ウディ・ハーマン傑作集
円高と株価の下落が激しい。現在のEUは、ギリシャに加え、ポルトガル、スペイン、イタリア他の財政問題を抱え、アメリカは、財政赤字の拡大と景気の不透明感、日本も、同様の財政赤字問題に加え、震災の負担、そして、世界各国に共通する政治の不安定と数え上げればきりがない不安要因がある。
中国は、日本の高度成長期前に似た二重構造とクリーピング・インフレーションの問題を抱え、今後、どうカジ取りをしていくのか興味深い。
このような世界の環境を考えると、今回の円高問題は、簡単ではなく、政府・日銀による介入は、一時凌ぎにしかならないだろう。
東北の農・水産業の復興も簡単でなく、この際、思い切って、TPPを推進し、復興と補償を組み合わせて推進することが考えられないだろうか。
現在の政治家に、このような難しい問題を任せられる人材は見当たらず、神風を期待するしかないのだろうか。
私たちの若い頃は、いろいろ苦しかったが、少なくとも、将来に期待があったことは事実だ。その点、現在の閉塞感は、若い人たちにはやりきれないであろうが、一方、もっと覇気を持ってほしい気がする。
暑さと閉塞感を吹き飛ばしてくれるレコードを選んだ。
「THE HERD」と呼ばれたウディ・ハーマンとセカンド・ハード、ウディ・ハーマン・オーケストラの演奏が収められている
彼自身は、クラリネット、サクソフォーン奏者で、1930年代から40年代にかけて、ビッグバンドのリーダーとして活躍した。最盛期のバンドから、多くの優れたジャズ・ミュージシャンを輩出した功績は大きい。
大阪のニュー・ポート・ジャズ・フェスティバルで来日した時に聴きに行ったのは、もう随分昔になる。
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