(唄) ダイナ・ワシントン
福島原発の事故に関する検証が少しづつ明らかになってきているが、専門家である多くの学者も技術者も、当時は、「そういう思いに至らなかった」ということのようである。
埼玉県のお茶からセシウムが検出された。上田知事は、記者会見で、「今思えば、そうしておくべだったと思うが、当時はそういう思いに至らなかった。」という。
なんと寝ぼけたことを言っているのだろう。
当時、すでに神奈川県の茶葉からセシウムが検出され、出荷停止の措置が取られていた。埼玉県と神奈川県は隣接しており、充分に予想されることであり、その段階で、検査をして、出荷停止の措置をとっていれば、消費者の信頼は違った形になったであろう。
彼は知事に三選されたばかりであるが、今後の4年間、県政を任すに値するのだろうか。
今度、行政が、検査をして、検出されなかったので出荷を再開すると云っても、消費者はどこまで信用するだろう。
生産者には気の毒だが、風評被害は、馬鹿な行政が作り出しているといえるが、生産者も行政から通達がなかったではなく、自主的な検査や出荷自粛など、もっと自分たちの生産物を自分たちで守るという意識が必要ではないか。
各地で、自主基準に基づいて、汚染土壌の入れ替えが計画されている。私の住む隣の市の小学校でも、既に始まっているようだ。
とりあえず、日常生活に不可欠の水と食べ物につての検査体制と正しい情報が最低限必要であり、既に、情報に対して不信感が蔓延しる中で、政府、行政機関は、その払拭が最優先課題であろう。
あまり面白くない話題が続くので、ダイナ・ワシントンのスタンダード・ジャズ・ボーカルで気分直しをしよう。
彼女は、「ブルースの女王」と呼ばれているが、このレコードでは、誰もが知っているスタンダードを聴かせてくれる。
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