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ケリー米国務長官、広島被爆地訪問

2016-04-12 12:23:21 | 日米

文は、AFP=時事、4月11日(月)の記事、プログ・I LOVE JAPAN等を参考にしています。特にAFPの記事と言ったら全世界に発信され、極めて大きな影響を与えると言われ、世界最古のフランスの通信社で、AP通信、ロイターに次ぐ通信社です。(L’Agence France-Presse、略称:AFP本部はパリ、支部は約100カ国)先進7か国(G7)外相会合で広島を訪れている米国務長官(ジョン・ケリー)は平和記念公園を訪れました。米国務長官の訪問は初めてで、米政府関係者の訪問として最高位です。

原爆投下のアメリカ政府公式見解は「米国は破滅的な最終兵器を用いて10万人から20万人の民間人を殺さざるを得なかった。日本に衝撃を与えて降伏させ、本土侵攻によって失われたはずの100万人の米兵の生命を救うためである。」
米国が原爆投下の謝罪をするということは、人道上の犯罪を認めることを意味するでしょう。

原爆資料館では、ケリー長官は芳名帳に、世界中の全ての人がこの資料館を見て、その力を感じるべきだと記入、この資料館は、われわれに核兵器の脅威を終わらせる責務だけでなく、戦争そのものを避けるため全力を注ぐ義務があることをあからさまに、厳しく、切実に思い出させる、戦争は最後の手段でなければならない、決して最初の選択肢であってはならない等と記しました。米国側の最大限の配慮でしょう。

今後オバマ大統領が訪問したとしても謝罪は無いでしょう。
ケリー長官側近の国務省高官は、第2次世界大戦中に約14万人が犠牲となった米軍による広島への原爆投下についてケリー長官が公式に謝罪することはないと発言しています。国務省高官はケリー長官の広島訪問は謝罪のためかと聞かれ、答えは明確にノーと記者団に述べています。

今回の米国高官(ケリー長官)広島訪問は結構世界でもニュースになったようです。やはりヒロシマと言うと世界ではインパクトが大きいようです。大阪を知らなくても広島、長崎の悲劇を世界の多くの人達が知っています。

原爆投下に対し、疑問に思うことは広島、長崎への原爆投下後、1300人の日本人医師、科学者が被爆地に集まり「人体への被害状況、時間経過後の人体の変化等」をこと細かく調べた181冊の報告書を作成、親切にも英文で書き上げ米軍に提出しています(担当者:アメリカ陸軍、アシュレイ・オーターソン大佐。マッカーサーの主治医で、終戦直後に来日したアメリカ原爆調査団代表)、これらの事実はGHQ資料の公文書として米国国立公文書館に存在しています。(NHK、封印された原爆報告書、陸軍省医務局作成)
調査の対象になった被爆者は2万人に上り、治療はほとんどおこなわれず、原爆が人体に与える影響を徹底的に調べています!証言によれば治療を受ければ助かった人もいたと言われています。本来なら被害者の救援に全力を尽くすべき医師達、人道上許されないでしょう。
米軍にとっては喉から手が出るほど欲しい、原爆の人体への影響資料、これらの英語の細部報告文は現在も模擬原爆投下の被害算出の参考にされてると言われています。

世界的に有名なイギリスの調査会社ユーガブは、2015年7月18~19日、原爆の発明の是非、広島、長崎への原爆投下の是非についての世論調査を行っています。
アメリカ人1000人を対象に面接調査を行い、7月22日に調査結果を公開しました。
回答したアメリカ人の62%が核兵器の発明は良くないとしています。良いことだったは20%です。

日本へ原爆投下は、正しい決定だったとした回答者は46%、間違った決定だったとした回答者の29%を上回っています。原爆の使用は、戦争終結を早めたと広く信じられている、としている。

若い世代の見方は大きく変わってきます。
18~29歳では回答者の45%が原爆投下の決定は間違いだった。正しい決定だったと答えたのは31%です。

この調査を精査した米外交専門誌・ナショナル・インタレストは年齢層による見解の差に注目しているようです。30~44歳では36%が間違いだった、33%が正しかった伝えています。
それ以上の年齢層では、正しかったとする割合が優勢になるようです。ナショナル・インタレストはアメリカではこれが伝統的な見方だったからだろうと・・・45~64歳では55%が正しかった、間違いとしたのはわずか21%です。65歳以上では、65%が正しかった、間違いとしたのはわずか15%です。

終戦直後の1945年8月に世論調査機関ギャラップが行った調査では、原爆投下の決定を支持する意見が圧倒的でしたと同誌が語っています。支持が85%、不支持は10%です。今なお、概して半数以上が支持しているとしています。

2014年12月、ロシア下院(国家会議)のナルィシキン議長は、ロシア歴史協会評議会の幹部会合で「来年は、ニュルンベルク裁判と、平和の都市・広島および長崎へ世界で初めて、そして唯一原爆が投下されてから70年を迎える。私がニュルンベルク裁判と日本の2都市への原爆投下を一緒に取り上げるのは偶然ではない。私たちはこのテーマを法律家や国際法に関する専門家たちと協議する必要があるのではないだろうか。なぜなら、人類に対する犯罪に時効はないからだ」と述べています。

ナルィシキン議長は、ナチス・ドイツの同盟国だった軍国主義・日本に対する勝利は基本的に、ソ連軍による関東軍壊滅によって確保されたため、軍事的視点から見て、日本の平和な都市・長崎と広島への原爆投下は一切説明のつかないものであると指摘しています。
(リア・ノーヴォスチの記事)


以下の文は、米国answers.yahoo.com、globalresearch.caの文の一部です。
そりゃあ怒りがおさまらない人もいると思うよ。こういうのは逆の立場で考えて見るといい。
もし大日本帝国がアメリカの都市に原爆を落としてたら俺達は今どう思うかってね?
よく真珠湾の事を言う人がいるけど真珠湾は軍事基地に対する攻撃だったんだよ。
それに日本は宣戦布告だって本当はするつもりだったけど、手違いで伝達が遅くなってしまっただけなんだよ。
それに広島・長崎は軍事目標への攻撃じゃなく一般市民を巻き込んでるのが問題なんだよ。

歴史は勝者によって描かれるもんだよ。それにどこも自国に都合よく解釈するようになってる。
俺は日本へ1度訪れた事があるけど日本の人々は本当に素晴しいと思ったよ。少なくとも俺はアメリカ人に憤慨してる日本人を見   た事がない。日本人ってのは伝統を大事にしてるけど決して過去にばかり囚われてる訳でもない。日本は常に前を見てるんだ。これが日本の強さの秘密でもあるんだと思う。
過去に色々あったけど今では日本はとても大切な同盟国の一つだよ。イラクの時とかも日本はアメリカに協力してくれて援助してくれたし。

俺達だって日本が先制攻撃仕掛けてきた事を今でも恨んでるか?答えはNOだろ。
お互いに憎みあうなんてナンセンスだよ。日本は任天堂や様々なゲームやゴジラを作ってくれたんだぞ!俺たちは今ではフレンドだよ!
日本がアメリカを恨んでても何も不思議ではないよ。日本は国家主義的なとこがあるから。
逆にニューヨークとシカゴ辺りに落とされてたらどう思うか考えてみろよ!
そりゃあ当然怒ってるでしょ。

戦後日本は占領されてアメリカの盟友になるのを強制されたんだよ。
今日本に軍隊がないのもそもそもは報復を恐れたアメリカの措置の名残。でもこれが良かった部分もあるけどね、日本は膨大な軍事費を教育や福祉や科学技術の発展に費やせたから。
もう同じ過ちを繰り返さないようにも歴史をきちんと勉強しなきゃならないんだよね。

なんで原爆は2発も落としたの?正直1発で十分だったと思うんだけど?
日本も2発目の投下があると思っていなかったんだよ。それで日本は降伏をしなかった。
あれはもう日本との戦いにはほとんど勝ってたよ。それなのに落とした事でアメリカって国がとんでもなく冷酷な国だってのを証明しちまった。
原爆は本当は3発落とす計画があったらしいよ。

アメリカの意向としては真珠湾の報復として日本を徹底的に破壊するつもりだったんだろう。
あれは日本にアメリカのフルパワーを見せつけて戦争を即効で終わらすのが目的だったんだよ。
日本は神風特攻隊とかでも分かると思うけどに国の為、皇帝の為に死ねる殉教者を賞賛していた。
結果的にはあれでアメリカも日本も良かった部分がある。本土決戦になって長引けばアメリカ、日本は共に犠牲者がさらに増えたのは確実だから。

アメリカは原爆を使うのに躊躇しないぞってのを見せつけたかったんだよ。そしてそのメッセージは当然世界にも伝わる。アメリカは世界のどこにでも落とせるんだぞってね。そのためのショーだったとも言える
彼らは一発目では降伏しなかった。そして2発目でようやく現実を悟ったのだろう。
日本人には簡単に降伏できないという心理があったんだよ。あそこは侍の精神の国だから。
それと本土決戦になったら日米双方に100万人の犠牲者が出るだろうという予測があったのが理由だろうね。

これは沖縄戦での結果から導きだしてる。彼らは米軍をかきまわし降伏する部隊も少なく手強かった。
俺は広島を空襲せず綺麗なままで残しておいたりとか、重要な基地のあった小倉に落とさなかったりとかを考えるとなぜ?って思ってしまうよ。都市に落とす実験的な意味もあったんだろうとね。
それとアメリカは当時の日本を悪の典型のように扱ってるけど実際はそうでもなかったんだよ。

俺の妻は日本人で俺も日本に訪問した事があるけどアメリカ人だからどうこうってのは何もなく普通に接してくれる。妻の祖父は戦争で戦った人だけど俺に対して敬意をもって話してくれた。
実は俺は広島と長崎にも訪問したいと思ってるんだ。だけど行くのにはとても勇気がいるよ。自分の国のかつての過ちを思うと胸が痛くてね。
アメリカでもなぜ2発落としたんだ?とか本当に落とす必要があったの?などの質問や議論は結構見かけますね。それとアメリカの人にはもっと広島・長崎に訪れて欲しいですね。謝罪しろとかそういうのじゃなくて昔そこで起こった事や犠牲になった人達の事を少しでも思ってくれるだけでもいいので。

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