熱中症のニュースが流れているので、できるだけ外出を控えているが、浜松町の貿易センターに所用があり、久々に都内へ足を伸ばした。
浜離宮恩賜庭園へは何度か足を運んだが、旧芝離宮恩賜庭園へは行ったことがなかったので、ついでに立ち寄ってみた。
夏枯れで、花が何もないのが寂しいが、石組みに見どころがある。
老中の大久保が将軍家から拝領したとのことで、東京には江戸の大名屋敷跡が庭園として残っているのがうれしい。
木陰で休んでいると、都会の喧騒とは無縁である。
浜離宮同様、池に海水を引き入れ、潮の干満による景色の変化を楽しんだのだろう。
暑いのでどうしようかと迷ったが、「ぐるっとパス」を購入して、1か所しか行っていないので、これまで行ったことのない美術館を訪れることにした。
一つは、「アクセサリー・ミュージアム」である。
山手線から東横線への乗り換えの不便なのには参った。
「ファンシー・エッグ」展もなかなか興味深かったが、常設のコレクションも見ごたえがあり、暑い中訪れた甲斐があった。
次の訪れたのは、「郷さくら美術館」で、名前の通り、桜の絵のコレクションが見もののようであるが、「動物図鑑」のコレクション展が開催されており、加山又造の桜の展示がなかったのが残念であった。
中目黒から帰宅の途に就いたが、今度は急行で乗り換えなしで、副都心線に乗り入れ、予定より早く着いた。こちらは随分便利になったものだ。