小沢が離党して新党を結成し、党内には、鳩山という不満分子を抱え、野田政権の今後が云々されている。
小沢の離党は、党内に足を引っ張る勢力を抱えて、うまく運営できないより、むしろすっきりしただろう。
小沢という人物は、結局、自分が権力を握らなければ気が済まないようで、「一兵卒として働く」等、もともと考えてもいなかっただろう。
鳩山は、首相としての力量で証明されたように、母親から貰った金が底をつけば、ついて行く者はほとんどいないだろう。
今後は、数の問題で、国会運営は思うようにできないだろうが、参議院で過半数割れをしているのだから、大差ないと考えて腰を据えるべきであろう。
自民党は、絶対多数の横暴に対抗すると云う大義名分がなくなり、あまり無茶をやると返り血を浴びることになるので、かえってやりにくくなった。
不信任案、解散と口にしているが、選挙になれば、現在の議員の多くが落選するのは間違いないので、解散してほしくないのが議員達の本音である。
民主党は、衆院選で勝ち過ぎて、レベルの低い議員を多数抱えた結果、いずれ淘汰される運命にある。
小沢新党には、1年生議員が多く、参謀が見当たらない。選挙上手の小沢のことだから、藁をも掴む1年生議員には頼もしい存在だろうが・・・
新党の名称は、「国民の生活が第一」だそうだが、「自分のことが第一」とならないように祈ろう。
野田さんよ、政治家を志した時、まさか首相になれるとは思っていなかっただろうし、消費税の増税、TPPの推進が本当に国の為になると思っているのなら、何も解散を恐れることはない。ただ、増税はあくまで手段であり目的ではないことを忘れるな。
現在の政党の枠組みは、ガラガラポンが必要だ。
自分の役割を認識し、国民に嫌われるなら、議員にも嫌われる一仕事をして、堂々と解散せよ。