもあるようです。
何故2500年も経過してるのに読まれるか、、、明快な理論を書いており、時代に左右されない理論であると言われています。

* 情報収集→状況判断→行動計画の過程がOR(オペレーション・リサーチ) 体系である。
* 合理的、科学的な戦いかたを主張
* リーダーシップとは。
  孫子の兵法が兵法の教本だけでなく、哲学等の指導書、特に経営戦略の参考書として大いに活用されているのは、やはり真理を追求しているからでしょう。

 過去の大戦を孫子の兵法で検証した場合、ノルマンデイー上陸作戦、ヒットラーの電撃侵攻作戦、近代の米国敗戦のイラク、ベトナム戦争等々、驚くほど分かりやすく、明快な答えを得ることが出来ます!

日本も対外難問、諸問題等々を、孫子の兵法に当てはめたら、日本の進むべき道が少し見え隠れするよう見えますが、、、特に中国、北朝鮮は孫子の兵法を必ず厳守するでしょう!

一部ネット等情報を参考にしています。
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