鳩山が、首相官邸前の原発反対デモに参加したと話題になっている。
お笑いもいい加減にせよと云いたい。
少なくとも、総理大臣を務め、原発推進をやりながら、今頃反対デモに参加とは、誰の目にも、選挙目当てとしか映らない。
もし、本気で参加したいなら、議員を辞職して、一市民となり参加すべきであり、その程度の常識もないようだ。
安倍、麻生、鳩山を「坊ちゃん3馬鹿」と云った男がいるそうだが、全くその通りだ。
原発反対のデモ参加者が、日に日に増えている。
日本では、「安保反対」デモ以来、あまり反対デモが行われることがなく、国民の無関心さが他国に比べて際立っているが、今回は多少異なるようだ。
私も学生時代にデモに参加したことがあるが、そのエネルギーが大変なものだった。
昨年は「アラブの春」と称され、世界各地でデモが頻発し、大きな変化をもたらした。
野田首相の様子を見ると、世の中の動きに鈍感なのか、意識的に無関心を装っているようである。
原発については、付近に断層が走っていたり、核燃料廃棄物の処理対策に目処が立っていないなど、現時点では問題が山積みである。
又、もし事故が起こった場合のバックアップ態勢も米国に比べ見劣りする。
この夏の猛暑に対応するため、大飯原発の一時的な稼働はやむ得ないとしても、常に危険を認識して稼働し、脱原発の方向性を明確に打ち出すべきであろう。
その代わり、国民は、安全の代償にそれなりの覚悟が必要になる。