モダン・ジャズの誕生 : ディジー・ガレスピー楽団
昔から、二百十日には、台風がよく来たもので、9月1日は「防災の日」となっている。
大型台風が直撃するというので、国立西洋美術館に「古代ギリシャ展」を見に出かけた。最近の企画展は、混雑して、ゆっくり見ることができないが、さすがに、この日は予想が的中して、ゆっくり見ることができた。
混雑の一因はイヤホン・ガイドにあるのではないかと思う。展示品の前で、作品を見もせずに、ガイドを聴いている輩が多く、なかなか前に進まない。
ルーブル美術館で、「ミロのヴィーナス」を観たときは、周りに4,5人しかいなかった。
私は、まだイヤホン・ガイドを使ったことはないが、確かに、知識がない場合、ガイドは役に立つと思うが、先ず、自分の目で観て感じる方が良いのではないかという気がする。
会場に入る前に、紹介ビデオを見て、一通りの知識を持って、閲覧後にもう一度見れば、見方も変わり、混雑も緩和するのではないだろうか。
最も、主催者は、イヤホンの収入が減るので、面白くないであろう。
中学生の頃から、ギリシャ神話に興味を持っていたので、楽しみな展覧会であった。
今回の展示の目玉である、「円盤投げ(ディスコボロス)」、「アフロディテ(ヴィーナス)像」は、男性と女性の極められた人体美を見せてくれた。
西洋美術館の常設展に足を運んだが、ゆっくり観ると、良い作品がたくさんある。
「日曜美術館」で、地方の美術館が紹介されているが、雰囲気がよく、訪れてみたい所が多々ある。
今日のレコードは、私たちに、いろいろな想像を湧きたててくれる演奏である。
ギリシャ彫刻が後の彫刻芸術に大きな影響を及ぼしたように、ガレスピーのモダン・ジャズにおける貢献は大きい。