世界では、過去51発の核兵器が行方不明!
You Tubeチャンネルに興味あるものがありました。RealLifeLoreでタイトルは、何故ここは世界で最も危険な場所か・・・です。RealLifeLoreは、より良き地球、世界を目指すため多くの方々に情報を発信していると言われいます。RealLifeLoreの書籍(英文)は販売されており、アマゾンで購入可能です。
動画の内容は、世界の核兵器が過去、何処に保管されていたか、何発くらいが行方不明になっていたかです。しかし、この動画には世界最大級の核保管、整備施設等の記事は無いようです。当然と言えば当然ですが、ディエゴ・ガルシア(インド洋)、中国四川省(中国の最も沿岸部から離れた内陸部)、ロシアのウラル(世界一地震が少ない地域)等、これらの施設は当然国家機密事項です。
以下文内容は訳文が多く、信憑性については何とも言えません、あくまで過去の記録です。他ウィキペディア、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の資料を参考にした雑文とします。
現在、世界にはストックホルム国際平和研究所(SIPRI)2017年発表では、約1万5000発以上の核兵器が存在すると言われています。核兵器を貯蔵する施設等で当時の場所が判明している地域は有事を想定してかアメリカ、西ヨーロッパ、ロシア、イスラエル、パキスタン、インド、東アジア等にあるようですが、その時の状況により速やかに移動するようです。
過去の核兵器保有場所
アメリカ
アメリカでは10州に、核兵器保管等施設があると言われています。
西海岸側には、シアトルから29kmしか離れていない場所に核兵器貯蔵施設がありました。
ニューメキシコ州アルバカーキ(口50万人の中西部の街)の中にはKirtland Underground Munitions Maintenance and Storage Complex・カートランド地下弾薬管理貯蔵複合施設という施設が存在しています。このアルバカーキの施設は、世界で一番多くの核兵器を貯蔵していると言われており、最大で3000発貯蔵可能、世界の核兵器の19%にもなります。ここに貯蔵されている核兵器は解体待ちの核兵器、解体の際には隣のテキサス州アマリロの施設までルート40の高速道路を通って移動すると言われています。
大統領権限で発射できる原潜等以外では、アメリカの核ミサイルサイロ(発射用の貯蔵施設)は数百ありモンタナ州、ノースダコタ州、ワイオミング州、ネブラスカ州、コロラド州等に存在していると言われています。
コロラド州の場合、大都市デンバーから124kmの場所
ミズーリ州の場合、カンザスシティから88kmの場所
フロリダ州の場合、ジャクソンビルから51kmの場所
アメリカ保有核兵器は欧州、アジア地域等、他国貯蔵もあります。(機密事項で戦略、戦術等により移動させているようです。)
NATO参加国一部の核兵器保管等に関しては、ニュークリア・シェアリング・核の共有(Nuclear Sharing)システムをとっているようです。
核兵器使用の際、核兵器をもたない一部加盟国が計画に参加しています。ニュークリア・シェアリング参加国は、核兵器に関する政策に対して決定力をもち、核兵器搭載可能な軍用機等の技術、装備を保持、核兵器を自国領土内に備蓄するものとされています。自国内で核兵器を使用するために自国軍隊の提供が含まれ、有事の際、アメリカの核を使って反撃できる態勢を取っています。
ベルギー、イタリア、ドイツ、オランダがアメリカと条約を結んでいます。過去にはカナダ、ギリシャ、トルコも条約を結んでいました。
オランダ(ニュークリア・シェアリング参加国)
ロッテルダム市内
有事には状況により、米国の核を使用等
イタリア(ニュークリア・シェアリング参加国)
ベニスから69km、ミランから84km
有事には状況により、米国の核を使用等
ドイツ(ニュークリア・シェアリング参加国)
ケルンから84km
有事には状況により、米国の核を使用等
ベルギー(ニュークリア・シェアリング参加国)
ブリュッセルから85km
有事には状況により、米国の核を使用等
トルコ(過去、ニュークリア・シェアリング参加国)
アダナ県内
ヨーロッパ
イギリス
グラスゴーから43km
ロンドンから68km
フランス
マルセイユから42kmの位置に核兵器を貯蔵していると推定
中東
イスラエル
首都エルサレム近辺に貯蔵、一部は米国が保管等で分散しています。有事は状況により米国の核兵器等を自由使用可とも言われています。
ロシア
7300個の核兵器を保有、場所は国家機密となっています。
推測ではモスクワ、サンクトペテルブルク、ウラジオストク、サラトフなどの都市近辺とも言われています。
サラトフは人口85万人の都市、ミサイル師団、爆撃機基地、核貯蔵施設が存在、世界の核兵器の6%に当たる計1000の核弾頭があるとされています。
世界で地震が一番少ないウラル地方は、核の保管、集積、整備地域とも言われています。
アジア
米国の第七艦隊等の原子力潜水艦等は運用時は核兵器は常時搭載、空母は艦内保管し必用に応じ航空機等に搭載するようです。載せ変え、整備等はディエゴ・ガルシア等が使用されると言われています。
中国
保管等施設は毛沢東の指示で、米軍の侵攻を想定し沿岸部から最も離れた地域である四川省・巨大地下頑強施設で核攻撃にも耐えるよう作られているとも言われ、中国軍の心臓部とも言われています。これらの施設は保管ばかりでなく整備、改修、製造、回収破棄等可能とも言われています。米国のアナリスト等の中には核保有数も公表個数よりもかなり多いという説もあります。
北朝鮮
正確な保管場所(ダミー「おとり」も多く、地下内保管等が多く、どれが本物か偽者か見分けが難しいと言われています。)の正確な場所は推定不能
行方不明になっていた核兵器
アメリカ
11個の核が、航空機事故で海没等しています。
*琉球諸島の近く
*地中海で2つの核爆弾を積んだ爆撃機が嵐に遭い、爆弾ごと行方不明
*ノースカロライナ州
航空機墜落で2つの水爆が落ちています。落ちた水爆は爆発はしなかったものの片方は木に引っかかり、もう片方は地表にめがけ落下、地下50mに埋まてしまいました。埋まった爆弾は未だに未発見、墜落現場周辺地域は現在も掘削禁止のようです。
*ジョージア州
核爆弾が海岸0.8kmのところに落下、人口14万人の都市サバンナから19kmの場所、この爆弾も未発見です。
*グリーンランド
4つの水爆を積んだ飛行機が墜落、3つは発見、他の1つは氷の中に埋まってしまい行方不明です。
ロシア(旧ソ連)では40個の核爆弾が行方不明になっていました。核爆弾の行方不明はソ連崩壊時等の混乱期が多いとも言われています。米国の11個を合計すると、世界では過去51個の核爆弾が行方不明になっていました。
核兵器を爆発させるには高度な技術が必要で、落ちたから即爆発は無いようです。状況により付近に核物質が飛散すると言われています。
自主独立、自国の主権等を他国に干渉させない、揺るぎないものにするためにも必要悪となった核兵器・・・保有国が核開発中の国に核兵器をを保有するなと言う矛盾・・・核兵器と世界の未来を考えた場合、オーストラリア製作の核戦争後の世界を製作した、「渚にて」が現実味を帯びてくるように思います。(「渚にて」You Tube等で見れます。)