想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

AI囲碁ソフト、「Deep Zen Go」の進歩

2017-03-25 17:30:20 | 囲碁

日中韓のトップ・プロとAIの4者によるNo1決定のリーグ戦が開催された。
アルファーの進化版のマスターは、インターネット対局で、プロ棋士に60連勝していると伝えられる。
日本の「Deep Zen Go」は、まだ、そのレベルに到達していないが、日々進歩しているようである。
先日、開発者の加藤氏と話をしたこともあり、TVとインターネットで配信されたので、興味深く見守った。
第1日目は、井山対韓国、AI対中国の対戦となった。
解説を聞いていると、AIが勝勢で、左上のサルスベリを先手で決め、確実にヨセれば、勝っていたようだ。
加藤氏との話では、逆算して打っているはずだが、結果は、予想外に不味いヨセで逆転負けをしたが、随分強くなっていることは確かなようだ。
大会は、残念にも、井山がAIにも負け、全敗し、AIは1勝2敗で3位になった。
AIは、韓国、中国のトップ・プロに善戦し、井山と対戦したときには、更に強くなっていたのだろう。
一方、井山は、チャンスがありながら、又、中国、韓国に敗れた。
井山がAIにも負けたのは、日本囲碁界にはかなりのショックである。

奇妙な証人喚問

2017-03-24 19:01:59 | 政治

昨日は籠池氏の証人喚問で持ちきりだった。
もともと、民間人の参考人招致には慎重であるべきと拒否してきた自民が一転して、証人喚問に踏み切った。
籠池一人では、あまり意味ないのだが、注目度は高かった。
自民党の質問は、籠池がウソツキの印象を与える戦法を取り、本筋とはすこしずれていた。
証人喚問の目的が、安倍首相を守るためで、究明のポイントがずれている。
本来明らかにすべきは、
① なぜこのような問題のある人物の学校新設の認可妥当の判断がなされたのか。
② 国有地が不当に安く払い下げられた経緯と誰がその判断をしたのか
③ 忖度の背景(異常ともいえるスピード処理)
であろう。
証人喚問によって、新たな事実が出てきたことで、安倍夫人の証人喚問が必要になってきた。
与党は絶対に飲まないだろうが、ウヤムヤになるとは限らない。
自分たちに都合の良い基準が「適正」との考え方を改めるきっかけになれば、一歩前進である。

楽しませてくれたWBC

2017-03-22 13:55:11 | スポーツ

開幕前の練習試合では多少心配させたが、無事決勝トーナメントに進出した。
予選リーグでは、伏兵イスラエルにビックリ、韓国の敗退、キューバが予想以上に弱い等結構、接戦が続いたが、オランダ戦が一番面白かった。
C,Dリーグは、A,Bリーグ以上に強豪国が集まり、面白いが展開されたが、紙一重の差で、プエルトリコとアメリカが準決勝に進出した。
準決勝のプエルトリコ、オランダ戦は見ごたえがあった。
それにしても、オランダがこんなに強いとは思わなかったが、今シーズンは、バレンタインに悩まされそうだ。
侍ジャパンが決勝トーナメントに進出したことで、日本中が盛り上がっている。
先ほど、アメリカとの準決勝戦が終わったが、負けたとはいえ、とてもよくやった。
第1回、2回の優勝したときは、メジャー・リーガーの参加が少なかったが、今回は、本気モードの中で、互角の戦いをしたのだから、立派な成績である。
第1回、2回大会共に、予選リーグで負けながらのラッキーな優勝だったが、今回は、予選リーグ負けなしで来ての敗退とは皮肉だ。
しかし、いずれも面白い試合で、充分に楽しませてくれた。
画面で見る限り、空席が目立ったのは意外だった。

久しぶりの国立西洋美術館

2017-03-21 16:54:43 | アート・文化

久しぶりに国立西洋美術館を訪れた。
改修のための休館と世界遺産登録に伴う混雑もあり、しばらく遠ざかっていた。
65歳以上を高齢者扱いするのを改めようとの動きがあるが、西洋美術館の常設展は65歳以上無料なので、いつでも楽しむことが出来るありがたい場所である。
しかも、企画展は混雑しているが、これだけのコレクションがありながら、ゆっくりと観ることが出来る。
この日は、デンマークとの外交樹立150周年を記念してスケーエン美術館の「デンマークの芸術家村」展が開催されていた。
そのためもあり、以前の陳列が大分変わっていた。
今回は、世界遺産登録された建物についても、少し注意して見学した。
一時のブームは去ったようで、混雑もなく有意義な時間を過ごすことが出来た。

井山がNHK杯に優勝

2017-03-20 10:16:02 | 囲碁

NHK杯の決勝は、井山対一力の楽しみな対戦になった。
先日、いずれこの2人の対戦が楽しみと書いたが、すぐに実現することになった。
一力は、四天王と言われる高尾、山下、張と実力者を次々に破っての決勝進出で、一方の井山は、余、河野、伊田とこちらも現在乗っている棋士を破っての決勝進出となった。
7冠の成績を残している井山がまだNHK杯を取っていないのは七不思議の一つとも言われている。
超一流の棋士は、ほとんどがNHK杯を取っているが、高尾、山下、井山にこれまで縁がなく、トーナメント戦の難しさであろう。
決勝戦の碁は、とても見ごたえがあったが、終始井山が主導権を握り、中押しで勝利した。
これで、井山は主要なすべての棋戦のタイトルを取ったことになる。
一力には、これから何度もチャンスがあり、いずれ獲得するだろう。
これからの二人の対戦が楽しみだ。