カンサス・シティ・ジャズ
レスター・ヤング、バック・クレイトンとカンサス・シティ・ファイブとシックス
プロ野球のセ・パ交流戦が始まった。今年は開幕がずれたので、交流戦は少々早すぎるような気もするが、新鮮な組み合わせで、楽しめる。また、今年は新人の活躍が目につき、新鮮さがある。長いシーズンなので、何があるか判らないが、これまでの経過を観ると、大分、チーム力は拮抗してきたようだが、阪神の体たらくさが目立つ。阪神と広島の選手の年俸差は、約2倍と云うから、監督の力量が試されると同時に、高給取りの選手は、厳しい目で見られるのは当然だ。1アウト、満塁、サヨナラの場面で、低めの球に手を出し、外野フライも打てない4番バッター、間に合わないのにセカンドへ悪送球し進塁させる捕手、考えずに、なんとなく野球をやっている選手に、何億もの金を払う必要があるのだろうか。
年俸と言えば、東電役員の報酬が高すぎると批判されている。給料が高いのは、議員、公務員、金融関係、マスコミ、電力・ガス、商社であろうか。総じて、生産性が低い業種が多い。
それにしても、日本人は野球好きな国民のようだ。高校野球は全試合が放映され、プロ野球も、ケーブル・テレビで、ほとんどの試合を観ることができる。
一方、マイナーなスポーツの場合、世界のトップ・クラスの試合を観たいと思っても、日本人の選手が出場していない限り、そうはいかない。
先日の、世界卓球選手権の場合も、日本選手が敗れたため、最も面白い準決勝の試合の放映はなかった。
音楽、美術、スポーツも、最高水準のものに接することにより、よりレベル・アップすると思うのだが・・・
レコードを購入する際、その演奏者の最高の演奏が収められているレコードを選ぶのに苦労する。ソロ演奏ならともかく、共演者とのバランスが難しい。
カンサス・シティ・ジャズは、ジャズ史上、重要な位置づけにある。カンサス・シティを中心に、中西部、南西部で生まれたミュージシャンが、後にニューヨークに出て、モダン・ジャズの誕生に寄与する。
モダン・テナーの父といわれる、レスター・ヤングの最盛期は1944年までであり、1938年から1944年の演奏が収められているこのレコードは、バック・クレイトン(tp)、フレディ・グリーン(g)ウオルター・ペイジ(b)他のサイド・メンにも恵まれ、とても素晴らしい。
コモドア・ジャズ・クラシックスの第9集である。
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