極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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領土問題の厳しい現実

2016-08-28 12:44:29 | 戦後

以下文は外務省ホームページ、日経、読売新聞の過去記事等を参考にしていますが意味不明文等があるかも知れません。

 

日本の領土、竹島・・・日本は敗戦後、領土問題でも大きな負の遺産をGHQより受け継いでいるよう思います。

一番身近な竹島

敗戦後の1946年1月29日に、マッカーサー連合国最高司令官がSCANPIN・指令第677号で、「竹島を日本の行政上の管轄権外に指定」・・・戦後、日本統治のために領土の火種を自国益のために置いてるかなと思える時があります。

竹島(米国名リアンクール島)は過去、米国地名委員会(BGN)で検索すれば、所属国家コードは大韓民国と表示されていたそうですが、現在はOGC viewer baseでは、米国名Liancourt Rocks(N)と表記されています。(N)は、N = Approved nameで承認された名前と言うことで、Tokdoではなく、米国名Liancourt Rocksが米国地名委員会(BGN)に承認された名前となるようです。島の名称は中立的な、リアンクール岩礁を基準とし、領有権については・・・

 

連合国総司令部覚書(SCAPIN)

(1)SCAPIN第677号

(イ)1946(昭和21)年1月,連合国総司令部はSCAPIN第677号をもって,一部の地域に対し,日本国政府が政治上または行政上の権力を行使すること及び行使しようと企てることを暫定的に停止するよう指令しました。

(ロ)その第3項には,「この指令において,日本とは,日本四大島(北海道,本州,九州及び四国)及び約一千の隣接諸小島を含むものと規定される。右隣接諸小島は,対馬及び北緯30度以北の琉球(南西)諸島(口ノ島を除く)を含み,また次の諸島を含まない」とし,日本が政治上・行政上の権力を行使しうる地域に「含まない」地域として鬱陵島や済州島,伊豆諸島,小笠原群島等のほか,竹島も列挙しました。

(ハ)しかし,同第6項には,「この指令中のいかなる規定も,ポツダム宣言の第8項に述べられている諸小島の最終的決定に関する連合国の政策を示すものと解釈されてはならない」と明記されています(ポツダム宣言第8項:「日本国ノ主権ハ本州,北海道,九州及四国竝ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」)

 

竹島は無主の島で韓国大騒ぎ、米国、韓国の主張を拒否

(産経新聞2008.7.28)
(ソウル=黒田勝弘)、竹島(韓国名・独島)問題で反日・愛国ムードが高潮している韓国で、今度は米政府機関の地名委員会(BGN)が島に対する韓国の領有権主張を退けていることが判明し大騒ぎになっている。

地名委員会(BGN)の公式資料によると、島の名称は中立的な「リアンクール岩礁」を基準とし、領有権については主権未確定・・・

韓国のマスコミはこのことを連日、大々的に報じ、韓国政府の対応不足を激しく批判、同時にこの背景には日本政府の執拗な工作があると日本非難を展開しています。韓国政府は緊急対策会議を開き、在米大使館を通じ経緯の把握に乗り出すとともに、米側に韓国の立場を伝達するよう指示、さらに各国での実情調査も進めるという。

2008年、7月30日、米国地名委員会(BGN)でブッシュ大統領は、竹島(独島)は韓国の領土であると決定しました。対し日本の当時の町村外務大臣はアメリカが決めたことにいちいち反論はしないと意味不明にも思える答弁をしています。韓国内では大ニュースですが、日本では極一部を除き報道無し、この差は何だろうかと思います。

2008年、8月6日、韓国訪問中のブッシュ大統領は、ソウルの青瓦台(大統領官邸)で韓国の当時の李明博(イミョンバク)大統領と会談しています。

李大統領は会談で、ブッシュ大統領が米政府機関の竹島の地名を韓国領と再修正させる措置を取ったことに謝意を表しています。

洞爺湖サミットの時期に合わせたブッシュ大統領の訪韓を断念させた、反米・牛肉騒動は竹島が韓国領となり静まりました。

 

1952年、米国の傀儡、李承晩政権は竹島を韓国領としました。

今、現実に韓国は竹島を海岸警備隊等常駐で完全支配しています。

日本は完敗と思うべきです。

戦後日本はGHQより日本国憲法を与えられましたが、とても独立国を維持する憲法ではないと思います。

まともな日本国憲法があったら、竹島問題は間違いなく違った結果となったと思います。日本は成すすべがないというのが実情だと思います。

敗戦国で米国が関与してきたとしても、私には竹島問題は到底納得出来ません。

今、南シナ海問題等に日本は関与しようとしていますが、最も身近な竹島が占領、蹂躙されている現実を見た場合、南シナ海問題はシーレーン問題等々あるかとは思いますが、先ずは身近な竹島からと思うのが素朴な国民の思いかも知れません。

私達は、国家とはを学校で学びました・・・領土(領域)、国民、主権のはずです。この一つでも欠けると国家の体を成さないと。領土の一部が占領、蹂躙されている現実、日本人として誇りも冷めてしまいます。

日本は憲法上の厳しい現実もありますが、やはり凛とした態度で対応しないと、領土問題は綺麗ごとでは済まされないでしょう。

私達一人々は微力、無力かも知れませんが、如何したらこの問題が解決できるか関心を持つべきです。日韓の関心の度合いでは圧倒的に韓国、この韓国民の関心が理不尽にも米国地名委員会(BGN)を動かしてきました。

私達一人々は、竹島の厳しい現実に目を背けることなく、直視すべきです。このまま竹島問題が解決しないならば、未来の日本人が顧みた場合、何と愚かな日本人達と思うでしょう。

竹島を取り戻すのは国家としての正義でもあると思います。

正義は正義を維持する普段の努力が無ければ正義は存在しないでしょう。今後、日本は憲法を改正し、総合力を発揮すべきです。

先ずは、私達は韓国に竹島を理不尽にも占領、蹂躙されている現状を正しく知ることは、日本人として極めて大切だと思います。

竹島問題解決は未来の日韓両国にとっても避けて通れないでしょうし、米国は関与するかもしれませんが2国間問題だと思います。隣国同士、解決の道は必ずあると思います。

竹島問題は、憲法改正後の総合力でしか解決策は無いように思える昨今です。


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