柳瀬元秘書官の参考人質疑中継を見た。
与党の質問は、事前に充分に打ち合わせが行われたことがミエミエで、回答もメモを見ながら、注意深く読んでいた。
これまで否定していた官邸での加計との面会は認めたものの、首相との関係だけは、かたくなに否定し続けた。
愛媛県、今治市の関係者の出席について認識がないといっているが、担当者が、面会者についての情報を整えるのは当然の事前業務であり、知らないはずはない。
加計だけ、何度も会っていながら、異常と感じないのはいかにも鈍感すぎる。
参考人であるので、ウソをついても、特段問題にはならないことを見越してのことだろう。
ただ、聞いている者には、「ウソだろ」と思わせるには、充分な内容だった。
与党が呼んだ八田座長に至っては、田舎芝居であった。
江田元総理秘書官が指摘したように、もし本当だとしたら、余程レベルの低い秘書官で、その後出世することはないだろう。
この問題が、このまま、ウヤムヤになったら、日本は後進国の烙印を押されても仕方ないだろう。