想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

G20の分断が示す世界の分断

2022-04-23 08:18:20 | 政治

G20の財務相会議は、コロナとロシアへの制裁に伴う世界経済の停滞、混乱にどう対処すべきか議論をする会議であるべきであろう。
プーチンがロシア経済は今年20%近いインフレになるといったようだが、世界中の国でインフレが加速すると予想される。
ロシアへの制裁に加わっていないものの非難決議に賛成している後進国の多くは今後困難な状況に追い込まれるであろう。
残念ながら、会議はG7+3とその他の国に完全に分断されたままで閉幕した。
米国のイエレン他のメンバーが退席して、議論から逃避したため実のある議論もなく、対策も見いだせなかったようだ。
景気が良いのは米国だけで、格差が広がれば、欧米の制裁に賛同する国は徐々に減ることも考えられる。
毎年行われる日露のさけ、ます漁業交渉が妥結したのには驚いた。
ロシアの軟化、話し合えば折り合えることは重要だ。
ホモサピエンスは、戦争をするようにできているそうだが、小さな紛争で抑える知恵が必要なようだ。

プーチンは馬鹿でなかった

2022-04-22 08:20:50 | 政治

プーチンがマリウポリの製鉄所への攻撃を中止せよと指示した。
とにかく避難しているであろう民間人の命が救われたことで良かった。
この製鉄所は、ロシアが作った堅固な地下要塞であり、陥落するには、多くの兵士の命と核爆弾でも使わない限り、多量の爆弾が必要であり、賢明な判断と言える。
戦争を始めたら、何時、如何に終わらせるかを考えるのかは指揮官の責任である。
戦国時代の城攻めを思い起こさせる。
籠城した城を落とすには、攻める側の損害が大きくなる。
しかし、いずれ陥落することになる。
一方がけんかを止めたと言った時、片方が続けたら、どんな評価になるだろう。

黒田の口先はもはや通用しない

2022-04-21 07:48:09 | 社会・経済

円安に歯止めがかからない。
多少でも経済の知識があるものなら、円安へ向かうことは充分に予測できたことだ。
円への信頼は、日本国への信頼でもある。
円安が進んでも、相変わらず、円安は日本経済にプラスと言っていたが、ここまで円安が進むとやっとわかっただろうか。
日銀には独立性が必要だが、あまりにも政権に近くなりすぎた。
円安のメリットを得る企業とデメリット企業の企業間格差は大変なものだ。
こんな形で就任時の2%目標を達成しても何の意味もない。
10年間も総裁を続けたが、何が残っただろう。

マリウポリに沖縄を見る

2022-04-20 08:36:31 | 政治

マリウポリの製鉄所地下に民間人が1000人以上避難しているという。
この製鉄所はウクライナ軍の軍事拠点でもある。
この製鉄所の地下はもともとロシアが作ったものであり、強固な要塞であることは十分承知している筈である。
ロシアは降伏を呼び掛けているが、ゼレンスキーは応じようとせず、民間人がいることを強調し、最後まで戦うという。
このままだと、沖縄の悲劇を繰り返すことになるのだろうか。
日本軍は、民間人を盾にして米軍と戦った。
民間人は降伏したくてもできなかったようだ。
米軍は火炎砲で洞窟内の殲滅作戦に出たことは周知の事実である。
ゼレンスキーも日本軍と同じように民間人を盾に戦っているように見える。
沖縄の悲劇を繰り返してほしくない。

偏見とは恐ろしい

2022-04-18 09:22:13 | 日記・エッセイ・コラム

最近はTVのウクライナ放送をあまり見ないようにしている。
人命に対してのあまりにも軽すぎる対応にがっかりするからである。
たまたまTVをつけると、また、ウクライナ情勢をやっていた。
度々登場する女性の解説者が、「ウクライナ側からの情報なので正しいと思いますが云々・・・」としゃべっていた。
ウクライナ、欧米の情報は正しく、ロシアの情報は嘘との前提、思い込みに立って話をしている。
このような考え方が、戦闘を長引かせ、停戦を難しくするのだろう。
若くて、太平洋戦争を経験していないので理解するのは無理かもしれないが、少なくとも、大学の名を出して、専門家として解説するのであれば、もう少し歴史を勉強して欲しいものだ。