三井記念美術館で「村田コレクション」の展覧会が開催されている。
最近、テレビでも明治時代の超絶技巧の工芸品が紹介されている。
京都清水3年坂美術館の並河靖之らの見事な七宝作品は、TVの画面でなく本物を自分の目で見てみたいと思っていたら、七宝だけでなく、牙彫、漆工、刺繍絵画等の百点以上の村田コレクションの名品が公開され足を運んだ。
これらの多くの作品は、明治政府の方針で海外輸出用として作成されたため、これまであまり目にする機会がなかったが、これだけの数の作品を一度に見る機会はないだろう。
毎年、三越で「日本伝統工芸展」が開催され、日本の伝統工芸のレベルの高さを示しているが、明治時代の工芸品のレベルを見直す良い機会でもある。
NHKスペシャル番組でも取り上げられた「故宮博物館の至宝」の展覧会が国立博物館で開催しており、混雑を避けて見に行きたいと思っている。
それにしても、人間の手で良くこれだけのものを作ったものだと感心する。