決勝はドイツとアルゼンチンになった。
それにしても、ブラジル対ドイツの試合は期待外れであった。
ブラジルは、地元大会で、国民の優勝への期待は高かったが、若いチームで、プレッシャーの中、どこまでやれるか疑問もあった。
全体的にレベルは高いものの、FWは、実績的にもやや見劣りし、攻撃の要のネイマールが負傷、守の要のキャプテンのジウゴ・シウバが累積イエローで出場できないとあっては、飛車角落ちで、苦戦が予想された。
それでも、まさかこんな試合になるとは予想できなかった。
若いチームだけに、リードされ、キャプテン不在でパニックになり、ヴィシャス・サークルに落ち込んだようだ。
一方のドイツは、リードにより、プレーに余裕が出て、素晴らしい試合を展開した。
前のブログで、怪我人とイエロー・カードが大きく左右するだろうと書いたが、正にその通りになった。
ベスト・メンバー同士の好試合を期待したのだが、残念である。
折角のワールド・カップ準決勝が色あせてしまった。早起きが台無しである。
一方、アルゼンチンとオランダの試合は、ワールド・カップの準決勝にふさわしい試合であった。
デマリオ不在のアルゼンチンの得点力に不安があったが、PK戦で見事決勝に進出した。
休養日が1日長く、楽な戦いをしたドイツがやや有利だが、彼が戻ってくれば、面白い決勝戦になるだろう。
3位決定戦のブラジルは、キャプテンが戻ってきてどんな試合をするだろう。奮起を期待したい。
本来なら、どちらの組み合わせが決勝戦でもおかしくないのだが・・・