ジミー・ヤンシーとアール・ハインズ ピアノ・ソロ
菅総理の「脱原発宣言」が、批判を浴びている。もっと評価されてよいと思うのだが、極めて評判が悪い。同じことを言っても、云う人によって、受け取られ方の差があることの典型だろう。
同じ云うにしても、「20年後の脱原発依存社会を目指して、社会の構造変革を進める。」とでも云えば、反応も異なったであろう。
しかし、皮肉にも、100年後、彼は、脱原発の一歩を踏み出した首相として、歴史に評価されているかもしれない。
3月のブログで、空気、水、土壌が汚染されるとなると、その解決には長期間を要すると書いたが、今回の牛肉ほかの汚染を見ると、食物全体に及んでいると考えるべきであり、その範囲は計り知れない。
地球のリスクは放射能だけではないが、ここまで来ると、放射能汚染とどう付き合っていくかを考える方が現実的なようだ。
地球の進化の歴史を見ても、弱いものは、自然淘汰される。「ケ・セラ・セラ」と、ある程度の図太さが必要だろう。孫の世代が、たくましく、育ってくれることを願うばかりだ。
毎日、毎日、新聞紙上をにぎわすのは、「補償」の文字である。次から次へと、被害は拡大し、被害者の範囲は拡大するばかりである。国が補償すべきであるというが、その財源は税金である。
2015年頃に、消費税を10%に上げることが検討されている。社会福祉費用が増大し、現在の財政状況では、アメリカ同様、いずれ破綻することは、誰の目にも明らかであり、いずれ増税もやむ得ない選択となるのであろう。
しかし、金の使われ方をもっと精査するとともに、情報公開する必要がある。
原発を立地している福島県には、国と東電から莫大な金額が落ちているが、その金はどのように使われたのであろうか。今回のような不測の(可能性がゼロでない)事故の時の対策に充分な投資がされていたとは言えないように見える。
今日のレコードは、RCAビクターの“X”レーベルの再編集した名盤である。
ブギウギ・ピアノの父、ジミー・ヤンシーとスイング・ピアノの父、アール・ハインズのそれぞれの8曲のソロ・プレイである。
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